都筑区版【11月28日(木)号】
社屋とホールの間の広場に上位10台が展示される=写真・ボッシュ社提供

日本カー・オブ・ザ・イヤー 上位10台が一堂に ボッシュ社で最終選考会

 「日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)2024─25」の最終選考会が12月5日(木)、ボッシュ株式会社=中川中央=で開催される。当日は同社とホールの間の広場に、最終選考会に進出する上位10台が展示され、自由に観覧できる。

 JCOTYは、消費者に最新のモデルや技術の周知を目的に1980年に創設された自動車業界にとって最も権威ある賞の一つ。主催は(一社)日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会。前年の11月1日から今年10月31日までに日本国内で発表された乗用車が対象。今年度は31台のノミネートの中から、自動車評論家やモータージャーナリストなどの選考委員による投票の結果、11月6日に上位10台が選考されている。この中から最終選考会で今年の1台が決定する。

地域貢献の一環

 JCOTYの最終選考会が横浜で開催されるのは22─23年のランドマークホール以来2年ぶり。都筑区内での開催は初めて。最終選考会は午後3時から5時。開催時間中は、同社とホールの間の全天候型広場(ボッシュ・フォーラム・つづき)に10台が一堂に展示され、実車を見ることができる。10月に就任したばかりのボッシュ社・クリスチャン・メッカー新代表取締役社長は、JCOTYの誘致について「知名度の高いイベントに使用されることで、ボッシュ社の認知度向上や、地域貢献やコラボレーション促進につながる取り組みになるはず」と期待を寄せた。

 なお最終選考会への一般参加は不可。

企画展のチラシ

市歴史博物館 地域の軌跡辿る 都筑・青葉30周年記念展

 都筑区、青葉区の区制30周年にあわせ、横浜市歴史博物館=中川中央1の18の1=で、企画展「青葉・都筑区制30th丘のよこはま〜近代の村の歴史と暮らし」が始まった。開催前の11月22日には内覧会を開催。都筑区の佐々田賢一区長、青葉区の中島隆雄区長などが展示を鑑賞した。

 同展は、(公財)市ふるさと歴史財団と市教育委員会の共催で、区制30周年を迎えた都筑・青葉区域で明治期に誕生した、近代の村々の暮らしの変化を絵図や古文書をもとに紹介している。

 展示は4章構成で、1章では「都筑の丘」と呼ばれる丘陵地に近代の村が誕生するまでを紹介。2章では地域住民らの暮らしと生業について、3章では耕地整理や防疫・防災など、住民らが変化させてきた暮らしの変遷を辿る。4章では高度経済成長期の地域開発から都筑・青葉区の誕生までを振り返っている。

地元に愛着を

 内覧会では、同展の担当者で、同館主任学芸員の阿諏訪青美さん解説のもと、展示物を鑑賞。

 佐々田区長は「都筑区30周年事業のコンセプト『過去をたずねる・今を知る・未来を描く』にぴったりな企画」と絶賛。佐藤信館長は「自分たちが暮らす地域の原風景や変遷を知る機会に」と来場を呼びかけた。

 阿諏訪さんは「稀少な展示物も多く、見応えは充分。先人たちの暮らしや生業を知り、さらに地元に愛着を持ってくれたら」と笑顔で話した。

 企画展は12月15日(日)まで。午前9時から午後5時(発券は4時30分まで)。月曜休館。観覧料は一般500円、高校生300円、小中学生・市内在住の65歳以上100円。

 (問)【電話】045・912・7777(同館)

つづきジャズ協会の会長を務める 藤田 昌彦さん 牛久保在住 49歳

ジャズに魅せられ30年

 ○…「相棒」のサックスを片手に「今日も練習しなきゃ」と笑顔。今年3月につづきジャズ協会の会長に就任し、「観客と演者、両者が楽しめるような企画を」と模索する日々を送る。「裏方だけでなく、矢面に立つことも増えたので、使命感や責任感が増した」と語る眼差しは熱い。現在は、12月22日(日)に控えるクリスマスコンサートに向けて、準備の真っ最中だという。

 ○…群馬県沼田市で生まれた。小学生の頃から、電子オルガンを習い、音楽が好きだった。中学では、吹奏楽部でクラリネットを担当し、部長も務めた。高校に進学すると、ジャズを主体にさまざまなジャンルを織り交ぜた音楽「フュージョン」に熱中。大学時代のジャズ研究会では、ピアノ・サックス奏者としてステージに立った。「初めてのライブでは緊張したが、ジャズはアドリブが9割なので、度胸がついた」と当時を振り返る。

 ○…都筑区に移り住んだ22年前、偶然見かけた屋外ライブに「自分も出たい」と申し出たのが入会のキッカケ。演奏途中のソロパート後に起こる拍手や歓声がやりがいだという。「今後も、区内に協会の名前を浸透させるため、地域密着のイベントを開催していく。背伸びはせず、身の丈に合った活動を続けていきたい」と目尻を下げた。

 ○…現在は妻・息子・娘と4人暮らし。休日にはトランプやジェンガで大熱戦を繰り広げている。娘はフルート奏者で、ステージで共演したことも。「夢がひとつ叶った瞬間。幸せな時間だった」と瞳を輝かせる。周りからは娘に甘いと注意を受けることもしばしばで、現在の夢は「娘の花嫁姿をみること」。「もちろん息子も可愛いですよ」と優しく微笑んだ。

生徒らが考案した営業誌と防災枕を手に笑顔の社員たち

株式会社スリーハイ 生徒のアイデア実現へ 綾瀬高校の授業に協力

 東山田で産業用ヒーターを製造・販売する株式会社スリーハイ(男澤誠代表)は、神奈川県立綾瀬高校の「総合的な探究の時間」に協力。授業内で生徒らが考案した経営課題解決のアイデアのうち2案を採用した。

 「総合的な探究の時間」とは、2022年度から高校で実施されている教科や科目の域を超えた横断的な学びの時間。同校では「起業家精神」を育むための授業を実施しており、その題材企業として同社へ協力を依頼した。男澤代表は「地域の活動が社員教育の一環になる」と快諾し、企画がスタートした。

 2年生を対象に、昨年11月から今年6月まで全19回授業を実施。生徒らは、綾瀬高校支店の社員として5部署に分かれ、それぞれの経営課題解決に向けたアイデアを考案・発表。営業誌「ぬくもり通信」の発行と、廃材を活用した防災枕の制作・イベントでの展示を採用した。

 「ぬくもり通信」は社内向けに試作品となる第0号を発行、防災枕は来年1月に東京都八王子市で開催される「たま未来産業フェア」に出展予定だという。

新シーズンへ

 同社は、今年10月から再び同校の2年生を対象に授業に協力している。

 同社の堀江美穂さんは「生徒たちに地元のモノづくりに興味を抱くきっかけを与え、未来につなげたい。前回の課題点を改善し、より良い授業にしていけたら。実用的なアイデアがあれば再び採用したい」と意気込む。

迫力ある演奏でお祝い

演奏、芸能で華やかに 区老連が創立30周年式典

 区老人クラブ連合会は11月20日、都筑公会堂で創立30周年記念式典を開催した。

 区老人クラブ連合会(かがやきクラブ都筑)は、36クラブ2255人で創立。現在は、49クラブ3083人が所属し、「健康・友愛・奉仕」をテーマに地域の高齢者が豊かな生活を送れるような活動を行っている。

 式典は3部構成で、第1部の記念式典では、桑原正盈(まさみつ)会長のあいさつや佐々田賢一区長らによる来賓祝辞、功労者の表彰などが行われた。

 第2部では、横浜市消防音楽隊が演奏を披露。「ブルーライトヨコハマ」や「秋の童謡メドレー」など、耳馴染のある曲に、手拍子で応える観客も見られた。

 第3部では「ふれあい都筑区老連芸能福祉大会」を開催。21クラブが民謡や踊りなどを披露し、会場を盛り上げた。

 桑原会長は「先代の会長をはじめ、会員たちの多大な功績があり、30年活動を続けてこられた。今後も広報やイベントを通じて、会員の拡大に努めたい」と前を向いた。

協定の締結書を手にするメッカー社長(左)と佐々田区長

ボッシュ社 都筑区と地域活性化協定 12月7・8日にはイベントも

 ボッシュ株式会社=中川中央=は11月19日、都筑区と「地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。協定を通じ、同社は都筑区との連携を強化し、地域のさらなる活性化を推進する。

 協定は「にぎわい創出」「文化振興」「次世代育成」「DEI」「防災」など8つの分野を想定する。同社のクリスチャン・メッカー代表取締役社長は「本協定の締結は、ボッシュ社の地域に対するコミットメントをさらに強固にするもの」と自信を覗かせた。佐々田賢一区長は「本協定は多岐にわたっており、各分野が一層魅力的になる」と謝辞を述べた。

命名B・F・T

 協定に合わせ、同社本社と来年3月に正式オープン予定の都筑区民文化センター(ボッシュホール)の間に位置する全天候型広場を含めた一帯を「ボッシュ・フォーラム・つづき」と命名したことを発表。メッカー社長は「同フォーラムを中心に、都筑区における賑わい創出や文化振興などを目的とした取り組みを進めていく」と語った。

 協定による施策の一環として、12月7日(土)・8日(日)に同所などを利用し「ボッシュであったかクリスマス」を開催。クリスマスオーナメント制作のワークショップや多言語の絵本の読み聞かせなどを実施。多国籍な同社の社員がサポートする。午前10時から午後5時。つづきMYプラザ、NPO法人シェアリングケアリングカルチャー、走らせよう!つづきブックカフェ実行委員会が協力。

復元された竪穴住居が建つ大塚遺跡

大塚・歳勝土遺跡 ふるさと納税で寄付募る

 横浜市は、都筑区内にある国指定史跡「大塚・歳勝土遺跡」の環境整備のため、クラウドファンディング型ふるさと納税で市内外から寄付を募っている。期間は12月31日まで。

 クラウドファンディング型ふるさと納税は、地方自治体が課題解決を目指し、特定のプロジェクトに対し寄付を募る仕組み。横浜市は2022年度に初めて消防音楽隊のパレード服更新の寄付募集を行っている。市内、市外在住を問わず参加でき、ふるさと納税同様の税控除を受けることができる。今回の目標金額は300万円。

 大塚・歳勝土遺跡は、弥生時代中ごろの環濠集落(大塚遺跡)とその墓地の方形周溝墓群(歳勝土遺跡)からなる国指定史跡。1992年から遺跡整備が始まり、弥生時代の竪穴住居や環濠・木柵、方形周溝墓などを復元。96年に大塚・歳勝土遺跡公園として開園した。

学び支える文化財守る

 同園にはこれまでに約150万人が来場。その約6割が小中学生で、横浜市歴史博物館と合わせて社会科の見学コースにもなっている。また同園は都市公園と一体となっており、園内には横浜市指定文化財旧長沢家住宅を活用した都筑民家園や工房・大型地形模型・体験広場などの多くの施設がある。

 一方で、遺跡整備から32年が経過し、自然素材で作られた門や柵、かやぶき屋根などは老朽化が進んでおり、修繕が追い付いていないのが現状。

 今回のクラウドファンディングでは、横浜の歴史や文化を学ぶ場の次世代継承を目的に、老朽化した門や柵の交換、かやぶき屋根の修繕など環境整備に活用される。

 返礼品には、博物館のオリジナルグッズや遺跡に関する書籍のほか、かやぶき屋根職人から学ぶ「差し茅」体験講座や博物館の学芸員によるガイドツアー+火起こし体験などが用意されている。

 ふるさと納税の申込みは下記二次元コードから。

プレゼント用のサンタを作る参加者

みんながサンタさん NPO法人のⅩマス企画

 高齢者や入院患者にぬいぐるみを贈る活動を続けているNPO法人日本ぬいぐるみ協会が11月16日、東山田中学校コミュニティハウスで「みんながサンタさんプロジェクト」を行った。

 プロジェクトは同協会が社会貢献活動としてこの時期に行っているもの。参加者は、自分用にサンタ・トナカイ・ツリーのマスコットを作った後、自身が「サンタさん」となり、高齢者などへのプレゼントのため、もう1つサンタのマスコットを作る。

 この日は親子連れを含め15組が参加。完成したマスコットは、12月上旬に昭和大学横浜市北部病院や東山田地域ケアプラザ、グループホーム「朝日のあたる家」などに寄贈される。

あいさつをする同会の松原代表

「あいちゃん」でつながる 友の会が親睦会

 都筑区に関係する人たちの発展や成長を願い設立された「あいちゃん友の会(松原慶子世話人代表)」が11月11日、「都筑を愛する仲間たち区民有志のつどい」と題した親睦会を、レンタルスペース「ファーストムーブ」=中川中央=で開催した。

 今回で9回目となるつどいには、佐々田賢一区長や元神奈川県議会議員で港北童謡の会代表の計屋珠江さんのほか、センター北エリアを中心に区内の企業、団体関係者ら約40人が参加、親交を深めた。

 同会は、区内外で保育施設を運営するキッズフォレグループの理事長でもある松原代表が、都筑区のマスコットキャラクターの「つづき あい」ちゃんの姿と「人と人とのであい ささえあい わかちあい」の精神に感銘を受け、2014年に発足。区内でさまざまな活動をする人や団体の輪を広げるのに一役買っている。松原代表は「都筑区で暮らす今の子どもたちが大人になったとき、自然豊かで楽しい思い出が詰まった故郷であるように、今、大人の私たちがより良い街づくりのために一層努力していきましょう」と呼びかけた。

 この日は会食のほか、稲川永示さん(コントラバス)、理紗さん(ヴァイオリン)夫婦と中村あやのさん(ピアノ)によるミニコンサートが催され、最後は「あいちゃん音頭」を皆で合唱した。

指導員からラジオ体操を教わる住民

かしの木台ハイツ 落葉を囲みつながり強化

 荏田南のマンション「かしの木台ハイツ」で11月10日、住民交流イベント「落ち葉の集い」が開かれた。

 イベントは、地域住民の交流促進や地域防犯、災害時の助け合いにつなげることを目的に毎年開催されているもの。

 建物前の広場を会場にお茶席や絵画・パッチワークの作品展示、子ども会によるワークショップなどの催しが行われ、ステージではNHK体操指導員によるラジオ体操や大道芸人によるパフォーマンスが披露された。また自治会のサークルがうどんやワッフル、コーヒーを販売。近隣のえだきん商店会から「フラワーギフトショップYuu」の切り花、「パリジェンヌ」のパン、商店会近くの「B385」のトマト煮込みミートボールなどが販売された。

3対3で初試合

横浜BC 中川小で出前授業 周年祝し、プレゼントも

 今年創立150周年を迎えた中川小学校で11月19日、横浜ビー・コルセアーズ(BC)によるバスケットの出前授業が行われた。

 授業は、体育の単元でバスケットボールを行う5年生が対象。この日は横浜BCアカデミーの飯田都季さんの指導のもと、ボールハンドリングやドリブル、シュートのコツを教わった後、3対3で試合をした。

 この日の授業がバスケットボール2回目となる児童らからは「バスケって意外と楽しいと思った」「試合が面白かった」など前向きな感想が聞かれた。授業終了後には、創立150周年を祝し、横浜BCからポスターと応援グッズがプレゼントされた。

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絶品パン一堂に 県内外20店舗が出店

 「のすぽのパンマルシェ」が11月30日(土)・12月1日(日)、ノースポート・モール=中川中央1の25の1=2階センターコートで開催される。午前10時から午後5時。入場無料。1日の販売数が終了次第、店舗ごとに閉店予定。

 県内外から計20店舗が出店。ドイツの伝統的クリスマス菓子「シュトーレン」も販売される。

全身を使ってエコを体験

体験通し、エコ学ぶ 多くの子どもで賑わう

 都筑区主催の「ecoチャレ2024」が11月16日、都筑区総合庁舎と港北TOKYU S.C.で開催された。

 ecoチャレは、すぐに実行できるエコな行動を学ぶイベント。総合庁舎では、つづき野菜を使ったカレーの販売やペットボトルの蓋を再利用した「光るLEDミニツリー」作りなどが行われた。港北TOKYU S.C.では、使いかけや未使用の化粧品を食事・買物券と交換できるキャンペーンなどを実施。各ブースを回り、スタンプを集めると、景品がゲットできるイベントも行われ、会場は多くの親子連れで賑わった。

 区政推進課の橋本育世課長は「イベントで学んだことを日々の生活に取り入れてほしい」と呼びかけた。

名門程ヶ谷CC 県民スペシャルデー 1・2月対象日が特別料金

 程ヶ谷カントリー倶楽部が1月、2月の平日対象日に割引料金でプレーできる、神奈川県民スペシャルデーを実施する。

 定員は各日10組。対象は、満25歳以上の県内在住・在勤者とその同伴者で、4人または3人で申し込む。料金はキャディ・昼食付で2万7千円(カート使用不可)。

 申込みは11月29日(金)9時から受付。詳細は同倶楽部ホームページに記載。ホームぺージから申込み用紙をダウンロードし、ファクスで(定員になり次第締め切り)。

多くの関係者が詰めかけた会場

「命を自分で守れるように」 防災プロジェクト報告会

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=と横浜市は共創事業として中学生への防災教育「はまっ子防災プロジェクト」を実施している。11月8日には今年度の報告会がワークピア横浜で行われた。

 プロジェクトは中学生向け副読本「はまっ子防災ガイド」等の教材セットを製作、公立中学校の1年生全員に無料で提供することが柱。今年度で3年目となり、全学年分7万8000人に届けた計算になる。教材セットは地元企業の協賛金で賄われており、今年度は163社が協力している。

 同社の吉川元宏代表取締役は「若い世代が防災の知識と認識を高める必要がある。オール横浜の連携により、子どもたちが自分の命を自分で守れるようになる未来を培っていきたい」と語った。

音楽情報 湯原昌幸ライブ 東海大学前タウンニュースホール

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さん=写真=が、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分、秦野市南矢名1の5の13)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う(午後3時開演・2時30分開場)。予定曲は「雨のバラード」「冬桜」「たそがれロマン」「GSメドレー」ほか。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ貴重なライブとなる。タウンニュースホールは希代のボーカリスト・湯原昌幸の歌声を間近で堪能できる全150席のサロン感あふれる会場。

 チケットは全席指定5000円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)で。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問合せは同ホール【電話】0463・77・0025へ(水曜休館・午前10時〜午後5時まで)。

特別市について説明する山中市長(左から2人目)

「特別市」の必要性、山中市長が市民に力説 原日出子さん招いてシンポジウム

 横浜市が実現を目指す「特別市」のシンポジウムが11月23日、港南区民文化センター「ひまわりの郷」で行われ、約250人の市民が参加した。

 特別市は、市が県の区域外となり、原則として県の仕事を担い、権限や財源を市に一本化する制度。横浜市は実現することで、二重行政解消による無駄の削減やきめ細かい行政サービスが提供できると主張している。実現には法制化が必要で、他の政令市とともに実現を目指している。

二重行政解消で市民にメリット

 シンポジウムは市民に制度を知ってもらおうと市が企画した。前半は自治制度に詳しい一橋大学教授の辻琢也さんが講演。現在は県が幼稚園、市が保育所を管轄している状況を挙げ、「特別市になれば、業務を市が全て行うようになり、窓口が一本化されてより便利になる」などとメリットを説明した。

 後半は俳優の原日出子さんと山中竹春市長、辻さんが座談会を行った。山中市長は、交通安全対策に関する「スクールゾーン」の標識やガードレールなどは市、「一時停止」の標識や横断歩道、信号機などの規制に関係するものは県(警察)の所管になっている二重行政の例を示し、「市民からすれば、一本化してほしいというのが当然」と述べた。

 原さんは「今まで特別市について知らなかったが、市民の未来を考える上で、特別市になる選択肢があるのは良いこと」と語った。山中市長は特別市になることのデメリットについて「基本的には生じないと考えている」とし、「横浜市が成長し、周辺自治体も成長を享受してもらうことが可能になる」と必要性を力説した。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員の給与引き上げへ 人事委勧告受け、条例改正案提出

 横浜市職員の給与と期末手当・勤勉手当(ボーナス)を引き上げる内容を盛り込んだ条例の一部改正案が11月29日開会の市会第4回定例会に提出される。

 10月に市人事委員会から、民間給与との格差を埋めるための給与引き上げが勧告されていた。

 案では、初任給に関し、大卒で2万3800円、短大卒で2万2600円、高卒で2万1400円をそれぞれ引き上げる。ボーナスは現行の年間4・5カ月から4・6カ月に引き上げる。

高さ10mのツリーの前で横浜の思い出を語る神田愛花さん

赤レンガ倉庫に高さ10mの巨大ツリー 横浜市出身・神田愛花さんが点灯

 横浜赤レンガ倉庫に高さ約10mの巨大なクリスマスツリーが登場し、11月22日には横浜市出身のフリーアナウンサー・神田愛花さんが参加して点灯式が行われた。

 ツリーはモミの木を約2万球のLEDで装飾している。セレモニーに白のドレス姿で登場した神田さんは、ボタンを押してツリーを点灯させた。光り輝く様子を見て「幹から枝の先まで光り輝いていて、とってもきれい」と感激した様子だった。

 神田さんは横浜のお気に入りの場所として、横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムのそばで運営しているショップ「+B(プラス・ビー)」を挙げ、「レンガ造りで、アメリカの雰囲気も感じられる」と語った。

 ツリーの点灯は12月25日(水)までの午後4時から11時。12月7日(土)からはデビュー35周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」とのコラボレーション企画として、メンバーの中村正人さんが監修した特別なイルミネーションが30分に1回実施される。

 問い合わせは横浜赤レンガ倉庫【電話】045・227・2002。

桜木町駅前で演説を行った(左から)吉村氏、空本氏、金村氏、松沢氏

維新代表選 4人が桜木町駅前で演説 党再生など訴える

 日本維新の会の代表選挙に立候補している4人が11月23日、JR桜木町駅前で街頭演説を行い、10月の衆院選で議席を減らした党の再生へ向けた取り組みなどを語った。

 代表選は衆院選の結果を受けて代表を退くことを表明した馬場伸幸氏の後任を決めるもの。届出順に吉村洋文大阪府知事、金村龍那衆議院議員(比例南関東)、空本誠喜衆議院議員(広島4区)、松沢成文参議院議員(神奈川選挙区)の4人が立候補。告示の17日以降、全国で街頭演説会を行っている。

 桜木町駅前で吉村氏は「次世代のための党であるべき」、金村氏は「党員の声を聴く体制作りが重要」、空本氏は「地方の声を国へ伝えていく」、松沢氏は「皇居の関西移転など、東京一極集中の打破を進める」とそれぞれ訴えた。

神奈川県関係の2人出馬

 今回の代表選には、神奈川県に関係する松沢氏と先の衆院選で神奈川10区(川崎市川崎区、幸区)から立候補していた金村氏の2人が出馬。両候補の推薦人には県内の地方議員が名を連ねており、ある議員は「2人から推薦人の依頼を受け、対応に困った」と語り、代表選後の党県組織の行方を心配していた。

 投票は党所属の国会議員、地方議員などと一般党員によって行われ、12月1日の臨時党大会で新代表が決定する。

襟川教育財団 母子家庭の子に学資金 返済不要、来年度から

 (公財)襟川教育財団=横浜市港北区=は11月21日、シングルマザー家庭で、経済的な理由から進学や受験を諦めざるを得ない子どもたちのために、返済不要の給付型奨学金「えりかわ学資金」の募集を2025年度から始めると発表した。

 対象は県内在住のシングルマザー家庭の子どもで、初年度は、中学生(2、3年生)、高校生、大学1年生で5人ずつ。応募資格として、前年度の成績や学校長の推薦などが必要。給付額は中学・高校生が月5万円(年60万円)、大学生が同6万円(同72万円)。学習塾や通信講座、家庭教師などの受講料、参考書などの購入費などに使用可能(大学生は制約なし)。給付は卒業まで継続される。募集は25年3月17日から5月15日。7月に採否が通知される。

 同財団は、大手ゲーム開発会社コーエーテクモホールディングス会長の襟川代表が23年3月に設立。自身もシングルマザー家庭で育った襟川代表は「一人親世帯でも母子家庭の年収は父子家庭の半額以下。大学進学率は通塾率に比例していることから、その負担解消に役立てば」と学資金の意義を語った。襟川代表の娘で財団の評議員を務める芽衣さんは「シングルマザーの子どもたちが安心して勉学に励んでもらえるよう支援したい」と話した。

 募集要項に関する問合せは同財団公式サイトの「お問い合わせ」(https://foee.or.jp/contact)から。

イベントに参加した関係者(IFAD提供)

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

 パシフィコ横浜内の横浜国際協力センターにある国際農業開発基金(IFAD)がこのほど、IFADの活動に賛同した若者が主体となり立ち上げたボランティア組織「IYCJ」の設立を記念するイベントを同センター6階で行った。

 IFADは、ローマに本部を置く国連の専門機関かつ国際金融機関。世界各地に40カ所の事務所を構え、開発途上国に暮らす人々の栄養改善などに取り組んでいる。2021年11月にIFAD日本連絡事務所が同センター内に開所。市民に食糧問題について考えてもらうイベントを企画するなど、身近な社会問題への関心を高める活動を多面的に進めている。

 同センターで行われたイベントには、同事務所の加藤真理子代表やIYCJの関係者らが参加。IYCJは食料安全保障と持続可能な農業に関する啓蒙活動を紹介し、展示ブースで取り組みの成果などを発表した。IYCJのリーダーを務める永田理華さんは「IYCJの設立は、日本のユースが飢餓や貧困などの地球規模の課題に対して強い関心と決意を持っていることを示している。これらの課題は加速する気候危機により、さらに悪化している」と述べた。

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る 投票受付中、抽選でプレゼントも

 横浜市は市内で起きた出来事などから市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「2024年横浜10大ニュース」の投票受付を11月21日に開始した。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。今回は横浜BUNTAIの開館や横浜DeNAベイスターズ日本一、映画「帰ってきた あぶない刑事」公開など、29のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票資格は市内在住者で、1人1回限り。市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/kocho/10_news/202410news.htm) から12月12日(木)まで投票できるほか、市役所市民情報センターや区役所広報相談係、行政サービスコーナー、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で合計600人に横浜ゆかりの企業・施設から提供されるプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045-671-2335。

臨場感あふれる現場

国際プールでレスキュー 集団救急事故対応を訓練

 都筑消防署は11月19日、横浜国際プールで集団救急事故対応訓練を実施した。

 大規模集客施設で集団事故が発生した際に人的被害を最小に抑えることや、関係機関との連携強化を目的に開催。国際プールの職員のほか、港北消防署や高田消防隊も参加した。

 訓練は、国際プールでの大規模イベント終了後、退場途中に多数の観客が階段部分で将棋倒しになり、負傷者が多数発生したことを想定。職員らは通報や避難誘導などを行い、消防署員らは現地指揮本部の設置・運営や医療機関への搬送などを迅速に対応した。

 増山敬太都筑消防署長は参加した職員らに「訓練をきっかけに防災に興味を持ち、有事の際はお客様の安全を守っていただきたい」と話した。

 

内田ゆう子さん

少し早いXマス気分を 12月2日、センター南・駅ピアノ

 センター南駅構内の「駅ピアノ」を舞台に開催されている「駅ピアノコンサート」が12月2日(月)、開催される。午後2時から。主催はセンター南駅ピアノ運営委員会(金子進委員長)。

 20回目の今回は、ピアニストの内田ゆう子さんによるちょっぴり早いクリスマスコンサート。「もみの木」「赤鼻のトナカイ」「ホワイトクリスマス」などクリスマスの定番ソングがたっぷり演奏される。

申込はHPから

ツリーに彩りを クリスマスに記念撮影

 来年4月に開園する保育園「キッズガーデングローバルスクールセンター北」が12月7日(土)・8日(日)、ショッピングタウンあいたい=中川中央1の1の3=テラスで「トライアルフリーレッスン」を開催する。各日午前11時、午後1時、2時、3時から。参加無料。

 当日は英語体験ができるほか、クリスマスツリーにオーナメントを飾り、記念撮影。撮った写真はプレゼントされる。

 

つづきブックフェスタ 図書館が「おでかけ」 区制30周年の企画展示も

 都筑区民ホールで11月29日(金)・30日(土)、「つづきブックフェスタ」が開催される。主催は都筑図書館、都筑区、都筑図書館から未来を描く協働の会。

 フェスタでは、小さな図書館が同ホールに「おでかけ」。つどおうJiJiBaBa(ジジババ)隊による読み聞かせや25の物語のイラストで囲むオリジナルフレームを作るワークショップなどが楽しめる。「おでかけ図書館」は、29日が午後1時から3時、30日が午前10時から正午。ワークショップは30日午前10時から11時30分。

 また都筑図書館ではフェスタに合わせ、展示「広報よこはまでみる都筑区の30年」を開催している。都筑区制30周年にちなみ、同館で所蔵していたバックナンバーを公開。「新区(D区)準備号」や、都筑区総合庁舎の誕生など、節目の出来事を掲載した紙面が展示されている。展示は12月2日(月)まで。

申し込みは上記二次元コードから

小学生にカフェの居場所 オンライン学習の体験も

 小学生に居場所を提供する「ジュニアカフェつづき」が12月から3月まで、シェアリーカフェ=中川1の17の22の402=で開催される。運営はNPO法人ILoveつづき。

 県次世代育成課の「こどものオンライン学習支援モデル事業」で、株式会社リクルートのオンライン学習サービス「スタディサプリ」を使った学習を行う(ipadの用意あり)。また軽食と飲み物が用意され、参加者同士が会話を楽しめる「ゆるやかな居場所」の提供を行う。

 毎週火曜日、日曜日の午後4時30分から7時。参加無料。対象は毎回参加できる近隣の小学生(先着10人)。12月3日(火)、8日(日)に体験して、参加を決めることも可能。

 問い合わせは、シェアリーカフェ【電話】045・306・9004へ

駅周辺が一斉にライトアップ

センター南 イルミで万端整うXマス

 センター南駅前で11月15日、イルミネーションの点灯式が行われた。主催はセンター南商業地区振興会。点灯式の前にはソプラノ歌手の渡辺麻衣さんと都筑・かなりあ少年少女合唱団のミニコンサートを開催。その後のカウントダウンで、周辺の街路樹やショッピングモールのイルミネーションが一斉にライトアップされた。

 イルミネーションの点灯は2月末まで。

ファンを前にあいさつする森井選手

TO THE BONE横浜ビー・コルセアーズ vol.14 CS(チャンピオンシップ)へ向け巻き返しを

 プロバスケットボールB1リーグで14戦を終え、6勝8敗の横浜ビー・コルセアーズ。約3週間ぶりの試合となる11月30日のシーホース三河戦へ向け、23日にたきがしら会館=磯子区=での練習をファンクラブ会員へ公開した。

 キャプテンの森井健太選手は「ここまではチームとして思い描いた成績は残せていない」と振り返るが、チームは目標に掲げるチャンピオンシップ出場を目指し、巻き返しを図ろうと熱の入った練習に励んでいる。三河、名古屋の2チーム、三遠と中地区同士の戦いを控える中、「レベルの高い中地区でどう勝っていくか。アウェーの三河戦が大切。自分たちがやるべきことができるようにチャレンジして、良い形でホームに帰ってきたい」。12月7・8日に宇都宮を迎える今季初の横浜BUNTAIでの試合につなげるため、まずは三河との2戦でチーム一丸となって勝利を目指す。