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逗子・葉山 社会

公開日:2025.09.12

逗子消防
諸星さん、救助技術大会V
26年ぶり快挙

  • 賞状を手に笑顔を見せる諸星さん

 逗子市消防署小坪分署勤務の諸星大弥(ひろや)さん(30)が8月30日に兵庫県消防学校で行われた、「第53回全国消防救助技術大会」のロープブリッジ渡過の部門で優勝を果たした。同種目の逗子署の優勝は26年ぶり。

 水平に張られた20mのロープを往路は腹ばいで、復路はぶら下がりながら腕力で進みタイムを競う同競技。全国消防本部から51人が参加し、4人1組のグループで13組に分かれて行われた。

 諸星さんは第6組でスタート。他の組の選手のタイムは知らされておらず「自分との闘い」として集中した。結果は17・2秒。半数以上が20秒以上、17秒台は諸星さんのほか1人だけという、群を抜いた速さでの勝利だった。

 6月に全国大会出場が決まってからも日々練習に励んだ諸星さん。同僚や家族の後押しに「訓練に集中させてくれたことに感謝している。結果で返すことができてよかった」と笑顔を見せた。

 当日は熊坂篤範消防長をはじめ約20人の署員が応援に駆け付けた。スタートラインに立った諸星さんは「自分でも驚くほど平常心で、応援の声もはっきり聞こえた」という。

 同じ競技での全国大会出場はできないため、次は「ロープ応用登はん」での出場を狙うという諸星さん。ロープブリッジ渡過に挑む後輩署員の指導も行いながら、新たなステージに挑戦する。

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