大和版【8月29日(金)号】
会見に臨む古谷田市長=22日・大和市役所

大和市 法令順守の指針策定 第三者調査報告うけ

 古谷田力市長は22日、全職員が法令を順守し市民から信頼される組織を目指すため、「市コンプライアンス行動指針」を策定したと発表した。これは、前市長による公共工事の不要なやり直し指示に関する第三者調査報告書を受けた再発防止策の一環で、「法令等を遵守し、高い倫理意識を持って行動します」など3つの指針が示された。

 前市長による公共工事のやり直し指示を巡っては、2024年7月に公表された第三者調査報告書で、約款違反や地方自治法違反が指摘されたほか、市職員がやり直しの公式記録を残さなかったことなどを問題視した。

 報告書を受け市は同年10月、「コンプライアンス推進課」を設置した。外部相談窓口や第三者審査機関を設けるなど、再発防止策を講じた。

 今年3月には、公共工事のやり直しに関わった職員の懲戒処分は行わない方針を決めた。

 今月21日、市は正副市長や幹部職員を対象にコンプライアンス推進会議を開き、行動指針を策定。「法令や社会規範、ルール、マナーを守り、公平・公正に職務を遂行することで市民の信頼に応えること」を掲げた。

 同日、古谷田市長は全職員あてにメッセージを送った。

 その中で市長は行動指針の策定により、公共工事のやり直し指示など一連の問題について「一つの区切り」とした。その上で「将来に向けて大いに反省し、決して繰り返すことのないよう、組織として正常化を図っていく必要がある」とし、職員に法令順守と高い倫理意識を求めた。
古谷田市長(右)が見守る中、発表する生徒たち

部活の未来どう考える? 中学生が議場で意見発表

 大和市内の中学校に通う生徒たちを対象に24日、「中学生の中学生による中学生のための会議」と銘打った意見発表会が市議会議場で初めて開かれた。市政運営の参考とする市の広聴事業の一環として市が企画した。

 「部活動の未来」をテーマに開催された会議には、公立9校と聖セシリア女子中学校から生徒会役員が2人ずつ参加した。議長席には司会進行役の生徒が着席し、その前で各校の生徒が部活動に対する賛否や現状の課題、要望などを自由に発表していった。

 上和田中から参加した生徒は「部活動に賛成。文化祭で演奏を披露してほめられたことで自信がついたから」と笑顔で述べた。南林間中の生徒は「入りたい部活がないので帰宅部となっている。部活動はあった方が良いと思うが種類を増やしてほしい」と要望した。

 こうした中、およそ半数の学校が取り上げたのは「教員の負担」だった。「先生の仕事を増やさないためにも、外部からコーチを」、「先生が足りていないので部活の地域移行を」など、市が抱える課題を生徒たちは鋭く指摘した。

 各校の発表後には、学校の垣根を超え4班に分かれてグループディスカッションが行われた。生徒たちはそれぞれの立場や意見を班ごとにまとめ、議場でグループ発表として披露した。

 ほぼ満席となった傍聴席からは発表のたびに温かい拍手が送られた。発表を聞いた保護者の保田鮎太さん(46)は「行政が子どもたちの声に耳を傾ける貴重な機会だと感じた。できれば何の不安もなく思い切り部活動をさせてあげたいと思った」と振り返った。

 司会進行を務めた平澤佑晟さん(引地台中3年)は「緊張したが楽しかった。大人の方たちが親身に聞いてくれて、安心して各校が持ち味を出せていた」と話した。

 古谷田力市長は「皆さんの意見は宝。しっかり活かしていきたい」と総括した。会議で寄せられた意見は今後、市ホームページで公開予定。

坊の窪自治会の会長として、デジタル技術による業務の効率化を進める 家永 稔之(としゆき)さん 深見在住 43歳

デジタルでまちをつなぐ

 ○…これまでの自治会の運営を見て「若年層には負担ではないか」と考えていた。今年の4月に前会長から推薦を受け、坊の窪自治会の会長に着任。回覧板や自治会館の利用予約をデジタル化させた。さらに、子ども会や老人会、消防団などに声をかけ「地域団体交流会」も5月に開いた。「普段はバラバラで活動しているからこそ、お互い助け合えるように悩みなどを共有した」

 ○…京都府で生まれ育った。25歳のころに上京し、情報システムの運営サポートをしていたが「会社からシステムを作っていいよ、と言われた。これが楽しくて」と声を弾ませる。現在は、都内の企業でシステムの開発に携わっている。「便利を形にするということが好き」と笑顔。「作ったものが人の助けや楽しみになっていることにやりがいを感じる」

 ○…結婚を機に大和市へ引っ越し、5年ほど前に消防団に入団した。「子どもが家の前を通る消防車に手を振っていて。そしたら『励みになっています』と団員の方に声をかけられた」。「普段、働いている人が消防団として活動していてすごいなと思った」と振り返る。「まったく知らない土地だった」が、小学校のPTA会長も2回経験したほか、昨年には自治会の副会長を任されるなど、今ではすっかり頼られる存在だ。

 ○…7月末、自治会館でカラオケができる「自治カラ」を開始した。坊の窪自治会員なら誰でも予約することが可能で、すでに月の半分は利用が決まっているという。2人の子どもを育てる父として「親が働いていて家にいないというお子さんも少なくないと思う。そんな時、『自治カラ行くか』となってもらえれば」と語る。「自治会館をみんなで集まる場所にしていきたい」

投票を呼びかける担当の田川さん

やまと街中行ってみたいお店大賞 2部門で31店舗が立候補 9月1日から投票開始

 大和市内の飲食店などが魅力や特色をPRし、市民の一票で大賞店を決定する「やまと街中行ってみたいお店大賞2025」(主催/同実行委員会・大和商工会議所)の投票受付が9月1日(月)から始まる。

6回目を迎えるお店大賞には「飲食業部門」に中華料理店、焼鳥店、創作料理など16店舗が、「小売・サービス業部門」にはエステサロンやフィットネスジム、音楽教室など15店舗がそれぞれエントリー。2部門あわせて20店舗が出場した昨年よりも、激しい大賞争いとなりそうだ。

投票方法

 参加店舗は、ホームページやSNSで店の魅力を発信。これらを参考に「有権者」となる市民らが一票を投じる。投票は大和商工会議所(中央5の1の4)に設置された投票用紙を記入するほか、ファックス(【FAX】046・264・0391)での投票や、ウェブ投票(『やまと街中行ってみたいお店大賞』で検索)でも受け付ける。

 さらに、Facebook、Instagram、Threads、Xなど、SNSでの「いいね」も1票にカウントされる仕組みだ。

 両部門から最多得票を集めた店舗がそれぞれ「大賞受賞店」となり、イベントに協力しているサッカーJ1「横浜F・マリノス」とのコラボで「F・マリノス賞」も選出される。

豪華賞品も

 今回も投票した人の中から、抽選で豪華賞品が当たる特別企画も行われる。大和市特産品・推奨品に認定されている店舗の商品のほか、横浜F・マリノスの選手サイン入りグッズなどが用意された。エントリー店舗からも「お食事券」や「ドリンクサービス券」、「半額券」などが寄せられた。

 投票受付は11月30日(日)まで。昨年は飲食業部門で「GOHOUBI LABO」(渋谷)、小売・サービス業部門で「天然シーグラス専門店A―GLASS」(福田)が大賞受賞店に選ばれた。

 問い合わせは同会議所【電話】046・263・9112。

大神輿で盛り上がる 大和天満宮の例大祭

 大和天満宮(大和南)で23・24日に例大祭が執り行われた=写真。

 23日は本殿で式典が行われ、氏子総代会役員や自治会長のほか、古谷田力市長ら多数の来賓も駆けつけた。

 24日には大神輿の渡御が行われた。午後4時ごろに天満宮を出発した神輿は、威勢のいい掛け声とともに大和駅周辺を練り歩いた。

 沿道では笑顔で写真を撮る人や、神輿に続いて歩いていく人の姿もみられるなど、大和駅周辺は熱気に包まれていた。

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公共工事やり直し 主張は平行線 損害賠償巡る裁判で

 公共工事の不要なやり直しによる損害賠償金の支払いを巡る裁判で20日、弁論準備手続きが行われた。

 その中で被告の大木哲前市長は、第三者調査報告書で「合理性なし」と認定された3件の工事について、いずれも妥当性を主張した。

 弁論準備手続は裁判所と原告、被告の三者で争点や証拠を整理する手続きで原則非公開。次回は10月29日に行われる。

記念撮影に応じる尾上理事長(右)と古谷田市長=22日・大和市役所

大和市 平塚信用金庫と連携協定 中小企業の支援強化へ

 大和市と平塚信用金庫(尾上達也理事長/平塚市紅谷町)は22日、「中小企業の経営支援における連携に関する協定」を締結した。

 今年で創業93年目を迎えた同金庫は平塚市に本店を構え、県内8市1町に計24店舗を展開する。

 大和市には1971年に鶴間支店を開設し、現在は南林間支店(南林間)と桜ヶ丘支店(福田)を構える。市内の預金額は今年7月末時点で492億円、事業者への貸出金は296億円。

 これまでも大和市と同金庫では市内中小企業や小規模事業者の支援で連携を図ってきたが、この動きを加速させようと、今回の締結に至った。

 同日、市役所で行われた締結式には、同金庫の尾上理事長、松井義樹営業統括部長らが出席し、市側は古谷田力市長、中丸信孝市民経済・にぎわい創出部長が出迎えた。

 協定書を交わした後、あいさつに立った古谷田市長は「協定をうれしく思う。行政と金融機関が一つになり、市内企業の発展に寄与したい」と抱負を語った。

 尾上理事長は、かつて常務理事として大和市を担当していた時期があったといい、「大和には縁がある。『経営課題に伴走する』という姿勢で、地域に貢献させていただければ」と語った。

 今後両者は市内中小企業の経営支援、実態把握調査、企業誘致などにおいて連携しながら、実効性の高い支援を目指す。

カラオケを楽しむ家永会長

自治会館でカラオケを 坊の窪自治会

 大和市の深見地区にある「坊の窪自治会」(家永稔之会長=人物風土記で紹介)では、自治会館でカラオケが楽しめる「自治カラ」が人気を博している。

 家永会長は今年4月に自治会長に就任。無料通話・メールアプリ「LINE」を活用し、会員のスマートフォンへ情報を配信するデジタル回覧板や、LINEとGoogleカレンダーを連携させ、スマホから手軽に自治会館の利用予約ができるシステムを次々に導入した。

 そんな中、会長には自治会の予算から毎年5万円が活動費として渡されることに疑問を持っていた家永さん。「地域のために何か活用できないか」と考えていた中で、「昔は自治会館でカラオケを楽しんでいた」と教えてもらった。そこで「お金を活用して復活させよう」と思い立った家永さんは、自治会館をカラオケボックスとして利用できるように準備を進めた。導入テストでは、最大の音量でどれだけ音が漏れるのかを検証。問題がないことを確認し、7月末に実現した。

 「自治カラ」では、坊の窪自治会の自治会員であれば予約が可能で、1回500円で誰でも利用することができる。人数や時間の制限もなく、飲食の持ち込みも可能だ。坊の窪自治会公式LINEで予約をすることができるほか、空き状況の確認などもできる。

 すでに定期利用している団体もあり「利用者の方から楽しかったよ、とお声をいただいた」と家永さん。「ぜひ、多くの人に活用していただければ」と話した。
シリウス1階のギャラリーで行われた表彰式の様子=2024年11月24日

やまと子ども絵画大賞 テーマは「花と緑」 9月15日まで受付

 小中学生の絵画コンクールとして親しまれている、第17回「やまと子ども絵画大賞」(主催/(株)ジェイコム湘南・神奈川 かながわセントラル局、ギャラリーおがわ)では現在、市内在住・在学の児童・生徒を対象に作品を募集している。9月15日(月)まで。

 やまと子ども絵画大賞は、子どもたちに絵の素晴らしさを知ってもらおうと、ギャラリーおがわ(上和田)の小川政男さん(81)が2009年に始めた。小川さんは年齢などを考慮し、おととしの第15回をもって絵画大賞を終了する意向だったが、地元ケーブルテレビのジェイコム(大和東)が共催する形で存続が決まった。

「可能性広げて」

 今回のテーマは「花と緑」。2027年に大和市に隣接する横浜市瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設で開催される「国際園芸博覧会」(花博)を盛り上げようという思いも込められた。

 作品は4つ切りサイズ(38×54センチ)の画用紙(縦横は自由)で水彩絵の具、色鉛筆、クレヨン、版画による作品。応募は一人1点。第三者の権利を侵害しないものに限る。

 審査は「小学校低学年の部」、「同高学年の部」、「中学生の部」に分けて行われ、10月下旬に入賞作品を発表、11月27日(木)にシリウスで表彰式が開かれる予定。大和市長賞や教育長賞、横濱花博連絡協議会賞、オートバックス・大和店賞などが用意される。

 小川さんは「子どものころから絵に親しみ、感性という可能性を広げてほしい」と応募を呼びかけている。

 問い合わせはギャラリーおがわ【電話】046・267・8085。

国際化学五輪「銀」の高校生 「挑戦の大切さ痛感」と報告 藤嶋館長「立派な科学者に」

 アラブ首長国連邦のドバイで7月に開催された「国際化学オリンピック」に日本代表として出場し、銀メダルに輝いた高校3年生・早田茂さん(大和市在住)が、このほど県立産業技術総合研究所(KISTEC、川崎市高津区)内の光触媒ミュージアムを凱旋訪問し、藤嶋昭館長らに結果を報告した。

 国際化学五輪は90カ国・地域等から354人の高校生らが参加し、日本からは早田さんら計4人が出場。一人が金メダルを、3人が銀メダルを獲得し、帰国後に文部科学大臣表彰を受賞した。

 早田さんは大和市在住で三田国際科学学園高等学校(東京都)に通う高校3年生。2023年12月に光触媒ミュージアムを訪れた際、対応にあたったKISTEC研究員の濱田健吾さんから「オリンピック」の選考を兼ねる「化学グランプリ」の要綱を手渡され、背中を押された。選抜試験の準備中もKISTECのスタッフが支援を続けた経緯があり、早田さんが報告に訪れた。

 KISTEC職員らは手作りのくす玉などで早田さんを迎え、藤嶋館長と早田さんがくす玉を割ると一斉に「おめでとう!」と祝福した。早田さんはパソコンを使ってドバイで経験したことを藤嶋館長らに説明。他国チームと交流を深めたことや、「理論」の問題が「ヤバかった」と振り返る難問だったことなどを報告。観光も楽しめたといい、「ハンバーガーがおいしかった」などと、無邪気に笑った。

 報告の最後には「自分は物理の方が得意と思ったが、挑戦することは大事だと痛感した。ここを訪ねて本当によかった」と感謝を伝えた。藤嶋館長は「早田さんの力と活躍に感心している。挑戦を後押しできたこともうれしい。ぜひ立派な科学者になってほしい」とエールを送った。

たくさんのシャボン玉に歓喜の声が上がった

夏の思い出に みんなのやまフェス

 「みんなのやまとフェスティバル実行委員会」(横川信哉会長)が主催する夏祭りイベント、第1回「みんなのやまとフェスティバル2025」が23日と24日に大和駅周辺で開催された。

 23日にはシャボン玉を使った「ナイト・イルミネーション・バブルショー」が、24日には子どもたちが神輿を担ぐ「ちびっ子神輿」も実施された。

 両日ともに大和駅東側プロムナードやシリウス前広場にて飲食店など約40店舗が並んだほか、ステージ発表も行われ、会場には親子連れなど多くの人が訪れていた。横川会長は「子どもたちが交代しながら一所懸命に神輿を担ぐ姿を見ることができた。事故もなく、良い夏の思い出になったのでは」と話した。

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トロフィーを手に笑顔の小池さん

Refre'K 全国制し、世界へ 文ヶ岡小6年小池さん

 フィットネスキックボクシングジム「Refre,K」(百瀬竜徳会長/大和南)に所属する小池隼斗さん(文ヶ岡小6年)が、8月18日に後楽園ホール(東京都文京区)で開催された「アマチュアキックボクシング全国⼤会2025in後楽園ホール」で優勝し、チャンピオンベルトを持ち帰った。

 小池さんが出場したのは⼩学校⾼学年クラス(小学5・6年生)45kg級。決勝戦では大阪の選手と対戦した。試合の序盤に右のローキックで相手を転倒させてリズムをつかんだ。終始試合の主導権を握り、判定3対0で優勝した。この結果を受けて、小池さんは来年タイで開催される世界大会の出場権を獲得した。

 小池さんは「レベルの高い選手が集まる大会で勝てて良かった。来年の世界大会は中学生クラスになるので、よりメンタルや技術を鍛えていきたい」と意気込んでいた。

 同ジムから⼩学⽣低学年クラス(小学3・4年生)34kg級に出場した松本風翔さん(深見小4年)も準優勝した。

雑誌を制作した伊東さん

ローカル雑誌を発行 市内在住 伊東菜々子さん

 下鶴間在住の伊東菜々子さん(42)が、ローカル雑誌「神奈川犬のクビネッコ」を発行した。

 漫画の装丁デザインを行う会社に勤務していた経験を持つ伊東さん。「若い方にも気楽に読んでいただける地域雑誌を作りたい」という思いから、取材から編集、デザインまでをすべて一人で担当したという。大和市の「下鶴間宿」について文献で調べたほか、地元の人々にインタビューや座談会などを実施。市内の建物や活動している人などについて記載したページもある。

 雑誌名の由来については「神奈川県の形は、横を向いた犬みたいに見える。大和市はその『首根っこ』にあたるので、この名前に決めた」と語る伊東さん。「普段、何気なく通っている場所にも歴史があり、深掘りすると面白い。知っていると散歩が楽しくなる、そんな情報を編みこんだ」と声を弾ませる。

 雑誌の購入方法や場所の詳細については、伊東さんのインスタグラム「nanako.itoh」で確認を。

ミニコンサートの様子

爽やかな歌声で魅了 しんちゃんハウス

 NPO法人地域家族しんちゃんハウス(館合みち子理事長)が8月9日、同所(大和市南林間6の7の3)でミニコンサート「たのしみまショー」を開催した。地域住民ら約60人が参加した。

 このコンサートは大同工業株式会社の寄付により実現。当日は「UH-LaLa」による爽やかな歌声が披露され、市内在住のタレント・おかっぱミユキさんによるバルーンアートも行われた。

 館合理事長は「参加者に笑顔で帰ってもらうことができて良かった。寄付のおかげで今年も開催できた」と感謝を述べていた。

左から松村さん、石井さん、遠藤さん、佐藤さん

大和市ゆかりのソリスト シリウスに登場

 大和市ゆかりのクラシック奏者らが登場する「新日本フィルハーモニー交響楽団feat.YAMATO Players」が12月27日(土)、シリウス1階のメインホールで開催される。

 当日は、大和市出身・在住の石井楓子さん(ピアノ)、市内出身の佐藤和彦さん(テューバ)、市内在住の遠藤真理さん(チェロ)をソリストとして迎える。指揮者には松村秀明さん、オーケストラは新日本フィルハーモニー交響楽団が務める。

 「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23」(チャイコフスキー)を演奏する石井さんは「ピアノとオーケストラが良い意味でぶつかり合うので、聴いていて面白いと思う」と話す。

 「テューバ協奏曲ヘ短調」(ヴォーン・ウィリアムズ)を披露する佐藤さんは「いつもとは違う役割で活躍する、ソリストとしてのテューバの音色のブレンド感を楽しんでほしい」と語る。

 「チェロ協奏曲ロ短調作品104」(ドヴォルザーク)を奏でる遠藤さんは「オーケストラの色彩豊かな音と、オーケストラに対峙するチェロを見ていただきたい」と説明する。

 新日本フィルを率いる松村さんは「どれも名曲ばかり。いい曲だったね、と思ってもらえるような演奏をしたい」と意気込む。

 コンサートの詳細やチケットの販売についてはシリウスのHPか、やまと芸術文化ホールチケットデスク【電話】046・263・3806(午前9時〜午後6時)へ。

多彩なプログラムが来場者を出迎える

各地の家元ら一堂に 9月13日「名流舞踊の会」

 第18回「神奈川県名流舞踊の会」(主催/同会・後援/大和市)が9月13日(土)、シリウスメインホールで開かれる。午前10時開場。開演は10時30分を予定。

 名流舞踊の会は、県内から26の流派の家元、会主、名取以上が出演するなど多彩なプログラムで毎年好評を博している。同会によると、今年は、横浜市保土ケ谷区から小学5年生が、茅ケ崎市からは20代の男女が出演を予定している。

 同会の青木一俊会長は「これからの舞踊会を背負うような立派な技芸にもご注目ください」と話している。

 観覧は無料。来場希望者は当日直接会場へ。

 問い合わせは同会事務局【電話】046・261・4132。