港北区版【1月1日(木)号】
式典に参加した二十歳の市民ら(前回)

【横浜市港北区】横浜市 3万4千人が門出迎える 横アリで二十歳の式典

 横浜市の二十歳を祝う式典「二十歳の市民を祝うつどい」が1月12日(月)、横浜アリーナ=新横浜=で開催される。主催は横浜市、横浜市教育委員会、二十歳の市民を祝うつどい実行委員会。市内では3万4645人、港北区では3044人が門出を迎える。 同式典の目的は、二十歳を迎えた市民を祝い励ますとともに、成人としての社会的責任を自覚し、横浜への愛着を深めてもらうこと。 2005年4月2日から06年4月1日までに生まれて横浜市に住民登録している人が対象。式典は午前・午後の2部制で行われる。第1回は午前10時30分から11時15分まで、第2回は午後2時30分から3時15分まで。港北区の二十歳は第1回に参加する。テーマは「新章」 今年度の式典テーマは「新章」。人生を物語になぞらえ、喜びや葛藤を経た20年間を「これまでの章」と定義した。全ての経験を糧に、支えてくれた人への感謝を胸に、自分らしい一歩を踏み出す「新章」へ──。テーマにはそんな思いが込められている。 同実行委では、式典当日に配布される記念冊子の作成のほか、スマートフォンをかざすと横浜にちなんだデザインが表示される「ARフォトフレーム」などの企画も行い式典を盛り上げる。 同実行委員会の戸塚渉太実行委員長=中面・人物風土記で紹介=は式典に際して「本のように二十歳までの”章”を振り返りながら、新たな歩みを進めていきたい」と期待を膨らませる。 同式典に関する問い合わせは市教育委員会事務局【電話】045・671・3282。
市政について語る山中市長

山中竹春横浜市長 万博への期待感 示す 新年の抱負と課題 語る

 本紙では年頭にあたり、山中竹春横浜市長に2026年の市政の抱負や課題について聞いた。山中市長は開催が近づく万博への期待感や現在策定が進む中期計画の方向性、具体的な災害対策など、「市民の実感」を大切にした運営を行う考えを示した。(本紙/添田守男・木曽祐司) ――GREEN×EXPO 2027の開催まで1年近くとなりました。市民の期待も高まってきています。 「GREEN×EXPO 2027は、圧倒的な花や緑を楽しめるだけでなく、『環境との共生』をテーマとする国際博覧会です。期間中はそれを実際に体感していただけるようにしたい。具体的な会場イメージも発表され、参加表明した60カ国以上の国・国際機関と、そして400件近い出展者の皆様と共に、魅力ある会場づくりを進めています。EXPOを共に盛り上げ支えていただくパートナーとして1万人を超えるボランティアの募集も始まっています」 ――どのような万博にしていきますか。 「お子さんから大人の方まで、すべての世代の方がワクワクできる万博となるよう、ホストシティとして全力で準備を進めます。テーマとする『環境』や『循環型社会』の大切さをお伝えしたい。例えば、皆様お持ちの不要衣類を回収・繊維化し、再生加工してボランティアさんのユニフォームにします。私たちが『服to服』と呼ぶ、こうした『捨てずに生かす』ことを提案できる場になるチャレンジもしたいですね。 このEXPOを通じて人々の環境への意識や行動が変わるレガシーを、市民や企業の皆様と共に創り出していきたいと思います」 ――EXPO終了後の跡地利用の展望にも関心が集まっています。 「跡地には、本市初の広域防災拠点となる公園や、観光・にぎわいの拠点、次世代型物流施設などを整備します。上瀬谷エリアを中心とした『郊外部』を新たな成長拠点とするためのまちづくりを進め、将来の横浜全体の発展につなげます」「世界を魅了するまちに」避難所機能を強化 ――大規模地震や集中豪雨など、防災・減災対策の重要性は近年、さらに高まっています。 「いつ起こるとも分からない大規模地震や、気候変動に伴い頻発化・激甚化する気候災害から市民生活を守るためには、事前の備えが何より重要です。備蓄品の確保などの『自助』、地域の防災活動などの『共助』、それらを支える『公助』の取組みを一体的に進めるため、横浜市では新たな地震防災戦略を推進しています」 ――具体的取組みは。 「市民の皆様の避難所の充実化へのご要望の声を受け、全ての避難所で発災直後から水が飲めるよう、耐震性の高い給水栓を27年度までに整備します。同時に避難所となる小中学校体育館へのエアコン設置やトイレの洋式化をトップスピードで、29年度までに完了させる予定です。食料品などの備蓄も大幅に充実させます。 さらに、道路ネットワークの整備、インフラ施設の耐震化や下水道による浸水対策など、災害に強い都市インフラの形成も加速させています」「特別市」の利点は ――横浜市が目指す「特別市」は市民にどのようなメリットがありますか。 「特別市になると、市と県の二重行政によるムダが解消されます。『窓口の一本化など市民の皆様の利便性の向上』や『地域の実情を踏まえた課題解決』などができるようになり、行政サービスの向上を図ることができます」 ――法制化に向けた今後の進め方は。 「市民の皆様に特別市を選択いただくためには、まずは特別市の法制化が必要です。国においても、副首都構想や特別市制度などの議論が行われており、地方自治のあり方や大都市の役割について議論の機運が高まっています。横浜市を含む20政令市の市長が連携し、国会での議論が活発に行われるよう、働きかけを強化します。 法制化の実現に向けては、市民の皆様のご理解が不可欠。引き続き、特別市についてわかりやすくお伝えするなど、機運醸成に努めていきます」地域交通充実化へ ――地域交通の充実化への展望は。 「敬老パスの本来の目的は高齢者の皆様の外出支援。多くの皆様に使っていただける制度を検討する中で、市内には公共交通の空白地が点在しており、敬老パスの利用回数に地域による偏りがあることが分かりました。 25年度からは公共交通の空白地を解消するために、地域交通の充実を図るとともに、敬老パスを地域交通でも利用できるようにしました。また、75歳以上で免許証を自主返納した方を対象に、敬老パスを3年間無料で交付するサービスも開始しています。引き続き、高齢者の皆様にとって利用しやすい制度となるよう検討を進めていきます」中期計画の方向性 ――4年間の政策の方向性を示す新たな中期計画(26〜29年度)の策定が進められています。 「市民の実感を評価の軸とし、皆様の『安心・安全』と横浜の持続的な『成長・発展』をさらに力強く前進させていく考えです。 これからもしっかりと子育て世代を応援していきます。6月から開始する18歳までの医療費無償化や安心して子どもを預けられる環境づくりなど、経済的・時間的ゆとりを持って子育てしていただけるよう、さまざまな取組みを加速させていきます。 新たな図書館の整備や各区にある図書館のリノベーション、市内に3園ある動物園の魅力向上、屋外の全面禁煙化の検討なども行います。横浜に住みたい、住み続けたいと思っていただけるようなまちづくりに力を入れていきます」中学校の全員給食 ――4月からは中学校での全員給食がいよいよ始まります。目指す姿を教えてください。 「生徒1万人が参加する『メニューコンクール』や横浜の名店とのコラボなど、生徒と共につくる『おいしい給食』を目指しています。また、横浜の生産者の皆様にも関わっていただいており、横浜産の食材を積極的に取り入れ、生徒が地域の魅力を知るきっかけにしたいですね。 私も給食を食べていますが、クオリティは上がっていると感じています。温かいカレーなどをご飯にかけられる食缶方式も導入されます。安全で、みんなが笑顔になる横浜の中学校給食をお届けしていきます」成長・発展へ施策 ――持続的な成長・発展に向けて、横浜のポテンシャルや魅力を高める取組みも注目されます。 「臨港パークから山下公園、山下ふ頭へとつながる約5キロを『世界に誇れる水際線』に磨き上げるとともに、都心部・臨海部のまちづくりを加速させ、郊外部のまちづくりにも注力します。 また、資源を捨てずに循環させて新たな価値を生み出す『サーキュラー』を進め、環境・経済の両面から持続可能な『循環型都市』への移行に挑戦していきます」 ――最後に市民にメッセージを。 「これまで以上に市民の皆様の実感を大切に政策を実行し、人にやさしく、そして世界を魅了するまちを目指していきたいと思います。 本年も、皆様にとって素晴らしい年になりますよう、心からお祈り申し上げます」

【二十歳の市民を祝うつどい実行委員】実行委員長の戸塚 渉太さん 港北区樽町在住 20歳

地元愛を育む機会に ○…今回の二十歳の市民を祝うつどいのテーマは『新章』。「20歳までの人生の歩みを本のように振り返りながら、新たな章(未来)を描く」というメッセージが込められている。本番まで残り数日、「一人ひとりが『横浜』を感じられる」ような同式典を目指し、「同世代が集う数少ない機会だからこそ、今まで以上に『横浜』を知り、『横浜』を愛してもらえるようにしたい」と意気込む。 ○…実行委員に応募したきっかけは、高校2年生のときに留学で訪れたイギリスのロンドン。「地元愛を世界中の人から感じ、共感できたから」。始動するにあたりチーム分けをしたが、「思いや気持ちだけが先行してしまい、現実的に実現化させるにはどうしたら良いかなどの議論が続き大変だった」と振り返る一方、「ゼロからスタートした企画が、ようやく完成する」と喜びを表し、「これまでの成果が目に見えて現れてきている」と実感と達成感で満ち足りている。 ○…港北区樽町出身で、大曽根小、樽町中、法政大学国際高等学校を卒業。現在は上智大学総合グローバル学部に通う。音楽好きの父親の影響で、幼い頃から海外に興味があり「自分の目で世界を見てみたい」と、これまで7カ国に赴く。「さまざまな国の人と生活を共にし、お互いを理解し合える関係を築いてきた」経験から、「世界中の人と人とが、国境を越え繋がり合える社会」を実現するために、国際ワークショップを企画するなどし、積極的に自身の国際性を磨いている。 ○…開港160年以上の歴史を持つ地元「横浜」の国際性に、自身のルーツとの縁を感じながら、地元から日本の魅力を発信するため、国際行政の道に進み奔走したいと将来を見据える。

二十歳の市民を祝うつどい実行委員を務める|戸塚 渉太さん 港北区在住 20歳

地元愛を育む機会に ○…今回の二十歳の市民を祝うつどいのテーマは『新章』。「20歳までの人生の歩みを本のように振り返りながら、新たな章(未来)を描く」というメッセージが込められている。本番まで残り数日、「一人ひとりが『横浜』を感じられる」ような同式典を目指し、「同世代が集う数少ない機会だからこそ、今まで以上に『横浜』を知り、『横浜』を愛してもらえるようにしたい」と意気込む。 ○…実行委員に応募したきっかけは、高校2年生のときに留学で訪れたイギリスのロンドン。「地元愛を世界中の人から感じ、共感できたから」。始動するにあたりチーム分けをしたが、「思いや気持ちだけが先行してしまい、現実的に実現化させるにはどうしたら良いかなどの議論が続き大変だった」と振り返る一方、「ゼロからスタートした企画が、ようやく完成する」と喜びを表し、「これまでの成果が目に見えて現れてきている」と実感と達成感で満ち足りている。 ○…港北区樽町出身で、大曽根小、樽町中、法政大学国際高等学校を卒業。現在は上智大学総合グローバル学部に通う。音楽好きの父親の影響で、幼い頃から海外に興味があり「自分の目で世界を見てみたい」と、これまで7カ国に赴く。「さまざまな国の人と生活を共にし、お互いを理解し合える関係を築いてきた」経験から、「世界中の人と人とが、国境を越え繋がり合える社会」を実現するために、国際ワークショップを企画するなどし、積極的に自身の国際性を磨いている。 ○…開港160年以上の歴史を持つ地元「横浜」の国際性に、自身のルーツとの縁を感じながら、地元から日本の魅力を発信するため、国際行政の道に進み奔走したいと将来を見据える。
大森さん夫妻

【港北地域学講座】 「自宅を地域に開く」とは?|樽町・大森さん夫妻に学ぶ、暮らしを豊かにする「つながり」の作り方|2月7日㈯

 港北区内の魅力を学べる「港北地域学講座」の第3回が、2月7日(土)に開催される。午前10時から正午。 今回のテーマは「人がつながる 地域の居場所づくり」。主催する港北区区民活動支援センターの白石晴美さんは、「人間関係の希薄化やコミュニティ機能の低下といった課題を解決するには、地域にふらっと立ち寄れる場所が必要」と、今回のテーマ設定の背景を語る。自宅を地域に開放「レモンの家(仮)」を訪ねる 講師を務めるのは、師岡・樽町地域で活動する大森文彦さん・三乃里夫妻。夫妻は、市民の施設整備を支援する「ヨコハマ市民まち普請事業」を活用し、自宅の1階を地域に開いた「レモンの家(仮)」を運営している。 同所では、毎週子どもたちが集まる駄菓子屋の営業をはじめ、多彩なワークショップの開催や、自治会の会議場所としての提供など、世代を超えた交流が行われている。当日は、実際に「レモンの家(仮)」を見学し、暮らしの中でつながりを育てるためのヒントを学ぶ内容となっている。参加者募集1月23日締め切り 対象は、地域活動に興味がある人や、仲間づくりをしたい人、自分の「好き」を見つけたい人など 。定員は20人(応募多数の場合は抽選)で、参加費は無料。 申し込みは1月23日(金)までに、専用の二次元コードから受け付ける。問い合わせは港北区区民活動支援センター【電話】045・540・2246。

愛しき実話の無料上映会 1月10日 港北公会堂

 港北公会堂(大豆戸町26の1)で1月10日(土)、港北区区民フォーラム・無料映画上映会が開かれる。午後1時45分開映(1時開場)。港北区福祉保健課、港北区社会福祉協議会の共催。 上映作品は大泉洋主演、高畑充希、三浦春馬出演の『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』。難病の筋ジストロフィーを患う主人公とボランティアたちの交流が描かれている。車いす席、字幕あり。「ひっとぷらん港北」グッズの進呈や作業所の物品販売も。先着300人、事前予約不要。(問)同課【電話】045・540・2360
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「今年も地域の元気のために」
大倉山レモンロード商店会
「今年も地域の元気のために」
3会員を紹介
大倉山レモンロード商店会は、東急東横線「大倉山駅」の改札を出て左側エリアに広がる商店街。「地域の活気」を願う同商店会から、3会員を紹介する(順不同)。 (続きを読む)
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脳の健康を考える
市民公開講座
脳の健康を考える
1月24日 新横浜ホール
市民公開講座「『脳』の健康を考える〜脳ドックによる認知症の早期発見で未来に備える〜」が1月24日(土)、新横浜ホール(新横浜3の19の11加瀬ビル88、市営地下... (続きを読む)
大観覧車など横浜の名所が多数登場する

映画『迷宮のしおり』 舞台は〝異世界の横浜〟 横浜市西区在住・河森監督作品

 引っ込み思案の女子高生・前澤栞は、ある日突然スマホが割れ、異世界へ。一方現実世界では自分の性格とは正反対の「SHIORI」がSNSを駆使して自由奔放に振舞っていた。彼女は奇妙なスマホの迷宮(ラビリンス)から抜け出せるのだろうか―。 横浜を舞台にした映画『迷宮のしおり』が、1月1日から全国で公開される。『マクロス』シリーズなどで知られる河森正治監督(西区在住)=人物風土記で紹介=の初となるオリジナル長編アニメーション映画だ。歌、SF、三角関係という河森作品の三種の神器にスマートフォンを組み合わせた”異世界脱出劇”で、「スマホを割ったり置き忘れたりしたことがあった」監督の実体験から着想を得たという。膨大な個人情報が詰まっているスマホを「もう一人の自分(分身)」と捉え、SNSなど現代の問題も盛り込みつつ、誰もが共感できる青春賛歌として描かれている。キャストは主人公を1人2役で演じた「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAさん、原田泰造さん、寺西拓人さん(time lesz)ら。 横浜駅地下2階南北通路のスペース「HAMA B2」では、同映画のパネルやフォトスポットが展示されている。2月中旬頃まで。
昨年の出初式での一斉放水

防災意識高める出初式 1月10日 日産スタジアム

 新横浜公園(日産スタジアム)第1駐車場で1月10日(土)、「令和8年港北区消防出初式」が開かれる。午前10時から午後0時30分。新年から防災意識を高める目的で、迫力のある消防総合訓練や一斉放水などを観覧するため、毎年多くの人が訪れる。車両展示や鼓笛演奏、キャラクターとのふれあい広場なども。荒天時は一般公開中止。
前髪を整えられ気持ちよさそうな表情のカタール号(17歳)

午年特別取材 慶應義塾體育會(たいいくかい)馬術部

 車が行き交う綱島街道から一本道を入ると、閑静な住宅街に「馬場」が現れる。 2026年の干支は「午(うま)」。創部105年を誇る「慶應義塾体育会馬術部」を取材した。第二の「馬生」をともに 現在、慶應義塾大学日吉キャンパスの厩舎には19頭の馬たちが暮らすが、その半数近くが元競走馬。「成績が残せず処分される馬もいる中、ここは受け皿にもなっている」と主将の三宅煕一朗さん(4年)。 だが、転向は容易ではない。「速く走る」ことを教え込まれた競走馬に対し、馬術はペース配分など真逆の技術が求められる。「走る本能」をリセットし、新たな合図を教える「再教育(リスキリング)」には、学生たちの根気強い愛情が不可欠だ。言葉なき相棒との対話 「馬は繊細」。そう語る永田瑞貴さん(1年)の相棒は、18歳の「エポレット号」。かつては「タニノエポレット」の名でG1レースにも出走した実力馬だ。 今夏、脚を痛め歩行困難になったが、永田さんは献身的にリハビリに寄り添い、世話を通じて「大丈夫」と伝え続けた。「一から関係を作り直しました。彼は経験豊富な『先生』」。秋には競技会へ復帰。苦難を乗り越え、絆はより深まった。今では「彼に育てられている」と全幅の信頼を寄せる。朝4時からの日々 活動は学生主体。生き物相手に休みはなく、朝4時から馬房の掃除や餌やりが始まる。年末年始も交代で泊まり込むこともあるといい、学生自らの手で愛馬を守り抜く。 ふとした瞬間、馬たちの過去が顔を覗かせる。「東京競馬場に行くと、場所を覚えていて興奮しちゃう子もいる」と三宅さん。それでも学生が首を撫でれば、馬は落ち着きを取り戻す。そこにあるのは、苦楽を共にする「家族」としての信頼だ。その温もりが、冷え込む冬の朝も学生の背中を押す。
青パトで巡回した篠沢会長と(株)エイト工業の関本利洋さん(右)

青パトで地域巡回 注意喚起と犯罪抑止に一役

 港北企業防犯協会(篠沢秀夫会長)各支部は12月10日から19日の間、担当地域ごとに毎年恒例の年末防犯パトロールを実施した。 青パトで各地域を巡回し、スピーカーを鳴らして特殊詐欺や空き巣、不審者等への注意喚起を行った。「暗い農道や高齢者の多い地域もあるため、犯罪抑止につながると喜ばれています。今後も港北警察署と協力して、地域の安心・安全なまちづくりに貢献していきたい」と篠沢会長。
年末に警備巡回したメンバーら

夜のまちを警備巡回 綱島一番会 「火の用心」を50年

 綱島商店会の若手グループで構成される綱島一番会(大屋智久会長)は、毎年年末に、地域住民を交えて「綱島地区歳末夜間警備」を実施している。同会発足当初から約50年続く歳末夜警の活動が評価され、昨年の港北区安全・安心のつどいで防犯功労者表彰を受けた。大屋会長は「表彰していただいたことを大変うれしく思う。今後も地域の安心安全のために少しでもお役に立てるよう、活動を続けていきたい」と力強く話した。

【港北警察署管内】特殊詐欺被害が7億円超 「偽警察官」のビデオ通話に注意

 港北警察署管内での2025年(1月〜11月末)の特殊詐欺被害認知件数は103件、被害総額は約7億3800万円に上り、前年同期比で約5億7000万円増と激増した。生活安全課の檜皮誠課長に、急増する手口と対策を聞いた。――管内の現状は。 「件数は103件(前年比プラス42件)ですが、被害総額が約7億3800万円と爆発的に増えています。特に『オレオレ詐欺』の件数が52件と、前年の21件から約2・5倍になっています。SNS型投資・ロマンス詐欺も依然として多く、1件あたりの被害額が大きいのが特徴です」――どのような手口が増えていますか。 「『警察官』や『検察官』を名乗る手口が急増しています。最初は電話で『あなたの口座が犯罪に使われている』『逮捕状が出ている』と不安を煽ります。遠方の警察署に出頭できないと言うと、『LINEのビデオ通話で取り調べを行う』と誘導してくるのが最新の傾向です」――ビデオ通話ですか。 「はい。ビデオ通話をつなぐと、画面越しに制服姿の人物や、偽造された警察手帳、逮捕状のようなものを見せて信用させます。そして『潔白を証明するために、口座の資金を一旦振り込め』と要求する。20代の若者から高齢者まで、広い世代が騙されています」――どう対策すれば良いでしょうか。 「まず『警察官がビデオ通話で取り調べを行うことはない』と知ってください。そして、お金の話が出たら一旦電話を切ること。もし警察を名乗る電話が来たら『所属・階級・氏名』に加え、必ず『内線番号』を聞いてください。その後、自分で調べた警察署の代表電話にかけ直し、その内線につないでもらうことで真偽を確認できます」――自転車盗も増えているそうですね。 「11月末時点で387件発生しており、オートバイ盗と合わせ増加傾向です。わずか5分の買い物でも被害に遭います。『短時間でも鍵をかける』、そして『ダブルロック』の徹底をお願いします」

【港北警察署管内】自転車「青切符」4月から導入|16歳以上対象、反則金制度へ

 港北警察署管内での2025年(1月〜12月3日時点)の人身事故件数は513件と、前年同期比で7件減少した。しかし、死亡事故が1件発生するなど予断を許さない状況だ。交通課の工藤誉課長に、事故の特徴と4月から変わる交通ルールについて聞いた。――管内の事故状況は。 「人身事故は513件(前年比マイナス7件)で、ほぼ横ばいです。ただ、残念ながら5月に死亡事故が1件発生しました。早朝の環状2号線で、横断中の自転車と直進車が衝突し、ヘルメットを着用していなかった自転車利用者が亡くなりました」――事故原因の特徴は。 「『追突』が最多の91件、『出会い頭』が67件です。原因は前方不注意や安全確認の怠りが大半。一時停止の標識がある場所でも止まらない、あるいは止まっても左右をよく見ずに発進して衝突するケースが目立ちます。『来ないだろう』ではなく、常に『来るかもしれない』という意識で運転してください」――自転車のルールが大きく変わりますね。 「はい。2026年4月1日から、自転車の交通違反にも『青切符(交通反則通告制度)』が導入されます。16歳以上が対象で、信号無視や一時不停止などが対象となります」――なぜ「青切符」なのですか。 「従来の『赤切符』は刑事手続きのため、捜査等の負担が重く、前科がつく恐れもありました。青切符なら、反則金を納めれば刑事手続きは免除されます。手続きの負担や前科のリスクをなくしつつ、違反者に対し実効性のある責任追及が可能になります」――今後の対策は。 「取締りの強化だけでなく、教育も重要です。制度導入に伴い、幼児から高齢者まで各ライフステージに合わせた交通安全教育を官民連携で充実させていきます。自転車は便利な乗り物ですが、ルールを守らなければ重大な事故につながります。新たな制度を機に、今一度安全な利用を心がけてください」

【横浜市】横浜DeNAベイスターズ 三浦大輔前監督が語る「けじめ」と「横浜愛」

 プロ野球・横浜DeNAベイスターズの前監督・三浦大輔さん(52)が昨年、惜しまれつつユニフォームを脱いだ。本紙では新春特別企画として大洋ホエールズ時代から34年間、横浜一筋を貫いた三浦大輔さんにインタビューを実施。「横浜愛」について語ってもらった。 2位目指してない  ――2025年はどんなシーズンでしたか。  「2023年は交流戦で優勝してリーグ3位。24年はリーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がって、日本一になれました。じゃあ25年は『リーグ優勝して、もう一度日本シリーズ優勝』を目標に戦ってきましたが、達成できず悔しいシーズンでした。前年3位から2位にはなりましたが、別に2位を目指して戦っていたわけではないので、監督としてけじめをつけないと、と思い辞任を決断しました」  ――リーグ優勝した阪神タイガースとの差はどんなところに感じていましたか。  「全てが足らなかったと感じました。特に『もう1点』を取らせてくれない相手の投手力に競り負けることが多く、夏場に失速しなかったタイガースと差がついてしまいました」  ――辞任発表後に行われた日本シリーズや多くの日本人選手が活躍した大リーグのポストシーズンなどは、どのように見ていましたか。  「改めて野球って面白いなって思いましたね。(野球は)時間で終わるスポーツじゃないのでゲームセットまで何が起こるかわからない。極端なことを言えば9回ツーアウトで10対0とリードされていても逆転の可能性が残ってるスポーツ。だから面白いですよね。  日本シリーズは、自分たちに1点を取らせてくれない野球を続けたタイガースが初戦を取ったものの、ホークスが破壊力で一気に流れを掴んで4連勝するなど自力の強さを感じました。去年(2024年)よくこのチームに勝てたなぁって思って見ていましたよ」  ――ユニフォームを脱ぎ迎える新年の心境は。  「長年張り詰めていた緊張感から解放され、心身ともにスッキリしています。例年シーズン終了後のこの時期(取材日11月21日)は、秋季トレーニングのことやシーズンの反省を踏まえて来シーズンをどう戦っていくかなど、次に向けた準備を考えていましたが、今は、そういうことは全く考えていないです」 夜景に「帰ってきた」  ――プロ入団以来34年間を過ごす横浜の魅力について教えてください。  「大都会だけれど港町や自然があり、多国籍な人が暮らす、非常に住みやすい街だと感じています」  ――お気に入りのスポットや思い出の風景とかはありますか。  「みなとみらいとか、横浜駅周辺とかはよく行きます。  横浜での暮らしの方が長くなって文字通り『第2の故郷』ですが、毎年約1カ月間のしんどい春季キャンプを終え、羽田から横浜に帰ってくる時に、鶴見つばさ橋から横浜の港の夜景が見えると、『あぁ帰ってきたなぁ』と安心する気持ちはいまだにありますね」  ――ソウルフードとかありますか?  「『もんじゃ』ですかね。関西出身なので、関西と言えば『お好み焼き』なので、テレビや雑誌で見て知ってはいましたけれど、食べた記憶がありませんでした。横浜へ来てから、食べるようになって、美味しいな、と思いました」  ――今後してみたいことはありますか。  「今の時点ではノープランですが、ただ監督を辞めたというだけで、野球から離れたわけではないので、立場が変わっても、『野球人として』野球に携わっていきたいと考えています」  「もっともっと野球の楽しさを広めていきたいと思います。街の人たちとコミュニケーションをとりながら、子どもたちはもちろん、野球ファンだけでなくファンじゃない人にも、『やっぱり野球って面白いな』って思ってもらい、色々な人に野球を好きになってもらえる活動をしたいなと思っています」  ――相川亮二新監督と26年のベイスターズに期待することは?  「相川新監督とは現役時代から一緒にやってきて、監督になってからコーチとして戻ってきてもらいました。相川新監督には自分をどんどん出して、思ったことを貫いてほしいと思います。チームには今年こそ昨年果たせなかったリーグ優勝を期待しています」
立位と座位の運動を紹介している港北MMダンス「実践編」の1シーン

港北MMダンスでフレイル予防 「楽しく元気に、自宅でも」

 「フレイル」とは、心身機能が低下し、将来介護が必要になる危険性が高い状態のこと。港北区は、横浜F・マリノスと横浜市総合リハビリテーションセンターの協力を得て昨年、フレイル予防を目的とした体操「港北MMダンス」の動画を作成した。 ミズキーのMとマリノスのMをとった”港北MMダンス”。横浜市がロコモ予防として「歩き」に着目して作成した体操「ハマトレ」をベースにした振付に加え、チアリーダーやサッカーのリフティングの動きを取り入れ、健康要素だけでなくF・マリノスらしさも取り入れた。 動画は「実践編」と「みんなでやってみた編」の2種類。YouTubeで視聴可能のため、自宅で簡単に取り組める。実践編では、自分に合った強度が選べるよう立位と座位の2パターンを用意。タオルを使用することで、足だけでなく上半身も程よく運動することできる。 担当する港北区の高齢・障害支援課では「子どもから高齢者まで、友達や家族と一緒に楽しくできます。無理せず、できるところから始めてみてほしい」と呼び掛けている。