大和 トップニュース文化
公開日:2025.12.19
子どもの成長 茶で祝う
「初心者」の親がもてなし
中央林間の私立でんえん幼稚園(椿伊智郎園長)に通う年長園児45人がこのほど、中央林間の多胡記念公園内にある慈緑庵を訪れ、茶の湯のたしなみを体験した。来年4月に就学を控える子どもたちの成長を祝おうと、保護者らがおよそ2カ月間にわたり茶道の稽古を積み、この日を迎えた。
茶室に集まった子どもたちは静かな雰囲気を感じ取り、保護者が抹茶を点てる様子を真剣な表情で見つめた。抹茶が振る舞われると「美味しい」、「ちょっと苦い」といった声が茶室に響き、笑顔が見られた。
同園の前保護者会長の小林友子さん(44)によると、今年9月、保護者数人で市の茶道体験教室に参加した。その後「卒園する子どもたちのためにお茶会を」と声が上がり、市内で活動する茶道会「大和みどり会」(岩本宗翠会長)に5人が稽古を依頼した。
「ほとんどの親が茶道の初心者だった」(小林さん)というが、岩本会長は「子どもたちの成長を祝いたい、日本の文化を伝えたいという熱心な姿に感銘を受けた」と指導を引き受け、2カ月にわたって茶道を指南した。この日のお茶会は、岩本会長のもとで学んだメンバーたちを中心に運営された。
お茶会を無事に終え「緊張感の中にも、お母さんたちの仕草をまねてお茶碗を大切に持つ子どもたちの姿が印象的だった」と笑顔で振り返った小林さん。
慈緑庵に駆け付けて、お茶会を見守った岩本会長は「これからも茶道を続けてもらいたい」と、子どもたちの成長とあわせ、親たちの茶人としての「成長」にも期待していた。
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