都筑区、青葉区の区制30周年にあわせ、横浜市歴史博物館=中川中央1の18の1=で、企画展「青葉・都筑区制30th丘のよこはま〜近代の村の歴史と暮らし」が始まった。開催前の11月22日には内覧会を開催。都筑区の佐々田賢一区長、青葉区の中島隆雄区長などが展示を鑑賞した。
同展は、(公財)市ふるさと歴史財団と市教育委員会の共催で、区制30周年を迎えた都筑・青葉区域で明治期に誕生した、近代の村々の暮らしの変化を絵図や古文書をもとに紹介している。
展示は4章構成で、1章では「都筑の丘」と呼ばれる丘陵地に近代の村が誕生するまでを紹介。2章では地域住民らの暮らしと生業について、3章では耕地整理や防疫・防災など、住民らが変化させてきた暮らしの変遷を辿る。4章では高度経済成長期の地域開発から都筑・青葉区の誕生までを振り返っている。
地元に愛着を
内覧会では、同展の担当者で、同館主任学芸員の阿諏訪青美さん解説のもと、展示物を鑑賞。
佐々田区長は「都筑区30周年事業のコンセプト『過去をたずねる・今を知る・未来を描く』にぴったりな企画」と絶賛。佐藤信館長は「自分たちが暮らす地域の原風景や変遷を知る機会に」と来場を呼びかけた。
阿諏訪さんは「稀少な展示物も多く、見応えは充分。先人たちの暮らしや生業を知り、さらに地元に愛着を持ってくれたら」と笑顔で話した。
企画展は12月15日(日)まで。午前9時から午後5時(発券は4時30分まで)。月曜休館。観覧料は一般500円、高校生300円、小中学生・市内在住の65歳以上100円。
(問)【電話】045・912・7777(同館)
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