逗子・葉山版【9月12日(金)号】
タンブラーを手にPRする町の担当者

葉山町 マイタンブラーでエコ推進 キャンペーン12月31日まで

 葉山町は環境・人・社会・地域に配慮した行動を推進するために展開する「はやまエシカルアクション」の一環で、9月1日から「マイタンブラーキャンペーン」を開始した(12月31日(水)まで)。使い捨てカップの削減とごみへの意識向上を目的としている。町はオリジナルの「葉山タンブラー」の販売やスタンプラリーを行い、浸透を図る。

 町はタンブラーを使うことは【1】ごみを出さずに環境にやさしい【2】保温保冷・漏れ防止など実用的【3】オリジナルを持ち歩ける、などのメリットがあると強調する。

 環境省のデータによると、タンブラーを100回使用した場合の1回使用あたりのCO2排出量は、プラカップの4分の1、紙コップの2分の1に抑えられるという。

限定500個

 キャンペーンで作られた葉山タンブラーは限定500個。保温保冷効果の高いステンレス(380ミリリットル/900円・ホワイト)と、二重構造で結露しにくく熱くなりにくいダブルウォール(340ミリリットル/600円・スモークブルー・オフホワイト)の2種類。はやまエシカルアクションのロゴと葉山町観光協会のキャッチコピー「暮らすように旅するまち、葉山」をあしらった。町役場2階政策課や観光協会(長柄/葉山ステーション内)のほか、葉山マリーナ(堀内)など町内16の協力店で販売していたが、ほぼ完売している(8日時点)。

 また、町の公式LINEに登録し、対象店舗(20店)でマイタンブラーを使ってドリンクを購入するか、葉山タンブラーを購入するとスタンプ3つで抽選で20人にプレゼントが当たるデジタルスタンプラリーに参加することができる。参加店の多くでは割引特典も受けられる。

 さらに、「マイタンブラーのある葉山の日常」をテーマにしたフォトコンテストも実施。最優秀作品(2作品)には金色のミューシートロフィーが贈られる。

 キャンペーン初日の9月1日は山梨崇仁町長らが葉山ステーションでチラシを配るなどのPRを行った。観光協会でのタンブラー購入第一号の50代女性(横浜市在住)は「普段からエコは気にしている。葉山が好きで、デザインも可愛くて手にした。とてもいい取り組みだと思う」と語った。

 参加店やイベント詳細は町のHPを参照。
作品の前で下絵を持つMIYUKIさん

逗子在住MIYUKIさん 絵を描き、難病と向き合う 市内レストランで個展開催

 指定難病の「クッシング病」と闘いながら絵を描き続けている、逗子市在住のMIYUKIさん(63)が、キッチン&アトリエ「ラ・パール・デサンジュ」(逗子6)で9月28日(日)まで個展「夢幻空華」を開催している。絵の捉え方は人それぞれだが「何があっても大丈夫というようなことを感じてもらえたらうれしい」と来場を呼び掛ける。

 「クッシング病」は副腎からコルチゾールというホルモンが過剰分泌されさまざまな合併症を引き起こす病気で、国から「指定難病」に認定されている。

 MIYUKIさんは2014年に同病と診断されたが、それより以前、40歳手前くらいから、食べ物に気を付けていても高血圧や高脂血になったり、結石、動悸、顔のむくみ、少しの打撲で内出血をするなど、原因不明の症状に悩まされていた。今も治療のために1日4回薬を飲み続けるが、気持ちが悪くなるため、何もできず2時間ひたすら寝続けるという状況にある。

 高校や大学時代には漫画研究会に所属し、イラストを描くことが好きだったMIYUKIさん。就職してからは絵を描くことはなかったが、コロナ禍で夫から「この先どうなるか分からない。好きなことをやりなさい」と言われ、再び絵に向き合った。「曼荼羅のような宗教画や虫、魚、花、骨などが好きで、ひたすら描こうと思い、1年間で1000枚の鉛筆画を描いた」。絵は独学だというが、大学時代にやなせたかしさんが主催するイラストコンクールで入賞した実績を持つ。「『入選した人が売れるとは思ってないが、何か大切なものを持っている人を選んだつもり』とおっしゃっていただきうれしかった」と振り返る。

 病状は悪化していて筆を持つだけでも痛みを伴う。いつまで描けるか分からないが、今は「絵があるから生きていける」と思っている。自分の絵を通して「地域の中で人と人をつなげ、仲間を増やせたら」と願う。

9月28日まで

 個展の会期は9月28日まで。会場の「ラ・パール・デサンジュ」は店内12席の創作料理店。壁をギャラリーとして貸し出し、地域の文化活動の応援をしている。奥津伸司オーナーは「MIYUKIさんの作品は独特の世界観で引き込まれるものがある。食事共にお楽しみください」と話した。

 (問)同店【電話】046・872・6733(月曜休)

神奈川県立近代美術館葉山で展覧会が開催されている写真家の 上田 義彦さん 葉山町一色在住 67歳

にじみ出る自然体

 ○…著名人のポートレイトや自然、広告写真など幅広い分野で実績を残し、日本写真協会作家賞、ADC賞なども受賞。手掛けてきた広告もサントリー、資生堂、トヨタなど名だたる企業がズラリと並ぶ。こうして第一線で活躍しながらも「日本で一番好きな美術館」での展覧会開催に「犬の散歩をしながら、『ここでできたらな』と思っていた。まさかオファーが来るとは思わなかった。人生は不思議だ」と意気が上がる。

 ○…2度の大学受験に失敗。浪人時代、本屋で手にした雑誌のパリの街並みの写真を見て「写真家って面白そう」と興味を持ち、進む道が決まった。専門学校卒業後、2人のカメラマンの助手を経て、24歳で独立。「君は広告には向いてない」と言われ、落ち込んだこともあったが、当時人気のファッション誌「流行通信」での仕事が決まった時は「飛び上がって喜んだ」。転機は26歳の時。サントリーの新聞広告の写真を撮らないかと声がかかり、ここから広告写真が始まった。

 ○…兵庫県出身。家の裏山の森が遊び場だった。代表作の『QUIN(クィノ)AULT(ルト)』もネイティヴ・アメリカンの聖なる森を撮影した作品。今、被写体への興味が自然に向かうのは幼少期の原体験も影響する。「大きく言うと、人の生活も含めて、この不思議な惑星・地球の姿を撮りたい」と創作意欲は止まらない。

 ○…約20年前から葉山と都内の2拠点生活が始まり、3年前に移住。「葉山は光、風、空気が心地いい。歩いていて自然に『きれいだね』という言葉が出てくる。他ではないよね」と惚れ込む。庭いじりが好きでトマトやキュウリを育ててみたが、「旅も多くて手入れが行き届かず『失敗した』」と苦笑い。うまくいかないこともある。

選考会での今井さん(左)=本人提供

国スポ空手道 葉山出身、今井さん初出場 予選会2位から逆転

 日本全国から集まった各都道府県の代表が競い合う「国民スポーツ大会(旧国民体育大会)が、9月28日(日)から滋賀県で開催される。

 同大会の空手道に葉山町出身の今井太一朗さん(法政大学1年)が男子組手軽量級で初出場する。

 今井さんは葉山町空手道協会の出身で、高校は空手の強豪校、横浜創学館に進学。1年生、3年生の時にインターハイに出場するなど、常に一線で活躍してきたが、国体だけは縁がなかった。

 今大会に向けては5月に海老名市で行われた、予選会にあたる第57回神奈川県空手道選手権大会で2位。同大会のベスト8の選手間で行われた7月の選考会で優勝を果たし、国スポへの切符を手にした。

 今井さんは過去、予選会では高1・ベスト8、高2・準優勝、高3・優勝と3年連続で選考会に出場したが、いずれも手が届かなかった。

 今年の選考会の決勝の相手は、予選会で敗れた、横浜創学館時代の同期の選手。「3年間一緒にやってきてお互い手の内も知っていて、やりづらくはあったが楽しかった。決まった瞬間はうれしかった」と振り返る。

 国スポには個人戦と合わせ団体戦にも出場。中量級、重量級の選手はいずれも法大の先輩。重量級は高校の先輩でもある。「身近な先輩が一緒で心強い。一般の部では最年少になるが、一試合ずつしっかりくらいついて、優勝を狙いたい」と意気込みを語った。

賞状を手に笑顔を見せる諸星さん

逗子消防 諸星さん、救助技術大会V 26年ぶり快挙

 逗子市消防署小坪分署勤務の諸星大弥(ひろや)さん(30)が8月30日に兵庫県消防学校で行われた、「第53回全国消防救助技術大会」のロープブリッジ渡過の部門で優勝を果たした。同種目の逗子署の優勝は26年ぶり。

 水平に張られた20mのロープを往路は腹ばいで、復路はぶら下がりながら腕力で進みタイムを競う同競技。全国消防本部から51人が参加し、4人1組のグループで13組に分かれて行われた。

 諸星さんは第6組でスタート。他の組の選手のタイムは知らされておらず「自分との闘い」として集中した。結果は17・2秒。半数以上が20秒以上、17秒台は諸星さんのほか1人だけという、群を抜いた速さでの勝利だった。

 6月に全国大会出場が決まってからも日々練習に励んだ諸星さん。同僚や家族の後押しに「訓練に集中させてくれたことに感謝している。結果で返すことができてよかった」と笑顔を見せた。

 当日は熊坂篤範消防長をはじめ約20人の署員が応援に駆け付けた。スタートラインに立った諸星さんは「自分でも驚くほど平常心で、応援の声もはっきり聞こえた」という。

 同じ競技での全国大会出場はできないため、次は「ロープ応用登はん」での出場を狙うという諸星さん。ロープブリッジ渡過に挑む後輩署員の指導も行いながら、新たなステージに挑戦する。

逗子市・葉山町 高齢化率は全国平均以上 100歳以上、両市町で100人

 敬老の日を前に、逗子市と葉山町の高齢者人口の状況を調べた。

 逗子市は2025年8月31日時点の総人口5万7441人のうち、65歳以上の高齢者は1万8149人、高齢化率は約31・6%だった。75歳以上の後期高齢者は1万1599人で、総人口の約20・2%を占めている。また、100歳以上の高齢者は62人だった。

 一方、葉山町は8月1日時点の総人口3万1592人のうち、65歳以上の高齢者は1万39人で、高齢化率は約31・8%。75歳以上の後期高齢者は6486人で、総人口の約20・5%を占める。100歳以上の高齢者は38人だった。

 日本全体でみると24年10月1日現在の総人口1億2380万人に対し、65歳以上人口は3624万人で高齢化率は29・3%。逗子市と葉山町の高齢化率は、全国平均を上回る水準となっている。

 国立社会保障・人口問題研究所が23年に公表した「日本の将来推計人口」によると、37年には高齢化率は33・3%となり、国民の3人に1人が65歳以上になると見込まれている。

逗子で感じる沖縄

 逗子にいながら沖縄を体験できるイベント「逗子沖縄まつり」が9月20日(土)、亀岡八幡宮で開催される。

 ステージではエイサーや沖縄舞踊、沖縄ポップス、三線などの演奏が披露される。沖縄料理をはじめとした出店も充実。泡盛マイスターのいる「泡盛ブース」は32酒造1問屋の銘柄が楽しめる。

 午前10時から午後7時。小雨決行。

 (問)【携帯電話】090・3504・3229(げんさん)

絵本手話語り=昨年

手話で楽しむ交流フェス 9月15日 交流センターで

 逗子市、葉山町の聴覚障害者と支援者で構成される「音のないフェスティバル実行委員会」は9月15日(月)、手話言語の普及を目的としたイベント「音のないフェスティバル」を開催する。逗子文化プラザ市民交流センターで、午前10時から午後3時まで。

 今年で4回目の開催となる同イベントは、会場内での発声が禁止されており、来場者は手話やジェスチャー、筆談を通じてコミュニケーションをとる。これにより、ろう者の生活や手話が大切な言語であることを知るきっかけとなる。手話が初めての人でも、簡単な手話教室が随時開催されるため、誰でも気軽に楽しめる。

 主催者によると、「同様の取り組みは日本では他地域にはない」と、全日本ろうあ連盟の役員から話があったという。

 会場では、飲食店や金魚すくい、キッチンカーなどの出店のほか、音のないダンス、絵本の手話語り、手話紙芝居、機器展示などさまざまなプログラムが行われる。

 今年は東京で「聞こえない・聞こえにくい人のオリンピック」と言われるデフリンピックが開催されることにちなみ、地元のデフリンピック選手2名による講演会(午前11時〜、午後1時30分〜)も実施される。ユニフォームの展示、ビームライフルの競技体験も企画されている。参加費は無料。雨天決行。

 問い合わせは【メール】otononaifes@gmail.com。

情報サイト紹介のチラシ

フリースクール協議会 「昼間の居場所あるよ」 情報サイト公開

 逗子市内の多様な学び場で構成する逗子フリースクール等連絡協議会(深沢武代表)は8月22日、平日の昼間に学校に行けない子どもたちが、安心して過ごせる場所を紹介する情報サイトを開設した。

 現在登録しているのは「遊悠楽舎」(桜山)、「サドベリースクールumi」(桜山)、「manabi」、「女性と子どものアトリエ陽彩ひいろ」(久木)、「理科ハウス」(池子)、「あそびやさん逗子」(新宿、他)「フリースクールここだね」(山の根)、「Terako―ya寺子屋」(逗子)、「逗子オルタナティブスクールFRASCO」(新宿)、「cas!ca」(沼間)と、市が運営する「体験学習施設スマイル」(池子)、「教育支援センターなぎさ」(桜山)の12カ所。

 深沢さんは「平日の昼間に居場所を求めている親子が安心してつながれる場所を公開しています。学校に行かなくても大丈夫だよと伝えたい」と語った。

 案内のチラシは市内小中学校全校児童生徒に配られた。

 今後、葉山など近隣の居場所についても掲載をしていく予定だという。

 詳細は「昼間の子どもの居場所逗子」で検索。

神輿渡御、雄々しく 森戸大明神で例大祭

 葉山の総鎮守、森戸大明神(葉山町堀内)の例大祭に合わせ、9月8日に森戸、眞名瀬、元町高砂、あずま町、三ヶ浦の5つの神輿会による神輿渡御が行われた。

 町内を巡回後、午後3時ごろに森戸海岸に集結。合同渡御の後、眞名瀬会は海の中で神輿を担ぐ恒例の「浜降り」を実施した=写真。勇壮な担ぎを一目見ようと浜には多くの人が集まり、カメラやスマートフォンを手にして神輿の後を追った。

 一方、神社の参道や駐車場には露店が数多く出店し、縁日を楽しむ人でにぎわっていた。

上田義彦《Muji/Istanbul》2008年(C)Yoshihiko Ueda

県立近代美術館 葉山 写真家・上田氏40年の軌跡 11月3日まで

 葉山町在住の写真家、上田義彦氏の展覧会「上田義彦 いつも世界は遠く、」が神奈川県立近代美術館 葉山館(葉山町一色)で開催されている。上田氏は1982年に写真家として活動を開始して以来、著名人のポートレート、自然や都市の風景、そして多くの広告写真などを手がけてきた。

 同展は公立美術館では約20年ぶりの展覧会で、40年にわたる活動を500点におよぶ作品で総覧するもの。未発表の初期作品をはじめ、ネイティヴ・アメリカンの聖なる森を捉えた「QUINAULT(クィノルト)」や、自身の家族を撮影した「at Home」などのシリーズに加え、映像作品やチベットの人々を撮影した最新作も展示。同氏の作品は卓越した技術と”瞬間”を捉える感性によって生み出されており、時代とともに変化しながらも普遍的な美しさを備えていると高く評価されている。またニューヨークADC賞や東京ADC最高賞など、国内外で数々の賞を受賞している。

 展覧会は11月3日(月)まで。開館時間は午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜休館(祝日は開館)。観覧料は一般1200円、高校生は100円、中学生以下は無料。

 (問)同館【電話】046・875・2800

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昨年の大会=逗子バレーボール協会提供

逗子RC杯 ビーチバレー出場者募集 9月14日締め切り

 逗子ロータリークラブ(RC/山口次郎会長)主催の「逗子海岸ビーチバレー大会2025」が10月5日(日)、逗子海岸東浜(なぎさ橋側)で開催される。逗子バレーボール協会(山口明会長)が共催。

 チームは4人1組。一般の部は原則、男性2人まで。3人、4人の場合は男性の年齢合計が120歳以上などの条件あり。中学生の部は男子、女子別に行う。トーナメント方式で6人制バレーのルールに準じて実施。21点1セットマッチ、ラリーポイント制、デュースなし。選手交代なし。

 チーム内に逗子市、葉山町に在住・在勤・在学者を含むこと。参加費は1チーム4000円。中学生の部は無料。

 昨年は一般28チーム、中学男子16チーム、中学女子13チームが参加。

 申し込みは逗子市スポーツ協会のウェブサイトでダウンロードできる申込用紙に必要事項を記入し、9月14日(日)までに逗子アリーナへ提出(FAX可・要確認)。

 問い合わせは逗子バレーボール協会(逗子市スポーツ協会内)の鈴木さん【電話】046・870・1296、【FAX】046・872・0296。

葉山ST クレカ決済を導入

 葉山町のショッピングセンター「葉山ステーション」は9月1日からクレジットカード決済が利用可能になった。

 2016年のオープン以来、支払いは現金のみだったが、利用客からのキャッシュレス払いを要望する声に応える形で今回の導入に至った。

 横浜市在住の50代男性は「最近はキャッシュレス払いがメインなので助かる」と歓迎した。

 同店を運営する葉山町商工会の石井宏一事務局長は「まだクレジットカードだけしか使えないが、初日から多くのお客様にご利用いただき、おおむね好評のようだ」と手応えを感じていた。

メダルを首からかけ、ポーズをとる大屋さん(中央)

二刀流レスラー、全国3位 長柄小5年 大屋さん

 葉山町立長柄小5年の大屋礼志さんが7月に都内で行われた「第42回全国少年少女レスリング選手権大会」の小学5年男子55kg級で第3位の成績を収めた。9月2日には両親とともに町役場を訪れ、山梨崇仁町長に入賞の報告をした。

 今大会は昨年12月に腰椎の疲労骨折をして以来の復帰第1戦。3カ月間、コルセットをしての生活で、練習ができなかったなか、ジョギングなどで体力をつけ臨んだ一戦だった。大屋さんは同大会で昨年、一昨年も3位だったが、これらは不戦勝などでの成績。今回の3位は「優勝できなかったのは悔しいが、勝てたことはうれしかった」と振り返った。

 幼稚園の年長でラグビーを始めた大屋さん。コーチから「タックルが強くなるから」とレスリングを勧められ小学1年で逗子キッズレスリングクラブに入会。以来、ラグビーとレスリングの二刀流で練習に励んできた。得意技は「タックル」と「がぶり返し」。

 年明け2026年1月には全国少年少女選抜レスリング選手権大会が控えている。同選抜大会は先の大会でベスト8以上の成績の選手だけが出場する真の実力が試される厳しい大会。大屋さんは「1位を目指す」と力強く語った。

9〜11月号の表紙

神奈川県 文化芸術の情報冊子を発行 特集は「かながわ県民文化祭」

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の9月〜11月号をこのほど発行した=写真。

 文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号では、9月から県内各地で行われる「かながわ県民文化祭2025」を特集。県、各市町村で開催される主なプログラムを紹介している。また、アンケートに答えてチケットやカレンダーが当たるプレゼント企画も実施している。

 冊子はA4判で、オールカラー32ページ。県内各文化施設や一部の商業施設、自治体等で無料で受け取ることができる。

過去の中庭カフェ=提供

中庭カフェ 子どもも楽しめるマルシェ 9月21日 交流センター

 逗子文化プラザ市民交流センターのフェスティバルパークで不定期に開かれているマルシェ「逗子中庭カフェ」が9月21日(日)に開催される。

 「ワクワクがいっぱい!こども縁日広場」と銘打ち、100円で楽しめる缶バッジ作り、タトゥーシール、糸引くじ、クラッシュボンバーなど子ども向けの出店が充実。

 雑貨販売、ワークショップのほか、ピッツア、たこ焼き、ジュース、クレープ、ハワイアンフーズなど、グルメも盛りだくさん。

 ステージではチアリ―ディング、ダンス、バンド演奏、ウクレレ演奏などが会場を盛り上げる。

 時間は午前10時から午後4時。雨天中止。

 問い合わせは逗子中庭カフェ代表の川村さん【携帯電話】080・2000・2204。

星座にまつわるエトセトラ 「黄道光」

 黄道とは地球から見た太陽の通り道のこと。そして、「黄道光」とは黄道付近に漂う小さな塵に太陽光が反射して見える淡い光の帯です。北半球の秋、日の出の1時間くらい前から東の地平線上空に垂直の柱状かピラミッド型をしている黄道光が見られます。秋の黄道光は日の出に近い時間帯に出現するため、昔は朝日の光と間違えられることが多く、「偽りの夜明け」と呼ばれるようになったそうです。8月下旬に空に現れ、秋分の頃に最大の明るさに達し、11月上旬まで続きます。実は、春も見やすい季節です。それは春分の頃、日没後の西の空に見えます。黄道光が春の西空、秋の東空で見やすいのは、その時期に黄道面が地平線に対してより高い角度で傾き、塵が太陽光を散乱して、より広く明るく見えるからです。ただし、町の灯りなどのない暗い所でないと、確認は難しい淡い光です。