港北区 社会
公開日:2025.12.02
居場所づくりの構想を発表
都筑、港北エリア他の有志
さまざまな人の孤立・孤独の防止を目的とした居場所づくりを支援する県の取り組みの一環で12月6日(土)、地域で居場所づくりを目指す人による「わくわく構想発表会」が行われる。午前10時〜午後1時。会場は神奈川大学みなとみらいキャンパス・5階中ホール(定員20人)。オンライン配信も同時実施。参加無料。申し込みは、県の委託を受け発表会などを企画する認定NPO法人こまちぷらすのHPから。
当日の発表者は24人。それぞれが、高齢者や子育て世帯、若者などさまざまな人を対象とした「ゆるやかなつながりが広がる居場所づくり」の構想を発表する。
堀絵里奈さんは都筑区に、生きづらさを抱える人に寄り添える居場所づくりを目指す。「他の人が当たり前にできることが難しくて生きづらさを感じている人に特に届けたい」と堀さん。自身が得意とするものづくり、特に手芸をする場所として開放することで、他人とのゆるやかなつながりが生まれるきっかけにするという。「お年寄りの方に関わっていただければ、手芸の技術や知識が生きるのでは」と話す。手芸の材料は不要になったものを寄付などで募って資源を循環させていくという。
鈴木優希さんと松岡涼子さんは「地域で子育てを頼り合える食と暮らしのシェアリング」をテーマに、港北区内の団地の一角で主に子育て世帯を対象とした居場所づくりの構想を発表する。カフェと子どもの見守り機能を備えることで、子育て世帯や地域住民が集い、「ちょうどよい距離感」で暮らしをシェアできる空間をイメージしているという。鈴木さんは「小学生の居場所が少ないと聞いているので、小学生が安心して楽しく過ごせて、地域の大人と子どものゆるやかなつながりが生まれる場になれば」と話している。
発表内容は構想段階のため変更の可能性あり。同法人は「取り組みを知りたい方、応援したい方、一緒に活動してみたい方など、どなたでも参加大歓迎です」と呼び掛けている。(問)同法人【電話】045・443・6700
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