大和版【12月19日(金)号】
「桜の名所になって」と宮崎さん=12日・ふれあいの森で

【大和市】上草柳の宮崎保見さん、市に100万円寄付 2年後に100歳「桜を植えてほしい」

 上草柳在住の宮崎保見(やすみ)さん(98)がこのほど、大和市に100万円を寄付した。自宅からほど近いふれあいの森に「桜を植えてほしい」と一念発起。2年後を見据えた「100歳の記念」として寄付に踏み切った。  ふれあいの森を流れる引地川沿いには木々が並び、春になると満開の桜が訪れる人を楽しませる。宮崎さんもその美しさにほれ込んだ一人だった。しかし、樹木の老化により今は伐採後の切り株があちこちに目立つ。  上草柳に暮らして半世紀を迎えた宮崎さんは、現在98歳。2年後に百寿を迎えることもあり、「その記念に満開の桜を見たい」と考えていた。  一方、市では桜の再整備の検討を進めており、これを知った宮崎さんは寄付を考えた。8日、市役所を訪れた宮崎さんに古谷田力市長から感謝状が贈られた。  市みどり公園課によると、来年2月をめどにふれあいの森に桜の木を10本植える。さらに、2026年度中にも植樹を予定しているといい、担当者は「その際に(浄財を)活用させていただければ」と話す。  健康づくりのため週5回のエアロビクスと筋力トレーニングを欠かさないという宮崎さん。「必ず満開の桜を見たい。ふれあいの森が桜の名所になってくれたら」と、その日を今から心待ちにしている。
抹茶を楽しむ子どもたち=11日・慈緑庵

【大和市】でんえん幼稚園、子どもの成長 茶で祝う 「初心者」の親がもてなし

 中央林間の私立でんえん幼稚園(椿伊智郎園長)に通う年長園児45人がこのほど、中央林間の多胡記念公園内にある慈緑庵を訪れ、茶の湯のたしなみを体験した。来年4月に就学を控える子どもたちの成長を祝おうと、保護者らがおよそ2カ月間にわたり茶道の稽古を積み、この日を迎えた。  茶室に集まった子どもたちは静かな雰囲気を感じ取り、保護者が抹茶を点てる様子を真剣な表情で見つめた。抹茶が振る舞われると「美味しい」、「ちょっと苦い」といった声が茶室に響き、笑顔が見られた。  同園の前保護者会長の小林友子さん(44)によると、今年9月、保護者数人で市の茶道体験教室に参加した。その後「卒園する子どもたちのためにお茶会を」と声が上がり、市内で活動する茶道会「大和みどり会」(岩本宗翠会長)に5人が稽古を依頼した。  「ほとんどの親が茶道の初心者だった」(小林さん)というが、岩本会長は「子どもたちの成長を祝いたい、日本の文化を伝えたいという熱心な姿に感銘を受けた」と指導を引き受け、2カ月にわたって茶道を指南した。この日のお茶会は、岩本会長のもとで学んだメンバーたちを中心に運営された。  お茶会を無事に終え「緊張感の中にも、お母さんたちの仕草をまねてお茶碗を大切に持つ子どもたちの姿が印象的だった」と笑顔で振り返った小林さん。  慈緑庵に駆け付けて、お茶会を見守った岩本会長は「これからも茶道を続けてもらいたい」と、子どもたちの成長とあわせ、親たちの茶人としての「成長」にも期待していた。

令和7年度救急功労者表彰で「消防庁長官表彰」を受賞した 生松 和昭さん 大和市深見西在勤 59歳

顔の見える関係を ○…救急救命士として17年、指導救命士としては6年ほど活躍してきた実績が認められ、総務省消防庁による令和7年度救急功労者表彰で「消防庁長官表彰」を受賞した。これは救急業務の推進に貢献し、公共の福祉の増進に功績があった人を表彰するもの。「私でいいのかな」と謙虚さを見せる一方で「これまでの救急に対する活動が認められたという誇りも感じている」とほほ笑む。 ○…東京都で生まれ、2歳の頃に横浜へ。小さい頃は体が弱く、7歳の時に自然豊かな大和市に越してきた。半年ほどで症状が改善し、中学・高校では陸上部に所属。3年生の時には部長も務めた。「体を動かし、人に誇れる仕事をしたい」と考えていた時、友人の母親から消防吏員の募集の話を聞いた。幼い頃、火事になったアパートで消火活動などに尽力していた消防隊の姿を見た経験もあり、高校卒業後は消防の道へ進んだ。 ○…救急救命士の資格を持っている先輩に憧れを抱き、2001年に同じく資格を取得した。所属していた隊の中で、救急救命士が自分一人だったからこそ「救急救命士とは何か、どのような時に道具を使いたいかなどを伝えた」と振り返る。「人の命を救う場面では他の方の協力が欠かせない」と話す。17年には大和市では初となる、隊員を指導する指導救命士に認定された。 ○…これまでの経験を通じて「顔の見える関係づくりが大切。色々なところに顔を出すようにしていた」と笑顔を浮かべる。この笑顔は、家庭でも欠かせないものとなっている。「妻とは一日一回は笑おう、と話している」とにこり。来年には2人目の孫が生まれるそうで「予定日が誕生日と近く、今からとても楽しみ」と祖父の顔も覗かせる。
協定書を交わした古谷田市長(右)と増田代表

キャンピングカー災害時に無償貸与

 大和市はこのほど、下鶴間に拠点を持つ「(株)レクビィ」(増田浩一代表/愛知県瀬戸市)と、災害時にキャンピングカーを無償で貸し出してもらう協定を締結した。 キャンピングカーの製造、販売を行う同社が協定を結ぶのは愛知県瀬戸市に続いて2例目。 災害時にキャンピングカーを市職員の仮眠場所や執務室などに利用できる。市では同社との連携で「防災力の強化に努める」としている。
賞状を手に笑顔の濱田さん

全日本卓球選手権で8位 南林間在住・濱田峻さん

 南林間在住の濱田峻さん(南林間中学校1年)がこのほど、広島県で開催された「JOCジュニアオリンピックカップ 2025年全日本卓球選手権大会カデットの部(13歳以下)」に出場し、8位入賞した。 同大会は公益財団法人日本卓球協会が主催し、全国各地の予選を勝ち抜いた約600人が出場した。濱田さんが出場した男子シングルスでは、トーナメント戦で153人が優勝を争った。 濱田さんは得意のフォアハンドで攻めながら、粘り強いプレーで準々決勝まで進出。そこで今大会の優勝者と対戦。0対3で敗退し、8位入賞となった。 濱田さんは「8位入賞まで勝ち進めると思っていなかった。全国の舞台で活躍できてうれしい」と大会を振り返った。 濱田さんが卓球を始めたのは6歳の時。卓球スクールに通う姉の影響でラケットを握るようになった。現在は、部活動に加え、湘南台を拠点とする卓球クラブ「岸田クラブ」と、県内の強豪選手が集まる強化練習会にも参加し、平日・休日問わず毎日3〜4時間の練習に打ち込んでいる。 今大会の結果を受け、来年3月に東京で開催される「東京卓球選手権大会」への出場権を獲得した。濱田さんは「最低でもベスト16に入りたい。自分の力を最大限に発揮して優勝を目指して頑張りたい」と意気込む。 プロリーグで活躍する選手になるという夢に向かって、これからもラケットを振り続けていく。
古谷田市長(左奥)と対話する子どもたち=市提供

市長と対話する こどもタウンミーティング

 大和市ではこのほど、市内在住・在学の小学生、中学生、高校生を対象に、古谷田力市長と対話ができる「こどもタウンミーティング」をシリウスで開催した。 現在、同市では若年層から寄せられる意見が少ないという課題を抱えている。子どもたちが意見を表明できる機会を設けようと、今年8月には「中学生の中学生による中学生のための会議」が開催された。 今回、中学生の部は応募がなかったため実施されなかったが、小学生の部に9人、別日に開かれた高校生の部には3人が参加した。 市マーケティング課の担当によると、小学生の部では「道路が暗いので街灯を増やしてほしい」、「カードゲームが楽しめる場所を作ってほしい」などの意見が出た。 高校生の部でも同様に道の暗さや、幼い子どものデジタル機器依存への対策などについて対話が交わされたという。 古谷田市長は「多くの貴重な意見を聞くことができた。今後の政策に少しでも生かしていくことができたら」と話していた。
表彰状を受け取った生松さん

救急功労者表彰を受賞 大和市消防 生松和昭さん

 総務省消防庁がこのほど、令和7年度「救急功労者表彰」の受賞者を発表し、大和市消防署管理課の参事兼課長を務める生松和昭さん(=人物風土記で紹介)が「消防庁長官表彰」を受賞した。 これは救急業務の推進に貢献し、社会公共の福祉の増進に顕著な功績があった人を表彰するもの。救急救命士として15年以上、あるいは指導救命士として5年以上にわたり精励し、他の模範になると認められた人が選ばれる。 救急救命士として17年、指導救命士として6年ほど活躍した生松さんは「資格を取得する際に一緒に学んだ仲間も受賞した。これまでの救急に対する姿勢が認められてうれしい」と話した。
綾瀬地区交番を激励

警察官友の会 年末前に交番を激励 カップ麵を贈呈

 大和地区警察官友の会(古郡保正会長)が12月4日、大和警察署(松本和彦署長)管内の交番4カ所を訪問し、カップ麺を贈呈した。 年末にかけて相談や出動件数などが増加していく中、市民の安全のために職務にあたる警察官を激励することを目的に実施された。 古郡会長は「深夜の巡回など本当にありがたい。一番大変な時期ですが頑張ってほしい」と激励した。綾瀬地区交番の井出雅司巡査部長は「とても励みになります」と感謝を述べた。

四季の写真がずらり 12月24日まで

 大和市渋谷学習センター(渋谷5の22)1階ギャラリーで本日12月19日(金)から24日(水)まで、渋谷在住の佐藤正一さん(72)による写真個展「私の心象風景part7」が開催される。午前9時〜午後6時(最終日は3時)まで。 写真活動歴35年で、これまでにコンテストで128回入賞・入選してきた佐藤さん。今回の個展では、風景や祭り、山岳などの写真31枚が展示される。さらに、今年開催されたコンテストで入選した写真なども見ることができる。 問い合わせは佐藤さん【電話】046・267・5757へ。
昨年も多くの受験生らが訪れた

大和天満宮で合格祈願祭 12月21日

 「天空に近い神社」として市民に親しまれている「大和天満宮」(平賀あずさ宮司/大和南)で12月21日(日)、「合格祈願祭」が執り行われる。午後1時30分〜2時30分(雨天決行)。 この催事は「学問の神様」で知られている菅原道真公が祀られている、同宮の神事として毎年行われているもの。 当日は、午後1時から1時30分まで、「アンケート用紙」を配布(先着100人)。このアンケート用紙が、式典後に配布される「特別合格お守り」の引換券にもなっている。受験生や就職試験などに挑む人々が合格できるよう、願いを込めて紅白の「智の輪」も設置される予定だ。参加は無料で、家族の代行参列も可。 中丸正総代長は「受験や就職試験などを控えた方やそのご家族の方のご参加をお待ちしております」と話している。 問い合わせは同宮【電話】046・264・0802へ。

スキー競技の参加者募集 12月27日まで

 第57回「大和市民総合スポーツ選手権大会(スキー競技)」が2026年1月17日(土)、車山高原SKYPARKスキー場(長野県茅野市北山3413)で開催される。主催は大和市スポーツ協会で、主管は大和市スキー協会。12月27日(土)まで参加者を募集している(締切日以降は事務局に問い合わせを)。 同大会は小学4年生以上の大和市在住・在勤者が対象(他市の人も参加可能だが、表彰の対象外となる)。競技種目はスキーの「大回転」、または「回転」。1種目3000円、2種目出場する場合は5000円(中学生以下は1種目1500円)。当日は現地集合で、8時から受付開始。午後3時に終了予定。ヘルメット着用で、昼食や保険証を持参。ゲレンデのコンディションや天候などにより変更・中止の可能性あり。申し込み、詳細は大和市スキー協会事務局【電話】046・208・1212へ。
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オペラガラ公演 読者プレゼントも

 「やまと国際オペラ協会」は1月11日(日)、シリウスで「NEW YEAR OPERA GALA CONCERT」を開催する。午後2時開演。指揮者の箕輪健太さんやソリストの西本真子さんらが観客を魅了する。 チケットはSS席4900円、S席4500円、A席3500円、B席2500円。シリウスチケットブースなどで販売中。 本紙読者4人にコンサートチケットをプレゼント。希望者はハガキに住所、氏名、年齢、紙面の感想を記入の上、〒243─0021厚木市岡田3088ケーオービル5F「TNオペラ協会プレゼント係」まで。締切は12月25日(木)。当選発表は賞品の発送をもって。 公演に関する問い合わせは長谷部さん【電話】046・272・1885へ。
表彰式の様子

やまと子ども絵画大賞 大賞の門脇さん「来年も」 入賞者16人を表彰

 第17回「やまと子ども絵画大賞」(主催/(株)ジェイコム湘南・神奈川かながわセントラル局、ギャラリーおがわ)の大賞・最優秀賞・優秀賞・特別賞の表彰式がこのほど、シリウスギャラリーで行われた。 やまと子ども絵画大賞は、子どもたちに絵の素晴らしさを知ってもらおうと毎年開かれているコンクール。市内の小中学生を対象に行われ、今回は107点の力作が寄せられた。 表彰式には古谷田力市長や大和商工会議所の本田誠一会頭、藤井明教育長らがプレゼンターとして出席した。多くの保護者らが見守る中、受賞した小中学生たちは笑顔で表彰状を受け取った。 昨年に続いて大賞に輝いた門脇恵衣さん(引地台中2年)は表彰式後の取材で「(大賞を獲れるとは)思ってもいなかった。大声をあげて喜んだ」と振り返った。来年にむけては「また作品を応募してみようと思います」と笑顔で意気込みを語った。 表彰状を受けた入賞者は次の通り(順不同・敬称略/欠席者2人)。【大賞】門脇恵衣(引地台中2年)「踏まれたって負けない花のように」【最優秀賞】大廣一葉(緑野小3年)「にじの森の遊園地」、井上航(渋谷小4年)「100年クスノキとアサガオ」【市長賞】登川翔陽(南林間中3年)「夢で見た不思議な景色」【教育長賞】松原妃玖(大和中3年)「ちいさなしあわせ」【商工会議所会頭賞】河野恵茉(引地台中1年)「花の光」【横濱花博連絡協議会賞】峯美咲(渋谷中3年)「開花」【神奈川新聞社賞】マンスールアーニシャ(引地台中1年)「色々な花」【(株)安田物産賞】山下桜花(大和中3年)「休日」【オートバックス大和店賞】郡司明璃(大和中3年)「自然の惑星」【優秀賞】野口莉那(緑野小2年)「にじ色のお花の王国」、藤井彩禾(大和東小2年)「風にゆれるいのちたち」、杉山心咲(大和東小4年)「しあわせ」、丸山心寧(北大和小6年)「ひまわり畑」、中山祐佳(つきみ野中1年)「花の海」、朝倉奈菜羽(上和田中3年)「夏の大冒険」
寄贈式の様子=12月5日・市役所1階

市と市社協に寄贈 市リサイクル事業協同組合

 大和市リサイクル事業協同組合(三森正道理事長)が12月5日、市と市社会福祉協議会(濱田和博会長)に古紙再生トイレットペーパー7200ロールを寄贈した。市役所1階で寄贈式が行われ、市と同会から三森理事長と小俣一之専務理事に感謝状が手渡された。 これは、30年以上前から続く取り組み。トイレットペーパーは「大和市民まつり」や「やまと産業フェア」での古本販売の売上金で同組合が購入したもので、寄贈式後に市役所1階で来庁者に手渡された。 三森理事長は「今年も寄贈できて良かった。古本の販売も定番化してきた。これからも地域に貢献していきたい」と話した。

噛まれて厄払いを 大和天満宮で

 大和天満宮(平賀あずさ宮司/大和南)で2026年1月1日(木)、天満宮前広場で獅子舞が披露される。午後2時〜3時30分。 獅子舞は人の頭を噛むことで邪気を食べ、疫病などの厄を払うとされている。獅子舞に噛まれることで、無病息災や学力向上が期待できるという意味合いもある。 中丸正総代長は「大和天満宮は学問の神様として知られている菅原道真公を祀っているので、受験生もぜひ噛まれてみては」と話している。 問い合わせは同宮【電話】046・264・0802へ。
大勢の地域住民らでにぎわった

世代超え500人が交流 中福田自治会「秋祭り」

 大和市南部に位置する中福田自治会(森稔会長)主催のイベント「中福田秋祭り」がこのほど、大和ゆとりの森近くの中福田ちびっこ広場で開催された。 当日は天候にも恵まれ、子どもから高齢者までおよそ500人の地域住民が来場した。秋祭りは同自治会では最大級の催しとして親しまれてきた。今年も子どもたちによる歌や踊り、焼きそばや焼き鳥など、さまざまな模擬店も軒を連ね、お祭り気分を盛り上げた。 今年は若い世代の来場も目立ち、同自治会の森会長は「世代を超えた交流がみられてよかった。自治会の活動もより活発化すれば」と期待した。

徒然想 連載333 花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

 様々な事案があった年でしたが、早いもので最後の月となりました。今回は、相好を以て如来と為すには非ず、相も無く、相を離れて、寂滅の法なればなり、です。  出典は、インド、大乗経典『華厳経』。  意は、姿や形をもって仏を求めてはならない。私たちがみている姿、形は真の仏ではない。慎の仏とは、悟りそのものである。よって悟りを見るものが真の仏を見ると、いうことです。  仏陀になった釈尊は外見一般の人間と変わった姿だったでしょうか。決してそうではなかったと思う。変わったところと言えば、崇高な心のあり方ではないでしょうか。  仏教の実践思想は悟りを開くことから考えると、物事の一切を空と見て、すべてのものに執着心をもたない中道の生き方、考え方をする心を得ることを目標としている。心の変化だから、外から見てはわからない。  悟りは心のあり方そのものですので、仏は姿や形に求めても捉えることはできないということです。悟りを得て初めて仏そのものを見ることができるのだと、説かれています。  読者各位の年内残る日々の無病息災と来る年が安寧であることをお祈り申し上げます。     桃蹊庵主 合掌