小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育
公開日:2025.12.13
小田原市戦後80年事業
平和の尊さ 沖縄で学ぶ
中学生が学習成果披露
小田原市は戦後80年の節目にあたり、市内の中学生24人を沖縄に派遣した。このほど、現地で学習したことを披露する成果報告会が行われた。
戦争の悲惨さや命の大切さを学び、次世代に伝えることを目的とした派遣事業。生徒は事前学習を行い8月に沖縄を訪問。ひめゆりの塔や対馬丸記念館を巡ったほか遺族と交流し、戦争への理解を深めた。
報告会当日、生徒はグループに分かれ「平和について」をテーマに学習成果を報告。生徒代表の大野幸咲さん(酒匂中2年)は「次の世代に平和の素晴らしさを伝えたい」とあいさつした。報告では「過去の出来事に目を向けること」「当たり前のことを当たり前と思わないこと」などの声があげられた。加藤憲一市長は「今回の経験がこれからの人生の原点になってほしい」と話した。
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