東海大学吹奏楽研究会が10月に北海道で開催された「第72回全日本吹奏楽コンクール」大学の部で、2年連続、10度目となる金賞に輝いた。
同会は9月の予選を勝ち抜き、全国に出場した。当日は常任指揮者である福本信太郎さんの指揮で課題曲『メルヘン』と自由曲『交響詩「ローマの祭り」よりI.チルチェンセス、IV.主顕祭』を披露。今まで金賞を獲れなかった因縁の会場と曲という逆境を跳ね返し、念願の金賞を勝ち取った。
チューバを担当した大平裕太主将(4年)は「メンバー55人の一体感で楽しんで演奏できた」と振り返り、ホルンの由井希実副将(同)は「プレッシャーもあったが、今までで一番の演奏ができたと思う」と話した。
同会部長の成川忠之教授は「重責やスケジュールの関係で疲労が溜まり一時は調子を落としたものの、よく立て直したと思う」と称賛。「吹奏楽は高校で盛んなイメージが強いと思うが、もっと大学吹奏楽も盛り上がれば」と期待を寄せた。
同会の学生指揮者でコンクールではトロンボーンを演奏した大井颯人(りゅうと)さん(4年)は「自分たちはコロナで高3のコンクールが中止になってしまった世代。12月25日の定期演奏会をもって自分たちは引退するが、そちらも力を出し切っていい演奏を届けたい」と思いを語った。
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