戻る

逗子・葉山 スポーツ

公開日:2025.09.26

デフ日本代表選手が登壇
エアライフル 永田英司さん

  • 講演する永田さん

  • 多くの人がエールを送った

 11月に東京で開催される、きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。同大会に射撃の10mエア・ライフル日本代表として出場する永田英司さん(53/葉山町在住)が、9月15日に逗子市内で行われたイベントに登壇し、手話通訳を通して競技を始めたきっかけや、苦労話を披露した。

 永田さんは2023年7月に神奈川県聴覚障害者福祉センターで行われたビームライフルスポーツ射撃体験会に参加し、高得点をマークしたことをきっかけに、射撃競技に挑戦しようと決意。

 同競技を行うには「鉄砲所持許可」が必要だが、その試験を受ける際に手話通訳が付かなかったなどのハンデもあり、3度不合格。4度目の挑戦で翌年春に許可証を手にし、夏に「猟銃・空気銃所持許可証」を取得してエア・ライフル射撃の練習を始めた。テーブルに肘をついて撃つビームライフルと違い、エア・ライフルは立って撃つため焦点が定まらず難しいという。それでも月2回の合宿などで徐々に高得点がとれるようになってきており、「一生懸命練習して、みなさんに良い報告ができるようにしたい」と決意を示した。

 当日は会場の逗子文化プラザ交流センターで「音のないフェスティバル」が行われており、講演終了後、外の広場で来場者から手話でエールが送られた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

逗子・葉山 ローカルニュースの新着記事

逗子・葉山 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS