逗子・葉山 社会
公開日:2025.09.26
新宿交対協
生活道路、時速20Km走行を
意識変革目指す
交通安全対策を目的に逗子市の新宿自治会や消防団、学校などで構成し活動する「新宿町内道路交通安全対策推進協議会(交・対・協)」(福井八州雄会長)は9月21日、「新宿ゆっくりおもいやりゾーン20Km」活動のキックオフイベントを開催した。町内道路の自動車の地域推奨速度を時速20Kmとし、「車も自転車も歩行者も、お互い思いやりを持って、ゆっくりと笑顔で歩けるまち」を目指す。
当日は町内の住民約50人のほか、桐ケ谷覚逗子市長や市職員、志原光徳逗子警察署長、交通課署員などが参加。海岸中央入口前交差点付近でのぼり旗を立てたり、注意喚起を促すチラシを自動車・バイク、自転車、歩行者に配布したりした。
事故きっかけに組織
「交・対・協」が発足したのは2023年7月。18年頃に逗子海岸近くの富士見橋から逗子開成中高の前を通り、久木郵便局前交差点に抜ける「屋敷通り」で、接触事故が多いと同自治会内で話題になり、道路の白線が消えていることを警察に指摘するなど交通問題に取り組み始めた。そうした中、21年4月に妊婦がけがをする交通事故が発生。これを機に速度や一方通行などの道路規制を求める声が上がった。一方、規制について、加入率が60%弱の自治会単独で取り組むのは問題があると判断し、町内の他の団体や組織に声をかけ、賛同を得て、「交・対・協」が誕生した。
26年9月1日には生活道路の法定速度が時速30Kmに引き下げられるが、「屋敷通り」は現在、法定速度の60Kmで通行が可能。実態としては、21年9月24日の同自治会による交通調査で、朝の通学時間帯1時間の自動車の通行台数は114台。そのうち4台が時速40Km台、残りは30Km台と20Km台のほぼ半々という結果だった。
このことから福井会長は「法定速度は時速30Kmでも、さらなる安全を期して20Kmでの走行をお願いしたい。また、自転車の危険運転も多いことから、マナーアップを呼び掛けたい」と強調した。
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