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藤沢 政治

公開日:2025.12.12

「モスク反対」本会議に陳情
相次ぎ不了承

 藤沢市宮原の私有地に民間事業者が建設を計画しているイスラム教のモスクについて、計画中止などを求める大量の陳情が藤沢市議会の12月定例会に提出されている。

 提出されたのは陳情44件と請願1件。このうち開発許可取り消しなどを求めた38件の陳情と交通安全対策を求めた請願について、4日の建設経済常任委員会で審査が行われ、いずれも不採択・趣旨不了承とした。傍聴には35人が訪れるなど、異例の事態となった。

 冒頭で行われた「藤沢市宮原における礼拝堂建設に伴う交通安全対策の実施を求める請願」の審査では、提出した片瀬山在住の男性が趣旨説明に立った。男性は、計画上駐車場が200台近い収容となることや他自治体の渋滞・交通問題を事例に挙げ、建設予定地周辺の交通量調査や地域住民との意見交換などの実施を市に求めた。これに対し、市は「民間事業に公金で交通量調査は行えない。意見交換の場も事業者が行うべきもの。周辺自治会からの意向があれば事業者に伝えることは可能」とした。委員らも「公金を用いる妥当性は認められない」などとして不採択となった。

 陳情の25件が「藤沢モスク建設計画の許可取り消しを求める陳情」と同一の名称で、同様の内容の6件と合わせ計31件を一括で審査。市は「現在進んでいる事業内容は法の基準に適合しており、事業者が申請内容と相違した整備を行うなどの事実がない限りは、中止を求めることは違法となる」と説明。陳情はすべて趣旨不了承となった。

 モスクは「宮原3344」の地に建設が予定されており、開発事業者は宗教法人ダル・ウッサラーム(伊勢原市)。事業区域面積は985・16平方メートルで建築面積は582・96平方メートル。

 この建設計画に関してはSNSなどで徐々に広まり、11月30日まで行われた建設反対に関するネット署名は3万人以上にのぼった。市内各地で反対運動が行われる一方、こうした動きが差別を助長するとした"反対運動への反対運動"も巻き起こっている。

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