藤沢版【8月22日(金)号】
藤沢駅北口サンパール広場で市消防局が公開した啓発動画に目をやる通行人ら=18日撮影

救急車の出動がひっ迫 市が適切利用を呼びかけ

 救急車の出動件数が市内で増加している。市は13日、公式LINEアカウントで出動がひっ迫している事態を通知。こうした状況が続けば救急搬送に遅れが生じる懸念があり、市消防局は救急車の適時適切な利用を呼びかけている。

 市内には現在、15台の救急車が配備されている。市消防局によると通常は通報場所から最も近い救急隊が出動するが、通報が集中すると他エリアの救急隊が駆けつける場合もあるという。

 その結果、出動可能な台数が一定数を下回ったり、現場到着に時間がかかったりすることが見込まれる場合に、市から「ひっ迫のお知らせ」を通知する決まりだ。2024年度に5回、今年度は8月19日時点で3回通知している。

増加の一途

 市内の救急出動件数は年々増加傾向にあり、23年には過去最多の2万8013件を記録。救急隊1隊あたりの年間出動件数は1868件に達した。市救急救命課の担当者は「市内の人口増加や高齢化が影響しているのでは」と推察する。

 これに対応するため、23年度に需要の高い地域へ柔軟に出動できる機動救急隊の運用を開始した。

 ただ今後も市内の人口や高齢者層の増加により救急需要の増加が続く見通しで、財政負担の面から部隊新設も容易ではない。そのため市では、救急車の適切利用の呼びかけや予防救急など根本的な救急需要を抑える取り組みを進めている。

軽症は35%

 同課によると、23年度に市内で救急搬送された2万5557人のうち、35・6%にあたる9095人が軽症だった。近年では、定期的な通院のために救急車を呼ぶなど、緊急性の低い通報事例も複数あり、「重症患者は時間が経過するにつれ、救命可能性が下がっていく。緊急性が高くない出動が増えると、守れる命も守れなくなってしまう」と切実に話す。

迷った時の対応

 一方で、同課は救急車の「呼び控え」も懸念する。突然の激しい頭痛や胸部の圧迫感、体のしびれ、意識がもうろうとする、けいれんが止まらない、大量の出血があるなど命にかかわる症状がある場合は、「ただちに救急車を呼んでほしい」と話している。

 救急車を呼ぶべきか迷う場合、電話でアドバイスを受けられる制度もある。かながわ救急相談センター(♯7119)は県のサービスで、緊急性の判断や受診可能な医療機関の案内が受けられる。ふじさわ安心ダイヤル(【フリーダイヤル】0120・26・0070)は24時間体制で専門スタッフに心身の健康や受診相談ができ、救急車が必要と判断された場合には直接通報へつなげることも可能だ。
優勝トロフィーを手に喜びを見せるメンバー=同部提供

湘南工大附テニス部 インハイ男子団体が2連覇 圧倒的強さで6度目の栄冠

 全国高校総体(インターハイ)のテニス競技団体戦が7月28日から8月4日まで、広島県で開かれ、湘南工科大学附属高校(辻堂西海岸)男子テニス部が優勝に輝いた。昨年に続く2連覇を果たし、6度目の栄冠をつかんだ。

 同部は昨夏、11年ぶりに優勝した。ジュニア日本代表だった松村怜選手(3年)や川西飛生選手(2年)、全中ベスト4などの戦歴を持つ名雪楽工選手(3年)が昨年同様にチームをけん引。4月入学の奈良恒輝選手と櫻井義浩選手も加わり、全国トップクラスの実力を持つチームとなった。

 主将を務めた松村選手は「世界を目指すメンバーもいる中で、インターハイ優勝は通過点だった」と話す。

 団体戦では、1校につき5選手がダブルス1組とシングルス2人に分かれて対戦した。同部は初戦の沖縄尚学戦でダブルスに黒星がつくも、それでギアが入り、3回戦から決勝は全てストレート勝ち。圧倒的な強さで頂点まで登り詰めた。

 「川西が安定して勝ってくれたのが大きかった」と振り返り、「勝って当たり前という雰囲気があってプレッシャーも感じたけれど、実際に勝ち進められてほっとした」と松村選手。チームを指揮する瀬野圭紀監督は「個性の強いメンバーがそろい、春の全国でも優勝したため追われる立場という緊張感があった。その中で優勝できたことは選手の自信につながったはず」と話した。

個人戦でも好結果

 個人戦でも、選手たちは活躍した。男子シングルスで奈良選手が、男子ダブルスで松村選手と名雪選手が準優勝した。

 また奈良選手は今月末からアメリカへ留学。プロとして活動する錦織圭選手を輩出したIMGアカデミーに所属する。他の4選手も30日から開催する全日本ジュニアテニス選手権への出場が決定しており、メンバー全員が国内外での活躍が期待されている。

(一社)神奈川県サッカー協会の5代目会長を務める 河野 雅道さん 六会在住 66歳

サッカー愛で協会牽引

 ○…幼児から学生そしてシニアまで、幅広い年齢層の選手の競技支援を行う県サッカー協会。フットサルも含め約5万5千人の選手が登録する団体の会長に、このほど就任した。シニア選手層の増加を受け、「純粋にサッカーを楽しみたいという人も増えているのでは」と推察。そのためにも「支える側の人も増やして活動を充実させたい」と目標を語る。

 ○…協会歴は、22歳で高校の教員としてサッカー部に携わるようになってから40年余り。教員を定年退職した6年前までは二足のわらじで。大会運営の他、審判や選抜選手を育成するトレセンコーチなど幅広い分野で活動した。2002年の高知国体では代表監督も務めた。定年後は専務理事として対外窓口の激務をこなした。これもサッカーへの恩返し。

 ○…山口県出身。高校生からサッカーを本格的に始め、指導者になりたいと、大学入学に合わせ上京。卒業後は大学サッカー部の先輩が教鞭をとる神奈川県で教員になることを選んだ。初任は開校から歴史が浅い大清水高校(現・藤沢清流高校)。若い高校に赴任したことが気持ちに火を着け、「教え子たちを優勝に導く。それまでは地元に帰らない」と意気込んだ。「結局優勝できず、そのまま定年まで神奈川にいることになった」。これもまた「運命」。

 ○…現在は数十年ぶりにプレイヤーとして、教え子たちと同じシニアチームでボールを追う。最近の試合では「人生初のイエローカードをもらった」と笑う。「教え子たちに負けないという気持ちで切磋琢磨している」とも。目指すのは生涯スポーツと選手育成の両面を担う日常にサッカーがある環境づくり。そのために、今までの経験や長年の人脈を通じて県全体の活性化を誓う。

イメージ写真=辻堂市民センター提供

「辻堂の坂」を旗に 31日まで写真募集

 辻堂の魅力を感じられるような写真をのぼり旗にし、まちへ掲出する「辻堂ストリートギャラリープロジェクト」が始まった。辻堂まちづくり会議の主催。8回目を迎える今年のテーマは「坂」。同会議は写真を募集中だ。31日(日)まで。

 のぼり旗の展示場所は、辻堂市民センターと湘南工科大学を結ぶ、高砂小、高浜中、浜見小、白浜養護学校に面する自転車歩行者専用道路「湘南ニコニコロード」。ここをストリートギャラリーに位置づけて彩り、多くの人に足を運んでもらい、辻堂の魅力を再発見することを目指す。

 同大の学生協力の下、応募写真を縦150cm×横45cmののぼり旗に加工。30本を掲出する。30件以上の応募があった場合、のぼり旗にする作品は抽選となる。落選作品は当選作品と共に市ホームページに掲載する。

 写真はe―kanagawa電子申請システム、またはメール(fj-tsuji-c@city.fujisawa.lg.jp)から応募する。

 問い合わせは同センター地域づくり担当【電話】0466・34・8661(土日祝は除く)。

聖地でヨットを楽しもう 10月4日、5日 セーリングフェスタ

 過去2度のオリンピックで競技会場となった"セーリングの聖地"江の島ヨットハーバーで10月4日(土)と5日(日)、「ふじさわセーリングフェスタ」が開かれる。

 当日、参加者はインストラクター同乗のもと、小型2人乗りヨットを操船。未経験者でも安全にセーリングを楽しめる。

 時間は両日とも午前9時・10時・11時・正午・午後1時からの5部制で、対象は小中学生各回10人(抽選)。参加費は1千円。

 参加希望者は9月13日(土)までに(公財)藤沢市みらい創造財団のHPから申し込む。

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作品の一部(本人提供)

ままだ兄弟 心和む作品展

 藤沢市に住む貼り絵作家のままだつよしさん、 油彩や水彩画を制作する画家のあきらさん兄弟による作品展が26日(火)〜31日(日)、藤沢市民ギャラリー(南藤沢21の1 ODAKYU湘南GATE6階)展示室1で開かれる。午前10時〜午後7時(日曜は5時まで)。

 和紙を使い、懐かしさを感じさせる貼り絵25点、風景や静物などのモチーフを自由に組み合わせた油彩・水彩画15点が展示される。入場無料。

 詳細はままだつよしデザイン事務所【携帯電話】070・2178・6547。

行き交う人々に署名を求める高校生ら

高校生らが核廃絶訴え 辻堂駅前で平和行動

 終戦から80年を迎えた15日、市民有志による集会「不戦のちかい 平和行動」が辻堂駅北口デッキで行われた。護憲派の団体や個人約80人が参加。駅利用者らへ戦争の悲惨さや平和の尊さを訴える大人たちに交じって、高校生5人の姿もあった。

 集会は「敗戦の日」(同日)と「開戦の日」(12月8日)の年に2度実施。参加者は合唱やバンド演奏、「NO WAR」と記載されたプラカードを手にするなど思い思いの形でこれまで21年間、反戦を呼びかけてきた。

 全国の平和活動団体が1998年から国連に派遣しているのが「高校生平和大使」。17都道府県から選ばれたうちの一人、逗子開成高校1年の青栁潤さん(川崎市在住)は「いま世界ではミサイルが飛び交っている。苦しみ続けている人がいる。武力ではなく、話し合いで解決を」などとスピーチした。

 その後、核兵器廃絶や平和の願いを国連に届けるために署名を集める「高校生一万人署名活動」を行った。全国で1年間に集まった署名の数は11万1071筆。この日も足を止め、署名にペンを走らせる人もいた。

小中学校の体育館 空調設備の設置状況は 今年は8校に新設

 藤沢市は、54市立小中学校のうち、今年新たに8校の体育館を対象に空調設備を整備する。

 対象校は御所見・八松・新林・大鋸・駒寄・大清水小学校、および善行・大清水中学校。整備費として今年度当初予算案の小中学校施設環境整備事業費に盛り込んだ。運用は今年12月を予定している。

 前年度から始まった整備事業。例年続く猛暑を受け、授業や地域イベントでの暑さ対策や災害発生時の避難所の利用に配慮することなどを目的とする。昨年度は6校(本町・大道・大庭小、および秋葉台・滝の沢・湘南台中)に設置し、今年6月に運用を開始。今夏に利用できる形となった。

 設置は2028年度末までに、再整備計画のある4校(辻堂・片瀬・鵠洋小、および鵠沼中)を除く50校で行われる計画。設置順について市学校施設課は「体育館以外の校内の空調設備の改修と合わせて行うため、それらが老朽化している学校が優先となる」と説明している。

 再整備校のうち、辻堂小と鵠沼中は28年、鵠洋小は30年の設置を予定しており、片瀬小は現在設置時期を検討中としている。同課は「設計上の都合により、この予定にしている」と話している。

 県内では今年5月1日時点で、公立小中学校(避難所指定校分の棟数)の体育館、および武道場1409棟のうち、現在15・3%の216棟で空調設備が設置されている。藤沢市は今夏、55棟中(1997年に設置済みの白浜養護学校含む)10・9%が設置されている。同課は「市民の皆さんに待ってもらってていることは把握している」と話す。

 先月30日のカムチャッカ半島沖地震による避難指示では、空調設置済みの学校が避難所として利用されることはなかった。沿岸部の学校では、夏休みのため体育館以外の校舎が利用された。同課は「引き続き、防災の観点でもなるべく早い設置の必要性を認識している」とした。

イベントチラシを手にする岩田代表(右)と福島千佳子副代表

医療的ケア児の"好き"発見 市民団体がおもちゃ企画

 医療的ケア児とその保護者を対象としたイベント「みんなのすきをみつけよう!」が9月23日(火)、藤沢市役所分庁舎2階で開かれる。「藤沢市医療的ケア児と家族と支援者の会 HOMIES」の主催。「難病の子どもたちにこそ"遊び"の時間を」という思いの下、県立こども医療センター「病児と家族のおもちゃと遊びのボランティア シャボン玉」で活動するメンバーを招き、あらゆるおもちゃの中から好きなものを見つける。

付き添いで休退職も

 医療的ケア児は人工呼吸器や胃ろうなどを使用し、たんの吸引や経管栄養といった医療的ケアを日常的に必要とする子どもを指す。厚生労働省の調査では全国に約2万人いるとされ、過去20年でおよそ2倍に増加。医学の進歩を背景にNICU(新生児特定集中治療室)など高度な医療施設で助けられなかった命を救うことが可能になったためだ。藤沢市こども家庭センターによると、市内の対象者は今年4月時点で63人いるという。

 医療的ケア児が保護者の付き添いがなくても、学校生活で必要な支援が受けられることを盛り込んだ「医療的ケア児支援法」の施行から4年。しかし文部科学省の調査(昨年5月時点)によると、幼稚園、小中高、特別支援学校に通う9500人のうち、6割近くの保護者が付き添いをしており、仕事を休退職する人もいるのが現状だ。

「社会変える力を」

 HOMIESの岩田陽子代表らメンバーは、クリニックや保育園などで小児と関わる看護師。医療的ケア児の保護者と接する中で、当事者同士の接点がないことに気づいた。「自分のせい」と精神的に追い込まれていく母親の姿も見てきた。

 「互いの思いを身近に分かち合える場をつくろう」と昨年11月、団体を発足。翌月と今年3月には「おしゃべり会」を開催した。会は好評で、その後もLINEで悩みを相談し合ったり、ランチ会や公園へ一緒に散歩したり、安全安心に足を運べる外出先を情報交換したりする参加者が多くいたという。岩田代表は「皆の気持ちも少しはほぐれたと思う」と話す。

 参加者が会員となり、現在市内を中心に約30人で活動する。学校への付き添いの他、災害時の備えや成人後の受け皿など課題は山積みだが、岩田代表は「ただ会を楽しんで終わりではなく、今後の生活にプラスをもたらしたい。例えば音楽会に行くなど、できないことをできるようにし、住みやすい地域を仲間と作っていけるような社会を変えられる強い力を得られれば」と展望を語った。

 イベントでは、世界のおもちゃ約50点を詰め込んだセット「あそびのむし」で遊ぶ。参加費3500円(お土産付き)。

 申し込み、問い合わせはメール(homies.fujisawa@gmail.com)。

真剣な表情でファンデーションを顔に塗る参加者

「きれいかしら」 化粧でシニア生き生き

 スキンケアやメイクで健康寿命の延伸を目指す「いきいき美容教室」が18日、大庭にある住宅型有料老人ホーム「藤沢エデンの園一番館」で行われた。参加した入居者18人が、化粧品製造・販売大手の資生堂ジャパン(株)(東京都港区)のプロから手ほどきを受けた。

 「化粧の力で介護予防」を掲げる同社では、心身機能や生活の質の向上が期待される「化粧療法」を取り入れた教室を全国で開いている。

 教室では同社の谷岡加奈子さんが講師を務め、身だしなみや化粧で得られる健康長寿の秘訣には「運動」「食事」「交流」の3つの要素があると説明。その後、口腔機能改善に向けた唾液の分泌を促すマッサージやメイク術を伝授した。

 若く見える眉の描き方といったテクニックを教わった参加者は、鏡とにらめっこしながら約1時間でメイクを完成させた。「明るくなったわね」などと会話を弾ませた。90代の女性は「口紅なんてしばらくぶりよ」と少し照れ臭そう。谷岡さんは「鏡を見る時間は自分を見つめる時間。今後も生活の中に取り入れてもらえれば」と期待した。
実行委の齋藤さん(中央左)有村さん(同右)と協力するカフェのスタッフ

大人がつながる美味しい夜 30日 地域のビアガーデン

 地域の大人が気軽につながれる場を作ろうと8月30日(土)、カフェノビシロ(亀井野4の5の8)を会場にイベントが開かれる。企画したのは子育て真っ最中のママを中心に有志が集って結成したゆるフェス実行委員会。地元飲食店に協力を呼びかけ実現した。

 「ムツアイ・チル・ナイト」と名付けられたイベントは、地域の小さなビアガーデンを合言葉に、会場となる同カフェのほか、六会や湘南台地域の飲食店6つのメニューが楽しめるイベント。午後3時から8時半まで入場無料で行われ、テイクアウトもできる(飲食は有料)。

 実行委代表の齋藤夏海さんと有村真祐さんは4月に子育てママがゆったり楽しむことをコンセプトに「ゆるフェス」を開催し、2千人を集めた。その手応えを元に今度は「子どもたちを見守ってくれる地域のみなさん、大人が主役のイベントを」と企画。人と人をつなぐことをコンセプトにした地元カフェノビシロに持ち込んだ。

 「大人のつながりも強めていけば、地域の安全安心にもつながるし、お店を知ってもらえれば地域活性にもつながる」と齋藤さん。有村さんは「地名の六会は睦み合うからも来ている。新たな出会いの場になればうれしい」と思いを語った。

 詳細はゆるフェス実行委員会のインスタグラム公式ページで。

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巨大な山車と氏子や来場者でにぎわう境内

名物の人形山車 人々を魅了 皇大神宮例大祭、盛大に

 「烏森(からすもり)神社」の愛称で親しまれる皇大神宮(鵠沼神明)で17日、例大祭が行われた。名物の高さ約8mの人形山車の他、威勢の良い囃子や太鼓で市内外から訪れた見物客を楽しませた。

 人形山車は、明治中頃に同神社の9つの氏子町内によって作られた。歴史上や伝説上の人物を象った人形が立っている。

 例大祭当日は、例年同様「浦島太郎」や「徳川家康」、「那須与一」、「源頼朝」などを象った8基の人形山車が町内を練り歩きながら鳥居前に集結。巨大な山車が集まる勇壮な姿に、多くの来場者がカメラを向けていた。その後、3基ずつ囃子や太鼓を披露。猛暑以上の熱気で会場を包んでいた。

投球フォームに入る鈴木さん=15日、烏森公園で

明治中3年 鈴木さん 「目指すは全国制覇」 軟式野球の県代表に

 明治中3年の鈴木桜さんが、神奈川県中学生女子軟式野球の選抜チーム「神奈川やまゆりクラブ」のメンバーに選ばれた。今春行われたセレクションには45人が参加。持ち前の投球が評価され、最後まで勝ち残った。

 鈴木さんは2歳上の兄の影響で小学4年から野球を始め、6年の時にも軟式野球の代表に選ばれた。メインのポジションはピッチャーで、「コントロールとキレのあるストレートに自信がある」と自負。鋭い直球でバッターを抑えていく。

 男子との力の差を感じて、中学入学後はソフトボール部へ。しかし「やっぱり野球が一番好き」と思い直し、2年の秋から野球部に転部した。現在、唯一の女子部員として練習に励む。

 同チームはきょうから京都で行われる「全日本中学女子軟式野球大会」に出場する。初戦の相手は岐阜代表。鈴木さんは「練習を頑張ってきたから不安はない。神奈川県初の全国優勝を目指しピッチングで貢献したい」とした上で、「支えてくれる両親に良い報告をしたい」と語った。

イノベーションゲートウェイ湘南ロータリークラブ 会長 海野 章さん

 発足当初からクラブに携わり続け、活動5年目となる今年は会長に就任した。「クラブメンバー同士、地域と人など、さまざまなものを”つなぐ”1年にしたい」と意気込む。

 「イノベーションとまちづくり」をクラブの基軸に掲げている。設立から変わらない思いを新メンバーにも継承し、一層の団結を図っていきたい考えだ。

 藤沢市村岡と鎌倉市深沢、市境を跨いだ活動拠点を持つ同クラブ。昨年着工された村岡新駅(仮称)や健康医療の研究開発拠点「湘南ヘルスイノベーションパーク」を中心としたまちづくりを念頭に置き、2市の交流や連携にも力を注ぐ。

 今年は秋から冬にかけて、両市から子どもたちを招いたスポーツイベントを計画。「まずはスポーツで両市の交流を深めてもらえたら」と明るい笑顔を見せた。

藤沢南ディスカバーロータリー衛星クラブ 議長 秋吉 紀哉さん

 高齢化や会員増強が全国的な課題となっているロータリークラブ(RC)。将来を担う人材を確保することなどを目的に、藤沢南RCを親クラブとし、2023年に産声を上げたのが衛生クラブだ。今夏、3代目の議長が決まった。

 新議長の姿は先月、辻堂海水浴場にあった。子どもに夏の思い出を作ってもらおうと、海の家に絵を描くイベントを藤沢南RCと共に開催。玉の汗を流しながら支えた。

 クラブを運営する上で重きを置くのは「懇親と増強」。これまで築いた人脈を生かし、会員は他県を含めて30人いる。自身は過去に藤沢青年会議所などでも活動。「奉仕はこれまでの活動の延長。地域に還元できる事業を展開し、たくさんの人の心を響かせたい」。「ディスカバー(発見)」の名の通り、伝統と革新を融合させながら活動に厚みを持たせていく。

鋭い蹴りを見せる韓国・保寧市から来た子どもたち

姉妹都市と武道交流 韓国・保寧から訪問団

 藤沢市と姉妹都市関係にある韓国・保寧市から青少年訪問団が来日し、15日に秩父宮記念体育館で、韓国の国技であるテコンドーと日本の伝統武道の空手を通じた武道交流を図った。

 保寧市から訪れたのは小中高生12人と指導員、市職員ら7人。藤沢市側は市空手道連盟に所属する小中学生14人が参加し、それぞれ型の披露や組み手などを行った。来日した小学6年の男子児童は「日本に来るのは初めて。でも楽しい。新しい友達も作ってみたい」と目を輝かせながら語った。

 両市はこれまで異文化理解を目的に、サッカー交流やホームステイなどを実施してきた。藤沢市の担当者は「言葉がいらないスポーツを通じ、互いの存在を身近に感じてもらいたい」と話した。

キリリと鋭い眼光で「バチン」と強烈な音を立てながらサンドバッグを叩く岩崎広さん(上)、誇らしげな表情でチャンピオンベルトを掲げる娘のさちさん(下)

本町在住 岩崎広さん 不屈の精神、リングで体現 おやじファイトで王者獲得

 "おやじ"たちを魅了するボクサーがいる。本町に住む岩崎広さん(33)は10日、後楽園ホール(東京・文京区)で行われた中高年らのボクシング大会「ザ・おやじファイト」に出場。R30・ライト級の王者を獲得した。岩崎さんは「たとえ年を重ねても一生懸命に向き合えばナンバーワンになれることを証明できた」と笑みをこぼす。

 おやじファイトはOFB実行委員会が運営する30歳以上の競技経験者らが出場できる大会。2006年から始まり、2分3ラウンド戦って年代や階級別に王者を決める。

 岩崎さんは座間市出身。東海大学進学後にキックボクシング部の門を叩き、2年生の時には全日本学生王者に輝いた。その後プロに転向。メキメキと頭角を現し、新人王も手にするなど15戦11勝3敗という好成績を収めた。

 大学を卒業すると消防士の道へ。ただ社会人になっても競技は続けた。リングネームは「ファイアー岩崎」。白旗神社や遊行寺周辺がロードワークのコースで、湘南藤沢ボクシングフィットネスジム(藤沢)で日々鍛錬を積む。マネージャーの住友将吾さん(37)は「手数が多く、攻撃的なファイター。打たれても前に出る気持ちの強さがある」と太鼓判を押す。

 「勝っても負けても自己責任。1戦1戦、命懸け」と独自のボクシング論を展開する岩崎さん。常に自身に甘さがあると認識し、大会へ向けた準備を怠らない。そんなストイックな岩崎さんを応援する人も多い。先の大会では同僚や同級生の他、共に活動するおやじの会「藤小応援団」メンバーも会場に駆けつけた。大きな声援を背中に受けた岩崎さんは「皆、温かかった。力になった」と感謝する。藤沢小学校6年の娘、さちさんも「ルールはあまり分からなかったけれど、かっこ良かった」とチャンピオンベルトを見つめる。

 次なる挑戦の舞台に岩崎さんが選んだのは、12月の全日本社会人ボクシング選手権大会。「またきっと倒しますよ」。勇敢な心と一撃強打を兼ね備えた屈強なボクサーがさらなる進化を遂げるため、ゴングを待つ。
藤沢クラブのメンバー(県大会優勝時より)=同クラブ提供

藤沢クラブ、ベスト8に 中学生ビーチバレー

 市内の鵠沼海岸で17日に開催された全日本ビーチバレーボールU15選手権大会男子の部で、藤沢クラブが健闘。全国の強豪が集まる中、ベスト8入りの好成績を収めた。

 藤沢クラブは1日に行われた県大会で4連覇を成し遂げ、全国にコマを進めた。

 全国大会は予選の3チーム総当たり戦の順位ごとに決勝トーナメントを行う。1位トーナメント優勝が日本一となる。

 藤沢クラブは予選リーグを1位で通過し、1位グループが集まる決勝トーナメントに挑戦。初戦は危なげなく突破するが2回戦目のデュースにもつれ込む接戦で勝ちきれなかった。

 クラブ代表で市のバレーボール協会会長を務める荒井勝男さんは「メダルには届かなかったが健闘した」とし、また試合に出られなかったメンバー含め25人が会場設営などに貢献。「開催地のチームとして誇らしく思う」と称えた。

多ジャンル音楽そろう Fプレイスでコンサート

 Fプレイスホールで8月24日(日)に「みんなで交流コンサート」が開催される。入場無料。開演午後1時半。

 当日は藤沢から全国で活躍する湘南ドルフィンズ・マーチングバンドによる『赤い靴』などの演奏や、用田の製造業・(株)ニッセイエコ社員による雅楽隊「雅狼―GARO―」による『平調 越天楽』などの演目、合唱サークル「ふじさわフレンドリーシンガーズ」の合唱など、ジャンルや年代、地域を超えた音楽を楽しむことができる。

 事務局となる本町の音楽バー・クラジャの西貝成一さんは「どのジャンルが好きな人も楽しめるコンサートになっている。ぜひお越しいただければ」と呼びかける。

 問い合わせは西貝さん【携帯電話】090・8510・4366。

江の島をバックに夜空に浮かび上がるドローンによる龍神

江の島の夜空に幻想的な光

 片瀬西浜・鵠沼海水浴場で19日、ドローンショーが行われ、幻想的なアートで夜空が彩られた。江の島海水浴場協同組合の主催。

 江の島に語り継がれる「天女と龍神」の神話をテーマに、500機が龍神や天女、ハートなど光で壮大なストーリーを描き出した他、湘南を連想させるサーファーや波、江ノ電、クラゲも浮かび上がった。色や形が変化したり、立体的に動いたりするたびに砂浜に詰めかけた多くの人から大きな歓声が起こった。その後、5、4、3,2,1とカウントダウン。江の島マイアミビーチショー夏花火が打ち上げられた。

 音と光が一体となったショーをうっとりした表情で眺めていた鎌倉から訪れた20代のカップルは「まるで映画のようで感動した。いつかまた見てみたい」と終了後も余韻に浸っていた。

インタビューにこたえる中山さん

11月8日・9日、藤沢市民会館 オペラ『羊飼いの王様』に出演 中山美紀さんにインタビュー

 11月8日(土)、9日(日)に藤沢市民会館大ホールで上演される若きモーツァルトが作曲したオペラ『羊飼いの王様』。暴君の娘・タミーリ役を演じる中山美紀さんに、公演の見どころや作品への思いを伺った。

  ◇  ◇

 『羊飼いの王様』は、自身が王の血筋とは知らずに育った羊飼いが主人公。「真の偉大さは血筋ではなく心にある」というテーマのもと、登場人物それぞれの誠実な心や愛情が描かれる。中山さんは「悪役がおらず、登場人物全員がいい人。誰もが誰かに感情移入でき、最後はみんなが幸せになる心温まる物語です」と魅力を語る。

 中山さんが演じるタミーリは、元は王女でありながら羊飼いとして生きることになる、主人公と対をなす役どころ。「人生の波にもまれながらも純粋な愛を貫き、最後は報われる。『自分の心に正直でありたい』と私も思っているので、共感します」と語る。

 普段はバロック音楽を専門とする中山さんにとって、オペラはあまり歌ってこなかった分野だ。「初めてバロックオペラに出演したときは、演技ってどうやるんだろうと恥ずかしさもありましたが、少しずつ慣れてきましたね。『羊飼いの王様』はモーツァルトの初期作品で、バロックの香りも感じられる作品です」。また、演奏会形式で行われるので、「役になりきり、声で人物像を表現することに集中したい」と意気込む。

 テノールとソプラノという高音域の歌手のみで構成される点も、このオペラの大きな特徴。5人の出演者全員にアリア(独唱曲)もある。共演者も小堀勇介さん、砂川涼子さん、森麻季さん、西山詩苑さんと実力者ぞろいだ。「皆さん素晴らしい方ばかりで、リサイタルとか公演とか伺わせていただいてるんです。一緒に歌えるなんて、ドキドキします」とにっこり。神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏とともに、心に響く歌声を届けることを誓う。 

 ■オペラ『羊飼の王様』全2幕(演奏会形式/イタリア語上演・日本語字幕付)▽日時=11月8日(土)・9日(日)午後2時開演▽場所=藤沢市民会館(藤沢駅南口徒歩10分)▽指揮=園田隆一郎▽出演=小堀勇介、砂川涼子、森麻季、中山美紀、西山詩苑▽管弦楽=神奈川フィルハーモニー管弦楽団▽料金=全席指定でS席6千5百円、A席5千5百円ほか。25歳以下S席・A席2千円ほか▽予約はチケットかながわ【電話】0570・015・415(10時〜18時)

ずぶぬれ消防イベント

藤沢市北消防署による地域交流イベントが23日(土)、市消防防災訓練センター(石川3417の1)で開かれる。時間は午前9時30分から11時30分。雨天等で中止となる場合あり。暴風雨・放水・煙体験や缶バッジ・ホースコースター作成、車両・資機材展示などが主な内容。また市公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」も登場する。駐車場に限りがあるため、同署は六会日大前駅西口発着のシャトルバスの利用を呼びかけている。

真剣な表情で体験する子ども(右)

小学生45人が「薬剤師」に

 (一社)藤沢市薬剤師会が3日、「こども薬剤師体験教室」をミナパークで行った。

 薬剤師の仕事を身近に感じてもらおうと同会が毎年行っている恒例企画。今年は定員を大幅に上回る応募があり、2部制に定員を増やして実施され、小学生45人が参加した。

 参加者は白衣に身を包み、菓子を使った模擬調剤などに取り組んだ。体験後、子どもたちからは「緊張したけれど楽しかった」「薬剤師に対してさらに興味が持てた」といった感想が上がった。

 同会担当者は「子どもたちに楽しんでもらえたようでうれしい」と話し、「10月の薬剤師会イベントでも、子ども向けにプチ体験会を行うのでぜひ遊びに来てほしい」と呼びかけた。

日本語スピーチコンテスト 9月25日 ミナパーク

 日本で介護の仕事に携わる外国人材が、日頃の学びの成果を披露する「日本語スピーチコンテスト」が9月25日(木)、藤沢商工会館ミナパークで開かれる。午後1時から4時。

 当日はレディオ湘南パーソナリティの田畑智朱希さんがMCを務め、日本の介護施設で働く外国人介護士たちが登壇する。「私と介護」をテーマに介護現場での経験や日本の文化、生活で感じたこと、日本の介護の未来について、自身の言葉で想いを語る。

 観覧無料、定員は200人。現地観覧の事前予約をした人に特典として特別賞の投票権が進呈される他、抽選で新江ノ島水族館のペア入館券が3組に当たるチャンスも。観覧希望者は専用フォームから申し込む。

 主催/問い合わせは、湘南国際アカデミー【電話】0120・961・190。

障害者サッカーを体験 善行で9月、参加募集

 障害者サッカーの普及を目的とするイベント「インクルーシブフットボールフェスタ神奈川2025」が9月23日(火)、アサンテスポーツパーク(善行7の1の2)で開かれる。イベントを主催する(一社)神奈川県サッカー協会は現在、参加者を募集している。

 インクルーシブフットボールは年齢や性別、国籍、障害の有無などを問わず、誰でも一緒に楽しめる競技。当日は県内のサッカークラブや障害者サッカーチームの選手がサポートする。

 第1部は午後2時〜で、アイマスクを付けて行うブラインドサッカーの他、足や手を失った人が杖を使ってプレーするアンプティサッカーなど7つの競技が体験できる。第2部は3時40分〜で、参加者全員でボールを蹴る「まぜこぜウォーキングフットボール」が行われる。

 午後1時30分〜4時。入場無料。同協会HP専用フォームから申し込む。問い合わせは【電話】0466・46・5602。

アートスクエアに豊かなハーモニー

湘南台駅地下にあるアートスクエアで22日、「歌のアラカルト」が開催される。午後5時から5時30分。東京藝大出身のクラシック歌手やピアニストのユニットが声楽アンサンブルを披露する。『ハレルヤ』や『川の流れのように』など心温まるハーモニーが楽しめる。(問)【電話】070・1577・4513

「ナイアガラ花火」を鑑賞しながら歓声を上げる子どもたち

大庭でナイアガラ花火 子どもが鑑賞、夏の思い出に

 子どもが企画した子どものための夏祭り「みんなのおおばミライまつり」が6日、湘南大庭市民センターで開かれた。花火鑑賞会では「ナイアガラ花火」が辺りをまばゆく照らし、集まった約160人の子どもが歓声を上げて喜んだ。

 当初は2日に催されていたが、強風の影響で花火鑑賞会は延期されていた。当日は喜々とした表情で会場を訪れた子どもたち。ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいを楽しんだ後、カウントダウンに合わせて同センターの職員が花火を点火。吹き出し花火とナイアガラ花火を鑑賞した。湿度が高く、なかなか火が付かない花火に向かって「ガンバレ」と子どもたちが声援を送る場面も。終了後は、正しい火の扱い方を説明した消防職員から700本の手持ち花火が、お土産として子どもたちに配られた。

 参加した大庭小学校3年生の児童は「迫力があった。来年も見たい」とヨーヨーを片手に笑顔で話した。