港北区版【12月4日(木)号】
横浜市役所を訪れた大綱中合唱部3年生ら

【横浜市港北区】大綱中合唱部 日本一を山中市長に報告 3年生22人が表敬訪問

 横浜市立大綱中学校合唱部が10月26日に富山県で行われた「全日本合唱コンクール全国大会」中学校部門で最優秀賞に輝き、文部科学大臣賞を受賞した。同部の3年生らは11月28日、山中竹春横浜市長を表敬訪問し、日本一の栄誉を報告。市長は「横浜市民の誇り」と称え、生徒たちの功績をたたえた。

 同コンクールは1948年に創設され、80年近い歴史を持つ、国内で最も伝統と権威がある大会の一つである。これまでに延べ6000団体以上が参加している。

 山中市長は「その大きなコンクールで横浜の中学校の皆さんがまさにトップを取られたということを本当に市長として誇りに思う」と称賛した。さらに、日々の厳しい練習を通じて培った経験と仲間との絆は「皆さんの人生において大きな財産になる」と激励の言葉を贈った。

 総勢約75人の部員をまとめる大金まどか部長(3年)は、全国大会で最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞したことを報告した。演奏曲の一つ「空をかついで」について、未来を託す重たさや輝きを「先輩から後輩へのバトン」と捉えて歌い、「私たちにしかできない思い出のある演奏」になったと報告した。

 同部のスローガンは「合唱懸命」であり、音楽的な技術だけでなく、仲間やつながりといった人間性を育むことも含まれている。大金部長は、顧問が変わり試行錯誤する中で「自分なりに無理やり突き進んできた」が、「そのやってきたことがこの結果につながったと思う。間違ってなかったんだなというやりきった気持ちでいっぱいです」と思いを語った。

 同部は、ここ数年で急激に躍進し、昨年度の代が初めて全国大会に出場、今年度で日本一を達成した。生徒たちは発声や姿勢といった基礎を常に意識して、週に5〜6日、毎日2〜3時間の練習を地道に積み重ねてきた。同部への祝福は地域にも広がり、商店街では横断幕も作られたという。同席した後藤秀吉校長は「私たち以上に喜んでもらえて、支えられていることを実感した」と感謝を述べた。

 現在、仮引退中の同部3年生。12月の大会を経て、3月の定期演奏会をもって引退する。

作品の前の藤川さん(右)とハインリッヒ・フッベ課長=提供写真

【横浜市港北区】大曽根小の藤川さん ドイツ描いて絵画コンテスト全国3位 万博パビリオンから着想

 「子供の絵画教室 大倉山」に通う藤川佳香さん(大曽根小3年)はドイツ大使館主催の絵画コンテスト「わたしのドイツ」小学生の部で3位に輝いた。11月24日には同館で授賞式が行われ、ハインリッヒ・フッべ同館広報課長から賞状を受け取った。

 日本の子どもたちがドイツに興味を持つきっかけにするために始まった同コンテスト。18回目となる今回は、大阪・関西万博のドイツパビリオンのテーマでもある「わ!ドイツ」がテーマだ。小学生の部と中学生の部に分かれており、藤川さんが出品した小学生の部には363点の力作が集まった。受賞作品は大使館職員らの投票によって決められた。藤川さんは受賞に対して「信じられなくてびっくりしたけど、一生懸命描いたからうれしかった」と喜びをかみしめた。

大阪ならではを表現

 藤川さんが制作した作品は四つ切サイズの水彩画『循環の「わ」!』。

 絵画教室で同コンテストの存在を知り、挑戦することになった。作品のモチーフとなったのは同パビリオン。写真を見て「きれいだと感じて、これをうまく描けたらすごいだろうな」と着想を得た。週1回絵画教室に通い、5〜6時間費やして制作。作品に透明感を出すために明るい色で光を表現し、白色や青色で縁取るなど工夫を凝らした。ドット(点)を散りばめることで賑やかさも演出。描き進めていく中でイメージを膨らませ、「万博や、会場となった大阪ならではのものを取り入れよう」と考え、公式キャラクターや大阪の名物などを描いた。

「未来伝わる」

 授賞式では「たこ焼きなど大阪の特徴が描かれている」「賑やか」「未来が伝わってくる」という言葉を掛けられたという。藤川さんは「未来を予想して制作したわけではなかったけど、言われてみたら確かにそうだなと思った」とうれしそうに語った。また、授賞式に同席した家族の喜ぶ姿を見て「また来年も挑戦して、家族で大使館に行きたい」と意気込みを口にした。

雑談を交わしながら霧が丘公園でラジオ体操をする参加者ら

老人クラブ 互助の輪に加わって 重要性増す「友愛活動」

 緑区にある霧が丘公園で、毎日ラジオ体操の会が開かれている。50代〜80代を中心に、多いときは50人ほど参加者が集まるという交流の場だ。(公財)市老人クラブ連合会の孤独・孤立防止の「友愛活動」の一環で始まったもので、現在は高齢者らの社会参加の場となっている。早朝の地域のたまり場を訪れ、活動の経緯や参加者の声を取材した。

 ラジオ体操が始まるのは午前6時30分。早朝の静かな公園に徐々に人が集まり、参加者の1人がラジオをかけると、全員が一斉に体操を始める。「誰かが仕切っているわけではない。誰でも参加していいので、自然と集まってくるんです」と、20年ほど前から通う80代の女性は話す。約5分の体操が終わると参加者らは散り散りに。雨が降っても元日でも、この光景が毎日繰り返されているという。

 今年の夏から通い始めたという50代の女性は「健康のために始めたけれど顔見知りが増えて、買い物やイベントなど身近な情報を交換する場にもなっている」と話す。高齢者同士の交流などを促すこのような「居場所・たまり場」は各地区にあり、市老人クラブ連合会HPの「友愛活動」のページにまとめられている。

一歩先の見守りへ 

 老人クラブとは地域を基盤とする主に高齢者による自主組織で、横浜市には1315クラブ、7万8020人の会員がいる。このうち6259人が市老人クラブ連合会理事長から委嘱を受けて「友愛活動員」として活動している(2025年4月1日時点)。

 友愛活動とは、霧が丘公園で行われているラジオ体操のような「居場所・たまり場」づくりのほかに、自宅訪問や日常生活の支援などさまざま。高齢者同士で同世代の仲間を支え合うことを目的としている。ところが、超高齢社会を迎え、高齢者の人口が今後約20年は増加を続けることが見込まれている一方で、友愛活動員の数は減少している。同連合会事業課の担当者によると、コロナ禍で外出を控えていた高齢者が自粛ムードが収まった後も自宅にこもっている傾向があり、今まさに友愛活動の重要性が高まっていることを実感しているという。

 同連合会として特に力を入れていきたいのが、自宅にこもりがちな高齢者へのアプローチだ。「元気な高齢者同士が仲良く活動するだけでなく、友愛活動員には一歩先の見守り活動として、『対象者』(一人暮らしの高齢者など)への電話や訪問などに取り組んでいただきたい」と担当者。顔の見える関係性ができれば必要に応じて地域ケアプラザや民生委員などと連携してサポートもできる。

 担当者によると友愛活動への理解度や熱心さは地区によってさまざま。緑区の老人クラブを取りまとめる緑区老人クラブ連合会の平井充子会長は、各クラブの活動の様子を把握するため区内全65クラブの視察を順番に行っているという。「会長として活動の実態を知らないと」と視察を始め、「率直な意見があり学びがある」と現状の把握に努めている。

 「高齢者をどうやって社会につなげていくか。孤立・孤独防止のために力を入れていきたい。日常から支え合う関係性ができていれば災害時にも生きる」と担当者は呼び掛けている。老人クラブへの入会や居場所・たまり場に関する詳細など問い合わせは各地区の老人クラブ連合会へ。

横浜市 空家増加に備え窓口強化 高齢者のみ世帯が3割に

 横浜市は「空家予備軍」の世帯数の割合が関東の政令指定都市で最も高い(第3期市空家等対策計画)。市はこれらの背景から「腐朽・破損のある住宅」等の数が今後増加していくことを見越して、8月から12月26日(金)までモデル実施として「近隣の空家等に関する相談受付コールセンター」を設置している。

 「空家予備軍」とは、一戸建住宅に住む高齢者のみ世帯のこと。この数が2013年から18年に約2万6千世帯、18年から23年に約1万1千世帯増加し、23年時点で世帯全体の約3割を占めている(第23回横浜市空家等対策協議会)。これは将来的に空家になる可能性が高い世帯が増えていることを意味する。

 コールセンター(【電話】03・4476・8043)の設置は、これまで市職員が対応していた相談業務を民間事業者に委託する取り組み。市の担当者によると空家等に関する相談件数は増加傾向で、特に樹木の繁茂に関する問い合わせが多い。

 市ではこのほか空家の流通促進に向け、空家所有者と空家活用を希望する人のマッチングなどに取り組んでいる。

フリーアナウンサーで横浜市の広報番組「ハマナビ」のナビゲーターを務めている 太田 晶子さん 戸塚区出身 30歳


横浜の魅力を言葉で案内

 ○…2月からtvkで放送されている「ハマナビ」の案内役に加わり、月1回程度、市内のスポットを紹介している。大学生まで暮らしていた横浜を巡り、「通っていた駅などが出てきて、思い出が蘇る」と笑顔。アートがテーマで、寄木彫刻作家を取材した際は、細かい技を目の当たりにし、「思わず写真を撮る手が止まらなかった」と好奇心いっぱい。

 ○…戸塚区で生まれ、小学2年生の時に泉区へ移り住む。中学校ではジャージ登校ばかりの生徒の中、「デザインが好きだから」と制服を貫き通す意思の強さも。大学生の時、キャリア教育の一環で出会ったアナウンサーから「あなたも頑張ればアナウンサーになれる」と言われた。「刺激的な世界に引っ張ってくれた一言。今思えば、みんなに言っていたのかも」と笑うが、数十社を受けた中でNHK徳島放送局に合格した。

 ○…徳島では、取材の企画から撮影・編集まで担当。放送後に取材先から反響を聞くたびに、「私が行動することで喜んでくれる人がいると実感した」と充実の日々を過ごした。3年後に水戸放送局へ。夕方のニュースを担当し、街で多くの人から声を掛けられ、「責任で背筋が伸びた」。2023年に現在の事務所に入り、ボートレース番組やラジオ日本の競馬中継などを担当。未経験の分野で「最初は専門用語が呪文に聞こえた」というが、「フリーは自分しか頼れない」と強い決意で臨んでいる。

 ○…母方の実家は市内で100年続く提灯店で、今は父が店主。自身もものづくりに関心があり、ミニチュアハウス作りが趣味。ハマナビを「長く住む人も知らない、新しい横浜を知ることができる番組」と評し、生まれ育った場所をナビゲートしていく。

親子参加でもっと楽しめる クリスマスを先取り|12月7日㈰ 横浜市大倉山記念館

 横浜市大倉山記念館(大倉山2の10の1)で12月7日(日)、「小さな丘のメリークリスマス」が開催される。

 同館全体を開放して行われ、ホールではシンガーソングライターのKO-seiさんによるピアノの弾き語りが行われる(事前予約制)。

 ワークショップも豊富で、木工教室や雪だるまを作れるハンドソープアート、おもしろ科学教室など目白押しだ。同館屋外にはキッチンカーも出展予定。

 どれも親子で参加でき、大人から子どもまで世代を問わず楽しめる内容となっている。

 また、同館内の大倉精神文化研究所附属図書館では、紙芝居の読み聞かせを開催。参加は無料で人数制限もないため、気軽に参加できる。

同日開催イベントも

 同館では「クリスマスがいっぱい展」も同時開催される。クリスマスグッズのマーケットを展開し、革細工の製品や着せ替えができる人形などが並ぶ予定だ。

 クリスマスリースやミニスワッグのクラフトができるワークショップから、ハンドベル演奏の体験やスマートボール体験ができるブースも。

 入場は無料(一部のワークショップは、子ども100円、大人300円の参加費が必要)で、午前10時から午後3時まで。同館のアクセスは、ホームページで確認できる。なお、同館には駐車場がないため、公共交通機関での来場か近隣の駐車場を利用する。

 問い合わせは港北区地域子育て支援拠点どろっぷ【電話】045・540・7420。

京急好きで意気投合した二人

【大倉山記念館】みんなで仲良く出発進行|子どもたちに広がる助け合いの輪

 大倉山記念館で11月28日・29日・30日の3日間、(一社)ママスタイルが主催するイベント「電車であそぼう!」が開催された。

 同館の2階ギャラリーには1日掛けて製作された巨大プラレールが登場。貸し出しのプラレールも充実しており、お気に入りの電車が走る姿を、夢中で追いかける子どもたちで賑わっていた。

 神奈川区から参加した幼児は「京急が好き」と満面の笑みを浮かべ、「僕も」と一緒に遊んでいた幼児が話すと、二人で顔を合わせて笑っていた。二人は初対面ながらも、「京急好き」で意気投合し、一緒に電車を走らせていた。

 電車が脱線して困っている子の手助けをする、年上の子どもの姿が多く見られた。「自分が前に助けてもらったから」と話す子どももおり、子どもたち同士で、助け合いの輪が広がっていた。

 主催の代表である稲垣多佳子さんは「子どもたちの社会性を育む場にしていきたい」と話す。

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綱島商店街 どど~んと賞品1000点 もしもの時の防災用品等が当たる

 綱島商店街の加盟店で買い物をすると、抽選に参加できる「綱島ウィンターフェスタ大売り出し2025」が12月8日(月)〜23日(火)に行われる。主催は綱島商店街連合会。

 メインは賞品総数が1000点の「どど〜んとつなしまプレ1000(ゼン)ト‼」。美肌モード搭載の脱毛器や自動調理ポット、新米5kgなど生活に役立つグッズが当たる。そのほか売出し加盟店で使える商品券1万円分(100名様)なども。「当店で応募ハガキがもらえます‼」のポスター掲示店(270店舗加盟)で買い物や食事、サービスを利用するともらえる応募ハガキに必要事項を記入し、各店設置の応募箱またはポストに投函を。詳細は公式HPで。問い合わせは綱島商店街連合会【電話】045・531・0828。

被害現状を話す港北署の田中さん

【綱島東口商店会】港北区内の特殊詐欺被害、5億円超す 昨年比2・6倍の被害額に住民ら絶句

 綱島東口商店会(佐藤誠三会長)主催の「安全安心町づくりの集い」が11月27日、中町自治会館で開催され、約40人の地域住民が参加した。

 年末を控え、地域の防犯意識向上を目的に企画されたもので、当日は港北警察署生活安全課の田中浩さんが登壇し、区内の特殊詐欺事情について講話を行った。

 10月末時点で区内の被害額が約5億1千万円に達し、昨年の年間総額(約1億9千万円)を既に大きく上回っている危機的な状況を報告。特に警察官を装いビデオ通話で偽の逮捕状を見せる手口が急増しているとし、「警察がSNS等で逮捕状を示すことは絶対にない。電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、必ず署に確認を」と参加者に強く呼び掛けた。第2部では、「濱乃志隆」こと濱崎隆さんによる音楽と落語が披露され、会場は和やかな空気に包まれた。

 佐藤会長は「一件でも被害を少なくしたい。手口を知っていること、地域で声を掛け合うことが大事ですね」と地域連携の重要性を訴えた。

ストレッチを実践する参加者ら

cafeえんと 地域住民で姿勢改善 地域交流の場として定着

 今年5月に新たな地域交流の場としてオープンした「cafeえんと」=新横浜=で、地域住民を招いた姿勢改善セミナーが開催された。

 講師に新羽や新横浜のスタジオで「背骨フィットネス事業」を行う三村良輔さんが登場し、猫背や巻き肩などの改善を目指すストレッチを教え、参加者一人ひとりの状況にあわせた声がけをしていた。

 参加した新羽在住の女性(78)は「なるべく元気で長生きをしたいから、ありがたいセミナーだった」と語り、大倉山在住の女性(70)は「もともと猫背で悩んでいたのでうれしい。姿勢が良いと若々しく見える」と笑顔を浮かべた。

 講師として参加した三村さんは「姿勢の崩れや体の歪みから不調が続く方が多い。ぜひ自宅でも継続してほしい」と述べた。

 同カフェの運営を行う二谷綾さんは「年代も性別もさまざまな方に活用いただいているのがうれしい」と話す一方、「周知がまだ十分とは言えない。利用促進につながる工夫が必要だと受け止めている」と明かすも、セミナー終わりには、参加者がランチを堪能しながら談笑し、親子連れで賑わっていた。

 着実に地域の憩いの場としてに定着しつつある状況に、二谷さんは「人と人との縁が生まれ、繋がっていく場にしていきたい」と述べる。さらに「地域の方が気軽に利用でき、心安らぐ時間を過ごせる場所にしていきたい」と続けた。

賞状を受け取り、にこやかな清水さん

【中学生の「税についての作文」】横浜市の中学校から30人が受賞|租税教育の推進を図る

 神奈川税務署で11月26日、『中学生の「税についての作文」』の表彰式が行われた。

 同作文コンテストは、神奈川納税貯蓄組合連合会と神奈川税務署が租税教育推進活動の一環として、積極的に取り組む事業である。

 今年度は神奈川税務署管轄内の中学校23校中、14校から1288作品の応募があり、その中から30人の中学生が各賞を受賞。受賞した横浜市内の中学生は会場に緊張した面持ちで参列していた。

 東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞に輝いた、横浜市立錦台中学校(神奈川区)の清水咲寧さんは「家族に税について聞きながら執筆したので、とてもうれしい」と語り、受賞を見守っていた清水さんの父親は「この作文のおかげで、家族で税のことを考えられた。きっかけを作っていただけてありがたい」と述べた。

 受賞した中学生らに向けて、神奈川納税貯蓄組合連合会の石川圀光会長は、「どの作品も建設的な意見ばかりで、大変うれしく感心した。受賞をきっかけに、税についてさらに理解を深めていってほしい」と語り、受賞者をたたえた。

ママに休息と笑顔を! 大倉山こいし・こども歯科で「Smileday」

 子育て中の母親を応援するイベント「親子Smileday」が11月26日、大倉山こいし・こども矯正歯科で初開催された。「頑張りすぎているママに、ホッと一息つく時間を」と企画された。

 会場ではショルダーバッグと抱っこ紐が融合した「HUG育バッグ」(株式会社エミナル)とコラボレーション。試着会=上写真=も行われ、同社代表の脇谷由香さんは「ハグを積極的に行った育児で、親子で豊かに成長してもらいたい」と思いを話した。その他にもハンドマッサージやビンゴ大会などが行われ、院内は多くの親子連れで賑わっていた。

 同歯科理事長の小石健さんは「親御さんに心の余裕がないと、子どもの姿勢や呼吸など、健康の重要なサインを見逃してしまうこともある。まずはママが楽しみ、笑顔になることが大切です」と開催の意図を語った。

「越中八尾おわら風の盆」で踊る出演者

練習の成果、晴れ舞台で 港北区老連がシルバー芸能大会

 港北区老人クラブ連合会(田坂昌穂会長)主催の「第48回シルバー芸能大会」が11月28日、港北公会堂で開催された。

 当日は区内各地区の老人クラブから20チームが出演した。参加者はピアノ演奏をはじめ、民謡、舞、踊り、フラダンス、体操など、多彩な演目で日頃の練習の成果を披露した。

 大会を取り仕切った同連合会レクリエーション部部長の上大迫清澄さん(84)は「コロナ禍前は午前から午後にかけて1日かけてやっていた。昨年より1組増えたけど、もっと参加チームが増えるといいね」と今後の活性化に期待を込める。また、当日の様子については「楽しむのが一番。皆さん楽しんでいるようで良かった」と喜びを語った。

 本番前、「すごく緊張する」と表情を硬くしていた参加者も見られたが、舞台上では出演者は程よい緊張感の中でステージを満喫。会場では終始、温かい拍手や手拍子に包まれていた。

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程ヶ谷CC 神奈川県民ゴルフデー 1・2月対象日が特別料金

 全国屈指の名門、程ヶ谷カントリー倶楽部が1月、2月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民スペシャルデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(原則歩きでのプレー)。

 申し込み受付中。同倶楽部ホームページから申し込み用紙をダウンロードし、ファックスで申し込む(定員になり次第締め切り)。詳細はホームぺージにて確認を。

カレーを食べる子ども

「たかたっこキッチン」始動|高田地域ケアプラで月イチ開催

 高田地域ケアプラザで11月22日、子ども食堂「たかたっこキッチン」が初開催された。

 「地域の子どもたちに温かい食事と安心できる居場所を」と、同キッチン運営会の宮田光明会長が企画。同食堂の名称「たかたっこキッチン」は近隣小学校に通う児童らの100通を超える応募から決定した。

 食卓を彩ったのは、地元農家から寄付された大根やサツマイモなどを使った採れたて野菜の特製カレーとサラダ。高田東から参加した女子児童(小3)は「甘口ですごくおいしい」と夢中で頬張っていた。

 運営には、地元の中高生もボランティアとして参加。「地域の役に立ちたい」と告知用ポスター制作や当日の配膳などで活躍し、「雰囲気が良くて楽しい。次も来たい」と話すなど、食を通じた多世代交流が実現した。鈴木健司副会長は「将来的には子どもたちが運営の主役になれるよう、大人は黒子として見守り、バトンを繋いでいきたい」と展望を語る。

 来年1月からは毎月第4土曜日に同地域ケアプラザで定期開催する予定。

21年のブランク後、復職した遠藤さん

経験で磨かれた輝き 50代以上の「プラチナナース」

 医療需要が増加する中、熟練した技術と豊富な経験を持つ「プラチナナース」や復職看護師に注目が集まる。本紙ではそんな「プラチナナース」に現場で働く苦労ややりがいについて話を聞いた。取材協力/山本記念病院=都筑区=

 「プラチナナース」はこれまでの経験を生かし、輝いて働く定年退職前後の現役看護職員のこと。厚労省の報告によると、55歳以上の就業者は2022年末で約38万人になる。

 遠藤ふみ恵さん(58)は看護師3年目に結婚退職。出産後、「自信がなかった」と看護師として復職せず、飲食店などで働いた。介護職に携わっていた45歳の時、友人に「せっかくの国家資格がもったいない」と背中を押され復職した。21年のブランクに不安はあったが、「働き方は一緒。変則勤務など時間の融通も聞いてもらえる」とフォロー体制に心強さを感じている。復職に不安を抱える人に対しては「県の看護協会などがアドバイスしてくれるし、直接現場で技術指導してもらえるなど環境は整っている」と信頼を寄せる。あと1年半で定年退職を迎える遠藤さん。「一区切りと考えているが、『看護師』ではいたい」と再々復職も視野に入れる。

 宮崎県出身の鵜狩美智子さん(56)は看護学校を経て就職後、産休・育休期間を除き、34年以上、現場で働いてきた。横浜への転居を機に、同院に就職。「看護の現場は一人でできる仕事ではない。互いに助け合い、補完しあいながら、『患者さんの退院』という共通の目標に向かうチーム」と語る。「プラチナナース」の存在は、「患者さんにとってベテランがいる安心感」や「経験を伝えることによる現場のレベルアップ」などのプラス効果を挙げ、若い人への指導で「自分たちの成長にもつながる」と相乗効果も語る。今後も「必要とされる現場がある限り、貢献したい」と力強く語った。

  ※  ※  ※

 横浜市はプラチナナースや復職後のフォローアップなど支援研修などを実施、就業継続のサポートを行っている。

利用方法を解説するスタッフ

乗合交通の本格運行へ 「地域の足」問題に一手

 アプリや電話の事前予約に応じてルートやスケジュールを柔軟に組み合わせて運行する青葉区のオンデマンド乗合交通「あおばGO!」。本格運行へ向けた実証実験が11月から始まっている。

 高齢者の買い物や通院など、日常生活の移動が不便と感じる地域への支援として横浜市が推進する地域公共交通事業の一環。青葉区新石川・美しが丘・あざみ野地区の3エリアでは市内で最も早く、かつ広域で実証実験が進んでいる。平日運行で運賃は1回ごとに大人500円、小学生以下200円。今回から敬老パスによる割引や定期券が導入された。

 10月には利用者に向けた説明会が実施され、利用登録のサポートなどを行った。参加者の男性は「自分が住んでいるエリアは高齢者が多く、通院などで困っている」と話し、ある女性は、「前回はほぼ毎日使っていた。本当に助かっているので確実に実施してほしい」と訴えた。

 市地域交通推進課の担当者は「利便性を実感してもらい、ぜひ継続して利用してもらえれば」と期待を寄せた。

リチウムイオン電池 分別収集で火災予防 12月から「電池類」と一緒に

 横浜市では12月から、「燃やすごみ」に混じって捨てられていたリチウムイオン電池の分別収集を開始した。ごみ収集車やごみ処理施設の火災を防止するのが狙いだ。

 スマートフォンやモバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池は、衝撃や熱が加わると発火する危険がある。この電池が「燃やすごみ」に混ざって収集されたことが原因で、市内でも収集車の発火事故が起きており、2022年度から24年度までに28件、今年度も5件発生している(11月19日時点)。

 この事故を防ぐため12月からリチウムイオン電池を「燃やすごみ」と分け、乾電池などと一緒に「電池類」として分別回収することになった。

 モバイルバッテリーは分解せずそのまま、スマートフォンなどその他の機器は本体から取り外した状態で、週2回の「燃やすごみ」の日に他の電池と一緒に「電池類」として出す。

 膨張したり破損したりしているものやポータブル電源は、各区の資源循環局収集事務所に持ち込む。

電気火災も増加

 住宅などで発生しているリチウムイオン電池関連の電気火災も、市内で増加傾向にある。市消防局によると、25年度は11月19日までに57件(速報値)発生しており、21年度以降の年間件数を既に超えている。

 消防局では対策として関連製品を高温の車内に放置しない、本体に強い衝撃を与えないなどを挙げる。膨張や熱を持っている場合の使用中止も呼びかける。

わくわく構想発表会の告知チラシ

居場所づくりの構想を発表 都筑、港北エリア他の有志

 さまざまな人の孤立・孤独の防止を目的とした居場所づくりを支援する県の取り組みの一環で12月6日(土)、地域で居場所づくりを目指す人による「わくわく構想発表会」が行われる。午前10時〜午後1時。会場は神奈川大学みなとみらいキャンパス・5階中ホール(定員20人)。オンライン配信も同時実施。参加無料。申し込みは、県の委託を受け発表会などを企画する認定NPO法人こまちぷらすのHPから。

 当日の発表者は24人。それぞれが、高齢者や子育て世帯、若者などさまざまな人を対象とした「ゆるやかなつながりが広がる居場所づくり」の構想を発表する。

 堀絵里奈さんは都筑区に、生きづらさを抱える人に寄り添える居場所づくりを目指す。「他の人が当たり前にできることが難しくて生きづらさを感じている人に特に届けたい」と堀さん。自身が得意とするものづくり、特に手芸をする場所として開放することで、他人とのゆるやかなつながりが生まれるきっかけにするという。「お年寄りの方に関わっていただければ、手芸の技術や知識が生きるのでは」と話す。手芸の材料は不要になったものを寄付などで募って資源を循環させていくという。

 鈴木優希さんと松岡涼子さんは「地域で子育てを頼り合える食と暮らしのシェアリング」をテーマに、港北区内の団地の一角で主に子育て世帯を対象とした居場所づくりの構想を発表する。カフェと子どもの見守り機能を備えることで、子育て世帯や地域住民が集い、「ちょうどよい距離感」で暮らしをシェアできる空間をイメージしているという。鈴木さんは「小学生の居場所が少ないと聞いているので、小学生が安心して楽しく過ごせて、地域の大人と子どものゆるやかなつながりが生まれる場になれば」と話している。

 発表内容は構想段階のため変更の可能性あり。同法人は「取り組みを知りたい方、応援したい方、一緒に活動してみたい方など、どなたでも参加大歓迎です」と呼び掛けている。(問)同法人【電話】045・443・6700

はまふくコールのチラシ

介護・福祉の困りごと 抱えず、悩まず 「相談を」 はまふくコール・福祉調整委員会

 介護が必要になっても、さまざまなサービスを利用することで、元気で自分らしい生活ができる現代。一方で、介護サービスを受ける人・機会が増えた分、事業所や施設とのトラブルや困りごとなども多様化、複雑化しているという。

 横浜市は市民が安心して福祉サービスを利用できるよう支える仕組みとして今年5月にコールセンター「はまふくコール」を開設した。

 「はまふくコール」は、市内の介護事業所や高齢者施設について、苦情や相談、質問などを一括で受け付ける介護分野に特化した電話相談窓口。介護サービスや施設利用で困っている人、職場で問題を抱える職員などからの相談に対し、問題を整理し、利用者と事業所の間で円滑なコミュニケーションを図るためのアドバイスなどを行う。普段利用している事業所や施設に直接聞けないことなども相談しやすい窓口となっている。

 「はまふくコール」は【電話】045・263・8084(平日午前9時から午後5時)。

 このほか、市所管の全ての福祉保健サービス(高齢福祉、介護保険、障害福祉、児童福祉など)に対する市民からの苦情について、中立・公正な第三者機関として「横浜市福祉調整委員会」を設置している。委員会は大学教授、弁護士、医師、市民などの委員で構成され、専門的知見と市民感覚に基づき、客観的立場で対応してくれる。

 相談先は事務局【電話】045・671・4045(平日午前8時45分から午後5時15分)、ファクス045・681・5457のほか郵送、メールでも受け付けている。

緑区内の緑ほのぼの荘で将棋を楽しむ来場者

横浜市 趣味楽しみ 生きがい創出 各区に老人福祉センター

 横浜市内には、高齢者が健康で明るい生活を楽しむための施設「老人福祉センター」が設置されている。市内18区の各区に1カ所あり、大広間で仲間とくつろいだり、健康に関する相談をしたり、教養を深めるための「趣味の教室」を受講したりすることができる。

 利用対象者は市内在住の60歳以上の人と付添者。また、市内在住者の60歳以上の父母、祖父母または子ども。利用資格があり、希望する人に発行される全館共通の老人福祉センター利用証などを受付で提示することで施設を利用できる。利用時間は午前9時から午後5時まで。

開館30周年の施設も

 今年、開館30周年を迎えた緑区内の老人福祉センター「緑ほのぼの荘」では11月22日、長年の感謝を込めた大感謝祭が開催され、多くの高齢者たちが来場した。

 日頃から愛用されている娯楽コーナーには、この日も囲碁将棋コーナーが設置され、多くの人が対局を楽しんでいた。

地域への思いを語る篠崎さん

港北区 地域社会での活動 多岐に 篠﨑 元彦さん

 地域社会の多様な分野で長年にわたり活動している篠崎元彦さん(85)。毎朝7時に大豆戸小学校の校門前に立ち、児童らの登校を見守る活動を20年間続けている。「一学年100人程度で、もう20回も卒業生を見送っているからすごい数だよ。街で声を掛けられることもあって、うれしいね」と顔をほころばせる。

 しんよこはま地域活動ホームや(福)かれんの理事、パレット保育園の第三者委員、港北国際交流ラウンジの監事、大豆戸公園を始め4つの公園愛護会会長、チャリティバザー・らくらく市の実行委員長なども務める。活動や肩書の多さが地域への思いの強さを物語る。

 新横浜に住み始めて35年。地域活動に深く関わるきっかけは、”反対運動”だった。北線(首都高)が地上を通る計画に対し、環境に良くないと反対運動を主導。この運動は広範囲に及び、その結果、道路は地下に建設されることになった。「子どもがまだ小さかったから必死だったよ」

 大学卒業後、広告会社で約7年間勤務。その後、新設されたレコード会社の宣伝部門に移り、創業時から携わった。50歳で独立し、自身の会社を設立。事業内容は広告業と、特にラジオ番組の制作がメインだった。70歳ごろまで事業を継続し、地域の仕事と自分の仕事を一時的に両立。大豆戸町内会会長を16年、最後の3年は菊名地区連合町内会会長も務めた。

 「会合などで区内の各地に行くのは基本徒歩」と、ウォーキングを毎日実践。いつでも、どこでも、誰でもできる手軽さがあり、特別な道具が不要で取り組みやすい点が魅力だという。歩数計を身に付けて歩くが、特に歩数はこだわらない。好きなことを前向きに」行うことが健康の秘訣。「何歳までやれるか分からないけれど、児童たちの見守りはできる限り続けていきたいね」

趣味で卓球にも挑戦する渡辺さん

緑区 溢れる好奇心、みなぎる体力 渡辺 徹男さん

 緑区上山町在住。「うるわしのオールディーズ」というサークルを12年前に立ち上げた渡辺徹男さん(76)。月に1回程度、中山地区センター(緑区中山2の1の1)に集まり、仲間たちと一緒に懐かしの洋楽を英語で歌っている。「高齢者がオールディーズを歌い、英語を思い出し、おしゃべりを楽しむサークル」。現在のメンバーは10人ほどで、和気あいあいと活動している。

 栃木県真岡市出身。医者知らずの健康体で、高校生のときは「オートバイの免許試験で休まなければ皆勤賞だった」と振り返る。人並外れた体力の持ち主で、正月に行われる大学対抗の駅伝競走では第一区の区間賞をとったことも。大学卒業後は都内に本社を構える大企業に入社。さまざま職種を経験し、64歳まで同じ会社で勤め上げた。

 退職してから始めたのがうるわしのオールディーズ。始めは人数が少なかったが、10年も続けると常連メンバーも増えてきた。「我々のサークルには頭のいい人がいっぱいいる。JICAで働いていた人や海外勤務を経験した人。分からない英語があったら辞書代わりになってくれる」

 「3K(健康、好奇心、感謝)をモットーにしている」という渡辺さん。興味ある対象を見つけては挑戦し、それを楽しんでいる。最近はエクセルを習得、また卓球にも挑戦している。モチベーションの源泉として、「好き」は「楽しい」に敵わないことを意味する論語の一節「好之者不如楽之者」を持ち出して、「楽しむことが一番」と言い切る。

 うるわしのオールディーズの次回開催は12月13日(土)、午後0時45分〜2時45分。参加費300円。「文法や発音だけでなく、曲の歴史的な背景なども一緒に学んでいます」と渡辺さん。(問)渡辺さん【メール】watan@j07.itscom.net

自らの脚での旅を続ける鹿野さん

都筑区 旅の原則は「歩き」 鹿野 眞喜雄さん

 都筑区荏田東在住で自称「自游人」の鹿野眞喜雄さん(76)は国内外を旅し、その地を「脚」で巡っている。鹿野さんは旅を「生きる原動力」と語る。

 幼少期から「大の地図好き」だった鹿野さん。地図を眺めては「実際にはどんな場所なのだろう」とその地へ赴くことも。そして「本格的に旅に目覚めた」と語る大学時代。バイト代で周遊券を購入し、全国を巡った。「周遊券のほかに、ヒッチハイクや自転車を使ったことも。ほぼ全ての都道府県を制覇できた」と懐かしむ。卒業後は、「仕事は趣味と一致しない方が」とメーカーに就いた。「出張は特に金曜日がラッキー、土日に旅ができたから」とにんまり。

 60歳で定年退職後、民俗学者の宮本常一、探検家の松浦武四郎といった偉人に影響を受けた。またフォトジャーナリストの石川文洋さんのトークショーで、「あんたも歩け、必ず何か見つかる」と直接助言をもらい、「旅の原則は歩くこと」だと感化された。そして64歳で、北海道の海岸線1周、距離にして約2800Kmの徒歩旅行を実行。「3年計画だったが4年かかったよ」と朗らかに語る。その後も三陸沿岸、沖縄本島沿岸、四国遍路巡りなど、歩くことを原則として旅を続けている。「ただ巡るのではなく、その地の人や文化との出会いを大切にしている。新たな発見や感動が生まれ、旅に深みが出て自分の財産となる」と醍醐味を明かす。

 旅先での印象的な出来事や出会いなどはエッセイにして書き留める。自費出版した著書『ニッポン、ぶらり』は、旅の思い出をたっぷり詰め込んだ宝物になっている。今後の目標は「フランスからピレネー山脈を越えて、スペインまで続く『巡礼の道』を歩くこと」。「自游人」の歩みは止まらない。

仏像彫刻の魅力を語る岩渕さん

青葉区 一刀から広がる世界 岩渕 俊亨さん

 仏師を志したあの日から、早50年弱。仏師・彫刻家の岩渕俊亨さん(72/千葉県)は、青葉区を中心に仏像彫刻の教室を開講。その魅力を多くの人に伝えている。

 ものづくりが好きで、高校卒業後は布団だけかついで上京。著名な彫刻家のもとで研鑽の日々を送っていた岩渕さん。25歳の時、師が手がけた千手観音像の神々しさを目の当たりにし、「打ちのめされるくらいの衝撃を受けた」。改めて仏師に弟子入りし、修業の日々を経て佛教美術協会に入会。30歳で独立した。

 仏像彫刻の講師を始めたのは、それから5年後のこと。「昔は引っ込み思案だったし、当時は生徒さんのほうが年上でね」と苦労もあったが、「道具も持ったことがなかった生徒が、『楽しい』と喜ぶ姿が何よりうれしい」とほほを緩める。

 教室の一つ、「睦木の会」(青葉台カルチャープラザ)の生徒は、40代から80代を中心に12人。「自分の手で形になっていく。仏像との距離が縮まる感覚は、やってみてこそ」「自分を省みながら一体一体彫っている」「仏教の教えに触れられるのも面白い」――。各々に語る生徒たちに、岩渕さんは優しい笑みを向け、「彫っていると木が手に馴染んで、思う通りになってくれる。幸せですよ」としみじみ。

 老若男女、「気持ちさえあれば誰でも始められますよ。道具を揃えるのは大変だし、体力も使うけど、その価値がある」と岩渕さん。声に熱がこもる。自身も「まだ誰も作っていない、自分なりの新しいものを」と、経験を積んだ今だからできることを模索。他ジャンルにも触れ、学び、世界が広がっていく日々だ。アイデアが降ってくるのはいつも突然。「毎日考え続けて積み上げたものが、ふっと形になる。だから、上手くいってないと思えても諦めちゃダメなんでしょうね」

野村さん(右)と団員ら

シニア楽団 気軽に楽しく演奏 定年後に再挑戦

 都筑区川和町出身で作・編曲家の野村秀樹さんが立ち上げた、シニア向けの吹奏楽団「ジーリッシモエスプラナードウィンズ(GREW)」。毎週火曜日にボッシュホールのリハーサル室で行われている演奏会には、定年を超えて「また始めてみよう」と再挑戦を志す参加者が集っている。

 GREWは「音楽を通して、地域住民とつながりたい」と野村さんが今年4月に立ち上げた。活動のテーマは「笑顔の響きと心のオアシス」。立ち上げ当初、野村さんは「自分のペースで楽しく演奏できる環境をつくりたい」と語っていた。

 それからおよそ半年、団員は10人を超えた。年齢層は、60から70代で構成される。野村さんは「若い頃に演奏していた方や、定年退職後に楽器を始めた方など、入団者の幅が広い」と話す。

 11月18日に行われた演奏会には見学者も含め、7人が参加。参加者は、野村さんのリードでサックスやフルートを演奏。都筑区在住の大家昌五さん(74)は「会社をリタイアして、また始めてみようと。8月頃に初めて参加して、雰囲気が良く無理なく続けられている」と楽し気に語った。野村さんも「皆、楽しく朗らかに演奏してくれ、私も楽しんでいる」と笑顔を見せた。

【港北国際交流ラウンジ】12/7㈰、500円で本場のドイツ菓子とクリスマス気分!

 横浜市港北国際交流ラウンジ(港北区大豆戸町316の1)で12月7日(日)、国際理解教室イベント「ハロー!ワールド・ドイツのクリスマス」が開催される。午後1時30分から3時まで。

本場の冬、お茶と共に

 同イベントは、地域住民に世界の文化に触れてもらおうと企画されたもの。当日はドイツ出身で区内在住のデニースさんが講師を務め、ドイツでのクリスマスの過ごし方や、冬の暮らしについて紹介する。参加者は提供される茶菓子を味わいながら、現地ならではのエピソードに耳を傾け、一足早いクリスマス気分を楽しむことができる。

 参加費は500円(茶菓子付き)。定員は先着20人となっており、未就学児および小学生が参加する場合は保護者の同伴が必要。申し込みは、同ラウンジのウェブサイトにあるGoogleフォームから受け付けている。

 詳細や問い合わせは、横浜市港北国際交流ラウンジ【電話】045・430・5670。

(左から)渡邉氏、中谷氏、横浜商工会議所の上野孝会頭、山中竹春市長、上野氏、犬飼氏、加藤氏

横浜市産業功労者に神奈川トヨタ・上野相談役ら5人

 横浜市内の経済活性化や地域貢献の功績が顕著な事業主を表彰する「横浜市産業功労者」の表彰式が11月28日に市庁舎で行われた。

 表彰は今回で8回目。受賞者は、50音順に犬飼邦夫氏(エルテックス=保土ケ谷区=取締役会長)、上野健彦氏(神奈川トヨタ自動車=神奈川区=取締役相談役)、加藤光雄氏(黒澤フィルムスタジオ=緑区=代表取締役社長)、中谷忠宏氏(旭広告社=中区=代表取締役社長)、渡邉一郎氏(渡辺組=中区=代表取締役)の5人。

 犬飼氏は1985年にエルテックスを設立。神奈川県情報サービス産業協会理事として情報産業の育成に寄与し、横浜商工会議所では「よこはまITフェア」の開催に尽力した。

 上野氏は神奈川トヨタ自動車で社長、会長を歴任し、横浜商工会議所副会頭として横浜環状北線・北西線の整備などに取り組んだ。

 加藤氏は2001年から黒澤フィルムスタジオの社長として国際園芸博覧会の横浜招致に尽力し、地域物産展の開催にも貢献した。

 中谷氏は87年の歴史を持つ旭広告社を20年以上率い、初夏の風物詩である「ザよこはまパレード」の企画・宣伝で中心的役割を担った。

 渡邉氏は1916年創業の渡辺組を23年以上経営し、建設業の課題をテーマとした講演会の実施や税制改正要望に尽力した。

 表彰式では横浜商工会議所創業百五十年・創業百年会員企業顕彰も実施された。受賞企業は次の通り(創業、50音順)。▽150年...鈴幸商事=港北区=▽100年...テクノステート=保土ケ谷区=、徳永ビル=中区=、二葉横浜支店=鶴見区=、イワサワ=神奈川区=、笠原工務店=港南区=、福屋尾崎商店=保土ケ谷区=、森永製菓鶴見工場=鶴見区=、渡商会=神奈川区=

【横浜市助産師会】 「性教育、どう伝える?」助産師が教える小1〜3年生向け親子講座 12月6日㈯開催

 一般社団法人横浜市助産師会(新横浜・高橋景子代表理事)が主催する講座「おやこで知ろう!いのちとカラダ」が、12月6日(土)にあーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ=栄区小菅ケ谷1の2の1/JR本郷台駅徒歩3分)で開催される。午前10時から11時まで(15分前開場)。

 同講座は、専門家である助産師とともに親子で学ぶ「性教育」の機会。子どもたちが自分自身を大切にし、健やかに成長するために、家庭でどのように関わっていけば良いのか、具体的な方法を提案する内容となっている。

 当日は小学1年生から3年生までの児童とその保護者を対象に、「いのちのはじまり」や「じぶんのカラダ」について解説。自分自身の身を守る方法を考える「おやこワーク」や、妊婦体験などの体験コーナーも実施される。保護者同士の交流や質問タイムも設けられ、「家庭での性教育のヒントを得られる場となれば」と担当者。

 定員は30人。参加費は親子2人で2000円(1人追加ごとに1000円)。申し込みは専用フォームから。

 問い合わせは同助産師会【電話】045・374・5376。

港北警察署管内 1週間で30件の犯罪発生 篠原町で「空き巣」、新横浜等で「自転車盗」が多発 2025年11月17日~11月23日の犯罪発生件数

 港北警察署は11月25日、2025年11月17日から23日までの1週間の街の犯罪発生状況を発表した。期間中の認知件数は30件(不審者情報を除く)だった。

 種別で最も多かったのは自転車盗で10件。新横浜や日吉本町、綱島地区などで発生しており、そのうち7件が無施錠だった。同署では「自転車を駐輪する際はダブルロックを心掛けましょう」と注意喚起している。

 次いで万引きが7件。

 個別の事案では、篠原町で風呂場の窓ガラスが割られる空き巣被害が発生したほか、小机町では路上駐車中の車内から工具が盗まれる車上ねらいも確認されている。

 また、不審者情報も4件寄せられた。日吉本町や新羽町などで、帰宅途中の女子児童・生徒が男にスマートフォンを向けられる事案などが相次いでおり、同署では警戒を強めている。

公式「X」やアプリで対策を

 同署では現在、こうした防犯情報の即時発信に力を入れている。公式X(旧ツイッター、@kouhoku_police)では、特殊詐欺の最新手口や交通取締り情報を随時更新中。さらに今年2月から運用を開始した県警公式アプリ「かながわポリス」には、痴漢撃退機能や防犯ブザー機能、地図上で犯罪発生状況を確認できる機能も搭載されている。

横浜市、小児医療費無償化を18歳まで拡充へ 12月補正に準備費5千万円 2026年度早期に開始

 横浜市は11月27日、市会定例会に提出する12月補正予算案の概要を公表した。この中で、小児医療費の無償化対象を2026年度中に18歳まで拡大するための準備経費として、5千万円を盛り込んだ。

 現在の無償化対象は中学3年生までだが、周辺自治体の多くはすでに18歳まで拡大しており、市会や市民から拡充を求める声が上がっていた。

 補正予算案には、システム改修や事務処理センターの設置、広報準備などを進める事業費として5千万円が計上された。山中竹春市長は21日の定例会見で、開始時期について「26年度の早い時期に開始したい」と述べている。

 補正予算案の総額は、これらを含め8億1500万円となった。