小田原のアンコウちくわに 団体連携で食育に活用も
小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会が地域団体などと連携して、小田原で水揚げされるアンコウを使った「アンコウちくわ」を開発した。クラウドファンディングを実施して返礼品にするほか、支援金を活用して子ども食堂などで提供して食育につなげる。
小田原で水揚げ・取引される地魚の魅力を広める活動をしている同協議会は、市内漁業・市場関係者、行政などで構成された団体。その活動の一環で2022年度に鍋需要の落ち着く春先に小田原で漁獲される「アンコウ」の付加価値を高めるため、若手水産関係者らによる「小田原地魚大作戦協議会」と連携してレトルトカレーを開発した。そこで今回はカレー開発時に使用できなかった、魚体で大きな割合を占める「皮」を使ってちくわを製造した。
地域の子どもたちに食べてもらい、水産資源の魅力を伝える食育も目的にしていることが特徴で、地域活性化活動を行う「おだわらミライプロジェクト」(河田真理代表)と連携してプロジェクトを4月に始動した。その中で小田原の練り製品を製造する技術に着目し、老舗かまぼこ店「伊勢兼商店」(杉山勇人代表取締役)に協力を呼び掛けた。
「子どもたちへの思いに共感した」という杉山代表。アンコウの皮をすり身に練りこみ、気軽に食べやすい「ちくわ」にすることにした。「アンコウの皮はコラーゲンが豊富に含まれているので、通常のちくわよりも、もっちりとした食感」といい、関係者や子ども食堂での試食でも好評だったという。
アンコウグッズ返礼品も
同消費拡大協議会は多くの子どもたちに小田原のアンコウを食べて知ってもらうため、ちくわを子ども食堂などに提供する資金をクラウドファンディングで募る。返礼品には「アンコウちくわ」のほか刺網漁業体験、地元のクリエーターによるアンコウをテーマにしたTシャツや帽子などがある。小田原のアンコウの魅力があふれた返礼品を用意し、認知度を高めていく。目標額は50万円で、12月1日から1月31日(土)まで実施する。
河田代表は「自分たちが住むまちの海でどんなことが起きているのかを知り、魚のことに興味を持ってほしいと今回のプロジェクトを企画した。子どもたちが楽しみながら一歩深く踏み込むきっかけになればうれしい」と話している。
小田原で水揚げ・取引される地魚の魅力を広める活動をしている同協議会は、市内漁業・市場関係者、行政などで構成された団体。その活動の一環で2022年度に鍋需要の落ち着く春先に小田原で漁獲される「アンコウ」の付加価値を高めるため、若手水産関係者らによる「小田原地魚大作戦協議会」と連携してレトルトカレーを開発した。そこで今回はカレー開発時に使用できなかった、魚体で大きな割合を占める「皮」を使ってちくわを製造した。
地域の子どもたちに食べてもらい、水産資源の魅力を伝える食育も目的にしていることが特徴で、地域活性化活動を行う「おだわらミライプロジェクト」(河田真理代表)と連携してプロジェクトを4月に始動した。その中で小田原の練り製品を製造する技術に着目し、老舗かまぼこ店「伊勢兼商店」(杉山勇人代表取締役)に協力を呼び掛けた。
「子どもたちへの思いに共感した」という杉山代表。アンコウの皮をすり身に練りこみ、気軽に食べやすい「ちくわ」にすることにした。「アンコウの皮はコラーゲンが豊富に含まれているので、通常のちくわよりも、もっちりとした食感」といい、関係者や子ども食堂での試食でも好評だったという。
アンコウグッズ返礼品も
同消費拡大協議会は多くの子どもたちに小田原のアンコウを食べて知ってもらうため、ちくわを子ども食堂などに提供する資金をクラウドファンディングで募る。返礼品には「アンコウちくわ」のほか刺網漁業体験、地元のクリエーターによるアンコウをテーマにしたTシャツや帽子などがある。小田原のアンコウの魅力があふれた返礼品を用意し、認知度を高めていく。目標額は50万円で、12月1日から1月31日(土)まで実施する。
河田代表は「自分たちが住むまちの海でどんなことが起きているのかを知り、魚のことに興味を持ってほしいと今回のプロジェクトを企画した。子どもたちが楽しみながら一歩深く踏み込むきっかけになればうれしい」と話している。