戻る

大和 人物風土記

公開日:2025.12.19

令和7年度救急功労者表彰で「消防庁長官表彰」を受賞した
生松 和昭さん
深見西在勤 59歳

顔の見える関係を

 ○…救急救命士として17年、指導救命士としては6年ほど活躍してきた実績が認められ、総務省消防庁による令和7年度救急功労者表彰で「消防庁長官表彰」を受賞した。これは救急業務の推進に貢献し、公共の福祉の増進に功績があった人を表彰するもの。「私でいいのかな」と謙虚さを見せる一方で「これまでの救急に対する活動が認められたという誇りも感じている」とほほ笑む。

 ○…東京都で生まれ、2歳の頃に横浜へ。小さい頃は体が弱く、7歳の時に自然豊かな大和市に越してきた。半年ほどで症状が改善し、中学・高校では陸上部に所属。3年生の時には部長も務めた。「体を動かし、人に誇れる仕事をしたい」と考えていた時、友人の母親から消防吏員の募集の話を聞いた。幼い頃、火事になったアパートで消火活動などに尽力していた消防隊の姿を見た経験もあり、高校卒業後は消防の道へ進んだ。

 ○…救急救命士の資格を持っている先輩に憧れを抱き、2001年に同じく資格を取得した。所属していた隊の中で、救急救命士が自分一人だったからこそ「救急救命士とは何か、どのような時に道具を使いたいかなどを伝えた」と振り返る。「人の命を救う場面では他の方の協力が欠かせない」と話す。17年には大和市では初となる、隊員を指導する指導救命士に認定された。

 ○…これまでの経験を通じて「顔の見える関係づくりが大切。色々なところに顔を出すようにしていた」と笑顔を浮かべる。この笑顔は、家庭でも欠かせないものとなっている。「妻とは一日一回は笑おう、と話している」とにこり。来年には2人目の孫が生まれるそうで「予定日が誕生日と近く、今からとても楽しみ」と祖父の顔も覗かせる。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

大和 人物風土記の新着記事

大和 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS