逗子・葉山 コラム
公開日:2025.09.26
「看取りはどこで?」 vol.38
人生100年時代今から始める終活のススメ
看取りとは?延命治療はせずに高齢者が自然に亡くなる過程を見守りケアをすること。A子さんはお父様を2年間在宅介護し、この8月末に看取りを体験しました。同居家族がいなかったため不安でしたが、在宅医療の主治医や訪問看護師、ヘルパーに支えられ、お父様の希望が叶えられてよかったと振り返ります。
このように「人生の最期はどこで迎えたいか」と高齢者に聞くと「自宅の畳の上」と答える人が圧倒的に多い一方、家族に負担をかけたくない、頼れる親族がいないという理由で在宅を諦める人も少なくありません。実際、亡くなった場所の調査(2023年厚労省)では、病院が65%、自宅が17%、介護施設が15%です。そして、ここ数年介護施設での看取り件数が増えています。逗葉地域在宅医療・介護連携相談室が逗子市と葉山町の看取りを調査した結果、34の施設で189件という回答でした(24年度)。件数の背景には06年から「看取り介護加算」が創設されたことも理由の一つです。
看取り介護で大切なことは、人としての尊厳を保ちながら最後まで穏やかな時間を過ごしてもらうこと。本人、家族と施設側の理解と協力があることが前提です。地域医療や介護が整ってきた現在では、最期を迎える場所の選択肢が増えています。元気なうちに家族と話し合って決めておくとよいですね。
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