都筑区版【10月24日(木)号】
完全防御で管理(左が松村さん)

公園産はちみつはいかが 都筑里山倶楽部が養蜂

 都筑中央公園の指定管理者・NPO法人都筑里山倶楽部が、今年4月から公園内で養蜂を始めている。センター南駅からほど近い同園の豊かな自然の中で採取されたはちみつは、半年で約64kgほど。ミツバチの行動範囲は半径約2Kmといわれており、文字通り「都筑区産」のはちみつだ。

 巣箱を管理しているのは、同倶楽部の松村邦正事務局長(68)と会員の今野傳さん(80)、福田秀一さん(73)の3人。きっかけは松村さんが中区で養蜂を行っている人から蜂群を譲り受けたこと。「子どもたちの環境教育の一環として、植物の受粉にミツバチが欠かせない事などを知るきっかけになれば」と園内で管理を行うことにした。

 松村さんらは、譲り受けた巣箱の蜂群を増やすため、ミツバチが巣を作るために箱の中に置かれた板(巣礎)の数を増やしたり、新しい女王蜂が生まれて群れが分かれる(分蜂)のを防ぐために「王台」と呼ばれる女王蜂のための巣を潰したりなど、週に1回のペースで観察を行った。

スズメバチが襲来

 7月ごろに群が1つ増え、現在は3つの巣箱を管理する。夏場は暑さの影響で園内に花を咲かせる植物が少なかったことなどから、はちみつの採取量は少なかったという。またスズメバチの来襲もあり、巣箱の前に無数のミツバチの死骸が見つかったことも。松村さんらは急きょ、巣箱を覆うゲージを作ったり、スズメバチを粘着シートで捕獲したりするなどの対策をとった。

 「数万匹はいるのでは」(松村さん)というミツバチ。何も加えていない天然のはちみつは、季節ごとに色や味も違うという。採取したはちみつは瓶詰めし、公園内のレストハウスで販売。10月27日(日)に同園で開催される里山まつりでも販売される。

 はちみつの収穫は9月で終了。今後はミツバチの越冬に備え、月に1度程度、巣箱に蓄えた越冬用の蜜の減り具合を観察。蜜の量が少ないようならば、砂糖水などを用意するなどして見守るという。

 11月10日(日)には、同倶楽部のジュニアくらぶに所属する小学生を対象にした飼育体験会を開催。事前に収穫したはちみつの入った巣を遠心分離器にかけ、はちみつを絞り、食べる体験を行うという。松村さんは「イベントの回数を増やし、ミツバチの大切さを知ってもらえれば」と語った。

自転車「ながら運転」に罰則 11月から改正道交法施行

 自転車事故の防止を目的とする改正道路交通法が11月1日から施行され、酒気帯び運転やスマホを利用しながらの「ながら運転」などの罰則が強化される。市内では4区が自転車交通事故多発地域に指定されており、各署で啓発活動に力を入れている。

 改正道交法では、今まで「是正指導」で済んでいた自転車走行時の危険行為を罰則付きで禁止に。運転中に通話したり画面を見たりするスマホの「ながら運転」の違反者には「6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金」が、事故などを起こした場合は「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」が科される。酒気帯び運転も「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科され、酒を提供した飲食店や同乗者も懲役や罰金の対象となる。

事故多発地域に4区

 横浜市道路局の交通事故統計によると、昨年市内で発生した交通事故は7703件。そのうち自転車が関係する事故は1760件で、全体の22・8%を占める。自転車事故の死傷者(1664人)のうち、「ながら運転」など何らかの違反があったのは1045人。違反率は約63%だった。

 県警によると、今年1月〜9月の自転車事故は昨年同時期比で減少傾向だが、対歩行者との事故は増加。市内では鶴見区、金沢区、瀬谷区、戸塚区の4区が県交通安全対策協議会による「自転車交通事故多発地域」に指定されており、特に交差点や人が集まる駅前での事故が多いという。

 また、近年の自転車事故には多額の賠償金が発生する場合も多く、神奈川県では19年10月から自転車損害賠償責任保険等の加入を義務化。市交通安全協会では昨年から努力義務化された「ヘルメットの着用」とあわせて、交通安全教室やSNSなどを通じて普及に努めている。

 市内では10月末から飲酒機会が増える年末にかけて、自転車事故防止の指導取締や啓発活動を強化する。県警では「自転車も車と同様の責任があることを自覚して交通ルールを遵守してほしい」と話している。

区民まつりの頃には花が開き、来場者を出迎える

区民祭り前に駅前お色直し センター南

 センター南商業地区振興会は10月10日、センター南駅前の清掃と一部の花壇で花の植替えを行った。

 同振興会は毎月1回清掃を、3カ月に1回程度、花の植え替えを行っている。今回は11月3日に同駅前を中心に開催される区民まつりを前に、花壇の3分の1程度を手入れ。夏の花の百日草から冬の花のパンジー、ビオラに植え替えた。

修了証を手にする橘さん

「少しでも楽になれるなら」 犯罪被害者支援ボラ・橘さん

 中川中央で建物の設計業務などを行う株式会社創造開発設計の橘勝也代表が、(公社)神奈川被害者支援センターの「犯罪被害者支援ボランティア養成講座・初中級」を修了した。

 橘さんは、10年以上前から保護司として活動。加害者の更生のために活動を続ける一方で、「被害者のためにも何かできる事はないのか」と考えていた。子どもの犯罪被害に対する支援活動の充実と発展のために、と同センターへの寄付を続けていた橘さんは、自らがボランティアとして活動することを思い立ち、同講座を受講した。

 橘さんは10月28日(月)から始まる同講座の上級も受講。上級を修了すると、相談者としての活動意思の聞き取りや面談、理事会の承認を経た後、月2回程度の電話相談ボランティアとして従事することができるようになる。自らも犯罪被害の経験があるという橘さん。被害者の話を聞いたり、寄り添ったりすることで「少しでも気持ちが楽になれるなら」と語った。

 同講座は、同センターと神奈川県、神奈川県警の3者で組織する「かながわ犯罪被害者サポートステーション」=神奈川区=のボランティアに従事する人のための講座で、7月から半年かけて初中級・上級の講座が開講している。同センターと自治体、警察が一体となって支援する組織は全国で神奈川県が唯一。

 なお犯罪被害に関する相談は【電話】045・311・4727(月曜から土曜、午前9時から午後5時)。

犯罪被害と向き合うには 11月28日、市民講演会

 スマートフォン利用の低年齢化の影響もあり、子どもが犯罪に巻き込まれるケースが増えている。警察庁の発表では、2023年にSNSがきっかけで犯罪被害に遭った小学生は139人で過去最多となった。

 横浜市は11月28日(木)、子どもが犯罪被害に遭った際、子どもやきょうだい児にどのようなサポートができるかをテーマに市民講演会を開催する。会場は横浜市南公会堂(南区総合庁舎内)

 講演会は3部構成。1部では「子どもが犯罪被害にあうということ」をテーマに上村遼太さんの母が講演する。上村さんは2015年に、当時中学1年生だった遼太さんを少年3人による暴行で亡くしている。上村さんは、被害のショックを抱えながらきょうだい児へのケアに悩み、マスコミ報道による二次被害なども経験している。

 第2部は「犯罪被害にあった子どもやきょうだい児を守っていくためにできること」をテーマにパネルディスカッション。弁護士の服部知之さんをコーディネーターに、上村さんや県教育委員会スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザーの渡邉香子さんがパネリストとして参加する。

 第3部は警察音楽隊による演奏会。

 聴講希望者は氏名(要ふりがな)、連絡先(電話、ファクス、メールなど)、必要な場合は配慮事項(車いす利用、手話・筆記通訳・一時保育希望)などを明記の上、市ホームページ(横浜市 人権 イベントで検索)、電話(045・671・3117/市民局人権課)、ファクス(045・681・5453)で申込みのこと。定員は400人。定員に達するまで受付。

 また第1部のみオンラインでの視聴も実施。期間は12月5日(木)から11日(水)。視聴希望者は前記ホームページから。申込みは12月10日(火)まで。

 問合せは前記、市民局人権課まで。

都筑南部で足跡を辿る ガイドする会

 都筑をガイドする会は11月6日(水)、都筑南部で活躍した人たちをテーマにガイドイベントを開催。現在参加者を募集している。コースは午前9時に都筑ふれあいの丘駅前に集合。念仏寺、長王寺などを経てららぽーと横浜付近まで約7Km。3時間ほどの予定。

 申込みは参加者全員の住所、氏名、年齢、連絡先などを明記の上、同会ホームページのフォーム、メール(newtga2022@gmail.com)、広報担当者の電話番号(090・3685・4596)にショートメールの何れか。先着50人。参加費500円。10月30日(水)締切。問合せも同番号。

園児たちもノリノリ

川和高が4年ぶりに演奏 都筑ヶ丘幼稚園でバザー

 学校法人柏木学園都筑ヶ丘幼稚園=川和町=で10月12日、父母の会主催のバザーが催された。

 当日は保護者らによる寄贈品や飲食物の販売、ゲームやハロウィーンにちなんだ装飾、フォトスポットなどが会場を盛り上げた。

 園庭に設けられたステージでは、教員らによる出し物や川和高校吹奏楽部の演奏が催された。

 父母の会会長の森知穂さんは「卒園・在園児の関係者をはじめ、近隣の人もたくさん来てくれ、大盛況。暑さもあって飲料がすぐに完売してしまった」と驚いていた。

 同園で川和高吹奏楽部が演奏するのは4年ぶり。体操やダンスなども盛り込んだ特別プログラムを披露した。同部の松本蒼佑さんによると1年生だけで演奏するのは今回が初めて。「いつもと違って緊張したが、喜んでもらえてよかった」と安堵の笑顔を浮かべた。

講習に耳を傾ける参加者

事故や詐欺被害防止に 高齢者に注意促す

 都筑交通安全母の会とつづき緑寿荘主催の「都筑警察・都筑交通安全母の会によるセーフティアドバイス」が10月18日、同荘で開催された。

 当日は、高齢者およそ50人が参加。交通課と生活安全課の署員を講師に迎え、高齢者だから注意したい交通安全のマナーとルールを解説するビデオの視聴や特殊詐欺の最新情報の講習が行われた。イベント前には、参加者に交通事故から身を守るための反射材もプレゼントされた。

 交通課の佐々木千恵美警部補は「都筑区内でも大きな事故が起こっている。自転車に乗る際はヘルメットを着用し、安全確認を」と呼びかけた。

 生活安全課の滝口真係長は、父親が詐欺被害に遭いかけた経験を語り「まずは慌てず、冷静に。警察を名乗る詐欺も増えているので、怪しいと思ったら、警察まで確認の連絡を」と話した。

 講習を受けた区内在住の椎塚尚弘さん(81)は「身近で起こりうる交通事故や詐欺に普段から注意しようと思った。夜間の外出時は、貰った反射材を活用したい」と振り返った。

詐欺被害防止を呼び掛ける蒔田課長

SNSを使う手口も 「慌てず、まず警察に相談を」 生活安全課 蒔田克課長

 さまざまな手口で金品をだまし取る特殊詐欺。都筑区内では昨年の被害件数32件、被害総額約6600万円に対し、今年は10月15日時点で、21件(昨年同期比6件増)、約1億500万円と大幅な増加を見せている。

 卑劣な犯罪を防ぐため、日々取り締まりや啓発活動を行う、都筑警察署生活安全課の蒔田克課長に、被害に遭わないための注意点を聞いた。

 ――被害増加について

 「今年は著しく被害が増えています。最近でも9月末からのわずか1週間で6件の被害が出ており、被害総額は825万円に及んでいます。皆さんにはより一層、警戒を強めてほしいです」

 ――手口で多いのは?

 「オレオレ詐欺と還付金詐欺です。最近は警察官を名乗り、偽の逮捕状を見せて、示談金を請求する架空請求詐欺の被害も増えています。警察が示談交渉やお金を預かることはありません」

 ――SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺が増えているそうですが?

 「SNS型投資詐欺は、嘘の投資広告を通じ、投資金や手数料をだまし取る手口で、最近若い人たちに被害が広がっています。またSNSで別の人を紹介すれば多額の報酬が貰える、マルチ商法で被害が広がっており、被害額は特殊詐欺の倍になります。

 ロマンス詐欺は、SNSなどの『出会い系』で海外にいる異性と知り合い、援助や一時的な立て替えなどを理由にお金を要求してくる手口です。都筑区内でも被害が出ているので、ご注意を」

 ――被害に遭わないためには?

 「まずは知らない人にお金を預けない。そして、お金を請求されたら、必ず誰かに相談してください。『恥ずかしくて誰にも相談できない』や『いい齢をして、と家族に責められるので一人で何とかしよう』と思うのは、相手の思うツボ。身近な人に相談しずらい場合は、警察や消費者ホットライン(188)などにご相談ください」

下山署長(左)から贈られた感謝状を手にする武藤さん(右)

「最後の砦」で詐欺被害防止 JA職員に感謝状

 都筑警察署は、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして10月18日、JA横浜都田支店の武藤佳奈さんに感謝状を贈った。

 武藤さんは10月3日、窓口で高額の現金を引き出したいという高齢の女性に対応。高額だったため、出金の理由を聞くと、希望する出金額が二転三転したことから不審に思い、詐欺に遭っているのでは、と上司に相談。上司が警察に通報すると、長男を名乗る男からの電話が発端のいわゆる「オレオレ詐欺」だったことが判明した。

 武藤さんは「お客様の中には『詐欺かもしれない』と不安に思っている人もいる。一方的に疑うのではなく寄り添い、会話をしながら、大事なお金をだまし取られないように防げたら」と振り返った。下山幸男署長は特殊詐欺事案は幅広い年齢層に被害が横行していることに触れ、「金融機関は最後の砦。区内で防犯の輪を大きくしていけたら」と感謝した。

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安全運転を呼び掛ける杉野課長

事故件数は前年比19件減 「道交法を守り、安全な街へ」 交通課 杉野匡政課長

 都筑区の今年の人身事故発生件数は9月末時点で298件と、昨年同期比で19件減少した。

 大きなけがや後遺症、最悪命を落とす危険がある交通事故。そんな事故を未然に防ぐため、取り締まりや啓発活動を行う、交通課の杉野匡政課長に、事故に遭わないための注意点を聞いた。

 ――今年の事故件数減少について

 「昨年からわずかですが交通事故が減少し、死亡事故も10月初旬までは0件に抑えられていました。しかし、現在も物損事故を合わせると1日約13件、うち人身事故は1〜2件起こっている計算になります。引き続き、対策を講じる必要があると受け止めています」

 ――対策の方法は?

 「引き続き、取り締まりと啓発活動を行います。最近では、過去の事例から事故の起きやすい場所をAIで導き出し、取り締まりを行うなど、事故防止の強化を図っています」

 ――多く見られる事故の事例は?

 「昨年のデータを見ると車両同士の事故では、右折車と直進車の事故と追突事故で約4割を占めています。人と車両の事故では、半数が横断歩道での接触事故になります。また、65歳以上の高齢者が被害に遭う死亡事故が多く、全体の約4割を占めています。高齢者はけが等の重症化リスクも高いため、ドライバーはより一層の安全運転に努めていただきたいです」

 ――都筑区民に注意してもらいたいことは?

 「まず道路交通法を守って。右左折する際の徐行、スマホやタブレット端末を見ながらのわき見運転、黄色信号の停止など、意外と守れていないドライバーが多いです。また様々な危険を予測しながら運転をしてください。全ての人が交通ルールを守り、正確な距離やスピード感覚を備えているとは限りません。万が一に備えて、危険のある場所ではスピードを緩めるなど事故防止に努めましょう」

迷惑電話防止機能設置を勧める坂根さん

迷惑電話防止に効果実感 詐欺対策に余念なし 防犯指導員 坂根さん

 特殊詐欺の被害が相次ぐ中、未然防止を目的とし、自宅の固定電話に迷惑電話防止機能のついた電話機や装置を設置する家庭も出てきている。

 区内在住で、防犯指導員として地域の見守り活動などを行う坂根康文さん(78)は、今年3月に同装置を設置し、効果を実感しているという。

 同装置は、電話をかけてきた相手に対し、呼び出し音が鳴る前に「通話内容を録音します」とのメッセージが流れる。装置は実際に通話を録音できる。

 坂根さんは、都筑警察署員から同機能を紹介され「日頃から色々な用件で電話が掛かってくるから」と装置の設置に至った。「これまでに8件、録音のアナウンス後に電話が切れたことがあった。怪しい電話が減るので助かっている」と設置から半年ほどで効果を実感している。

 知り合いなどにも同機能の効果を広めている坂根さん。関心を持って聞いてくれる人はいるが、装置の設置には費用が必要なこともあり「設置した」という声は上がっていないという。

 坂根さんは「設置が難しい場合は、留守電の設定だけでも充分効果はあると思う。詐欺に遭わないためにも、自分たちでできる対策はしてほしい」と注意を促した。

大切なのは会話

 坂根さんは同機能の他にも「家族との連絡は必ず携帯で」「見ず知らずの人に金品を渡さない」などのルールを設け、詐欺対策を行っている。

 坂根さんは「一番の防犯対策は、家族や地域住民とのコミュニケーション。万が一に備えて、普段から話をしておくことが何より大切」と話す。

「安心して暮らせる街に」と話す下山署長

安心安全の輪を広げる 下山署長にインタビュー

 都筑区内で日常的に発生している詐欺や盗難などの犯罪。日々の防犯活動や犯罪検挙に力を入れる都筑警察署の下山幸男署長に、現在の発生状況や対策などについて話を聞いた。

 ――今年の犯罪件数や傾向は?

 「コロナウイルスが5類に移行した影響などで昨年は犯罪件数が増加しました。今年は空き巣は微減していますが、万引きや自転車盗などの身近な犯罪は減っておらず、全体の犯罪件数は高止まりしている状況です。最近の傾向として、詐欺の犯行手口の多様化が挙げられます。SNS型投資詐欺やロマンス詐欺など、若者をターゲットにした手口が流行し始めたことで、被害に遭う世代が広がっています。またSNSや求人サイト等を利用して実行犯を募る「匿名流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯罪も増えています。

 ――どのような対策を行っているか?

 「自転車盗には、駐輪場の自転車に盗難防止につながる言葉が書かれた防犯タグを付けて対策しています。詐欺については、被害者の幅が広がっていることから、世代を問わず街頭や学校などで啓発活動を行っているほか、金融機関と連携し、振り込み詐欺の未然防止に努めています。「トクリュウ」への加入防止には、子どもたちが犯罪に巻き込まれないよう、学校でチラシを配布したり、ホームルームでSNSの使用法などの指導を行っています。他にも、各課で起こった犯罪全ての背後に目を配り、主犯格や指示役がいないか捜査で見極めています」

 ――警察署長の役割とは?

 「地域の人たちが安全に暮らすために、警察署員たちの旗振り役を担っています。また地域の人たちと良好な関係を築き、信頼を得ることも重要な役割です。今後も安心安全の輪を広げていきたいと思っています」

 ――都筑区民へメッセージを

 「犯罪や事故が起きない地域にしていくためには、一人ひとりの防犯意識が重要です。家族や友人、ご近所さんなど、人との繋がりを大切にし、お互いに防犯意識を高め合う関係性を築いてください。我々警察署員も犯罪の検挙に力を入れるほか、日々の啓発活動などを通して、防犯意識向上の環境づくりを行っていきます。地域全体で安全な街づくりを行っていきましょう。最後に、『自転車には、必ず鍵をかけましょう!』」

防衛大学校の校舎前で記念撮影

都筑安全運転管理者会 「事故のない都筑区へ」 防衛大学校で研修

 都筑安全運転管理者会は「交通事故のない安全な街づくり」に向けた学びの場として、10月16日に横須賀市で研修会を行った。

 会員らは、海上自衛隊の護衛艦や潜水艦を見学した後、防衛大学校を訪問。学生らと大きな声であいさつを交わすなど交流の様子も見られた。

 同会の佐藤昌彦会長は「初参加者もいる中、さまざまな意見交換が行われ、会員同士の良い交流の機会になった。また、事故の悲惨さやどうすれば防げたのかなど、実例を元に話し合えたのも有意義だった。地域の事業所と警察が手を取り合い、『事故のない都筑区』を目指す一歩になったと思う」と振り返った。

激励を受けた代表選手ら=提供写真

市選手団が結団式 激励受け全国へ

 佐賀県で10月26日(土)から28日(月)にかけて、第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」が開催される。同大会は、障害のある選手が競技などを通じ、スポーツの楽しさを体験するとともに、多くの人が障害に対する理解を深め、障害のある人の社会参加を推進することを目的としている。開幕に向け、13日に横浜ラポールで結団式が開かれた。

 ハマピック個人競技により選考された49人と、関東ブロック予選会で優勝した車いすバスケットボール11人、バレーボール(精神障害)12人、総勢72人が横浜市代表選手として全国の舞台に挑む。出場する競技は、車いすバスケとバレーボール(精神)のほか、陸上競技、水泳競技、卓球・サウンドテーブルテニス、アーチェリー、ボウリング、フライングディスク、ボッチャ。

 佐藤広毅副市長は選手らに「自信と誇りを持って、堂々と努力の成果を発揮され素晴らしい成果につながることを願っています」と激励の言葉を送った。栁下一路選手は選手団代表として「日頃の練習の成果を発揮し、支えてくれたコーチや家族に感謝しながら正々堂々と戦う」と誓った。

自費出版の一例

先着5人 自費出版春の相談会開催 ベテランスタッフが答えます

 タウンニュース営業推進部は11月2日(土)午前10時より「自費出版・無料相談会」を川崎市高津区 溝口 3の2の5 BOIL 3階(高津駅徒歩5分/帝京大学医学部附属溝口病院正面)で行う。完全予約制の個別相談。

 「自分史の原稿を書き溜めているんだけど、どのように本にするのかわからない」「費用はどれぐらいかかるの」「依頼してから完成までにどれぐらい時間がかかる」「ISBNって何?」「流通についても教えて」など、自費出版に関わる悩みに、タウンニュースのベテランスタッフが応える。時間は一人30分程度。

 相談会では、自分史や家族史、写真集、句集など、多くの事例をもとに出版の制作過程を説明。【1】原稿本文の作成【2】本の仕様(ハードまたはソフトカバー、サイズなど)を決める【3】表紙のデザインを決める【4】スケジュールの確認【5】入稿【6】校正【7】校了〜印刷【8】納品、と出版まで8から10ほどの工程や3カ月目安のスケジュール、注意すべき点なども紹介する。シンプルな仕様は料金表にて。

 希望者は10月30日(水)までに、タウンニュース営業推進部【電話】045・913・4141へ申し込み。先着5人。受付は月曜〜金曜、9時〜18時。

横浜DeNAベイスターズが日本シリーズへ 1998年以来の日本一へ、26日横浜スタジアムで開幕

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが10月21日、セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージで読売ジャイアンツを4勝3敗で破り、日本シリーズ進出を決めた。

 ファイナルステージは、ベイスターズが3連勝で王手をかけた後、ジャイアンツが連勝し、アドバンテージの1勝を含めて3勝として第6戦を迎えた。ベイスターズは2対2の9回表、牧秀悟選手のタイムリーヒットで勝ち越し、その裏を森原康平投手が3人で抑えてペナントレースの覇者のジャイアンツを下した。

 セ・リーグ3位のベイスターズの日本シリーズ進出は、同じく3位から勝ち進んだ2017年以来。26日から始まる日本シリーズの相手は、17年と同じ福岡ソフトバンクホークス。1、2、6、7戦が横浜スタジアムで行われる予定。ベイスターズは1998年以来、26年ぶりの日本一に挑む。

山中市長が祝福コメント

 ベイスターズの日本シリーズ進出を受けて横浜市の山中竹春市長が以下のコメントを発表した。

 「このたびは日本シリーズ出場、誠におめでとうございます。横浜市民の皆様とともに心よりお祝い申し上げます。『横浜進化』をスローガンに、三浦監督のもと、選手、スタッフが一丸となり、クライマックスシリーズを勝ち上がり、掴み取った日本シリーズ出場。横浜市民の悲願である26年ぶりの日本一を目指した熱い戦いを期待しています。市民の皆様とともに、全力で応援してまいります」

衆院選の期日前投票 前回比3割減 開始から5日間の状況

 横浜市選挙管理委員会が10月21日、衆議院議員選挙の16日から20日までの5日間の期日前投票の状況を発表した。

 5日間で期日前投票を済ませたのは9万3,845人。2021年10月の前回選では、期日前投票開始から5日間で13万6,314人が投票しており、前回に比べて3割以上少ない。

 区別では、瀬谷区は前回選より増えたが、残りの17区では減少。減少幅が最も大きかったのは港北区で、6割近く減っている。

 早期解散によって、市選管からの投票案内の郵送が遅れており、それが期日前投票の少なさに影響している可能性がある。投票の案内が手元になくても期日前投票は可能。

木吉小百合氏

木吉氏が立候補 衆院選19区

 10月27日に投開票される衆議院議員選挙神奈川19区(宮前区、都筑区)に、児童館アルバイトの木吉小百合氏(69)=無所属・新人=が出馬した。木吉氏は、愛媛県松山市出身。愛媛大学教育学部を卒業後、小中学校の教員を計8年間務めた。約40年前に結婚を機に宮前区へ転居。ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザの人道危機、地球温暖化などの問題について「未来に不安を感じる」と訴える。デジタル化の進展で直接的な会話が減っていることも危惧。「人との触れあいや心の繋がりを大切に、夢と希望が持てる社会にしたい」としている。

 19区ではこのほか、届け出順で横関克弘氏(日本共産党)、添田勝氏(日本維新の会)、草間剛氏(自由民主党)、深作ヘスス氏(国民民主党)、佐藤喬氏(立憲民主党)が出馬している。

コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉟ 「教師が教えない授業」??? 桐蔭学園理事長 溝上慎一

 「教師が教えない授業」なるものがもてはやされているが、誤解と混乱を招く喧伝である。これは「子ども中心の授業」「子どもを主語にした授業」と呼ばれるべきもので、学術的には、教授パラダイム(教師中心)から学習パラダイム(学習者中心)への転換と謳われてきたものである。教師が何を教えたかではなく、子どもが何を学び身につけたかを教育成果の指標にしようという時代的趨勢に基づく転換が求められて久しい。

 残念ながら、学校教育で教えられることを習得しても、それだけで将来の仕事・社会で力強く生きるには不十分な時代になっている。習得した知識や情報の有効期限は短く、かつ新しい知識や考え方、技術がすさまじいスピードで出てくる現代社会で、学校教育を基礎として、人は学び続ける主体的な学習態度を身につけなければならない。

 この主体的な学習態度を身につけさせるために教師は知識・技能等の基礎・基本を教えながら、他方で子どもの主体的な学習を促す学習(環境)デザインをお膳立てする。教師の知っていることを教えるだけのかつての授業に比べると、今の教師に求められる授業力は著しく高いものとなっている。そこまでしても学ばない子どもは多い。「教師が教えない授業」などと、まるで教師が不要であるかのような、放任主義を助長するような喧伝は即刻やめてもらいたい。

吹き抜けの店内を彩るステンドグラス

横浜ほっこり純喫茶【2】赤レンガの洋館「馬車道十番館」で文明開化気分に浸る 本紙記者のひと息時間

 どこか懐かしい雰囲気やメニューで、若い世代の注目も集める純喫茶。純喫茶とはアルコールの提供がなく、純粋にコーヒーや軽食を楽しむための空間だ。日々地域を回るタウンニュース記者が、取材の合間に立ち寄り、ほっとひと息ついている純喫茶を紹介する。

開港当時の西洋建築を再現した洋館

 今回訪れたのは、JR関内駅北口、市営地下鉄ブルーライン関内駅、みなとみらい線馬車道駅からほど近い「馬車道十番館」。店の入口前にはレトロな電話ボックスや馬車道のシンボル的存在であるガス灯が並び、ここだけ165年前の開港当時にタイムスリップしたかのようだ。

 でも、実は馬車道十番館の開館は1970(昭和45)年と、印象よりも新しい。地元の老舗とんかつ店「勝烈庵(かつれつあん)」の10番目の系列店として1967年に洋食の「山手十番館」がオープンし、その3年後に開業したのが馬車道十番館。開港当時の建築様式を参考に、明治の西洋館を再現した。場所はガス事業の創始者、高島嘉右衛門家の跡地で、店のロゴマークにはガス灯が使われている。

ステンドグラスの柔らかな光が降り注ぐ

 店内は1階が喫茶室で、2階に英国風酒場、3階はフランス料理店、4・5階には宴会場があり、利用目的ごとに分かれている。喫茶室は、なんといってもアーチ形のステンドグラスが目を引く。3色のガラスを通した光は柔らかく、どこかノスタルジックな気持ちに。ファンが回る吹き抜け天井の下、アンティークな調度品、横浜の風景の絵画や写真が配され、地元愛が感じられる。

 他にも大きな柱時計やグラスコレクション、日露戦争当時の欧州航路船「信濃丸」で使用されていた椅子、旧帝蚕倉庫の赤レンガなど、館内には歴史を感じさせる品々がさりげなく配されていて、博物館に来たかのような気分に浸れる。 

レンガをイメージしたプリンをアラモードで

 ここでのお目当ては「十番館プディング ロワイヤル」と「メロンクリームソーダ」。前者はレンガ型のプリンと色とりどりの季節のフルーツ、2色のアイスクリームがのった、いわゆるプリンアラモードだ。主役のプリンは適度なかたさがあるタイプで、卵の味と上品な甘味が心の疲れをほどいてくれる。添えられたバニラとチョコのアイスクリームと複数のフルーツがプリンのおいしさを際立たせる。

 純喫茶の定番、メロンソーダには本物のメロンの果肉を使用。ソーダは自然で程よい甘さのため、バニラアイスクリームとの相性もいい。味の違いが分かる大人にも味わってほしいクリームソーダだ。

■中区常盤町5-67 【電話】045-651-2621(メニュー、価格は取材時のものです)