逗子・葉山版【9月26日(金)号】
チラシを持ってPRする河野さん、石本さん、柳田さん、大庭社長(左から)

湘南ビーチFM 防災番組をリアルで 現役消防士が指南

 湘南ビーチFM(逗子市/尾前芳樹社長)で毎週月曜日、正午から放送の防災番組「Good Love 防災」が9月28日(日)、スタジオを飛び出してリアルなイベントを開催する。パーソナリティを務める元フジテレビアナウンサーの石本沙織さん(45)をはじめ、出演者は「防災を身近なものに感じて楽しく学んでもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 会場は逗子文化プラザ市民交流センター2階会議室。石本さんがMCを務めるトークショー、現役消防士が講師の火災予防教室、AED教室の3本立て。予防教室では火災が起きた時に取るべき行動についての話とともに、映像を見て火災の広がり方などを勉強する。AED教室では単に機械の使い方だけでなく、実際に119番に電話をする場面から始まり、「ライブ119」という映像通報システムを体験。指令室と映像でつなぎ、アドバイスをもらいながら心臓マッサージなどを行う。

 最初から最後まで参加すると「ラジオ出演権」などが当たる抽選会が待っている。

 時間は午前10時(9時45分開場/抽選券配布)から午後1時。事前予約制。

始まりは同じ思い

 同番組は、現在スポンサーとなっている湘南菱油(株)(横須賀市)の大庭大社長(48)が昨年夏、同局に「防災の番組をやりたい」という話を持ち掛けた直後に、防災士の資格を持つ石本さんが、同局関係者に「防災の番組ができないだろうか」と相談をしたことから始まった。大庭社長の提案の翌日(8月8日)には日向灘地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発表されたタイミングでもあった。

 放送は現役消防士で「一般社団法人いのちを繋ぐGOODLUCK」代表理事の河野賢治郎さん(36)と、「一般社団法人火災予防のONELOVE」理事の柳田広太さん(33)が毎回テーマを持ち寄り、進行役の石本さんが話を広げまとめていくスタイル。1回5分という短い時間だが「継続することが大事で、防災のいろいろなことを知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 放送時間を正午に設定しているのは、「いずれ学校の給食時間に放送を流したいから」で、「子どもたちに放送を聞いてもらい、家に帰って家族で防災について話題になれば、より理解が深まるから」とその狙いを語った。

 参加申し込み、問い合わせは湘南ビーチFM【メール】yamanaka@beachfm.biz。

園児の作品を見る浅尾大臣=幼稚園提供

あけの星幼稚園 園児が環境大臣訪問 夏休みの課題を報告

 あけの星幼稚園(葉山町堀内)の竹石素子園長と年長の園児3人が9月10日、環境省を訪れ、浅尾慶一郎環境大臣を訪問した。同園の環境教育の取り組みや、園児たちの夏休みの課題を報告。大臣は「園児が『地球が喜ぶことは何だろう』と一生懸命に取り組んだ活動と、その真剣なまなざしに、むしろ私が学ばなければと思った」とコメントした。

 園児たちが大臣に見せたのは、夏休みの課題として「地球を笑顔にする活動」を写真に撮り、絵日記風にまとめたもの。「キエーロを使った生ごみ削減」「ビーチクリーン」「食べ残しゼロ」「グリーンカーテン」「トイレットペーパーの芯のリサイクル」など、それぞれが考えて取り組んだ。土地柄、ビーチクリーンを行った園児が多かった。また、一昨年の卒園生が作った「環境カルタ」も持参。「『ぜ』んいんでまもろう、きれいなちきゅう」「『む』だなくつかおうでんきとみず」など、園児がひとり1組、読み札と絵札を作成した。

 竹石園長によれば、浅尾大臣は「この取り組みを環境省の方で取り上げられたら」と話したという。

 園児の一人は「自分たちがやったビーチクリーンの話をきいてもらえてうれしかった」と感想を語った。

研究発表がきっかけ

 同園は職員の研究活動として2021年度から今年度にかけ、環境問題をテーマに取り組んでいる。自身たちの学びを深めながら、園児たちに地球温暖化やごみ削減といったことを伝え、子どもたちが今の地球に危機感を持ち、「自分たちでどうにかしなかればならない」という思いを持ってもらいたいと期待を込める。8月に横須賀で開催された「神奈川県私立幼稚園教育研究三浦半島地区大会」で行ったこれまでの研究発表が、地元幼稚園の取り組みとして浅尾大臣のもとに伝えられ、大臣が興味を持ったことから今回の訪問につながった。

 同園は1954年、イエズス孝女会が創立。シスターたちの高齢化に伴い、今年4月からカトリック横浜教区を母体とする学校法人聖トマ学園の運営となった。

逗子アートフェスティバルの企画運営を担う 福井 ひろ子さん(本名:福井尋子) ZAN共同代表 54歳

人に寄り添う片付け上手

 ○…10月に逗子市内各所で展開される「逗子アートフェスティバル(ZAF)」。市民の手による芸術文化活動を通じた地域活性を目的とした同イベントに、企画者として参加しながら、運営(逗子アートネットワーク/ZAN)にも携わる。若い世代と高齢者のつなぎ役になるとともに、「人と人がつながればいろいろなことができるということを伝えたい」と意気込む。

 ○…一昨年、ZAFのボランティアをしていた娘に誘われ会議に参加。市が空き家問題をアートで何とかしたい意向があると知り、仕事の「家の片付け」で関わったのが始まり。沼間地区の空き家を紹介され見て回り、「物静かで自然が溢れる地域に一目ぼれ」した。空き家を片付ける代わりに無償で借り受け、ギャラリーとして展示企画を誘致するなど、「沼間路地展」として一帯をイベント会場に仕立てた。

 ○…「家の片付け」を生業とするが、本来苦手な分野。成人した娘2人の幼少期、アトピー性皮膚炎がひどく、一因の「埃」がたつのは「物があるから」と片付けに注力。症状も改善し、掃除も楽になった。ママ友から「うちも片付けて」と頼まれるなど、いつしか仕事に。「子育てママの力になりたい。また、片付けられない人の中には心に傷を持つ人もいる。会話で気が晴れ、癒されてくれたらうれしい」と依頼者に寄り添う。

 ○…3年前から憧れだった鎌倉に在住するが、沼間に出合った今は移住を計画。アートフェスの期間だけでなく、通年での企画も視野に入れる。庭を借りて耕した畑も鎌倉にいては管理ができない。「自分で育てた野菜はおいしいし、災害時の炊き出しなどで使えたら理想的でしょ」と既に気持ちは沼間ライフを満喫している。

ビッグハヤママーケット 年に1度のスペシャル市場 9月28日 森戸神社

 葉山の産業や文化をPRし、地域住民や葉山を訪れる人たちに葉山の良さを伝える、葉山町商工会(栁新一郎会長)主催の「ビッグハヤママーケット」が9月28日(日)、森戸大明神(葉山町堀内)境内で開催される。

 地元の飲食店をはじめ物販、団体のブースが41店並び、葉山の海と山が育んだ「葉山の特産品や建築物」「海と山の採れたて産品」「葉山らしいライフスタイルの提案」など、地域の誇りや魅力を発信する。会場ではプラごみ削減のためレジ袋がないのでマイバッグの持参を。

 当日は葉山工業フェスタ「技あり祭」も同時開催。積木工作キット販売や手作り体験、職人の作品販売、リフォームや住宅ローンといった、住まいの無料相談(事前予約制/きょう26日(金)まで)などが行われる。

 いずれも午前9時30分から午後2時30分。荒天中止。

 (問)同商工会【電話】046・875・2810

時速20Km走行を呼び掛けるのぼり旗

新宿交対協 生活道路、時速20Km走行を 意識変革目指す

 交通安全対策を目的に逗子市の新宿自治会や消防団、学校などで構成し活動する「新宿町内道路交通安全対策推進協議会(交・対・協)」(福井八州雄会長)は9月21日、「新宿ゆっくりおもいやりゾーン20Km」活動のキックオフイベントを開催した。町内道路の自動車の地域推奨速度を時速20Kmとし、「車も自転車も歩行者も、お互い思いやりを持って、ゆっくりと笑顔で歩けるまち」を目指す。

 当日は町内の住民約50人のほか、桐ケ谷覚逗子市長や市職員、志原光徳逗子警察署長、交通課署員などが参加。海岸中央入口前交差点付近でのぼり旗を立てたり、注意喚起を促すチラシを自動車・バイク、自転車、歩行者に配布したりした。

事故きっかけに組織

 「交・対・協」が発足したのは2023年7月。18年頃に逗子海岸近くの富士見橋から逗子開成中高の前を通り、久木郵便局前交差点に抜ける「屋敷通り」で、接触事故が多いと同自治会内で話題になり、道路の白線が消えていることを警察に指摘するなど交通問題に取り組み始めた。そうした中、21年4月に妊婦がけがをする交通事故が発生。これを機に速度や一方通行などの道路規制を求める声が上がった。一方、規制について、加入率が60%弱の自治会単独で取り組むのは問題があると判断し、町内の他の団体や組織に声をかけ、賛同を得て、「交・対・協」が誕生した。

 26年9月1日には生活道路の法定速度が時速30Kmに引き下げられるが、「屋敷通り」は現在、法定速度の60Kmで通行が可能。実態としては、21年9月24日の同自治会による交通調査で、朝の通学時間帯1時間の自動車の通行台数は114台。そのうち4台が時速40Km台、残りは30Km台と20Km台のほぼ半々という結果だった。

 このことから福井会長は「法定速度は時速30Kmでも、さらなる安全を期して20Kmでの走行をお願いしたい。また、自転車の危険運転も多いことから、マナーアップを呼び掛けたい」と強調した。

バンダナのデザイン

逗子商工会女性部 キッズ防災レンジャーを認定 市民まつりでブース

 逗子市商工会女性部(齊藤晞子(えいこ)部長)は10月12日(日)に開催される「逗子市民まつり」で、「逗子キッズ防災レンジャー認定プログラム」を開催する。

 当日、女性部ブースで【1】負傷者搬送訓練【2】水消火器訓練【3】防災工作「新聞紙でスリッパ作り」を体験した子どもは、「逗子キッズ防災レンジャー」に認定され、認定書とレンジャーの証としてバンダナがプレゼントされる。

 今回、認定を受けた子どもは12月に逗子防災士の会(石井康生代表)が実施する「逗子キッズ防災士講座」でマイ・タイムライン(防災行動計画)とマイハザードマップを作成(予定)すると、「逗子キッズ防災士」の資格が得られる。

 女性部では一昨年、市内小学校の児童と防災アプリ「ずし防くん」を作成するなど、子どもの防災意識向上に力を入れている。今回の企画においても「自分の身は自分で守るという意識につながれば」と期待を寄せる。

広島発、キッズ防災士

 「キッズ防災士(R)」は一般社団法人ひろしま防災減災支援協会(柳迫長三代表理事)が認定するもの。広島県では2014年8月に土砂災害で77人、18年7月に西日本豪雨災害で114人の犠牲者が出ており、災害時の避難についての課題があった。柳迫代表によれば「それでも行政の指示では避難しない人が多い」という。そこで「子どもに防災教育をし、家庭で話をすれば親は避難行動を起こす」と考え、子どもが自覚する仕組みづくりとして「キッズ防災士」を考案した。

 同取り組みは岡山県や山口県でも広がりを見せる。今回、逗子市での開催は中国地方以外では初めてだという。

意気込みを見せる後藤亨さん・章子さん、外山祐次さん、鈴木麻井子さん、大和地未沙子さん・亮太さん(左から)

フレスコボール 逗子から世界に挑む 日本代表6人、W杯とブラジル選手権へ

 ブラジル発祥のビーチスポーツ「フレスコボール」。ボールとラケットを使いペアで行う競技で、制限時間内に続いたラリーの数と、ボールのスピードでの点数加算や、落球による減点など、ポイントで順位を競う。相手を負かすのではなく、協力しあうことが重要で「思いやりのスポーツ」とも呼ばれる。

 逗子市には2019年に「逗子フレスコボールクラブ」が設立し、現在約50人が在籍。このほど、2025シーズンの日本代表に同クラブから6人が選ばれ、10月4日(土)・5日(日)に兵庫県神戸市で開催される日本初の国際大会、ワールドカップに出場する。また、12月に本場ブラジルで開催される選手権大会にも4人の選手が挑む。

 大和地亮太さん(31)、未沙子さん(35)はそれぞれ10年と8年のキャリアをもつ日本初の夫婦代表ペア。亮太さんはこれまで16年から20年に代表に選ばれ、今回5年ぶりに返り咲いた。未沙子さんは22年・24年に続き3回目。ミックスのカテゴリで、ワールドカップ以上に本場ブラジルでの大会に照準を合わせ、入賞を目指す。未沙子さんは女子カテゴリでも代表に選出されている。

 後藤亨さん(55)と章子さん(54)は昨年設立されたマスターカテゴリー(50歳以上の部)で夫婦で代表に。5年前に逗子に移住し、ビーチを散歩中にフレスコボールに出合い、章子さんが虜になった。スポーツとしての楽しさとともに、大会など行く先々で友人ができることも魅力だと語る。代表選出には「マスターは他のカテゴリとはレベルが違うので」と謙遜。ワールドカップでは入賞を目指し、ブラジル大会では「日伯の懸け橋になりたい」と。

 外山祐次さん(49)は逗子フレスコボールクラブの立ち上げメンバーでもあり、日本代表も5回目。「W杯では自分たちらしい豪快なラリーをするという魅力を出せれば結果はおのずとついてくると思う。ブラジルのトップ選手も参加するのでどれだけ通用するか力試しもしたい」と意気込む。

 鈴木麻井子さん(42)はキャリア10年で代表は23年に続き2回目。女子カテゴリでの選出だが、特別枠で外山さんとのペアで出場するミックスで、「大和地さん夫婦に近づき追い越したい」と語った。

体験、随時受け付け

 同クラブは毎週土曜・日曜と祝日に逗子海岸東側で練習を行っている。時間は午前9時ぐらいから暗くなるまで。随時、体験も受け付け。

 問い合わせは同クラブのインスタグラム、Xなどから。

講義をする宮本教授

微生物がストロー食べた 慶大教授、上山口小で講義

 葉山町立上山口小学校(田中基校長)で9月16日、慶應義塾大学理工学部の宮本憲二教授が、6年生児童(一部4年生)を対象に、微生物を用いた学校給食用バイオマスストロー分解実験の特別講義を行った。

 まず始めに、前の週の講義(9月8日)で微生物を投入した水槽に入れたストローと、何もしていないストローを比較。水槽から取り出したストローは厚さが薄くなり、硬さも柔らかくなっていることを確認した。そして、微生物がストローを「食べる」仕組みは、人が咀嚼して出た唾液に含まれる酵素などが食べ物を分解し、体に吸収するのと同じだと紹介。もとは透明だった水槽の水が赤くなっているのは、微生物が増殖したからだと解説した。

 また、2年前にキエーロで実験したストローがいまだに分解されず残っていることについて言及。今回の水槽との違いとして、キエーロは水分が足りず、土が乾いていたため、微生物が増えることができなかった。さらに、微生物の種類も違い、今回使用したのはストローを製造する際に出た排水の中から取り出したもので、超強力だったと説明した。あと1週間もすれば、ストローは完全に分解されるだろうという。

 講義を聞いた矢部隆之介さんは「1週間しかたっていないのにストローがふにゃふにゃになっていてすごいと思った」と驚いていた。

イベント告知のチラシ

しおさい博物館 三浦半島の外来生物学ぶ 地元研究者による講演

 葉山しおさい博物館(葉山町一色)は10月5日(日)、「足もとの外来生物―侵略と攪乱の生態学の現在―」と題したサイエンストークを実施する。講師は同館職員の倉持卓司さん。

 三浦半島に侵入して問題を起こしている外来生物が、これから先、どのように変わっていくのかを解説する。10年前にも同タイトルで行われたサイエンスカフェでは、近年、葉山町内でも見られた「ヤンバルトサカヤスデの大量発生」を示唆していた。

 会場は葉山しおさい公園内の茶室「潮見亭」。時間は午後1時30分から3時30分。先着30人程度。参加費は無料だが、公園入園料(大人300円、小人150円)が必要。

 (問)同館【電話】046・876・1155

思い重なり寄席実現 10月4日 旧本多邸

 国登録有形文化財の洋館、旧本多邸(逗子市山の根)で10月4日(土)、落語会「洋館寄席 旧本多亭」が開催される=写真。レトロな雰囲気の中で、プロの噺家による話芸を堪能できるこの企画は、笑いと文化が融合したユニークな催しだ。

 今回の寄席は、主催者である佐藤啓太さん(31)が、2025年3月に同館で自身の結婚パーティーを開いたことをきっかけに、同館を管理運営する久米設計の担当者と知り合い、2人の「寄席を開きたい」という思いが一致したことで実現した。

 出演は、来年春に真打昇進が決まっている柳家小はぜさんと、二ツ目の春風亭昇羊さん。

 時間は午前10時30分からと午後2時から。木戸銭は2500円(通し券4000円)。

 「同館は普段は一般開放されていません。落語を楽しむと同時に、歴史ある洋館の雰囲気を楽しんでみませんか」と佐藤さんは呼びかける。

 問い合わせ、予約は洋館寄席実行委員会【携帯電話】080・4659・9895か【メール】n.kimiyasu@gmail.com。

ZAFメインビジュアル

逗子アートフェス 市内各所で芸術体験 10月4日から26日

 逗子アートフェスティバル2025(ZAF)が10月4日(土)から26日(日)まで、逗子市内各所で開催される。今年で13回目を迎えるZAFのテーマは「アートのよはく」。地元アーティストが中心となり、音楽祭や展示、参加型作品など30以上の企画が市内各所で展開される。

 ZAFは逗子市の事業としてスタートしたが、現在は市民が主体となり行政と協働で運営されている。実行委員会によると、ZAFをきっかけに移住し活動に参加する人もいるという。「芸術の秋の一日、アートを身近に感じに来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 主な会場は逗子文化プラザホールや池子の森自然公園400mトラック、赤い橋ぎゃらりー、CINEMA AMIGOなど。

 今年は、来年からのZAF新ロゴデザインコンテストも開催され、会場での一般投票も行われる。

 主催は逗子アートフェスティバル実行委員会、共催は逗子市と逗子市教育委員会。企画運営は逗子アートネットワークが担当する。

 企画など詳細は公式サイトhttps://www.zushi-art.com/を参照。

 問い合わせは同実行委員会(逗子市文化スポーツ課内)【電話】046・873・1111(内線278)。

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子どもたちに指導する宮澤さん(奥)

「今できること」を オートサービス・カズ 宮澤さん

 葉山町上山口で自動車の鈑金・塗装・修理などを手掛けるオートサービス・カズ。今年30周年を迎え、地元の信頼もますます厚い。同社の代表・宮澤和人さん(57)には経営者とは別のもう一つの顔がある。木古庭上山口ミニバスケットボールチームの監督だ。

 自身の子どもがチームに所属していた縁で先代の監督から任されて約20年。「今できること」をチームスローガンに掲げ、「ベストを尽くすために何が自分にできるかを考える」ことが大事だと子どもたちに伝えてきた。「『勝つこと』は目標で、目的ではない。勝つために考えたり、行動するそのプロセスが大切だ」と熱を込める。

 チームは週3回、町内の小学校体育館で練習を行っている。一昨年度、女子が第43回三浦半島地区ミニバスケットボール選手権大会で優勝、昨年度は第44回三浦半島ミニバスケットボール秋季大会で男女アベック優勝するなど、ここ数年で成績も伸びてきた。

 宮澤さんは監督にとどまらず、横須賀バスケットボール協会理事、横須賀ミニバスケットボール連盟理事、神奈川県バスケットボール協会U12部会常任理事を務めるなど多忙を極める。仕事との両立は大変だが「自分の選んだことが正解になるように努力をする」と自戒するとともに、子どもたちにエール送る。

 同チームの詳細ははインスタグラム「kikobamini」で検索。

「お風呂でいやされて」と神戸さん

逗子・葉山土産に入浴剤? おでん屋が考案

 逗子市逗子の「おでん酒場あっかんべー」がこのほど入浴剤「逗子葉山の福湯 おでんのきもち」を発売した。「おでんの気持ちになって心も身体も温まろう!」をコンセプトに、湯の色はだしをイメージした茶色、ほんのり柚子や辛子、だしの香りが付き、柔らかなとろみ感がある。

 店主の神戸悠太さん(44)は休みのたびに温泉や銭湯に行きたくなるほどの温泉好き。行く先々でお土産として売られている「温泉の素」も購入して家の風呂で楽しむこともある。

 地元の逗子には銭湯は1軒だけ、さらに逗子土産の代名詞的なものが見当たらないと思った神戸さんは「クスッと笑えて話題になるもの」として入浴剤を考案。「疲れていたり、ストレスを抱えている人がお風呂につかりながら、『おでんかよっ』って、笑ってくれたらいいかな」と商品に込めた思いを語る。

 全国の温泉を巡っている神戸さんが最も気に入っているのは青森県の酸ヶ湯(すかゆ)温泉。「本当の湯治場。雪深い中の温泉は最高でした」と語る。一方で「おでんのきもち」の成分は近場の鎌倉のある温泉を参考にしたという。「黒っぽいお湯で、少しとろとろしていて好きなんです。ジョーク商品ですけど、湯質にはこだわりました」と温泉好きの顔をのぞかせた。

 1袋(25g)495円。贈答用6袋入りは3157円。店舗と同店ウェブサイト、セブンイレブン桜山店、沼間店で購入できる。

 営業時間は午後5時30分〜9時。水曜定休。

 (問)【電話】046・871・3747

過去の譲渡会=提供

寺で犬猫と縁結び 10月18日 仙光院で譲渡会

 葉山町長柄の仙光院で10月18日(土)、保護犬や保護猫との出合いの場「お寺でわんにゃん縁結び」が開催される。まちと人とペットをつなげることを目的に行われ、今回で7回目。

 当日は「PAK(かながわ保健所の犬・猫を救う会)」と「NPO法人Anisma」の2つの保護団体が参加。同団体らによる犬猫の譲渡会のほか、専門家による「犬のしつけ無料相談」、さらに前回好評だった犬猫と一緒に散歩ができる「保護ワンとお散歩体験」も実施される。また、初めて実施の「ワンコとニャンコのおやつあげ体験」では、犬や猫に直接おやつをあげて交流を深めることができる(おやつ有料)。

 犬の爪切り・整体や、ドッグフード、首輪などの雑貨販売、来場者の腹を満たすハンバーガーやスイーツといった飲食など、約10店が参加するチャリティマルシェの出展料の一部は、保護団体に寄付される。

 主催者は「犬や猫と家族になりたいと考えている方だけでなく、動物と触れ合いたい方、保護活動に関心のある方など、どなたでもお気軽にお越しください」と参加を呼びかける。

 入場無料。時間は正午から午後4時。雨天決行、荒天中止。

 (問)お寺でわんにゃん縁結び実行委員会(仙光院内)【電話】046・875・2007

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講演する永田さん

デフ日本代表選手が登壇 エアライフル 永田英司さん

 11月に東京で開催される、きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。同大会に射撃の10mエア・ライフル日本代表として出場する永田英司さん(53/葉山町在住)が、9月15日に逗子市内で行われたイベントに登壇し、手話通訳を通して競技を始めたきっかけや、苦労話を披露した。

 永田さんは2023年7月に神奈川県聴覚障害者福祉センターで行われたビームライフルスポーツ射撃体験会に参加し、高得点をマークしたことをきっかけに、射撃競技に挑戦しようと決意。

 同競技を行うには「鉄砲所持許可」が必要だが、その試験を受ける際に手話通訳が付かなかったなどのハンデもあり、3度不合格。4度目の挑戦で翌年春に許可証を手にし、夏に「猟銃・空気銃所持許可証」を取得してエア・ライフル射撃の練習を始めた。テーブルに肘をついて撃つビームライフルと違い、エア・ライフルは立って撃つため焦点が定まらず難しいという。それでも月2回の合宿などで徐々に高得点がとれるようになってきており、「一生懸命練習して、みなさんに良い報告ができるようにしたい」と決意を示した。

 当日は会場の逗子文化プラザ交流センターで「音のないフェスティバル」が行われており、講演終了後、外の広場で来場者から手話でエールが送られた。

「看取りはどこで?」 vol.38 人生100年時代今から始める終活のススメ

 看取りとは?延命治療はせずに高齢者が自然に亡くなる過程を見守りケアをすること。A子さんはお父様を2年間在宅介護し、この8月末に看取りを体験しました。同居家族がいなかったため不安でしたが、在宅医療の主治医や訪問看護師、ヘルパーに支えられ、お父様の希望が叶えられてよかったと振り返ります。

 このように「人生の最期はどこで迎えたいか」と高齢者に聞くと「自宅の畳の上」と答える人が圧倒的に多い一方、家族に負担をかけたくない、頼れる親族がいないという理由で在宅を諦める人も少なくありません。実際、亡くなった場所の調査(2023年厚労省)では、病院が65%、自宅が17%、介護施設が15%です。そして、ここ数年介護施設での看取り件数が増えています。逗葉地域在宅医療・介護連携相談室が逗子市と葉山町の看取りを調査した結果、34の施設で189件という回答でした(24年度)。件数の背景には06年から「看取り介護加算」が創設されたことも理由の一つです。

 看取り介護で大切なことは、人としての尊厳を保ちながら最後まで穏やかな時間を過ごしてもらうこと。本人、家族と施設側の理解と協力があることが前提です。地域医療や介護が整ってきた現在では、最期を迎える場所の選択肢が増えています。元気なうちに家族と話し合って決めておくとよいですね。

星座にまつわるエトセトラ 「今年のお月見」

 今年の「中秋の名月」は、10月6日(月)です。明治5年に太陰太陽暦から太陽暦に改暦されましたが、お月見は太陽暦ではできません。なぜなら、8月15日の月の形が、その年によって違うからです。旧暦と呼ばれる太陰太陽暦は、太陽と月の暦でできています。ひと月は、新月を一日として、3日目は三日月、7日目8日目くらいが、上弦の月。そしておよそ15日後に満月を迎え、更に約15日かけて新月へ。つまり月の形が日付をあらわしているのです。空気が澄んだ秋の夜空にかがやく満月は、夏の低い満月、冬の首が痛くなるほどの高い満月とは違い程よい高さで見上げることができるのです。元々は、秋の収穫を感謝する行事。お月様に果物や野菜、秋の草花をお供えします。もちろんお団子も。今年は、月曜日ですが、夜は少しゆっくりと月を見上げてはいかがでしょうか?