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藤沢 教育

公開日:2025.08.22

小中学校の体育館
空調設備の設置状況は
今年は8校に新設

 藤沢市は、54市立小中学校のうち、今年新たに8校の体育館を対象に空調設備を整備する。

 対象校は御所見・八松・新林・大鋸・駒寄・大清水小学校、および善行・大清水中学校。整備費として今年度当初予算案の小中学校施設環境整備事業費に盛り込んだ。運用は今年12月を予定している。

 前年度から始まった整備事業。例年続く猛暑を受け、授業や地域イベントでの暑さ対策や災害発生時の避難所の利用に配慮することなどを目的とする。昨年度は6校(本町・大道・大庭小、および秋葉台・滝の沢・湘南台中)に設置し、今年6月に運用を開始。今夏に利用できる形となった。

 設置は2028年度末までに、再整備計画のある4校(辻堂・片瀬・鵠洋小、および鵠沼中)を除く50校で行われる計画。設置順について市学校施設課は「体育館以外の校内の空調設備の改修と合わせて行うため、それらが老朽化している学校が優先となる」と説明している。

 再整備校のうち、辻堂小と鵠沼中は28年、鵠洋小は30年の設置を予定しており、片瀬小は現在設置時期を検討中としている。同課は「設計上の都合により、この予定にしている」と話している。

 県内では今年5月1日時点で、公立小中学校(避難所指定校分の棟数)の体育館、および武道場1409棟のうち、現在15・3%の216棟で空調設備が設置されている。藤沢市は今夏、55棟中(1997年に設置済みの白浜養護学校含む)10・9%が設置されている。同課は「市民の皆さんに待ってもらってていることは把握している」と話す。

 先月30日のカムチャッカ半島沖地震による避難指示では、空調設置済みの学校が避難所として利用されることはなかった。沿岸部の学校では、夏休みのため体育館以外の校舎が利用された。同課は「引き続き、防災の観点でもなるべく早い設置の必要性を認識している」とした。

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