さがみはら緑区 トップニュース社会
公開日:2025.12.18
「JAXA応援団」3千人に
全国に輪広がる
相模原市が立ち上げ10月から募集を始めた「JAXA応援団」の個人登録が募集開始から2カ月ほどで約3千人となった。企業・団体の登録も順調に推移し、100を超える組織が登録。市シティプロモーション戦略課は「JAXAは地元の大きな誇り。市民のみならず全国に応援の輪が広がっている」と話す。
JAXA宇宙科学研究所(中央区由野台)は、日本の宇宙科学研究の中核機関として基礎研究から探査機の開発・運用まで幅広く活動している。
2003年に打ち上げられ、05年に目的地である小惑星「イトカワ」に到達した小惑星探査機「はやぶさ」、太陽系の起源や地球の生命の原材料の解明を目指して小惑星「リュウグウ」を探査し、サンプルを持ち帰った「はやぶさ2」。いずれもJAXA相模原キャンパスで開発された。日本初の月面着陸を達成した探査機「SLIM」などのミッションも同研究所が担った。
「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」というキャッチコピーを掲げている市は「JAXA」の活動を盛り上げようと「応援団」を発足。10月に団員の募集を開始した。
応援団には誰でも参加することができる。登録は無料。個人で応援団に登録すると特設サイト上で応援メッセージが紹介され、希望する人にはオリジナル団員証が送付される。企業や団体の場合は掲出可能なオリジナルステッカーも贈呈。また、市が催す宇宙関連イベントの参加案内や、JAXAの各種プロジェクトの情報などが提供される。
登録者は全国に広がり、登録開始から2カ月ほどで個人会員は3千人を超え、約100の企業・団体も応援団に加入した。同課では「宇宙開発を応援したいという気持ちが少しでもあるなら大歓迎。参加していただきたい」としている。
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