さがみはら緑区版【12月18日(木)号】
特設サイト内には団員のメッセージが公開されている

「JAXA応援団」3千人に 全国に輪広がる

 相模原市が立ち上げ10月から募集を始めた「JAXA応援団」の個人登録が募集開始から2カ月ほどで約3千人となった。企業・団体の登録も順調に推移し、100を超える組織が登録。市シティプロモーション戦略課は「JAXAは地元の大きな誇り。市民のみならず全国に応援の輪が広がっている」と話す。

 JAXA宇宙科学研究所(中央区由野台)は、日本の宇宙科学研究の中核機関として基礎研究から探査機の開発・運用まで幅広く活動している。

 2003年に打ち上げられ、05年に目的地である小惑星「イトカワ」に到達した小惑星探査機「はやぶさ」、太陽系の起源や地球の生命の原材料の解明を目指して小惑星「リュウグウ」を探査し、サンプルを持ち帰った「はやぶさ2」。いずれもJAXA相模原キャンパスで開発された。日本初の月面着陸を達成した探査機「SLIM」などのミッションも同研究所が担った。

 「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」というキャッチコピーを掲げている市は「JAXA」の活動を盛り上げようと「応援団」を発足。10月に団員の募集を開始した。

 応援団には誰でも参加することができる。登録は無料。個人で応援団に登録すると特設サイト上で応援メッセージが紹介され、希望する人にはオリジナル団員証が送付される。企業や団体の場合は掲出可能なオリジナルステッカーも贈呈。また、市が催す宇宙関連イベントの参加案内や、JAXAの各種プロジェクトの情報などが提供される。

 登録者は全国に広がり、登録開始から2カ月ほどで個人会員は3千人を超え、約100の企業・団体も応援団に加入した。同課では「宇宙開発を応援したいという気持ちが少しでもあるなら大歓迎。参加していただきたい」としている。
佐野川地区の上岩で手掛ける茶園の前で笑顔を見せる宮本さん

佐野川茶 宮本茶園が事業を継承 茶業部解散、自販に注力

 藤野の佐野川地区の急斜面に広がる茶園で栽培される「佐野川茶」。かつて150軒ほどあった茶農家は生産者の高齢化や後継者不足などにより激減。産業として栽培を行う農家はついに宮本茶園1軒となった。これによりJA神奈川つくいの部会・藤野茶業部は今年度で解散へ。来年度からは同園が佐野川茶の事業を一手に担うこととなる。

 佐野川地区は古くから畦畔や至る所で茶木が自生し、茶栽培に適した地といわれる。1966年に国の山村振興事業を誘致、翌年から本格始動し、1980年代に最盛期を迎えた。しかし、2000年代になると、茶農家の高齢化が進み、急傾斜地での厳しい作業や後継者不足などにより栽培をやめる農家が急増。加えて、11年の東日本大震災、14年の積雪被害、15年の佐野川荒茶工場閉鎖といったマイナス要因が重なった。

 そんな中、15年に発足した藤野茶業部のメンバーが一念発起し、収穫した荒茶の一部のブランド化に取り組み、18年に「佐野川茶」を誕生させた。「佐野川茶」を相模原ブランドへと構築する取り組みは市からも高く評価され、「さがみはらSDGsアワード2025」で優秀賞にも選ばれている。しかし、茶農家減少を止めることはできず、今年の摘採を終え、2軒あった茶農家が宮本農園だけとなった。

 同茶園を営む宮本透さんは「来年からは1軒になるが、心は折れていない。佐野川茶の事業を継承し、自販の取り組みに注力する」と意気込む。

茶業組織が消滅

 旧津久井郡ではJAが茶業部事務局を担当、茶業の運営や販路を担当していた。城山と藤野に茶業部があったが、今年7月に城山が解散。来年3月で藤野も解散することが決まったため、この地域の茶業部は消滅することとなる。事務局担当者は「今後は他の農家さん同様に、一農家さんとして応援していくこととなる」と話す。

後世へつなぐ

 宮本さんは藤沢市出身で15年に新規就農研修を受け、17年に58歳で就農した。茶栽培をするために藤野に移住。茶製品のほか雑穀や大豆、小麦、切花などを生産する。

 今後は「伝統ある佐野川茶を守り、残すため、後継者の育成に力を注ぎたい。そのためには若い人たちが働きたいと思える環境を整えることが重要。簡単ではないが、挑戦と失敗を繰り返しながら目標の実現を目指します」と力を込めた。

町田相模原に関する怪談本を執筆した 神沼 三平太さん(本名:佐々木 康成) 中央区在住 54歳

心は物語を付けたがる

 ○…怪談作家は実話をもとにストーリー仕立てでまとめる仕事。そのため、どこでも情報収集を欠かさない。居酒屋の客やタクシーの運転手、取材を受ければ記者にも逆取材。出会った人には常に心霊体験を聞く。「自分では体験したくないが、常識の範囲外のことへの興味があります」。40歳でデビューし、これまで10冊を超える本を出してきた。

 ○…茅ヶ崎市出身。10代の頃、怪談話を数人で話し合うゲームにはまり、友達に披露するネタとして収集を始めた。それを続けた結果、手元には大量の怪談話や心霊体験が。20代の時、怪談本を読んでいて「自分が今持っている話でも本にできる」と思い至った。最初はウェブ上で発信すると、次第に人気コンテンツに。コンテストに応募したところ出版社からも評価され、デビューに至った。

 ○…もう一つの顔は大学の講師。町田市内の大学でも心理学などの授業で教鞭を取る。だからこそ、怪談においても興味があるのは「人の心の動き」。「ほとんどはただの見間違いや偶然です。でも、不思議なことがあった時に、心は『ただの偶然だ』とは処理できない。だから、ストーリーを付けることで納得するんです」。霊は人間を怖がらせようとはしていない。「怪談とは体験者側の心の変化」だと語る。

 ○…これまで『甲州怪談』『湘南怪談』などご当地ものを手がけ、今回は現在暮らしている町田相模原をテーマとした。「書いていると地域の歴史に詳しくなる。民俗学的な側面もある」。その地域の変遷や環境が心霊体験に反映されてくるからだ。「今後は、(相模原以外でも)神奈川県内の話を集めたい」とし、「現在、小田急沿線を取材中です」とにやりと笑った。
イオンの久保部長(右)と本村市長

イオンリテール株式会社 ご当地WAON寄付 12年目 累計 1100万円超え

 総合小売業のイオンリテール株式会社は11月25日、電子マネー「さがみはら潤いWAON」が2024年3月から25年2月末までに利用された金額の一部、101万8626円を相模原市に寄付した。この日市役所を訪れた同社南関東カンパニー西神奈川事業部長の久保和義さんは本村賢太郎市長に目録を手渡し、感謝状を受け取った。

 この取り組みは同社と市が12年10月に包括連携協定を締結して以来、毎年「ご当地WAON」の買い物利用額の0・1%を寄付しているもの。12年目となった今年の寄付額を合わせ、累計1107万9834円となった。寄付金についてはこれまでJR相模原駅(中央区)のペデストリアンデッキに設置されている津久井産材を利用したベンチなどに活用されている。

全国で33億円

 同社が地域社会への貢献を目的に取り組む「ご当地WAON事業」は現在、全国で190券種が発行されており、全国の自治体への総寄付額の合計は33億円にのぼる。
実証実験の様子

市消防局 デジタルで人命救助を加速 避難者管理システム実証実験

 相模原市消防局は11月20日、火災現場における避難者管理作業の大幅な効率化を目指し、新たな「避難者マネジメントシステム」を活用した実証実験を実施した。

 災害発生時、避難者の状況確認に要する時間の短縮は、消防隊による救助活動の迅速化と正確性の向上に直結する。

 今回の実験は、この課題解決を目的として行われ、消防職員や市職員ら約40人が避難者役として参加した。消防隊員7人がシステムを用いた管理作業を担った。

スマホで情報一元化

 従来の火災現場では、避難者の確認や安否情報の収集を紙や口頭に頼る場面が多く、混乱が生じやすいという課題があった。「避難者マネジメントシステム」は、避難者がスマートフォンなどから自身の安否情報や避難場所を登録することを可能とする。これにより、消防隊や関係者は現場でリアルタイムに避難者の人数や安全確認の状況を一元的に把握できる。

現場からの声

 実験への参加者からは「数分間の取扱い訓練ですぐに操作に慣れるなど直感的に扱いやすかった」といった操作性への評価や「火災現場等の緊急時に使用する上で、登録に必要な入力情報が多い。入力情報は必要最小限度でよい」といった改善要望などさまざまな意見が寄せられた。

 現時点でシステムを導入する予定はないが、同局は「火災現場等での多数避難者管理を確実・迅速に行うために、DX化など効果的な方法を研究していく」とし、デジタル技術を活用した防災力の強化に向けた研究を続けていく。
(左から)村上賢学長、協定書を持つ本村賢太郎市長と小倉弘明理事長

動物愛護施設の協定締結 市と麻布大、計画進める

 麻布大学(中央区)を運営する学校法人麻布獣医学園と相模原市はこのほど、飼い主のいない犬や猫の保護や収容、譲渡などを目的とした「動物愛護センター」の整備に向け、市役所本庁舎で基本協定を締結した。

 協定の主な内容は、整備場所、整備手法、基本的な費用負担の考え方について。大学内の北西の角地に同法人が新たに建物を建築し、一部を市がセンターとして使用する。市はセンター機能の維持に必要な延床面積分の整備費用や維持管理費用を負担する。

 大学内に動物愛護センターが設置されたケースは北海道の酪農学園大学内で前例があり、早期に実現すれば全国で2例目。同時に、民設公営の動物愛護センターは全国で3例目となる。

 獣医学部を擁する同大学内に設置することで専門的な知見が期待できることに加え、駅が近く好立地であることから譲渡や一時預かりなどの相談窓口として市民が利用しやすいという利点もある。

 同大学の村上賢学長は「単なる保護や譲渡の場にとどまらず、命の学びや交流のある多機能な場にしていきたい」と展望を示した。市生活衛生課は「早期に基本計画を策定したい」としている。
秀逸に選ばれた井上さんの応募ハガキ

小学生川柳 秀逸は上鶴間小、井上さん

「こどもタウン」企画

 小学生向けの地域情報紙「こどもタウンニュースさがみはら版」の2025年冬号がこのほど発行され、投句コーナー「さがみっ子川柳」の秀逸に上鶴間小学校5年の井上琴心(ことみ)さんによる「おにごっこ 君の笑顔を つかまえた」が選ばれた。

 南区在住の川柳作家、水野タケシさんが出した今回のお題は「好きな遊び、教えて」。井上さんは大好きな鬼ごっこをテーマに3作品を考え、一番良くできたと思った作品を応募したそう。「鬼の役でタッチして相手が振り向いたときの笑顔が好き」と井上さんは話す。

 ただ、普段そう感じていても、それを言葉にするには別の力が求められる。母の貴代香さんは「思ったこと、感じたことを態度ではなく、言葉で表すよう心掛けてきました」と話す。井上さんは「がんばって考えたので選ばれてうれしい。これからもたくさん詠みたい」と笑顔を見せた。

 次回のさがみっ子川柳のお題は「休みの日、何してる?」。締切は1月31日(土)。応募はハガキに住所、氏名、学校名と学年、川柳(5句まで)を記入の上、〒252-0239相模原市中央区中央2の6の4タウンニュース「さがみっ子川柳2026春」係まで。

ふれあい科学館 近づくと「くわっ」 年明けまでロブスター展示

 相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら(中央区水郷田名1の5の1)に現在、飽きることなく人間たちに向かってくるアメリカンロブスターがいる。生き物としての特徴はあまり知られていないロブスター。開館日は午後1時30分から、飼育員のミニトーク・実験を楽しむことができる。

 アメリカンロブスターの最大の特徴は右と左で役割が異なるハサミ。よく使う方のハサミが、力強く物を砕くごつごつとしたハサミに次第に変化し=写真では向かって右=、もう一方は薄く尖った「カッター」のような役割を担う。展示を担当している狩俣優太さんは「硬い殻を持つ貝でも食べてしまう。毎日のミニトークでは貝を与えて割らせたり、脱皮したハサミを来館者に触ってもらったりします」と話している。ロブスターは1月18日(日)まで展示される予定。

 開館時間は午前9時30分から午後4時30分まで。月曜休館。冬休み、年末年始などの長期休暇期間は毎日開館。詳しい会館日などはホームページで確認できる。問い合わせは同館【電話】042・762・2110。
平岩さんが担当した「けんぶん文化講座【14】」の様子。けんぶんは同施設の通称

アナ講座 20人が声磨く

エフエム平岩さん登壇

 南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センターで12月2日、地元コミュニティFMラジオ局「エフエムHOT839」(エフエムさがみ/83・9MHz)の平岩夏木さんによる「アナウンス講座」が開催された。

 同センターが地元講師を招き、文化や健康に関する知識を提供する取り組みの一環で、14回目となる今回は、同局の経営者であり現役パーソナリティでもある平岩さんが登壇。「声の出し方」や「話すコツ」などをテーマに、約20人の参加者へ90分にわたり指導した。

1分で300文字

 「話す際に手を握りしめてはいけない。体をリラックスさせることで、舌の動きもスムーズになる」「1分間に300文字程度のペースが、聞き手にとって心地よいテンポ」など、すぐに実践できる具体的な技術を紹介。「将来番組を持ちたい」という参加者もおり、平岩さんの話を熱心に聞き入っていた。最後には、参加者が自己紹介と曲紹介を行い、それを録音する体験も設けられた。収録した音声は、同局のレギュラー番組「とれたてランチBOX」で、来年1月以降に随時放送される予定だ。
本棚に本を収める、LCA国際小学校で図書委員を務める児童たち

北市民健康文化センター 無料図書リニューアル ブックオフが寄贈

 市立北市民健康文化センターで12月9日、ブックオフコーポレーション(株)が本の寄贈を行った。

 乳幼児から小中学生までの利用が約50%を占めるという同施設。待合スペースに無料で読める図書棚はあったが、予算の関係で本を更新できず、色あせた古い本が目立っていた。施設を運営する(公財)相模原市まち・みどり公社はブックオフが、子どもの読書機会の創出と読書格差の解消を目指して取り組む「サステナブックプロジェクト」を知り、依頼。今回の寄贈に至った。

 この日寄贈された本は今話題の絵本や図鑑、漫画、小説など82冊。隣接するLCA国際小学校の児童らが一冊一冊丁寧に本棚に収めた。ブックオフイオン橋本店の逸見渉店長は「小学生も楽しめるような本を選びました。皆が楽しそうでほっとしています」と話し、公社の橋本真由美理事長は「子どもたちの学びのために活用させていただきます」と感謝を述べた。式に出席した児童の保護者は「本は子どもにとって大切なもの。誰かが寄贈したものが受け継がれていく取り組みは素晴らしいと思う」と語った。
イベントの目玉として満席の中でネタを披露したコント山口君と竹田君

感謝祭に1265人 永田屋で終活フェス

 地元葬儀社の株式会社永田屋(田中大輔代表取締役/橋本)は11月30日、セレモニーホール永田屋で年に一度の感謝祭「終活フェス」を開催した。

 当日は会場に過去最多となる1265人が来場した。イベントの目玉として登場したのは昭和、平成、令和と時代を超えて愛されるお笑いコンビ・コント山口君と竹田君。会場は立見が出るほどで、二人の掛け合いに笑いがあふれた。

 イベントはその他にも、3本立ての終活なるほど教室、無料の大抽選会、スマイルフォト撮影会、地元サロンによる無料肌診断&メイクアドバイスなどが行われた。イベントを終え、同社の担当者は「地域の皆さまの終活への関心の高さを実感しています。その期待に応え続けられるよう、今後も楽しみながら終活を考える企画を実践していきます」と話した。
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感謝状を手にする行員の原田論さん(右)と山口署長

きらぼし銀行に感謝状 年末の特殊詐欺に注意

 区内で特殊詐欺を未然に防いだとして相模原北警察署(山口富司署長)は12月1日、きらぼし銀行橋本支店に感謝状を贈呈した。

 当日は同店で贈呈式が開催された。山口署長が被害防止について感謝を述べると、市野貴之支店長に感謝状を手渡した。

 今回の事案は、「金を購入するから」と高額振込に訪れた女性に対して同店の職員が積極的な声掛けを行い、詐欺を未然に防いだ。山口署長は「特殊詐欺は年々増加傾向にある。引き続き金融機関と協力して被害を阻止することができれば」と話した。

 同署では「年末が近付くと市役所の職員などを名乗り、支払い過ぎた保険料を返金すると言って金銭をだまし取る還付金詐欺が多くなる傾向にある」として注意を促す。

 さらに、最近は固定電話ではなく携帯電話に詐欺の電話が掛けられることが多くなっている。同署では、「知らない番号や『+(プラス)』で始まる身に覚えのない番号は怪しいので気を付けてほしい」と警戒するよう呼び掛けている。
おすすめの豚汁定食に築地・豊洲から直送のマグロブツ

相模湖湖畔に定食屋がオープン アトリエヨシノが運営 「お腹も心も満足を」

 相模湖湖畔にある商店街の一角に12月3日、定食屋「糸すじ」(与瀬388)がオープンした。以前はカフェだった場所で、長く閉店状態が続いていたという。新たに飲食店をオープンすることで、「相模湖の観光の一助に」という思いがある。運営する株式会社アトリエヨシノの吉野絢子副社長は「観光に訪れる人はもちろん、地元の人の憩いの場としても機能できれば」と思い描く。

 昔ながらのレトロな雰囲気の食事処で店内は木を基調にした内装。ゆったりとした時間を過ごすことができる。おすすめは豚汁定食(税込1200円)。味のしみ込んだ具材をアツアツの汁で頂く今の時期には至極の一杯。心も体も温めてくれる。築地・豊洲直送の魚を使った定食やマグロのブツなども提供。スパイスから作るポークカレーもイチオシという。吉野副社長は「都内で飲食店を営むシェフが美味しいものを食べてほしいと厳選したものを提供している。温度、鮮度管理をしっかり行い、穏やかな空間でお腹も心も満足してもらいたい」と話す。

観光の相乗効果を

 同店を経営するアトリエヨシノは、相模湖で主にバレエ衣装のレンタル業を営む。かねてより地元・相模湖地域の活性化に貢献したいと地域活動にも力を入れてきた。

 今年4月にはJR相模湖駅前で閉店予定だったそば店「濱陣」を「駅前から飲食店は無くせない」という思いで引き継ぎリニューアルオープン。吉野副社長は「相模湖は自然が豊かで風光明媚なところがとても魅力的で、まだまだ人を呼ぶことができる。地域が『バレエのまち相模湖』として観光振興を掲げる中で、バレエだけではない相模湖もつくらなければならない。例えば相模湖のボート、紅葉を見に来た人がお店に、逆にお店に来た人がボートや紅葉を見に行くというような、それぞれが人を呼んで相乗効果を生み、また来たいと思ってもらえたら」と力を込める。

 店内はカウンターとテーブル合わせて20席。営業は午前11時から午後3時、土日は5時まで(LO(ラストオーダー)は30分前)。相模湖公園でのやまなみイルミネーション期間中の土日は7時30分まで営業。月・火曜定休。12月27日(土)〜1月6日(火)までは休業。問い合わせは【電話】042・682・7110。
過去開催時のステージ

入場無料  相模原に100人のコスプレイヤー集結 12月14日、青少年学習センターで

 アニメや漫画、ゲームなどのキャラクターに扮するコスプレのイベント「コスプレパフォーマンスステージ 百花繚乱2025〜雲雀の陣〜」が12月14日(日)、相模原青少年学習センター(中央区矢部新町)で開催される。主催は相模原市民ミュージカル実行委員会/ユメカナプロジェクト。相模原市、相模原市教育委員会、相模原市自治会連合会が後援。

 「百花繚乱」は「相模原ご当地アイドル つぶつぶ★DOLL」プレゼンツの地域貢献イベント。ご当地アイドルとしての活動に加え「さがみはら高校生バンドフェス」や「相模まつり」の開催実績が、このイベントの実現につながった。

コール&レスポンスで盛り上がる

 今回は今年6月に開催されたステージに続き2回目となり、出演者数は前回を上回る30組、総勢100人のコスプレイヤーが相模原に集結。「プロジェクトセカイ」「鬼滅の刃」「プリキュアシリーズ」など、様々な作品のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが迫力満点のライブステージを繰り広げる。60曲を超えるライブステージでは、コール&レスポンスもOKで、コスプレでの観覧も可能。

 入場無料。午後1時30分から4時30分(開場1時)。観覧予約は不要。詳しくは公式HP(下記にリンクあり)で。
出典=相模原市感染症情報センター(2025年12月11日発表)

相模原市内でインフルエンザ入院報告数が急増 5週連続で「警報レベル」の流行

 相模原市衛生研究所が12月11日に発表したデータによると、直近1週間(12月1日〜7日/第49週)のインフルエンザの入院患者数が前週(11月24日〜30日/第48週)の3人から13人と4倍以上に急増している。

小児と高齢者で8割

 インフルエンザ報告数を年齢群別で見ると、9歳以下だけで44%を占め、次いで65歳以上が36%となっており、同研究所は「特に小児と高齢者で報告が多くなっている」と注意喚起を行っている。

重症化は予測不能

 インフルエンザが重症化した場合、小児では主に「脳症」を、高齢者では主に「続発性の肺炎」を発症し、命にかかわるおそれがある。同研究所は「重症化する人の予測はできない。感染者が増えれば重症化する人も増える」とし、外出後の手洗いやマスク着用、湿度管理(50〜60%)など、基本的な感染症対策や感染が疑われる場合の早めの受診、ワクチン接種による重症化予防などを呼びかけている。

 12月1日〜7日(第49週)のインフルエンザ報告数は、1定点医療機関あたり48・00人。11月17日〜23日(第47週)の71・63人をピークに2週連続で減少したが「警報レベル」とされる基準の30・00人を5週連続で上回っている。詳しくは同研究所【電話】042-769-8348。

ナショナルトータルビバレッジ 「挑戦」が当たり前の世界に 新ドリンクでクラファン

 寸沢嵐の飲料販売企業・株式会社ナショナルトータルビバレッジ(山口弘一代表取締役)はサウナ愛好家向け飲料「ととのった」シリーズの第3弾となるエナジードリンク「爆勝エナジー」を開発。来年2月の発売へ向けて、現在クラウドファンディングを実施している。

 同社が手掛ける飲料ブランド「ととのった」は、サウナ愛好家へ向けた健康飲料。現在は温浴施設を中心に全国400施設で販売している。シリーズ第3弾となる爆勝エナジーは「全ての挑戦する人」に向けたドリンク。一般的なエナジードリンクに見られる砂糖主体ではなく、アルロース(希少糖)や少量のハチミツなど、天然由来の甘味料を組み合わせた。砂糖や人工甘味料に頼らない優しい甘さとスッキリした後味を目指すとともに、着色料にも天然のものを使い、まさにこだわり抜いた一本に仕上がった。

あなたはできる

 山口社長はドリンクを通して「チャレンジする人を応援し、挑戦が当たり前に受け入れられる社会をつくりたい」と話す。「人は『あなたはできる』『あなたには価値がある』と言われることで、自信が生まれ挑戦することができ、それが成長につながる」と話す。

 応援を後押しするため、こだわったのは桜を使った缶のデザイン。桜は新たな挑戦の始まりを告げる「春」を代表する存在。「桜咲く」という言葉が象徴するように成功や合格というイメージを持つ。缶には「YOU CAN DO IT!」(あなたならできる)というメッセージを入れた。ドリンクを手に取る毎に「自分も挑戦できる」「自分は価値ある存在だ」という気持ちを呼び起こすことをイメージする。

 「受験やスポーツなど挑戦の場にいつもあるようなドリンクに育てたい。そして、自分が挑戦できたら、次は挑戦している人に応援の気持ちを伝えるバトンのように爆勝エナジーを渡す。『あなたならできる』というメッセージは挑戦した人が言うからこそ、言葉に説得力がある。『私にもできたのだからあなたにもできる』というメッセージになる。自分の挑戦が次の人の挑戦を支えていくような文化ができたら」と続ける。

応援のバトンに

 クラウドファンディングは12月26日(金)まで。集まった資金は、ドリンクを広めるための資金に使われる予定。目標の30万円は早々に達成し、現在は100万円のネクストゴールに向けて挑戦中。12月10日時点で支援総額は71万6900円となっている。支援は3000円からでリターンは爆勝エナジーのセットなど。山口社長のおすすめリターンはドリンクの先行お披露目会の参加券。「いろいろな挑戦を応援するドリンクとして、例えば受験シーズンの眠気覚ましとして勉強のお供にはもちろん、受験生の挑戦を応援できるドリンクになれば。そしてその思いがバトンのようにつながっていってほしい」と山口社長は思い描く。

 詳細、問い合わせは同社【電話】042・685・1196(午前10時〜午後5時)。