藤沢版【12月12日(金)号】
常立寺の境内に建つ「元使塚(法華題目碑)」

県とモンゴル、友好親善へ 片瀬・常立寺で協会設立

 日本とモンゴルの友好親善を推進する「神奈川県・モンゴル国友好協会」が7日、設立された。会長には、衆議院議員の浅尾慶一郎氏が就任した。同日、片瀬の常立寺で設立総会が開かれ、協会員の他、駐日モンゴル国特命全権大使のバヤルサイハンバンズラグチ氏ら来賓、関係者らが出席。両国の地域、国際社会の平和と繁栄を実現するため、経済をはじめ、学術や文化、芸術、スポーツを通じて人的交流を図ることなどを誓い合った。

 鎌倉時代中期にあった蒙古襲来。1275年、時の鎌倉幕府執権・北条時宗の命により、降伏勧告で日本を訪れた杜世忠ら使者5人を龍ノ口で斬首刑に処し、その亡きがらが同寺に埋葬されたと伝えられている。

 現在、同寺境内にある供養塔「元使塚(法華題目碑)」は、1925年に当時の住職によって建てられたもの。五輪塔にはモンゴルで英雄を意味する「青い布」が巻かれており、大相撲の横綱らも供養に訪れている。

 また今年7月には、天皇皇后両陛下が歴代天皇として初めてモンゴルを公式訪問され、両国の友好親善関係は深まりを見せている。

 750年前に起きた悲嘆の歴史と現在を結び、日本とモンゴルの人々が互いを理解し、それぞれの立場から友好親善を推進していこうと、設立総会には約50人の有志が集った。バヤルサイハンバンズラグチ氏は「国境を越えて歴史を学び、平和の尊さを知り、未来へ生かすことができれば」とあいさつ。浅尾氏は「輝かしい未来へ向かって、皆さんと共に協会を発展させ、友好の礎を築いていきたい」と展望を語った。

 協会役員には、顧問に衆議院議員・田中和徳氏、藤沢市長・鈴木恒夫氏、相談役に同寺住職・服部功志氏、副会長に神奈川大学理事長・石渡卓氏、湘南鎌倉総合病院長・小林修三氏(徳洲会本部長・石川一郎氏)、(株)湘南営繕協会・最上重夫氏、大島部屋親方・太田勝氏が就任した。
チャンピオンベルトを肩にかける森選手

ボクシング森且貴選手 夢の世界へまっしぐら 4度目の挑戦で日本王座に

 藤沢から世界へ――。遠藤出身のプロボクサー、森且貴(かつき)選手(25・大橋ジム)が今秋、日本ミニマム級(47・6kg以下)の王座を獲得した。2022年1月、23年11月、24年9月、そして25年10月の4度目のタイトル挑戦で、悲願のベルトを腰に巻いた。森選手は「世界は夢じゃない。もう現実味を帯びてきている。あきらめなければ絶対に"チャンピオンになれる"と自分自身信じている」と強い闘志を瞳に宿らせる。

 王座決定戦では、同級2位の森選手と同級1位の小林豪己選手(26・真正)が拳を交えた。序盤から速いジャブを放ち、相手の攻撃をかわしながらボディー、アッパー、ストレートとコンパクトなコンビネーションでペースを掌握。最終10回には小林選手をぐらつかせる場面もあり、98―92で判定勝利を収めた。「しっかりとゲームプランを持ち、冷静に考え、やるべきことをやりきった」と笑みを浮かべる。

「やっと獲れた」

 森選手は、2つ年上の兄の影響で4歳から空手を始め、小学校高学年と中学生時代には全国大会で優勝した経験もある。茅ケ崎北陵高校に入学後は、ボクシングに転向。「これで飯を食っていきたい」とプロになることを決意した。世界王者の井上尚弥選手が所属する名門・大橋ジム(横浜市神奈川区)で腕を磨き、2018年にデビュー。翌年には全日本新人王にも輝いた。

 攻撃的なボクシングスタイルで、豊富なスタミナと運動量が持ち味。現在の戦績は14勝4敗。「決して順風満帆だったわけではない」と振り返り、「自分が今も試合に出られているのは、デビュー前から支援してくれた地元藤沢の人々のおかげ。ありがたい」と感謝の念が尽きない。

「あきらめない」

 夢は「世界王者」の他にもう一つある。

 「ボクシングに限らずあらゆる場所で負けて、心が折れ、道に迷ってしまう人もたくさんいると思う。厳しい環境に耐えてやっていたら良いことがあることを伝えたい。負けがあったからこそ言える。特に子どもや自分よりも若い世代に発信していきたい」と森選手。

 「心身共にレベルアップしていると感じている。一戦一戦、しっかりと試合に挑み、リングの上で戦う自分の姿で、多くの人を勇気づけられる存在になりたい。勝利で地域に恩返ししたい」

日本ハムからドラフト4位指名された 半田 南十(みなと)さん 日本大学藤沢高校在学 18歳

不屈の闘志でプロつかむ

 ○…小学1年の頃から夢見てきたプロ野球選手に1月から仲間入りする。「厳しい世界。まずは1軍入りを目指す」と謙虚に語りながらも目を輝かせる。「いつか日本を代表するショートに」。その目標を胸に入寮まで気を緩ませることなく練習に打ち込む。

 ○…横浜市緑区出身。兄の影響で5歳の頃から金属バットを振っていた。幼いながらの「プロ野球選手になりたい」という言葉を両親は受け止め、小学校に上がると車で45分かかる南区の少年野球チームへ入団。「両親は『練習しなさい』とは言わず、ただ毎日一緒に練習をしてくれた」。決して身体が大きいわけではないが、日々の積み重ねが実を結び、6年生の時にベイスターズジュニアに選出された。しかし、周りは身体も大きく長打を放つ選手ばかり。任された打順は2番。「バント担当なのが悔しかった。でも、この経験があったから今がある」と振り返る。

 ○…趣味は読書。「通学時間をゲームで無駄にしたくない」と高校1年の時から続けてきた。「本から生き方や自己啓発を学んだ」。3年間の厳しい練習の支えとなったのは、スポーツクラスの仲間。先日全国出場を決めたサッカー部のメンバーなどスポーツで高みを目指すメンバーがそろい、クラスは活気に満ちる。「みんなでバカしてる時間は最高」と高校生らしい笑みをこぼす。

 ○…昨年のドラフトを見てから1年間ノートに「ドラフト1位」と毎朝書き続けた。「1位は無理だと分かっていても、定めたゴールに向かうには、その上を目指さないと」。目標への道筋から外れた行動をしていないか、毎晩、確認作業を続けた。幼い頃から習慣化してきた地道な努力と卓越した精神力を武器に、プロの世界に挑む。
最後の1点を獲得し歓喜に沸く選手(エブリサ藤沢ユナイテッド提供・Photo by 湘南☆浪漫【Rain Maker】@hirogoal)

エブリサ藤沢ユナイテッド 1年ぶり1部復帰へ 劇的ゴールでリーグ首位

 藤沢市を拠点に活動するサッカーチーム「エブリサ藤沢ユナイテッド」が11月16日に行われた山王FCとの一戦で5対1の快勝を収め、神奈川県社会人サッカー1部リーグ昇格を決めた。

 同チームは2部Bブロックで、すでに全試合を消化していた首位チームを勝ち点3、得失点差3で追う状況で最終戦に臨んだ。勝利に加え、4点差以上の得点差が求められる状況で4対1のスコアで後半アディショナルタイムに突入。直後、FWの三上輝樹選手が相手選手との接触で鼻を骨折し、試合は一時中断。交代枠はすでに使い切っていたため1人少ない10人で追加点を取りに行く展開に。アディショナルタイム8分のラストプレーとなった場面で、FW犬塚冬偉選手が豪快にネットを揺らし劇的なゴールを決めた。この1点で同チームは逆転でブロック優勝を果たし、今月4日に1部リーグへの昇格が正式に決定した。

 25年は1部から2部に降格し、苦しいシーズンとなった同チーム。「今回の苦しい経験がチームをより強くしてくれた。勢いをさらに加速させ、藤沢市からJリーグ参入を目指し活動していきたい」とコメントしている。

41年の感謝祭りで伝え 21日 イオン藤沢店

 「41年ありがとう2025感謝祭inイオン藤沢店」と題した催しが21日(日)、同店(大庭5061の2)で開かれる。

 屋上駐車場ではハンドメイド作品や古着、古本といった59店舗によるフリーマーケット、店舗前では韓国料理やスイーツなど20台ほどのキッチンカーが並び、店内の広場ではダンスや演舞、演奏などが行われる。

 大型スーパージャスコ(現イオン藤沢店)と共に、1984年に湘南ライフタウンショッピングセンターとして誕生した専門店街が先月末に幕を閉じた。老朽化や店主の高齢化を理由に、運営する(協)湘南ライフタウンショッピングセンターは保有区分を(株)イオンリテールに売却、イオン側は来年1月末で休業し、建て替えを発表した。

 午前10時〜午後4時。雨天振替日は28日(日)。問い合わせは波空会大場支部の宮川さん【携帯電話】050・1721・7732。

「モスク反対」本会議に陳情 相次ぎ不了承

 藤沢市宮原の私有地に民間事業者が建設を計画しているイスラム教のモスクについて、計画中止などを求める大量の陳情が藤沢市議会の12月定例会に提出されている。

 提出されたのは陳情44件と請願1件。このうち開発許可取り消しなどを求めた38件の陳情と交通安全対策を求めた請願について、4日の建設経済常任委員会で審査が行われ、いずれも不採択・趣旨不了承とした。傍聴には35人が訪れるなど、異例の事態となった。

 冒頭で行われた「藤沢市宮原における礼拝堂建設に伴う交通安全対策の実施を求める請願」の審査では、提出した片瀬山在住の男性が趣旨説明に立った。男性は、計画上駐車場が200台近い収容となることや他自治体の渋滞・交通問題を事例に挙げ、建設予定地周辺の交通量調査や地域住民との意見交換などの実施を市に求めた。これに対し、市は「民間事業に公金で交通量調査は行えない。意見交換の場も事業者が行うべきもの。周辺自治会からの意向があれば事業者に伝えることは可能」とした。委員らも「公金を用いる妥当性は認められない」などとして不採択となった。

 陳情の25件が「藤沢モスク建設計画の許可取り消しを求める陳情」と同一の名称で、同様の内容の6件と合わせ計31件を一括で審査。市は「現在進んでいる事業内容は法の基準に適合しており、事業者が申請内容と相違した整備を行うなどの事実がない限りは、中止を求めることは違法となる」と説明。陳情はすべて趣旨不了承となった。

 モスクは「宮原3344」の地に建設が予定されており、開発事業者は宗教法人ダル・ウッサラーム(伊勢原市)。事業区域面積は985・16平方メートルで建築面積は582・96平方メートル。

 この建設計画に関してはSNSなどで徐々に広まり、11月30日まで行われた建設反対に関するネット署名は3万人以上にのぼった。市内各地で反対運動が行われる一方、こうした動きが差別を助長するとした"反対運動への反対運動"も巻き起こっている。
平和の歌を披露する「藤沢合唱団」

藤沢から「NO WAR」 藤沢駅前で平和行動

 市民有志による集会「ふじさわ・不戦のちかい 平和行動」が8日、藤沢駅北口サンパール広場で行われた。戦後80年を迎えた今年は、護憲派の団体や個人100人以上が参加。駅利用者らへ戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えた。

 集会は「敗戦の日」(8月15日)と「開戦の日」(同日)の年に2度実施。参加者は「NO WAR」と記載されたプラカードを手にするなど思い思いの形で21年間、反戦を呼びかけてきた。

 核兵器廃絶を目指す科学者の国際組織「パグウォッシュ会議」が先月広島で開かれ、辻堂東海岸在住の画家、山内若菜さんが描いた作品が掲げられた。集会では山内さんが「核なき世界へ。優しさでつながりたい」などとスピーチ。また市内を拠点に活動する「藤沢合唱団」が平和の歌『青い空は』『心つなごう』を披露し、足を止めて聴き入る人もいた。

ライフタウンの歴史たどる 市文書館で資料展

 分譲開始50年目となる湘南ライフタウンの開発の歴史を振り返る資料展「湘南ライフタウンの半世紀 ―新しい地域社会の創造のために―」が現在、藤沢市文書館(朝日町12の6)で開催されている。会期は19日(金)まで。

 1960年代、人口急増と市街化に直面した藤沢市は、建築家の故・黒川紀章氏に都市計画を依頼。農業との共生や民間企業との協働を試みた新しい形のまちづくりにより、今日の優れた住環境が築かれた。

 館内には、当時の文書や写真など約60点の資料を展示。開発の意図や都市政策、整備過程などを行政刊行物から詳細にたどる。また、開発前の農村時代を紹介するミニ展示も1階ロビーで楽しめる。

 入館無料。時間は午前9時から午後4時30分まで。土・日・祝日休館。

 問い合わせは同館【電話】0466・24・0171。

野下 圭介さん(50)いすゞ自動車(株)藤沢工場 進化へ導き、未来つくる 生産設備保全工

 ミッション装置の修理などの専門職として、長年従事してきた。迅速かつ的確な故障診断、故障による生産性への影響を最小限にする優れた技能が評価された。歯車測定器製作の立ち上げでは、測定方法の確立や新たな手法での装置開発に貢献。測定精度と効率が向上し、計測サイクルも短縮された。「恐縮ですが、誇らしいこと。頑張れば認めてもらえることを若手にも伝えたい」

 長崎出身で、幼い頃から車が好きだった。高校卒業後、モノづくりに必要な知識や技能を学ぶ企業内職業訓練校「いすゞ自動車高等工業学校」に入校。電子機器を1年学んだ。「現在の開発業務にも生きている知識だった」と振り返る。

 現在は現場のプレイヤーというより、ライン長としてマネジメントを担う。技能検定委員を務めるなど後進の指導育成にも尽力。「昔は『背中を見て学べ』という世界だったけれど、今は違う。ただ修理をこなすだけでなく、進化についていき、技術を深く掘り下げることが大切。小さな改善のチャンスを与えたい」と次世代の背中を押す姿勢を見せた。
あいさつする青木会長(右)ら

藤沢LC クリスマス前児相に贈り物

 藤沢ライオンズクラブ(藤沢LC/青木明彦会長)は8日、亀井野にある神奈川県中央児童相談所を訪問し、クリスマス前の子どもたちに向けてプレゼントを贈った。

 同児相には現在、2歳から18歳未満の子ども30人以上が、さまざまな理由で保護されている。藤沢LCによる同様の寄贈は、今年で6年目。

 この日子どもたちに贈られたのは、バドミントン用ネットや人気アーティストのCD、ラジカセ、映画のDVD、ブルーレイディスクプレイヤー、コミックなど。寄贈式で子どもたちの代表は「私たちはなかなか外出する機会も少ない。これまで贈ってもらった漫画は今も大切に使っています。ありがとうございます」と手紙を読んだ。

 また2台のキッチンカーも用意され、子どもたちは唐揚げやポテトフライ、たこ焼き、クレープを口いっぱいに頬張り、笑顔を見せていた。

 同児相子ども支援第一課の瀧本康二課長は「地域の人とのつながりが限られている子どもたちをいつも気にかけてもらい、ありがたい。こうした行事の経験は、今後の生活の励みになるはず」と謝意を示した。

 青木会長は「手紙の内容にジンときた。少しでもプレゼントを喜んでもらえれば」といい、子どもたちを見つめた。
点検箇所を確認する参加者

健康づくりへ環境点検 「わくわく度」チェック

 まちを歩いて健康や暮らしやすさを考えるワークショップ「てくてくてっく」が6日、村岡東の湘南アイパークとその周辺で行われた。横浜国立大学の主催。

 今期4回目のテーマは「みんなの健康づくり環境点検」。参加した同大の学生や近隣住民ら約30人は、健康づくりの視点からまちの環境を整備することを考えるミニレクチャーを受けた後、3班に分かれてまちへと繰り出した。「『犬』と書かれた丸いシールがたくさん貼ってあった」「車止めに付いている小鳥のオブジェに手編みの服が着せられていた」「道が広く緑もいっぱいで住んでみたい」といった地域に点在する「わくわく度」をチェック。最後に施設内に戻り、それらの情報を整理しながら、わくわく度が高い場所をピンクの付せんで、わくわく度が高まりそうな場所を青の付せんに記し、マップ上に貼り付け、点検した内容を可視化した。

 同大地域連携コーディネーターの景山紘翔さんは「普段見慣れた場所もわくわく度を意識すれば魅力的に見えてくる。そんな村岡の風景を残していきたい」と話した。

 次回は来年2月21日(土)に「私たちごととしてのみち・まち点検」の開催で今年度は終了となる。
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古民家で畳敷き体験 淹れたて日本茶も

 小中学生とその家族を対象とした畳敷き体験が14日(日)、用田で開かれる。築100年以上の古民家(用田2668)を再生し、地域の居場所にすることを目指す古民家プロジェクトの主催。

 今年10月の竹炭づくり、11月の竹炭敷き体験に続く第3弾。地元の畳販売店・西山畳店の職人から「畳のひみつ」をテーマにした話を聞いた後、古民家の床に畳を敷いていく。また、畳を使用したストラップやコースターづくりのワークショップも行われる。最後は茶葉販売店・茶来未のスタッフから「日本茶の奥深さ」について知り、淹れたての日本茶を味わう。

 時間は午前9時から正午。定員30人。参加費300円。参加者は動きやすく暖かい服を着用し、飲み物を持参する。

 問い合わせはInstagram(@playfulness20220401)、またはメール(playfulness2022

@gmail.com)から。
思い出の詰まった市民会館大ホールでリハーサル

老若男女『第九』に感謝込め 市民オペラ、準備着々

 長年にわたり、市民の文化拠点として親しまれてきた藤沢市民会館。建て替えにより、来年3月以降の長期閉館が決まっている同館での思い出を残そうと今月27日(土)、藤沢市民オペラが『第九』演奏会を開催する。

 第九の通称で知られるベートーヴェン『交響曲第9番』は、同館の開館記念公演で披露されたゆかりの演目だ。今回は同団体に加え、一般公募による第九合唱団も合わせた老若男女約200人がドイツ語で歌う。

 「子どもから大人まで一緒に披露する第九合唱は稀」と話すのは、合唱指揮を務める声楽家の浅野深雪さん。「お互いの声をよく聴き合う」という合唱の基本を大切にしながら、大所帯をまとめてきた。

 演奏会の見どころは「一体感のある演奏」。「子どもたちはクリアーな声を持っていて上手。幅広い世代が一つになる合唱は、歌詞の世界観にマッチすると思う」と期待を寄せる。今回、第九に初挑戦するという鈴木音羽さん(11)は「ドイツ語の歌詞は発音が難しかったけれど、周りの大人に助けてもらった。背筋を伸ばして舞台に立ち、第九の歴史に残るような演奏ができれば」と意気込む。

 練習では「皆、会館に世話になったじゃない」とメンバーに呼びかけている浅野さん。「市内で文化芸術に関わっている人は、ここに思い出があると思う。感謝の気持ちを込めて演奏したい」

 午後3時開演。全席指定、2千円から(S席完売)。(問)(公財)藤沢市みらい創造財団【電話】0466・28・1135
オーケストラのメンバーと鈴木市長(右から2番目)ら

市福祉基金へ17万寄付 ジャズのチャリコン

 藤沢、茅ヶ崎両市を中心に活動する湘南スウィングジャズオーケストラ(角田貴夫代表)は9日、鈴木恒夫市長のもとを訪れ、先月16日のチャリティーコンサートで集まった募金17万1359円を市愛の輪福祉基金への寄付として届けた。

 寄付は同楽団が創立した1984年以来、毎年開かれている同コンサートに合わせて行われている。コンサートは入場無料で、ビッグバンドの演奏が楽しめるとファンも多く、今年は湘南台文化センター市民シアターに570人以上が来場。集まった浄財は、運営費などを一切引かずに毎年、両市に半分ずつ寄付している。

 角田代表は「毎年楽しみにしてくれる人がいるから、日々練習を楽しめている」と話し、鈴木市長は「ジャズは心を明るくしてくれる。これからも活動に期待している」とエールを送った。
寄贈式で米を届けた稲作部会のメンバーら

さがみ農協市稲作部会 藤沢産「はるみ」市へ寄贈

 さがみ農業協同組合藤沢市稲作部会が9日、藤沢市に藤沢産新米「はるみ」60kgを寄贈した。新米は藤沢市社会福祉協議会を通じて、子ども食堂などに提供される。

 はるみは湘南地域で生まれた県奨励品種で、藤沢市内でも盛んに生産されている。同会は市内産の米を学校給食に供給している他、水田保全や遊休農地の解消への取り組みなどを行っている。

 同日、市役所で行われた寄贈式には金子貞廣部長らが出席し、後継者不足や高齢化の現状などを報告した。鈴木恒夫市長は「稲作を続けることができる環境づくりをこれからもともに考えていきたい」と話した。

 寄贈に際し、金子部長は「地元のお米をより多くの子どもたちに食べてもらい、藤沢の稲作を身近に感じてもらえれば」と述べた。
藤沢食品衛生協会の会員ら

食中毒に気を付けて 藤沢食品衛生協会呼びかけ

 藤沢食品衛生協会(宮崎曻会長)は4日、冬の食中毒予防を訴える取り組みとして、市保健所から市内一円を車で巡って注意を呼びかけた。

 ノロウィルス食中毒警戒情報が発令されていることに際した取り組み。会員らは、冷蔵庫に食べ物を詰め込み過ぎないことや、こまめな手洗いの実施を、音声や車に貼付されたステッカーなどで啓発した。

 宮崎会長は「お正月に食べ物が傷むことも多い。ノロウィルスは毎年猛威を振るっているので、気を付けて健康に冬を過ごしてもらいたい」と話した。
辻堂駅での募金活動

高浜中学校 赤い羽根共同募金で表彰

 高浜中学校の生徒会役員と有志生徒らが3年間にわたって継続してきた「赤い羽根共同募金」活動が評価され、先月14日、神奈川県共同募金会から感謝状が贈呈された。これまで集めた募金総額は15万6597円に上り、生徒の自発的な社会貢献活動が高く評価された形だ。

 同校の生徒たちは、2022年から毎年共同募金への協力を続けている。今月8日には、生徒18人がJR辻堂駅北口デッキに立ち、社会福祉のための募金を大きな声で呼びかけた。

 感謝状を受け取った前生徒会長の渡邉航平さん(3年)は、「1年生から続けた活動を通じて社会貢献ができ、光栄に思う。高校でもボランティア活動を続けていきたい」と話した。現生徒会長の押田実怜さん(2年)は、「今後もこの活動をより多くの生徒に広め、地域貢献に努めていきたい」と決意を新たにした。
感謝状を手にする末武工場長(左)と鈴木市長

メルシャンに感謝状 市環境基金へ約28万円寄付

 ワインメーカーの「メルシャン(株)」藤沢工場(末武将信工場長)が、11月に開催された「藤沢ワイン祭り2025」の収益金の一部を市へ寄付した。8日、市から同工場へ感謝状が贈られた。

 今年10回目を数えた同イベントで、同工場は毎年ワイン試飲ブースを出展。収益金28万2400円を市環境基金に寄付した。寄付金は地球温暖化対策、ごみ減量推進事業、環境施設整備事業、自然環境保全事業などに役立てられるという。

 鈴木恒夫市長は今回の寄付への感謝とともに「メルシャンをはじめとした皆さまの頑張りのおかげで、市民の笑顔を見ることができた」とワイン祭りの盛況についても感謝を述べた。末武工場長は「今後も市の発展とまちの賑わいに貢献していきたい」と話した。

 同イベントは藤沢商工会議所青年部と実行委員会が主催。贈呈式には同商議所青年部理事で同実行委員会の三浦悠介副委員長も同席した。

ペット探し舞台裏とは 21日 善行雑学大学

 善行雑学大学の第319回目の講座が21日(日)、善行市民センター3階バイオクロマトホールで行われる。

 「迷子ペットを探すプロの仕事〜ペット探偵の現場から」をテーマに、ペットレスキュー代表の藤原博史氏が講演。 犬や猫、インコ、爬虫類、猛禽類など、あらゆる種類の迷子ペットを探し出すプロの舞台裏などを紹介する。

 時間は午後2時から4時(受付開始1時30分)。定員は100人。参加費は500円(会員は無料)。参加希望者は善行雑学大学ホームページ、またはメール(kataoka9@gmail.com)から申し込む。

 問い合わせは【携帯電話】090・7251・3232(片岡さん)。

開山700年 遊行寺 平和願い本堂に「光」 上人直筆 点灯式でお披露目

 開山700年を迎えた西富の時宗総本山遊行寺でライトアップイベント「遊行の光」が開かれている。会期は14日(日)まで。

 6日には、点灯式が境内で行われた。祈願後、他阿一浄上人が念仏札「賦算」を配り、梵鐘をつき、午後4時30分になると一斉に荘厳な光の空間に包まれた。「おーっ」と参加者から声がもれた。

 市指定天然記念物「大イチョウ」の他、国登録有形文化財である本堂の屋根には、平和な世を願って上人が書いた「光」の文字が、文字のごとく光となって浮かび上がった。

 2年目となる今年は実行委員会が立ち上がり、点灯エリアを拡大。新たに放生池もライトアップされ、水面に映る幻想的な煌きを楽しむ人の姿もあった。大書院や中廊下では、湘南工科大学主催の企画「湘南邸園文化祭」も同時開催され、AR技術を駆使し、枯山水庭園を演出。また、もつ煮や甘酒も提供され、老若男女でにぎわった。

 実行委員長の田中正明さんは「ここは藤沢の歴史の原点。市民の交流促進と観光振興につながれば」と期待した。

 点灯時間は各日午後4時30分〜8時。荒天中止。

高校生が輝ける舞台を 「Aquarise」3月に初公演へ

 高校生のためのミュージカル団体「Aquarise」=写真=が来年3月31日(火)、初のオリジナル公演を新堀ライブ館(藤沢93)で開く。高校生が自ら作り上げる舞台を前にメンバーは現在、稽古に励んでいる。

 同団体の前身は藤沢を拠点に活動してきた団体「高校生ミュージカルAqua」。昨春メンバーの高校卒業に伴い、2年間の活動に幕を下ろした。そんな中、Aquaを立ち上げたメンバーの一人で、Aquariseの代表を務める浅川花和さん(19)ら卒業メンバー3人は今年4月、「Aquaを通じて得た経験や地域との関わり、高校生が学校の垣根を越えて舞台を作る”地域の部活”としての場をなくすのは惜しい」と、新団体Aquariseを立ち上げた。

 「高校生が自ら創りあげるミュージカル団体」というコンセプトを引き継ぎ、活動を開始。現在は運営側として団体を支えるメンバー3人の他、新たに募った高校生のキャスト6人、マネージャー2人、舞台製作メンバー5人の計13人が所属している。

 キャストの一人、松島百花さん(高1)は中学時代演劇部の部員で、前身Aquaの存在を知っていたという。新メンバーの勧誘を受けて「最初は悩んだけれど、高校生がキャストから情報発信まで全て自分たちで取り組める点に惹かれ、参加を決めた」と話す。また、これまでの地域イベント出演などを振り返り、「人前で歌やダンスを披露するのは初めてで、思うようにできず悔しい時もあったけれど、さらに技を磨いていい公演にしたい」と意気込みを語る。

 浅川さんは「メンバーは皆パワフルで熱い思いを持って活動してくれている。メンバーを輝かせられる舞台を作りたい」と力を込める。

 同団体は現在、3月の公演に向けて、平日で集客が課題となることなどからクラウドファンディングでホール代や制作費、設備費の支援を募っている。浅川さんは「地域の高校生や大人、企業の関係者が知り、応援してもらえたら」と支援を呼びかけている。

 公演の最新情報は、同団体のInstagram(@aquarise.official)から確認できる。
長蛇の列ができたロピア開店当日

お買い物編Vol・1 ママ記者発信!藤沢の○○事情 激戦加速のスーパー 生き残りかけ戦略多様化

 昨今、市内で大手スーパーマーケットが続々と新規参入し、生き残りをかけた多様な戦略が繰り広げられている--。

 9月には藤沢市発祥で全国展開している「ロピア」がミスターマックス湘南藤沢ショッピングセンター(辻堂新町)の一画に出店。オープン当日は700人以上が開店待ちで列を連ね、数日間は入場規制を行いながらの営業となった。

 同店開店と時を同じくして、ショッピングセンター向かいにある湘南モールフィル内の「スーパー三和」では、9月上旬に4日間の臨時休業を設け、リニューアルオープン。またミスターマックス湘南藤沢では、ロピアの開店から1カ月足らずで「鮮魚専門店山助」と青果店「モナポルト」が開業し、主婦たちは各店をはしごしながら、物価高にあえぐ家計をやりくりしているようだ。

 こうした新規参入店の商戦が熾烈化する中、昭和から市民の生活を支えてきた商業施設は苦難命運が分かれている。藤沢駅南口に1974年にオープンした「イトーヨーカドー藤沢店」は、親会社のセブン&アイ・ホールディングスによる赤字脱却に向けた構造改革の一環で、今年1月に閉店。86年開店の「湘南ライフタウンショッピングセンター」も老朽化を理由に専門店街は閉店、「イオン藤沢店」は休業し建て替えを予定中だ。

 一方で、老舗百貨店さいか屋では、地下1階にスーパーマーケット「ライフ」が昨秋オープン。低迷する百貨店業界で”デパ地下”を一新し、オーガニック商品などの自社ブランドを展開するライフの出店により、高級志向の百貨店イメージを崩さずに次なる一手を打った格好だ。

 さらに激戦区での生き残りをかけ、新たな付加価値を見出したのがスーパー「FUJI善行店」。同店2階では、2022年に無印良品が開店。スーパーといえば、ドラッグストアや百円均一ショップとの同居が定番だが、人気雑貨店の出店で他店舗との差別化に成功した。各社の戦略は家事・育児・仕事に忙しい現代の主婦に多様な選択肢を与え、生活の支えとなっている。
介護職を体験する生徒たち

湘南台中 地元企業が職業講話

 湘南台中学校で9日、職業講話の授業が行われた。市内外の中学生に向けたデジタル副教材「地域のお仕事ガイドブックDX」事務局の主催で、同教材に登場する市内企業が講師を務めた。

 この日は2学年の生徒188人を対象に、ネクサス大浩、ウエスタンデジタルテクノロジーズ、神田交通、三興製鋼、KENJEグループ、湘南ベルマーレ、湘南乃えん、グリーン警備保障、荏原製作所、オイレス工業、福祉クラブ生協の11社がそれぞれの仕事内容を説明。生徒たちはあらかじめ同教材を使って事前学習に取り組み、希望する3職種の授業を回った。

 同校総括教諭の三藤秀之教諭は「この授業が企業の社会貢献や求める人物像を知り、進路を考えるきっかけになれば」と話した。
オープンした羽根澤屋歴史資料館に集まった「歴史散策の会」の会員と(株)羽根澤屋の山口代表取締役(写真中央)

長後「羽根澤屋歴史資料館」 過去を未来へつなぐ場新オープン

 長後で130年以上呉服店を営む老舗・(株)羽根澤屋本店(山口洋樹代表取締役/高倉872)内に先月、郷土の日用品や同店の昔の道具、収集した小道具などを展示する「羽根澤屋歴史資料館」がオープンした。

 同館の前身で、1994年に建てられた「羽根澤屋資料館」の展示物約300点のうち、同店スタッフが選んだ品々が移設された。史跡の解説版の設置などで長後の歴史を語り継ぐ活動を行う「歴史散策の会」(廣田邦夫会長)が月に一度開館していた。

 展示では、同店で実際に使用された看板の他、100年以上前の長後のまちを撮影した古写真やそろばん、1894年の呉服店創業当時の木版の広告など同店ゆかりの物が細かに紹介され、同店と長後の歴史を肌で感じられる。

 また以前の資料館を建てた3代目故・青木宗茂さんが、全国から集めた古道具も共に並ぶのが同館の特徴でもある。山伏が使用した「板笈(いたおい)」と呼ばれる背負い道具、明治天皇から下賜された回転式眼鏡スコープ、寺院の法要などで使用される喚鐘、雅楽太鼓や古代琴などの楽器、能面、明治時代の手押消防ポンプ、古代の土師器、室町時代の石皿など貴重な品がそろう。品々の中には青木さんや同店が記した説明書きが添えられ、さまざまな時を旅する空間として見る者を飽きさせない。

 ランプやカメラ、対象時代の手廻しミシン、紙芝居、明治時代の手書き百人一首など、現代では形を変えて残る物も。シニア世代には懐かしいものも多く、廣田会長は「昔を思い出すことができる」と笑みを浮かべる。歴史散策の会は引き続き、第2月曜に説明を担う(午前11時から午後3時まで)。「前の資料館では奥にあった物も多く見られるようになった。歴史の一コマ一コマを語り継ぐ場にしていきたい」と廣田会長。

 山口代表取締役は「長後のまちの歴史を改めて振り返ってもらい、未来につなげてもらえれば」と思いを語った。

 本店の定休日にあたる水曜を除く営業日に無料開館。開館時間は午前11時から午後5時まで。

 問い合わせは同店【電話】0466・43・7111。
差し入れのハムを手に笑顔を見せる部員たち

「ハムで勝つ!」 日藤サッカー部が全国出場を報告

 日本大学藤沢高校サッカー部の登録選手と関係者が9日、鈴木恒夫市長を表敬訪問し、28日(日)から行われる「第104回全国高等学校サッカー選手権大会」への出場報告と意気込みを語った。同部は先月9日に行われた県予選で優勝し、県代表として2年ぶり8回目の全国出場を決めた。

 キャプテンの橋本友翔選手は「市民の皆さんの期待や応援があって県制覇が叶った。サッカー部の格好でまちにいると、おめでとうと声をかけられることもあり、うれしい」と喜びを語り、全国大会については「県よりさらに厳しい戦いになることは間違いないけれど、神奈川県勢初の全国制覇を成し遂げたい」と気合十分に語った。

 鈴木市長は「全国でものびのびと練習の成果と藤沢魂を発揮して優勝旗を持ってきてほしい」と激励した。

 同日、選手たちを応援しようと神奈川県養豚協会(臼井欽一会長)から、県産の高座豚手造りハムのセット人数分が差し入れとして贈られた。臼井会長は「若い皆さんにお肉をたくさん食べてエネルギーを蓄えてもらい、頑張ってほしい」とコメントした。

 同部の全国大会初戦は12月31日(水)、川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで岡山学芸館(岡山県)と激突する。
配布中のマンホールカード

藤澤宿マンホールカード 10日から配布開始

 藤澤宿をモチーフにしたオリジナルマンホールカードが10日から、西富のふじさわ宿交流館で無料配布されている。

 今年5月、藤沢地区郷土づくり推進会議の提案で、藤澤宿地域にゆかりの深い小栗判官の浮世絵をあしらったデザインマンホールが設置された。

 カード型の下水道広報物として人気を集めるマンホールカード。今回、同マンホールがカード化された。市内では他に、市の花フジデザインのマンホールカードが作成されている。

 配布は手渡しで1人1枚限り。午前9時〜午後5時。月曜、12月27日(土)〜1月1日(木)は休館。

 市の花フジデザインのカードは、辻堂神台の藤澤浮世絵館で引き続き配布している。

秘密のカフェ巡り、いかが? 江の島・鎌倉でスタンプラリー

 江ノ島電鉄(株)と小田急電鉄(株)は現在、江の島や鎌倉エリアのカフェと連携したデジタルスタンプラリー「#秘密のえのかま」を開催している。3月22日(日)まで。

 地元食材を使ったスイーツ、希少な茶葉を使ったドリンクなど、参加店舗がこの期間のためだけに考案した”秘密のメニュー”を楽しめるイベント。

 参加者はアプリ「SpotTour」をダウンロードし、各店舗で二次元コードを読み取るとデジタルスタンプが獲得できる。スタンプ提示で限定メニューが注文可能。

 各店舗先着75人に、店舗ロゴの描かれた缶バッジの参加賞が用意されている他、全ての店舗のスタンプを集め、アンケートに答えた参加者の中から抽選で2人にエリア内のホテルペア宿泊券が贈られるチャンスも。

 参加店舗は、片瀬江ノ島、藤沢、鵠沼海岸、腰越、七里ヶ浜、稲村ヶ崎、極楽寺、鎌倉駅の徒歩圏内のカフェ9店舗。詳細は特設サイトへ。
特製たれで臭みを消したマグロの茜身

三崎マグロの血合い肉 読者プレゼント 「茜身」を新たな特産品へ

 三浦市では、三崎マグロの「血合い肉」を新たに特産品化しようと、公民連携による取り組みが進められている。

 生臭さもあり敬遠されがちだが、未病の抑制に効果的とされる抗酸化成分を多く含むことで価値が見直されている血合い肉。イメージアップを図ろうとネーミングを公募し、昨秋「茜身(あかねみ)」と命名された。調理次第で味も食感も牛ハラミ肉のようになり、地元ではメニューとして提供する飲食店も増えている。

「茜身のたれ漬」進呈

 同市三崎の料理店「くろば亭」で提供している「茜身のたれ漬」(220g・冷凍)を読者10人に進呈。希望者はメールの件名を「茜身」とし、〒・住所・氏名・年齢を明記して【メール】yokosuka@townnews.co.jpへ送信。12月15日(月)締め切り。発表は引換券の発送をもって代える。当選者は、12月29日(月)・30日(火)に年末特別セールを開催する三崎朝市会場に引換券を持参し、指定の場所で賞品と交換する。