平塚・大磯・二宮・中井版【11月29日(金)号】
表彰式の様子(提供写真)

大磯小PTA広報誌 「いそかぜ」が全国1位 児童の笑顔見える誌面 評価

 大磯小学校PTAが発行する広報誌「いそかぜ」が、第46回全国小・中学校PTA広報紙コンクールの小学校の部で全国1位にあたる文部科学大臣賞を受賞した。11月15日にホテルニューオータニ(東京都)で表彰式が開催された。全国で受賞は4年連続。

 同コンクールは、全国の小中学校で昨年度に発行されたPTA広報紙の中から優秀作品を選出するもの。23年度に発行されたものが評価対象となる。

 今回は、大磯小150周年記念誌を含む3号分の「いそかぜ」が対象。大磯小PTA「広報サポ」メンバーの清水豊子さん、笹田美帆さん、豊田裕美さん、山口洋子さん、鈴野麻衣さん、前澤直子さん、杉谷千絵さん、林三奈さんの8人が紙面づくりを担った。

 大磯小は2020年度に、従来型のPTAから任意加入を明確化。広報サポのほか、校内の畑で子どもたちが実施している野菜作りを支える「畑サポ」、ICT情報通信技術の学校への導入を支援する「ITサポ」など多様な活動を展開しており、広報誌ではその成果や意義を写真と文章で報告している。

 俳句の投句など子どもたちの参加企画も多数あるほか、学校教諭の協力のもと、写真掲載許可を一つ一つ取り、児童の笑顔が全面に出る広報誌を実現した。

 長年、広報サポで活動してきた笹田さんは、「いそかぜで伝え、残していきたいことは、子どもたちや保護者、地域のみなさんが抱いてる大磯小への愛。子どもたちの笑顔があふれる紙面を作っていきたい」と受賞に目を細めていた。

 現在、広報サポではいそかぜ300号を制作中。児童211人から俳句の投句があり、「なんとか全員分掲載したいので、鋭意編集中」とうれしい悲鳴を上げる。6月には初の男性メンバーも仲間入りし、林さんは「愛あるいそかぜを作っていきたい」と意気込んだ。

改修前(上)と改修後のグレーチング蓋

平塚市12月補正予算 浸水被害対策を強化 雨水桝を増設、改修

 8月に発生した台風10号で、床上浸水など大きな被害が発生した平塚市は、災害対策を強化する。早期の浸水対策として、道路上にある雨水桝を約120カ所増設するほか、100カ所ほどのグレーチング蓋を排水能力の高い落葉対策型に改修。市は、11月26日に開会した市議会12月定例会に、事業費1500万円を盛り込んだ補正予算案を提出した。

 対象となるのは、床上浸水など、特に浸水被害が大きかった「徳延・河内・纒」、「南原・御殿」、「中原・東中原」、「真土」、「平塚三丁目」、「田村」の6地区。市内では、台風10号の影響で約160軒の住宅が浸水被害を受けた。

 市下水道整備課によると、地形の状況から雨水が溜まりやすい箇所に雨水桝を増設することで、初期降雨の排水を素早く処理するとともに、浸水した場合でも水はけが良くなるなど、排水能力が向上するという。

 また街路樹がある道路については、「落葉による排水不良を軽減する特殊なグレーチング蓋へ改修することで、雨水桝の集水能力が上がる」と同課。工期は2025年2月から6月を予定している。

犯罪被害者を支援

 平塚市では2025年2月から、殺人や傷害、性犯罪等で心身に被害を受けた人やその家族、遺族に対して日常生活等のきめ細やかな支援を行う。新規事業として、12月補正予算案に事業費153万円を計上した。

 日常生活支援として、調理や洗濯等の家事費用を負担する家事サービス4000円/時間(上限72時間)や、転居に伴う運送や契約等の費用20万円(1回まで)を補助するほか、経済的支援として、遺族に50万円を給付する遺族支援金、臨床心理士によるカウンセリングなど相談支援も行う。1事件につき10回まで無料(1回あたり60分)。

 市では犯罪被害者等に特化した条例を2月1日に制定する見込み。

ZEH住宅に補助

 地球温暖化対策として、2018年からZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の導入支援を実施している平塚市。今年度の当初予算と9月補正予算に、それぞれ30件600万円を計上。今回の12月補正予算では、10件200万円を計上し、年間で70件を見込んでいる。

 補助対象となるのは、平塚市内にZEHを新築注文住宅として建設、または新築建売住宅として購入する個人。市環境政策課によると、これまでに67件の申請があり、54件が今年度中の引き渡し予定という。

出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝した國學院大學陸上競技部に所属する2年生の 辻原 輝(ひかる)さん 二宮町出身 20歳

箱根路4区の区間賞狙う

 ○…10月の出雲全日本大学選抜駅伝競走と11月の全日本大学駅伝対校選手権大会で優勝した國學院大學。同大初の3冠を掴むため、現在は東京箱根間往復大学駅伝競走での優勝を目指し、練習に励む。「出雲でエース区間の3区を任された。格上の選手たちが相手だったけれど、緊張しない性格なので耐えられた」と振り返る。全日本もエース区間の3区を走り、6位から3つ順位を上げチームに勢いを与えた。

 ○…幼少期から箱根駅伝の選手を沿道に出て憧れの眼差しで見てきた。二宮中学校陸上部への入部をきっかけに、「地元を走る4区を自分も走りたい」という目標を持った。「仲間や先生のお陰でレースの楽しさを知れたことも大きい」と原点を語る。陸上競技の強豪・藤沢翔陵高校では結果が出せず「陸上を辞めたいと思ったこともあった」というが、前回の箱根駅伝で4区の走者に抜擢され、「中学の時から練習してきたコース」を満を持して快走。「地元の友人やお世話になった人たちの声援が背中を押してくれた」

 ○…ハードな練習が続く中、息抜きは映画を観に行くこと。「アクションやホラーの映画を観ることが多い」とほほ笑む。実家に帰省した時の楽しみは、生後9カ月の愛犬てるちゃんの散歩をすることだという。「ゴールデンレトリバーとコッカスパニエルのミックスでとても可愛い」と頬を緩ませる。

 ○…次の箱根駅伝も4区を志願。「区間賞を狙っています。3年は4区の日本新記録、4年は区間新記録を出したい」と力を込める。「二宮の子どもたちが自分の走りを見て陸上に興味を持ってくれたらうれしい。地元にいる恩師や仲間には、成長した姿を見てもらいたい」ともう一つの目標も語った。

不動池に映る「逆さもみじ」(11月23日撮影)

大磯城山公園 秋の宵を色づかせ 紅葉をライトアップ

 「もみじのライトアップ2024」が大磯城山公園の旧三井別邸地区で11月22日から24日まで開催された。

 ライトアップされたのは、不動池やもみじの広場、茶室「城山庵」の周辺の、約540本のもみじや竹林。不動池に映る「逆さもみじ」の幻想的な景色を前に、来場者らはスマートフォンなどで撮影するなど、秋の彩を楽しんでいた。

 旧三井別邸地区は1898年から三井財閥当主が別荘を構え、庭園の整備がされたほか、国宝の茶室「如庵」などが点在。1987年に大磯城山公園として開園した。

昨年の様子

中井町 夜彩るあかりの祭典 臨時駐車場からシャトルも

 中井町井ノ口の厳島湿生公園で11月30日(土)、手作りランタンの灯りを楽しむ「あかりの祭典」が開催される。午後4時30分〜8時。12月7日(土)まで点灯。雨天時は翌日に順延。

 会場を暖かい灯で彩るランタンは地域住民たちによる手作り。会場内には模擬店などの飲食販売も出店する。

 テルモ株式会社湘南センター駐車場(中井町井ノ口1500)が無料の臨時駐車場となり、駐車場から会場までは無料シャトルバスを運行。午後4時〜8時20分の間、5〜10分間隔で運行する。(問)中井町産業振興班【電話】︎0465・81・1115

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ラディアン周辺のイメージ図(安井建築設計事務所提供)

二宮町新庁舎整備 約1億3千万円を補正 12月議会で上程

 二宮町では二宮町議会12月定例会に新庁舎整備事業関連とその他の事業を分けて一般会計補正予算を上程する。

 新庁舎整備事業は町生涯学習センターラディアン周辺に新庁舎や福祉会館などの行政施設を集約させる計画で、全体の完成は2030年度末の見込み。同事業関連の一般会計では、歳入歳出予算をそれぞれ1億3282万3千円増額し、総額を104億4421万4千円とする。

 内訳は、新庁舎整備用地として神奈川県から二宮果樹公園を購入する新庁舎整備事業費1億3236万1千円、同整備用地が埋蔵文化財包蔵地に該当することから、試掘調査を行うための埋蔵文化財調査事業費として46万2千円。

 同整備については埋蔵文化財調査費、実施設計、監理費、建設費について29億9763万9千円を限度額とし、2027年度までの債務負担行為を設定する。

 その他事業の一般会計では歳入歳出予算それぞれ1億727万6千円を増額。補正後の総額は103億1139万1千円となる。内訳は、人件費のほか、HPV感染症(子宮頸がん)予防接種事業、軽微な施設修繕や道路の維持補修などを計上している。

 二宮町議会の12月定例会は12月23日(月)まで開会。

大磯町

 大磯町では、職員給与や地域介護・福祉空間の整備等の老人福祉施設整備事業費などの歳出歳入予算1億4184万5千円を増額。補正後の総額は125億3949万2千円となる。

 大磯町議会の12月定例会は12月12日(木)まで開会。

 中井町議会12月定例会は12月3日(火)から6日(金)まで開会。議案については後日明らかとなる。

キリマンジャロ登頂時の体験談を話す裕之さん

「自分の心の声を大切に」 旭陵中で教育講演会

 平塚市立旭陵中学校で11月9日、PTA主催の教育講演会が開催され、市内在住の音楽デュオ「アクアマリン」のミマスこと三橋裕之さんと「Sachiko」こと妻の幸子さんが全校生徒292人に講演した。

 同校の合唱コンクールで毎年歌われている合唱曲『COSMOS』を作詞作曲した同デュオ。当日、裕之さんは夢を諦めず音楽の仕事を選んだ経験や同曲に込めた思い、合唱曲として広く知られるようになった経緯を話したほか、夫婦で色々な国を訪れた体験談を語った。

 裕之さんは「やってみたいことはとにかくやってみる。そして人生の岐路に立った時は自分の心の声を大切にしてほしい」と生徒たちにエールを送った。

 講演後には参加者全員で『COSMOS』を合唱。生徒代表からは感謝の花束が贈られた。

 同校では昨年から保護者を対象に行っていたPTA活動を見直し、生徒自らが教養を高め、保護者と共に学ぶ「教育講演会」を実施している。昨年はイグ・ノーベル賞栄養学賞を受賞した中村裕美東京大学大学院特任准教授を招いていた。

 同校の柴崎厚子校長は「今回の講演が、これから自分たちの進路を考える生徒たちの助けになれば」と期待を寄せた。

空き家対策の締結式

大磯町 行政書士と空き家対策 災害協定も締結

 大磯町は、大磯・二宮町、平塚市の行政書士が在籍する神奈川県行政書士会平塚支部と10月11日に災害時に関する協定、10月31日に空き家対策に関する協定を締結した。

 災害協定では、大磯町に大規模な災害が発生した際、同支部が会員を役場などに派遣し、り災証明書や各種行政に提出する書類の作成のほか、相談対応などの支援を行うとした。空き家対策の協定では、同支部が空き家の発生未然防止や適正管理、流通・利活用などの総合的な対策を推進し協力していくとした。1月30日には町立福祉センターさざれ石で無料相談会を実施する。

 同支部の金子智明支部長は「これで終わりではなく、今後の連携方法を大磯町としっかり相談していきたい」と意気込みを話した。

クリスマスマーケット 12月22日 中井中央公園

 クリスマスマーケットが中井中央公園(比奈窪580)のなかい里都まちCAFE前広場で12月22日(日)に開催される。午前10時〜午後3時。

 クリスマスグッズや飲食販売のほか、マッサージ、占いなどの体験ができる。チラシ持参で、サービス券またはプレゼントが当たる抽選会に参加できる(先着100人)。

(問)なかい里都まちカフェ【電話】0465・20・7393

勲章を持つ二宮さん

秋の叙勲 消防団に注いだ42年 平塚在住 二宮敏郎さん

 平塚市寺田縄在住の二宮敏郎さん(70)が、秋の叙勲で瑞宝双光章を受章した。消防団長を10年務めるなど、長年の功績に対して贈られた栄誉に「消防活動を長くやってこられたのは家族や仲間のおかげ。皆さんに感謝を伝えたい」と話す。

 二宮さんは1982年に地元の消防団に入団。2014年に第12代平塚市消防団長に就任し、今年3月に交代するまでの42年間、地域消防に力を注いできた。

 消防団長を務めた中で様々な改革を行ってきた二宮さん。訓練時から消防職員と連携するなど、顔の見える組織体制を整えた。「顔見知りになることで、火災現場で消防隊員から指示を受けたり、手伝いを提案したりできるようになった。地域をよく知る団員だからこそ、被災した人に寄り添える場面もある。これからも地域の安全のために、けがなく頑張ってほしい」と後輩たちにエールを送った。

市長と記念撮影する生徒

中学生が市長へ提言 七夕や地域振興がテーマ

 平塚市内の中学生が市政の課題を考え市長に提言する「ひらつかタウンミーティング」が11月21日に市内で開催され、落合克宏市長へ提言を行った。

 参加した生徒9人が「防災」「地産地消」「七夕」のグループに分かれ、11月初旬から話し合いを重ねてきた。

 「防災」グループは広報活動に着目。防災週間で学校に防災チャイムを流すことを提案した。「地産地消」グループは、周知不足を指摘し、学校で市役所の職員による出前授業を提案。「七夕」グループは、金曜日から開催している湘南ひらつか七夕まつりに対して、「平日は人が来ないので、その日を平塚市民の日にするといい」と提案。落合市長は「市民の日は素晴らしいアイデア。学校側が協力してくれるかが大切なのでこれから議論していきたい」と笑顔で回答した。

 主催した平塚青年会議所の猪股大輔理事長は「学生の視点に驚かされた。我々は今回の提言が実現されるように取り組んでいきたい」と感想を述べた。

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副会頭に就任した今井氏

平塚商工会議所 副会頭に今井氏(神奈中)

 平塚商工会議所(常盤卓嗣会頭)は11月18日、グランドホテル神奈中で臨時議員総会を開き、新たな副会頭に神奈川中央交通株式会社の代表取締役社長を務める今井雅之氏を選任した。

 今井氏の選任は、第29期(2022年11月1日〜25年10月31日)に副会頭を務めた鳥山優子氏が、8月27日に急逝したことを受けてのもの。任期は25年10月31日までとなる。

 今井氏は1968年生まれの56歳。神奈川県出身。青山学院大学を卒業後、神奈川中央交通株式会社へ入社。2023年より同社の代表取締役社長 社長執行役員を務めている。同会議所では「会頭をはじめ役員・議員一同力を合わせ、地域経済発展のため全力を尽くしていく」としている。

講師の宍倉さん

能登地震の教訓伝える 12月14日 平塚市で講演会

 市民団体・ひらつか防災まちづくりの会は12月14日(土)、「2024防災講演会」をひらつか市民活動センター(見附町1の8)で開催する。午後1時30分〜4時。

 第1部では、8月30日に発生した平塚の水害を同会が報告。第2部では、地震学者の宍倉正展さんが「能登半島地震を教訓に神奈川県西部の地震を考える」と題し、地震への理解を訴えるほか、将来起こり得る災害への備え方などを講演する。

 入場無料。定員60人。ZOOM参加可能。申し込み・問い合わせは同会の山田さん【携帯電話】090・1659・4343または

【FAX】0463・34・5738、【メール】goten463star@gmail.com

岩崎さん(左)と山田姉妹

チケットプレゼント クリスマスコンサート 12月15日 名曲を平塚で

 ひらしん平塚文化芸術ホール(見附町16の1)で12月15日(日)、「サンタクロースの贈り物Ⅵ〜ディズニー&世界の名曲を〜」が開催される。午後1時30分開演。この公演チケットを本紙読者5組10人にプレゼント。

 ソプラノ オペラ歌手の岩崎由紀子さん、ソプラノ・デュオの山田姉妹などが出演。同ステージのためにワークショップで合唱を練習した子どもや大人も登場する。

 希望者はメールの件名を「サンタの贈り物チケットプレゼント」とし、氏名、〒、住所、年齢、電話番号、本紙の感想を明記の上、【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。12月10日(火)締切り。(問)平塚市まちづくり財団【電話】0463・32・2237

様々な「巳」がずらり ぶたのしっぽで干支展

 来年の干支「巳」をテーマにした作品が並ぶ「干支『巳』展」が12月6日(金)〜10日(火)、大磯町のギャラリーぶたのしっぽ(大磯1292)で開催される。

 二宮町の自費出版会社「蒼天社」が主催する毎年恒例の「表現者の集い」として開かれるもので、今年で20回目。

 13人の作家による、1コマ漫画や筆文字、絵画など多様な作品が展示される。

 正午〜午後5時(最終日は3時)。入場無料。

(問)同ギャラリー【電話】0463・61・0516

左から渡邉智章副会長、落合市長、押谷会長、原真人理事

平塚YEG 「障害福祉に役立てて」 七夕イベント売上を寄付

 平塚商工会議所青年部(平塚YEG)が市の障害福祉対策に対して10万円を寄付したとして、11月22日に市から感謝状が贈られた。

 平塚YEGでは例年、湘南ひらつか七夕まつりで出店した売上の一部を市へ寄付しており、一昨年は子育て、昨年は一人親家庭への支援に役立てられた。今年は障がい福祉課窓口のサービス向上などに活用される予定。

 押谷祐基会長は「平塚YEGでも障害者雇用をテーマに勉強会を開くなど学びを深めている。障害者も住みやすいまちになれば」と話し、落合克宏市長は「若い世代の思いに応え、障害者に優しいまちづくりを進めたい」と感謝を述べた。

左から由井副将、大平主将、大井さん、成川教授

東海大学吹奏楽研究会 全日本コンクールで金

 東海大学吹奏楽研究会が10月に北海道で開催された「第72回全日本吹奏楽コンクール」大学の部で、2年連続、10度目となる金賞に輝いた。

 同会は9月の予選を勝ち抜き、全国に出場した。当日は常任指揮者である福本信太郎さんの指揮で課題曲『メルヘン』と自由曲『交響詩「ローマの祭り」よりI.チルチェンセス、IV.主顕祭』を披露。今まで金賞を獲れなかった因縁の会場と曲という逆境を跳ね返し、念願の金賞を勝ち取った。

 チューバを担当した大平裕太主将(4年)は「メンバー55人の一体感で楽しんで演奏できた」と振り返り、ホルンの由井希実副将(同)は「プレッシャーもあったが、今までで一番の演奏ができたと思う」と話した。

 同会部長の成川忠之教授は「重責やスケジュールの関係で疲労が溜まり一時は調子を落としたものの、よく立て直したと思う」と称賛。「吹奏楽は高校で盛んなイメージが強いと思うが、もっと大学吹奏楽も盛り上がれば」と期待を寄せた。

 同会の学生指揮者でコンクールではトロンボーンを演奏した大井颯人(りゅうと)さん(4年)は「自分たちはコロナで高3のコンクールが中止になってしまった世代。12月25日の定期演奏会をもって自分たちは引退するが、そちらも力を出し切っていい演奏を届けたい」と思いを語った。

目録を持つ石崎会長(左)と石井署長

友の会が警察激励

 平塚地区警察官友の会(石崎明会長)は11月18日、平塚警察署(石井清一郎署長)へ「年末年始特別警戒に対する激励」を行った。加えて「年末年始夜間特別警戒に対する補食」としてカップ麺800食分を贈呈した。

 石崎会長は「体調に気を付けて、年末年始の職務に当たってほしい」と激励。石井署長は「日頃から協力と支援をありがとうございます」と謝辞を述べた。

落合市長(左)と下山田代表取締役

災害時に生活用水提供 市と下田商会が協定締結

 平塚市は11月25日、(株)下田商会(四之宮)と災害時における井戸水の供給に関する協定を締結した。同日市役所で行われた締結式で落合克宏市長と下山田勇樹代表取締役が協定書を交わした。

 協定は災害時、同社が敷地内深さ約30mの井戸から市民に生活用水を提供するもの。今年元日の能登半島地震を受け、公共施設の水道工事などを手がける同社の技術を生かし6月に完成させた。

 下山田代表取締役は「報道を見て被災者には水が一番必要だと感じた。少しでも地域に貢献できれば」と思いを語り、落合市長は「30年以内に70%の確率で首都直下地震が起こるとされ、猶予がない状態。地域の防災を支えていただき感謝」と話した。

運動会の踊りを披露する児童

崇善地区子ども大会 踊りで笑顔に 300人が参加

 平塚市立崇善小学校で11月16日、同地区の子ども大会が開催され、児童・保護者ら合わせて約300人が参加した。

 崇善地区では毎年「踊り」をメインに実施している。今回もよさこい踊りや七夕踊り、運動会で披露した踊りなど、様々な踊りで会場を盛り上げた。そのほか、父の会による焼き芋や、PTAのヨーヨー釣り、江陽中学校科学部によるシャボン玉などの出店もあった。

 子ども大会を企画した崇善地区青少年指導員協議会の相馬喜昭会長は、「子どもたちの笑顔を引き出すために活動を続けている。笑顔で楽しんでくれてうれしい」と話す。昨年も参加したという女子児童(2年)は「ダンスが上手に踊れた」と笑顔をみせた。

ドラマの舞台となった教会

平塚バプテスト教会 『孤独のグルメ』の舞台に こひつじ食堂が題材

 平塚バプテスト教会(豊原町/平野健治牧師)のこども食堂「こひつじ食堂」が題材となったドラマ「それぞれの孤独のグルメ」(テレビ東京)の第6話が11月8日に放送された。

 俳優の松重豊さんが主演を務めるドラマシリーズ。第6話では同教会のこども食堂を舞台とし、妻を亡くしたばかりの男性と、大人と喋りたい少年のそれぞれの心と腹を満たす内容だ。

 同教会は5月にドラマ撮影の募集があり応募した。撮影は8月に行われたという。平野牧師の提案で、ドラマの中で平塚の特産品「シイラ」を使ったメニューを提供する場面もあった。「以前、こども食堂でシイラを提供したときに、子どもたちが喜んで食べていたので提案した」と話す。

地域の困り事相談

 こひつじ食堂は2020年10月にスタートし、月2回第3、4金曜日の午後5時〜7時に開催している。平野牧師は「ワンオペ育児や独居の高齢者など、お金以外で困っている人も多い。地域の困り事を相談できる場にできれば」と話した。

 ドラマは「U-NEXT」から視聴可能。

左義長を再現する様子(提供写真)

大磯小6年生 「左義長」再現 未来へつなぐ 地域の伝統文化継承

 大磯町立大磯小学校(成田麻紀校長)の6年生が11月15日の放課後、「未来へつなげ‼左義長続け隊〜大磯小 火の儀式〜」を同小で行った。

 大磯の左義長はセエノカミサン(道祖神)の火祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 同イベントは、左義長を通じて地域への理解を深めるとともに、学年としての一体感や連帯感を味わいながら、集団として成長できるようにとの思いで実施された。

 6年生は左義長再現にあたり、左義長保存会の協力のもと、円錐形のサイトを作るためのわら編みの指導を受けた。そのほか、左義長の歴史や伝統、現状や課題などについても話を聞いたという。

 当日は綱を引きあう「ヤンナゴッコ」などを行い、暗くなってからサイトに点火されると、児童からは歓声が沸き起こり、左義長の再現を楽しんだ。

 左義長に参加したことがなかったという児童は「たくさんの人に協力してもらって感謝の気持ち。この恩を返せるように、本当の『左義長』を盛り上げてつないでいきたい」と感想を話した。成田校長は「地域の伝統文化を継承していくためにも、このような学びを続け『大磯学』として定着できれば」と話した。

水神大神社の遷座祭の様子

大磯町 水神の社殿新たに 六所神社で遷座祭

 相模国総社として知られる六所神社(大磯町国府本郷935)で11月23日、境内に鎮座している水神大神社(すいじんおおかみやしろ)の遷座祭を実施した。氏子総代ら関係者が参加した。

 六所神社の水神はもともと、同神社の旧鎮座地の石神台に「地域の水神様」として祭られていたもの。1996年に現在の境内に遷座し、今回、奉納をきっかけに同じく境内にある千万池に移った。奉納者は「縁あって水神大神社を奉納することができた。今までと同様、この地域を大切に見守ってもらえればうれしい」と話していた。

 同神社では同日、秋の収穫に感謝する「新嘗祭」も行われた。

ガイドが説明する様子

錦絵の中の平塚宿 歩いて今昔探る

 平塚市観光協会は11月16日、錦絵に描かれた場所を歩き、平塚の今昔を探るツアー「錦絵を観ながら馬入川から平塚新宿、平塚宿を歩く」を開催した。

 江戸時代の風景や風俗を色鮮やかに描いた浮世絵「錦絵」などを基に、馬入川から京方見附までの約5・5Kmを巡り、東海道五十三次の7番目の宿場町「平塚宿」の面影を辿った。

 参加した市内在住の岡崎匡規さん(78)は「ガイドが知識豊富で楽しかった」と感想を話した。

農商生が花壇を整備 地元の公園に彩り

 平塚農商高校の花卉研究班の生徒9人が11月13日、平塚市の桜ヶ丘公園の花壇に実習で育てたパンジーやビオラ、ガザニアなどの苗を植えた=写真。3年前から同公園愛護会の会員も協力して年に2回実施されている。

 同班の馬場柑(みかん)さん(3年)は、「良い感じに配置できて楽しかった」と満足げに話した。

湘南国際マラソン 号砲は12月1日 西湘バイパスなど交通規制も

 西湘バイパス大磯西ICを出発し、国道134号を駆ける第19回湘南国際マラソンが、12月1日(日)に行われる。フルマラソンは午前9時にスタート。当日は西湘バイパスや国道134号などを中心に交通規制される。

 主な通行止めは以下の通り。西湘バイパス西湘二宮IC〜国道134号江の島入口間の上下線が午前8時頃〜午後3時45分頃、大会会場の大磯プリンスホテル付近と西湘バイパス大磯西IC〜国道1号国府本郷交差点は午前6時〜午後4時30分頃など。詳細はホームページ。(問)事務局【電話】︎0466・21・6667

「大磯町こども計画」の表紙デザイン募集 12月13日締め切り

 大磯町では現在、「大磯町こども計画」の表紙デザインを募集している。テーマは「こどもたちの 未来をひらくまち、 こどもまんなか わくわく おおいそ」。12月13日(金)必着。

 応募資格は町内在住・在学の小学生から高校生。応募は自作、未発表のもので1人1点まで。A4の用紙に縦書き、デザイン手法や画材は自由で、色彩はフルカラー。同町ホームページまたは子育て支援課の窓口で配布されている応募用紙に必要事項を明記の上、応募作品の裏面に貼り付けて郵送または持参する。提出先は同課子育て支援係。

 12月21日(土)には大磯プリンスホテルで開催予定の「大磯こどもサミット」会場で応募作品を展示し、来場者の投票で最も優れた作品を決定する。採用作品は同町ホームページで12月下旬までに公表される。

 問合せは同課【電話】0463・61・4100。

優勝した須藤さん(右)と同会の畑中啓治理事長

二宮町町民ゴルフ大会 244人が優勝争う

 第3回二宮町町民ゴルフ大会が11月11日、平塚富士見CCで開催され、21歳から89歳までの老若男女244人が参加した。二宮町ゴルフ協会主催。

 参加者は雄大な富士山のもと平塚コースと大磯コースに分かれ、前半9ホールのスコアで順位を競った。

 須藤賢二さんがグロス(G)44、ネット(N)34・4で優勝。森田英雄さんが(G50、N34・4)で準優勝。小熊朗さんが(G37、N34・6)で3位だった。後半のプレー終了後には賞品や参加賞が配られ、参加者らは喜びの声を上げていた。

ステンドグラスやとんぼ玉などクリスマスにちなんだ作品を展示 12月6日(金)〜10日(火)までラスカ平塚5階で開催

 西山ステンドグラス工房主催の「湘南のクリスマス展2024」が12月6日(金)〜10日(火)までラスカ平塚5階イベントスペースで開催される。展示・販売は午前10時〜午後6時(最終日は4時)。体験は午前11時〜午後5時(同3時)。入場無料。

 西山栄子さんと同工房の生徒が制作したステンドグラスやとんぼ玉、ガラスフュージング、ミクロモザイク作品などが展示・販売される。体験は1000円(材料費込)〜。

 問い合わせは西山さん【携帯電話】090・4672・0667。

多文化共生を学ぶ 中井町で人権講演会

 人権講演会「国際感覚で人権を考えよう〜文化の多様性を認め、外国人の生活習慣等を理解しよう!〜」が12月7日(土)、中井町農村環境改善センター多目的ホール(比奈窪56)で開催される。午後1時30分〜3時(開場1時15分)。

 日本で開催されたオリンピックに携わるなど様々な分野で活躍し、NPO法人世界の国旗・国歌研究会共同代表の吹浦忠正さんが講師として、多文化共生のヒントなどについて話す。

 定員は80人。入場無料。申し込み不要。

(問)中井町教育委員会生涯学習課【電話】0465・81・3907

フォト四季が作品展 12月10日から平塚市美術館で

 市内を中心に活動している写真クラブ「フォト四季」が平塚市美術館市民アートギャラリーで12月10日(火)〜15日(日)、「フォト四季写真展」を開催する。午前9時30分〜午後4時50分。初日は午後1時から、最終日は午後4時まで。

 同クラブ会員の作品約60点が展示される。

 今年創立28年を迎える同クラブは、会員12人で活動している。問い合わせは同クラブ加藤清信さん【電話】0463・32・8220。