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藤沢 文化

公開日:2025.12.12

老若男女『第九』に感謝込め
市民オペラ、準備着々

  • 思い出の詰まった市民会館大ホールでリハーサル

    思い出の詰まった市民会館大ホールでリハーサル

 長年にわたり、市民の文化拠点として親しまれてきた藤沢市民会館。建て替えにより、来年3月以降の長期閉館が決まっている同館での思い出を残そうと今月27日(土)、藤沢市民オペラが『第九』演奏会を開催する。

 第九の通称で知られるベートーヴェン『交響曲第9番』は、同館の開館記念公演で披露されたゆかりの演目だ。今回は同団体に加え、一般公募による第九合唱団も合わせた老若男女約200人がドイツ語で歌う。

 「子どもから大人まで一緒に披露する第九合唱は稀」と話すのは、合唱指揮を務める声楽家の浅野深雪さん。「お互いの声をよく聴き合う」という合唱の基本を大切にしながら、大所帯をまとめてきた。

 演奏会の見どころは「一体感のある演奏」。「子どもたちはクリアーな声を持っていて上手。幅広い世代が一つになる合唱は、歌詞の世界観にマッチすると思う」と期待を寄せる。今回、第九に初挑戦するという鈴木音羽さん(11)は「ドイツ語の歌詞は発音が難しかったけれど、周りの大人に助けてもらった。背筋を伸ばして舞台に立ち、第九の歴史に残るような演奏ができれば」と意気込む。

 練習では「皆、会館に世話になったじゃない」とメンバーに呼びかけている浅野さん。「市内で文化芸術に関わっている人は、ここに思い出があると思う。感謝の気持ちを込めて演奏したい」

 午後3時開演。全席指定、2千円から(S席完売)。(問)(公財)藤沢市みらい創造財団【電話】0466・28・1135

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