都筑区版【3月13日(木)号】
救急救命の実演を行う消防署員と平川さん(右)

都筑消防署 開館前のホールで訓練 ボッシュ社含め合同で

 都筑消防署(増山敬太署長)は3月4日、16日の開館を前にした都筑区民文化センター「ボッシュホール」(小川弘館長)で、「消防総合訓練」を実施した。訓練はボッシュ株式会社(クリスチャン・メッカー代表取締役社長)と同ホールの3者合同で行われた。

 訓練は、全国の「春の火災予防運動」に合わせて行われたもの。都筑区とボッシュ社は昨年12月、文化振興や次世代育成、防災などを対象に「地域活性化に関する包括連携協定」を締結しており、訓練は協定に基づく取り組みの一環でもある。

 訓練は、同社で出火し、延焼が拡大したことを想定。同社社員らは消火栓などを使った初期消火方法の確認や避難訓練を行った。その後、同ホールのメインホールで、同署員らによる救命救急の講習が実施された。

 講習では、スマートフォンで消防司令センターと映像を送受信するシステム「映像119」の紹介やAEDの使用方法を解説。また、同ホールの総務管理を務める平川進さんを交え、救命処置の実演も行われた。

 同署の渡邉史子副署長は「同社は最新の設備に加え、緑もある素晴らしい環境。今後も働きやすい環境を保つため、安全への意識を高く持ってほしい」と社員らに呼びかけた。

 平川さんは「施設内の消火設備やAEDの使い方などを学ぶ貴重な機会になった。ホールが開館すると老若男女問わず、多くの人が出入りする場所になる。事前に学べて良かった」と話した。

スポーツフロアの利用イメージ

横浜国際プール メイン「廃止」が決定 市、再整備計画を発表

 横浜市は3月3日、横浜国際プールの再整備事業計画を公表した。昨年12月に示した原案通り、メインアリーナのプール利用を廃止し、通年スポーツフロアとして整備する。2025年度内に、民間の資金や技術などを活用するPFI方式による実施方針などを公表する。

費用は約100億円

 横浜国際プールは、開館から25年以上が経過。施設の老朽化に加え、夏季はプール、冬季はスポーツフロアとして利用するメインアリーナの運営方法で、床転換の費用や休館期間など、経済性の観点で課題を指摘されていた。

 市は施設の長寿命化だけでなく、市民サービスの向上、持続可能な施設運営、地域全体の魅力向上を目指し、再整備を検討。地域住民や水泳関係団体などとの意見交換を重ね、昨年6月にメインアリーナの利用を通年スポーツフロアとするなどの内容を盛り込んだ再整備計画の素案を示していた。

 素案に対し寄せられた意見を踏まえ、12月の横浜市会にサブプールの観客席の増設やトイレ、更衣室などにインクルーシブの視点を取り入れた練習用プールの新設、北山田駅からの斜行モノレールの整備などを盛り込んだ原案を示しており、計画は原案通りでの公表となった。

 再整備に係る費用はおよそ100億円。老朽化などに対応するリニューアル工事を実施するのに比べ、約26億円多いが、市は、指定管理料などランニングコストで年間約1億9千万円削減できると試算している。

 再整備にあたり、市は「次世代を育む複合型スポーツアリーナ」をリニューアルビジョンとして打ち出し、市民のスポーツ実施率の向上、子育て世代を中心とした地域の居場所づくり、地域経済の活性化などを期待する。また、施設の魅力を高めることで収益性の向上を図り、持続可能な施設運営を目指す。

 再整備は25年度にPFI方式での実施方針などを公表。早ければ28年度に着工となる。なお現施設の利用は、着工まで通常利用が可能。

Bプレミア基準に対応インクルーシブ視点も

 計画によるとメインアリーナは、空調設備の更新や天井脱落対策などの工事を施す他、スポーツ興行の利用の観点から、現在最も要求水準の高いプロバスケットボールリーグ「Bプレミア(現Bリーグ)」のホームアリーナ基準に沿い、アリーナ機能の拡充とスイート・ラウンジやファミリー席などの整備を行う。

 サブプールは、観客席を現状の355席から約2倍の700席程度に増設。エントランスからプールサイドまでバリアフリー動線を確保し、「だれでも更衣室」、バリアフリートイレを設置。また日本水泳連盟が定める公認大会や県レベルの大会、予選会で使用できる「国内プールA」を念頭に整備する。

 新設の練習用プールは25m×5レーンで、多目的スペースなどの付帯設備を持つインクルーシブな視点を踏まえて整備。

 また子どもや親子が中心に楽しめる空間整備として、スポーツマンガライブラリーや休憩コーナー、ベビールーム、屋外遊具を、脱炭素や地域防災力の向上を目指して、LED照明やかまどベンチなどを設置する。

 横浜国際プールは、メインプールやダイビングプールなど国際基準を満たす県内最大の本格的水泳用プールとして1998年7月に開館。パンパシフィック水泳選手権大会(02年)やシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)ワールドカップ(06年)などの国際大会の会場としても使用されてきた。今回の再整備で、名称は変更となる。

いよいよ3月16日に開館する都筑区民文化センター「ボッシュ ホール」(上写真、右奥に建つのがボッシュ社の本社)、展示などに使用される1階のギャラリー(左下)、建物の外観やホールの緞帳(右下)、座席などは地層をイメージさせるデザインになっている

区民待望の文化センター ボッシュホール16日(日)、開館

 都筑区民待望の区民文化センター「ボッシュホール」がいよいよ3月16日(日)に開館する。当日は午前10時から記念式典が行われるほか、午後5時からはこけら落とし公演として、都筑区出身のバイオリニスト・東亮汰さんのコンサートが開かれる。

300席のホール生徒も協力壁面画

 都筑区民文化センター(中川中央1の9の33)は、センター北駅から徒歩約5分。地上4階、地下1階。高さ27・8m。鉄筋コンクリート造で一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造。

 施設内容はホール、リハーサル室、ギャラリー、練習室(2室)会議室(2室)など。

 同センターは「歴史と未来の融合(フュージョン)」コンセプトに掲げ、外観やホールのステージに掛かる緞帳、座席などに地層を模したデザインが施されている。

 建物は、すぐ真横を市営地下鉄が走る立地だが、最新鋭の防音・防振設備で館外の騒音対策がなされている。

 1階は一面大きなガラス張りで、外からも館内の活動の様子やにぎわいを見ることができる。

 作品展示や個展などで利用できる約120平方メートルのギャラリーは、メイン、サブ両方の出入口の正面近くに位置しており、館内の催しの様子を外にも発信できる仕掛けになっている。

 メインとなるホールの舞台の大きさは、13m×13mで市内の区民文化センターでは最大。フルオーケストラの演奏も可能。席数は305で、親子で使用できる防音の個室も備わっている。

 ホールの「顔」ともいうべき2階ホワイエの壁は、アーティストの山下良平氏と中川中学校、東京横浜独逸学園の生徒らが協力して制作した大きなウォールアートになっている。

初の単独施設初の命名権も

 区民文化センターの建設地は、港北ニュータウンの開発当初から「市民文化ホール(仮称)」の建設予定地として整備される計画だった。1994年に都筑区が誕生し、計画的な街づくりが進められる一方で、文化施設用地は長年にわたり未整備であり、区民からは文化施設整備への期待が高まっていた。暫定施設として08年に「都筑の文化 夢スタジオ」が運営されるなど、区民の自主的な活動も活発に行われていた。

 横浜市は、16年に民間事業者へのサウンディング型市場調査を実施。区民文化センター整備を条件とした土地活用について検討。区民文化センターのコンセプトや施設構成、運営の方向性などを議論し、答申としてとりまとめるにあたり、区民の意見を取り入れ、地域に根差した個性ある文化の創造に寄与する区民文化センターの基本構想をまとめるため、11人の委員で構成する「横浜市都筑区における区民文化センター基本構想検討委員会」を設置した。

 センター整備には複数の事業者から参加意向があり、18年、ボッシュ株式会社を代表企業とするグループが「都筑区における区民文化センター等整備予定地活用事業」の事業者に決定した。敷地面積は約1万2千平方メートル。市内の区民センターでは、初めての単独施設となった。

 事業者は敷地内にセンターのほか、ボッシュ社の新拠点(現本社)を整備。22年1月に着工。23年6月、横浜市とボッシュ社は市内の区民文化センターでは初めてのネーミングライツ契約を締結。センターの愛称は「ボッシュホール」となった。契約は年間1100万円(税込)で、35年までの10年間。

 ボッシュ社の本社は24年5月に、センターは同年9月に竣工した。

 センターの運営を担う指定管理者には、株式会社tvkコミュニケーションズ、株式会社神奈川新聞社、株式会社東急コミュニティーからなる「つづきアート&メディアパートナーズ」が選定された。

BFTで相乗効果

 開館を前に24年11月、ボッシュ社と都筑区は地域活性化に関する包括連携協定を締結。ホールと同社、両社の間の全天候型広場を含めたエリアを「ボッシュ・フォーラム・つづき(BFT)」とし、賑わいの創出や防災に関する連携などの取り組むを行う。協定締結後の12月には、開館に先立ちクリスマスイベントを開催した。

ロゴマークの発表ミニコンサートも

 開館日の3月16日には、午前10時から記念式典が開催される。

 式典では、ロゴマークの発表のほか、こけら落とし公演に出演するバイオリストの東亮汰さん、ピアニストの三又瑛子さん、30日にコンサートを行うつづきジュニアストリングスによるミニコンサートが行われる(式典、ミニコンサートは事前申込当選者のみ)。

アニメ「マッシュル」マッシュ・バーンデッド役など、人気作品で声優として活躍する 小林 千晃さん 横浜市出身 30歳

遠回りの経験も演技に

 ○…声優として人気アニメ「マッシュル」主人公のマッシュ・バーンデッド役をはじめ、「葬送のフリーレン」シュタルク役など話題作の出演が続く。それでも「自分の力は、作品が持つ力の何万分の一にも満たない」と語る。「製作にかかわる多くの人が良い作品にしたいと思いを込めている。そんな中で自分の演技を選んでもらえた光栄に報いたい」

 ○…子どもの頃は「目立ちたがり屋で先生によく注意されてました」。小中学生時代はバスケやボクシング、陸上競技と挑戦したが、どれも長くは続かなかった。唯一、のめり込んだのが「映画」。物語や映像美よりも、「ディカプリオのたたずまいや演技に魅了されて」。アルバイト代を貯めて、高2の時に俳優養成所の門を叩いた。

 ○…未経験だったこともあり、演技以前に発声や滑舌など基礎的なことでダメだしされる日々。さらに同世代は受験勉強を本格化し始める中での焦りも。「才能はないし、勉強もあんまり。だから自分には、もう根性しか残ってなかった」。悔しさをバネにレッスンに通い続けて技術を磨いた。その後、アニメへの興味から大学在学中に声優オーディションを受け、数千人の中から入賞に選ばれたのが転機に。「声でなら、やれるのかも」。大学を辞めて、声優養成所を経て現在の(株)大沢事務所に入所した。

 ○…昨年発表したフォトブック「CHEER」も地元横浜を舞台に選び、今も正月には毎年地元の神社へ足を運ぶ。また本牧エリアなど「海も山もあり、街はアメリカン。港町らしい異文化あふれる雰囲気がいい」と笑む。「横浜の人はフラット。親切を押し付けすぎず、誰とでも仲良くなれる人が多い」。自分も他人も大切に――。その思いで誠実に声を届ける。

優勝したチームメンバー

横浜市各区選抜送別大会 HitジュニアがⅤ 激闘制し、有終飾る

 都筑区を拠点に活動するHit野球塾の塾生を中心とした6年生の少年軟式野球チーム「Hitジュニア(紅)」は3月2日、岸根公園少年野球場(港北区)で行われた「第26回横浜市各区選抜対抗送別大会」決勝で全港北に5対4で勝利を収め、優勝した。

 同大会は、卒業を控えた小学6年生を対象に、市内各区、地域の選抜チーム25チームが参加。

 今期12期生となるHitジュニアは、横浜や川崎市などの児童らが所属。今大会は紅と白チームに分かれて出場した。

 紅は、中山選抜(緑区)、オール西、同門対決となるHitジュニア(白)に勝利。準決勝では横浜港南スターズとの投手戦を1対0で制した。決勝の相手は全港北。初回に2点本塁打で先制するも逆転を許す苦しい戦いながら、5回に逆転し、栄冠を勝ち取った。

 中島優仁主将(茅ケ崎台小)は「みんながまとまり勝つことができた。小学生最後の大会で優勝でき、中学にもいい流れで入れる。それぞれ活躍してほしいし、自分も頑張りたい」と話した。

横浜健康経営認証 職場環境整備の第一歩 区内から新たに25事業所

 横浜市は、従業員などの健康保持や増進に関する取り組みなど「健康経営」に取り組む市内事業所を「横浜健康経営認証」事業所として認証している。今年度は、新たに新規146を含む409事業所が認証を受けた。認証期間は、応募が初めての事業所は2025年4月1日から27年3月31日までの2年間。2回目以降の事業所は29年3月31日までの4年間。今回の認証を経て、4月1日時点での認証事業所は940となった。

 認証は「経営者の理解と関与」「健康経営の推進」「取組の評価」の視点から評価し、AからAAAまで3つの区分で実施している。

 都筑区内で認証を受けた事業所は25事業所(左表※公表を希望しない事業所を除く)。

同級生や聞き手として招かれた地域の大人の前で発表する生徒

地域に発表「私の3年間」 中川中でキャリア教育

 卒業を目前に控えた中川中学校の3年生が3月4日、同級生や地域住民らを前に、自らの中学3年間を振り返り、成長した点や卒業後の進路、将来の夢などを発表した。

 発表は、キャリア教育の一環で行われ、昨年に次いで2度目。校外の人の前で発表することで、地域や社会の一員であることの自覚やコミュニケーション能力の育成などを図る狙いがある。今回は「自分を語ろう!」と題し、これまで経験したこと、今後に生かしたい事、将来の夢などについて、事前にプレゼン資料をまとめ準備をした。

 約200人の3年生は10グループに分かれ、同じグループのメンバーと学校運営協議会の委員や同校の卒業生など聞き手として招かれた地域の大人の前で、パソコンとモニターを使って発表した。

初めて知る級友の思い

 長澤はな香さんは、部活のバドミントンを中心に発表。「自分の頑張ったことを伝える機会はあまりないので『皆聞いて!』という感じで話せた」と振り返った。

 陸上部で部長を務めた堀紗希さんは「自分のことを喋るのは自慢のように聞こえるのではないかと心配だったが、3年間を振り返り、自信を持って今までの成績を誇れるようになった」と笑顔を浮かべた。

 学級委員で人前で話すことも多かったという辻川大晴さんは「自分のことを話すのは緊張したが、決意を語る気がして『やるぞ!』という気になった」とやる気をみなぎらせていた。

 3年連続で応援団長を務めた小沼一樹さんは自身の発表はもちろん、「卒業を前にクラスの皆の夢を知ることが出来てよかった」と新しい発見を喜んだ。

 プロ野球選手になる夢を語った鈴木蒼空(そら)さんは「夢を語って馬鹿にされたことがあったが、将来の夢は自分のものだから貫いて恥じないように皆の前で話せてすっきしりた」と前を向いた。

「将来が楽しみ」

 この日、聞き手として招かれた一人、相澤淳也さんは、高校生を含む4人の子どもの父親。「自分の子どもを見るようだった。人前で自分のことを発表するのは緊張しただろうし、大変だったと思うが、立派に発表する姿に、勉強させられることばかりだった」と舌を巻いた。

 同校の13期生という宮本毅さんは「戸惑いながらも3年間を総括して将来を語る姿はとても頼もしかった。将来が楽しみ」と目を細めた。

文化芸術で心豊かに 佐々田賢一区長

 都筑区民の皆様待望の都筑区民文化センター「ボッシュ ホール」が、センター北駅から徒歩約5分のエリア「ボッシュ・フォーラム・つづき」にて、3月16日、いよいよ開館します。

 約300人を収容でき、広い舞台が特徴の「ホール」やアート作品を展示できる「ギャラリー」、少人数でアコースティックやバンドなどの演奏ができる「練習室」、ホールの舞台と同じ広さがあり、小規模なイベントも開催できる「リハーサル室」など、充実した設備を有しており、音楽・演劇・伝統芸能をはじめとする様々な文化芸術活動でご利用いただけます。また、バリアフリーで誰もが安心して利用できる施設になっています。

 新たな文化芸術拠点の誕生により、都筑区の文化芸術活動が今後ますます盛んになっていくこと、そして鑑賞や活動、また体験や交流を通じて心豊かに暮らせる街づくりに繋げていきます。皆様のご利用をお待ちしています。

会場図 駅前に春の賑わい 22、23日センター北まつり

 ボッシュホール開館翌週末の3月22日(土)、23日(日)の2日間は、センター北駅前周辺を会場に、恒例の「センター北まつり」が開催される。午前10時から午後4時。主催はセンター北商業振興会。

 会場には模擬店に加え、フリーマーケット、みなきたマルシェのブースが所狭しと並ぶ。模擬店で買い物をするともらえる抽選券で参加できる大抽選会は午後2時30分から。

 芝生広場前に設けられたステージでは約40の個人・団体がダンスや歌、バンド演奏、空手演舞などを披露する。子どもに人気のちびっこバスも登場する。

近隣SCでもイベント

 まつりにあわせ、近隣ショッピングセンターでもイベントを実施する。

 開館25周年を迎えたモザイクモール港北は22日、4階エスカレーター広場で、工作とラリーを融合させたオリジナル企画「あそびの学校パーツラリー」を開催。館内4カ所を回って巨大なSLを完成させる。午後1時から4時。対象は4歳から小学6年生までで先着100人。

 港北みなもは第4土曜日にあたる22日、2000円以上買い物した人に最大1000円の買物券が当たるスクラッチ券が進呈されるキャンペーンを実施。

 ショッピングタウンあいたいでは22、23の両日、「あいたい&北まつりぐるっとスタンプラリー」を開催。ヒントをもとに、まつり会場内の2次元コードをすべて見つけるとプレゼントがもらえる。

 ノースポート・モールでは22、23日、2階センターコートとセンターアベニューで「のすぽのパンマルシェ&TEAFES」を開催。午前10時から午後5時。なくなり次第終了。

<PR>
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
メール版タウンニュース、タウンニュース for LINEの読者それぞれ毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼントします。ギフト券の進... (続きを読む)

0歳からのクラシック 5月24日 ボッシュホール

 親子で愉しむ「0歳からのクラシック あつまれキッズ&ファミリー」が5月24日(土)、ボッシュホール(センター北駅徒歩5分)で開催される。主催はミライスタジオOKA。午前10時20分から11時10分。

 川原千晶さん(ソプラノ)、稲川理紗さん(バイオリン)、中村あやのさん(ピアノ)で構成される「エピストリオ」や、区内在住の音楽家・末岡聡一郎さんらが出演。ゲストにマリンバ・パーカッション奏者の山地章子さんを迎える。

 演目は、クラシック読み聞かせコンサートのためのオリジナル読み聞かせ絵本『森のヴァイオリン』から「ロンドンデリーの歌」や「春の声」、「熊蜂の飛行」など。

 チケットは大人2500円、2歳から小学生1000円。0、1歳の膝上は無料。

読者プレゼント

 タウンニュース読者の中から抽選で30人に、小学生以下のチケット招待券をプレゼント。応募は左記二次元コードから。

みなきたマルシェ実行委員会のメンバー

「横のつながり」生み出す  センター北でイベントを運営 みなきたマルシェ実行委員会

 「みなきたマルシェ実行委員会」は、都筑区の事業者などにビジネス拠点を提供する「まちなかbizつづき」(小杉駿介代表)の会員らが発足。センター北の恒例イベント「みなきたマルシェ」をはじめ、5月24日・25日に、横浜市歴史博物館で開催される「歴史未来フェス」など、地域イベントの運営を行っている。

きっかけは野菜販売

 「都筑区は大型商業施設が立ち並び、交通の便も良く、便利な一方で、地域住民同士の『横のつながり』が少ない」と課題を感じていた小杉代表。そこで「セン北あさいち」と称して野菜の販売会を開始したところ、地域住民との交流が増えたことを実感。その後「地域のコミュニティとして、野菜の販売だけでなく、商店街を作ってみては」とみなきたマルシェを企画した。

 初開催から約3年が経ち、次回で35回目。3月は22、23日のセンター北まつりに出店する。小杉代表は「今後も都筑区を盛り上げるため、工夫を凝らして『来て良かった』と思ってもらえるようなイベントを企画したい」と意気込む。

文化交流の拠点に

 ボッシュホールの開館を機に、「イベントなどを通して地域住民に親しまれ、交流が自然と生まれるような場所になれば」と期待を寄せる小杉代表。

 昨年12月にはボッシュ社とコラボし、隣接する全天候型広場で「出張みなきたマルシェ」と題してイベントを開催。小杉代表は「みなきたマルシェだけでなく、街bizつづきのイベントなどでも積極的にコラボを図り、地域発展に貢献したい」と笑顔で語った。

思い描いた「夢」の先へ NPO法人都筑文化芸術協会理事長 金子進さん

地域発展のために

 金子進さんは、都筑区の文化の醸成に深くかかわってきた一人。NPO法人都筑文化芸術協会の理事長として、都筑区民文化センターの記念公演「つづきジュニアストリングスコンサート」の開催に協力するほか、「都筑区民文化祭」の実行委員長を務めてきた。

 区内の文化・芸術の推進に尽力している金子さんにとって、センターの建設は悲願だった。

 現在センターが建つ場所は、港北ニュータウン造成時から「文化施設用地」とされていた土地。金子さんは、文化施設の建設要望を提出していたが、市からの回答は「時期尚早」。金子さんは区との話し合いで、建設が決まるまでの暫定措置として「都筑の文化 夢スタジオ」建設の道筋を立てた。夢スタジオは2008年12月にオープン。管理運営委員会の委員長として数々のコンサートやワークショップ、盆踊り大会などを催し、地域の文化発信に努めてきた。

 センター整備を条件に土地活用事業者の公募が始まったのは16年。区民文化センター整備が動き出した。金子さんは17年に発足した「横浜市都筑区における区民文化センター基本構想検討委員会」の一員に選ばれ、開館に向けて意見を出した。「夢スタジオ」は、整備予定地の活用が進展したことを受け、「暫定施設としての役割を終えた」として、18年3月に閉鎖した。

 金子さんは「夢スタジオの『夢』は、まさに区民文化センターの設立。長年思い描いてきた夢が叶ってうれしい。今後更に、都筑区の文化が発展することを期待している」と瞳を輝かせた。

 金子さんは「都筑区の発展には、文化の醸成が不可欠。文化の底上げに協力してくれる人も多く、ありがたい」と周囲への感謝を述べ、「今後も都筑区の発展に向けて、区民の文化活動を裏方として支えていけたら」と語った。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

クラシックの魅力を広める バイオリニスト・東亮汰さん

 市内で一番新しい区民文化センターのこけら落とし公演は、市内で一番平均年齢が若い都筑区らしく、地元出身の25歳のアーティストが務める。「ホールが建つ場所が更地の頃しか知らなくて、ホールが建つという噂を聞いて、もしクラシックが演奏できるようなホールならば、いつかは演奏してみたいと思っていた。このような素晴らしいホールができたのは嬉しいし、まさかそのホールのこけら落としで演奏ができるとは思ってもおらず光栄。本番が楽しみ」と爽やかな笑顔を浮かべ、喜んだ。

 こけら落としの公演は、ボッシュホールの指定管理者「つづきアート&メディアパートナーズ」が、地元出身で新進気鋭のアーティストであり、国内だけでなく世界に羽ばたき、活躍していく若手ということで白羽の矢を立てた。奇しくも昨年、第30回ヨハネス・ブラームス国際コンクールで第2位になり、「都筑スポーツ・文化賞」を受賞しており、満を持しての「凱旋公演」となる。チケットは早々に完売。期待の高さがうかがえる。

 母がアマチュアオーケストラで弾いていたこともあり、生活の一部だったバイオリン。4歳から習い始め、迷うことなくバイオリニストを目指してきた。バイオリンの魅力について、「弦と弓の摩擦をコントロールしながら表現する音色づくり」と語る。協奏曲を中心に、数多くの作品に関われることも、他の楽器と比べ惹かれるところだとも。

 いよいよ本番。最近は気負うことなく程よい緊張感の中で演奏できるという。自身の演奏を通じて「クラシックを身近に感じてもらい、リラックスして楽しんでもらえれば」と期待した。

都筑の文化の拠点に 都筑クラブ名誉会長 山田美千子さん

 昨年の区制30周年で「区制功労賞」を贈られた山田美千子さん。都筑区誕生の前から地域文化の発展に大きく貢献してきた功績が認められての受賞だった。

 ボッシュホールについては、ホールが建つ前に暫定的に設置されていた「都筑の文化 夢スタジオ」の設置、運営にも関わっており、期待は人一倍。開館整備が決まった段階で、区が住民から募集した意見にもアイデアを出した。「建設前に区が住民から丁寧に意見を聞いてくれたおかげで舞台と同じ広さのリハーサル室や300人規模のホールなどの意見が反映されており、凄く期待している」と胸を膨らませる。

きっかけはPTA

 山田さんの活動は、港北ニュータウン(以下、港北NT)の歴史と共にある。

 山田さんは港北NTへの入居が始まった1983年に荏田南地区に転居。当時は小、中学校とマンションがあるだけの「何もない場所」だった。小学校の初代PTA会長を務めた山田さんは「子どもたちのために何かできないか」と役員や「ママ友」らと夏まつりや体育館を使ったイベントを企画。86年には住宅都市整備公団の職員から紹介され、劇団「風の子」の上演を成功させた。

「丘の手」横浜

 PTA活動を通じて地域の人々との輪を広げた山田さん。自らもハードロックバンドのメンバーとして舞台にも立ちつつ、文化活動を積極的に推進。地域情報誌「フラミンゴ」の発行やボランティアグループ「港北NTイベント倶楽部」(現都筑クラブ)をはじめとする数多くの団体の発足など、活動を通じて地域を盛り上げ、地域に根ざした「丘の手」文化の醸成に情熱を注いできた。

笑顔の手段

 いよいよ目前に迫った新ホールの開館。「都筑クラブ」で掲げてきた「笑顔がいっぱいの街づくり」の手段の一つが文化と語る。「悲しいことがあっても、笑顔になれるのが地域の文化の力だと思う。都筑区にとって、ボッシュホールがその拠点となり、さまざまな団体が利用し、活発な活動を展開してくれれば」と期待を寄せた。

神奈川県 ママリ連携で専門家相談 子育てLINE機能強化

 神奈川県は、子育て支援アプリ「ママリ」と連携するなど、子育て支援情報を提供するLINE公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」の機能強化に力を入れている。

 「ママリ」との連携では、かながわ子育てパーソナルサポート内に専門家相談のボタンを配置。ママリを用いて、子育てパーソナルサポートユーザーは、妊娠〜2歳未満の子どもがいるユーザーで月2回無料で専門家サービスが受けられ、24時間365日相談できる。ほかにも、チャットボットを利用して、子育て支援情報などを検索できたり、かながわ救急相談センター(♯7119)に直接つながる機能を配置。住まいの地域や子どもの年齢に合わせた子育て情報の発信も行う。

 友だち登録は下記の関連リンクから。

ポポラサテライト 「話す」「聞く」の専門家に相談 親子の会話の悩み解決

 都筑区子育てセンター「ポポラ」と「ポポラサテライト」では3月22日(土)、言語聴覚士による「じっくり相談」が行われる。午前10時から午後4時。

 相談員は言語聴覚士の高濱美佐子さん。言語聴覚士は、言葉によるコミュニケーションの問題に関する専門家。「文字が読めない」「気が散りやすい」「うまく話せない」など、親子の間でのコミュニケーションに悩む人は、解決の糸口がつかめるかも。相談は事前予約制で申込み先着順。相談は無料。個室での相談も可。

 申込み・問合せはポポラサテライト【電話】045・507・6856まで。

三好諒氏

参院選 れいわ 三好氏擁立へ 39歳、消費税廃止訴える

 れいわ新選組は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に元外務省職員の三好諒氏(39)を擁立することを決めた。

 三好氏は2013年に外務省入省、21年退職。22年から山本太郎参議院議員の秘書を務め、24年の衆院選で神奈川2区から立候補していた。3月11日の会見で「しがらみのない政治で消費税廃止や社会保険料の減免などを訴えたい」と述べた。

「おやこフロア」のイメージ(市提供)

中央図書館に「おやこフロア」 4月22日オープン

 横浜市は中央図書館=西区=の一部を親子向けのフロアにしリニューアルし、4月22日にオープンすることを発表した。

市は同館や野毛山動物園がある野毛山地区全体でまちづくりを進める「のげやまインクルーシブ構想」を掲げており、同館のリニューアルはその第一弾となる。

 計画では、同館1階全体を「のげやま子ども図書館」とし、喫茶店が入っていたレストランフロア部分を「おやこフロア」として改装する。同フロアは約300平方メートルで、未就学児と保護者を対象としている。

AIで絵本探し

 白木の本棚が並び、絵本のほかにおもちゃも置かれ、本を読むだけではなく、休んだり話したりできるようになっており、同構想の理念である「誰もが分け隔てなく、学び、楽しみ、やすらげる」を実践する場となる。AIを活用した絵本推薦システムを導入し、子ども向けの端末では、ロボットと連動して楽しく本を探せるようにする。フロアに設置する自動販売機では、紙おむつや液体ミルクを扱う予定で、「楽しく過ごせる場」を目指す。

 同館の担当者は「『赤ちゃんが声を出すので、図書館に行けない』と思っていた方にも安心して来ていただきたい」と話す。

 「のげやま子ども図書館」全体の完成は2026年度中の予定。「おやこフロア」のオープンと同日に野毛山動物園のふれあいコーナーや屋内休憩棟も新しくなる。

議論する(左から)山中市長、古川政務官、辻教授

大都市制度考えるシンポジウム 山中市長は「特別市」早期法制化訴える

 新たな大都市制度について考えるシンポジウムが3月8日、戸塚区民文化センター「さくらプラザ」で行われた。指定都市市長会の主催で横浜市の共催。

 前半は一橋大学大学院の辻琢也教授が横浜市などが目指す、道府県から権限や財源を得て政令市が独立する「特別市」について解説。後半は辻教授に山中竹春市長と古川直季総務大臣政務官を交えたディスカッションがあった。

 山中市長は県と市の二重行政の例を挙げ、「都市の活力を高められる」と特別市の早期法制化を訴えた。古川氏は「住民への影響があるかという視点で丁寧に議論を積み重ねるべき」と話した。

山中市長(前列中央)と両校の選手ら

高校野球 センバツ出場の横浜と横浜清陵が山中市長訪問

 第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)に出場する横浜高校=金沢区=と横浜清陵高校=南区=の選手や監督らが10日、横浜市役所を訪れ、山中竹春市長を訪問した。

 6年ぶり17回目の選抜出場となる横浜の阿部葉太主将は「全力で最後まで一生懸命戦いたい」と述べ、村田浩明監督は「窓から見える富士山のように日本一を目指す」と勝利を誓った。

 「21世紀枠」で春夏通して初の甲子園出場となる横浜清陵の山本康太主将は「甲子園で勝つという目標へ向けて頑張りたい」と話し、野原慎太郎監督は「今まで通りの野球で横浜市を盛り上げたい」と語った。また、村田監督とは以前から親交があり、「横浜高校と一緒に甲子園に出場できるのは、言葉では表せない思い」と感激した様子だった。

 山中市長は「横浜市民の期待を背負い、大暴れする姿を楽しみにしている」と活躍を願った。

 横浜は大会2日目の第2試合で市立和歌山と、横浜清陵は4日目の第1試合で広島商業とそれぞれ対戦する。

シャフルボードを体験 葛が谷公園 多目的広場で

 シャフルボードの無料講習会が4月12日(土)・19日(土)・26日(土)、葛が谷公園(茅ケ崎南5の23)の多目的広場で開催される。主催は、横浜シャフルボード協会。午前9時から正午まで。雨天中止。

 シャフルボードは「陸上のカーリング」とも呼ばれ、長い棒(キュー)を使い、2人のプレーヤーがコートの反対側にある得点エリア目がけて、円盤(ディスク)を交互にシュート。最後に得点エリア内に残った合計得点を競い合う。

 申込みは、同会・酒井さん【電話】045・591・4855へ。

火災予防を呼び掛ける消防署員

火災予防を促す セン南で啓発チラシ配布

 都筑消防署(増山敬太署長)は3月7日、「春季全国火災予防運動」の一環として、センター南駅で啓発運動を行った。

 火災予防運動は、火災予防思想の普及や火災防止などを目的に、3月1日から7日まで、全国で行われている。

 この日は、同署員や消防団員10人が参加し、防火啓発や消防団入団促進のチラシを配布した。

 同署総務・予防課の担当者は「今年に入り、区内では火災が多発しており、中でも放火(疑いも含む)が多い。対策として、家の周りに燃えやすいものを置かないなど、『放火をさせない環境作り』を徹底してほしい」と呼びかけている。

活動紹介のパネルを見る来場者

つづき人交流フェスタ つながり拡がる選択肢

 区民活動センターに登録している団体の活動を紹介する「つづき人(びと)交流フェスタ」が3月1、2日に区役所で開催された。会場には約50の個人・団体が活動の様子をパネルで展示したほか、同センターや区民ホールでワークショップを行った。

 IT初心者の支援のために設立した「つづきパソピア(井藤美知子代表)」は、AIソフトを使って作曲体験を行った。体験に訪れた川和小4年の稲垣大和さんが、ソフトに「ラップ・楽しい・ギター・男の子」などの単語を入力すると、AIが連想させる曲を流した。稲垣さんは「想像していた曲とまあまあ近かった」と関心していた。

小山正武氏

つま正・小山正武会長が横浜市長選に出馬の意向

 横浜中央卸売市場で野菜卸売業を営む(株)つま正の小山正武会長(76)が、任期満了に伴う今夏の横浜市長選挙に出馬する意向を3月8日に行われた自身のパーティーで発表した。次期市長選への立候補表明は小山氏が初めて。現職の山中竹春市長は同日現在、態度を示していない。

 小山氏はつま正やガトーよこはま・こまつな保育園などを展開するつま正グループを率いるほか、ライオンズクラブ国際協会330-B地区第47代ガバナーや各種団体の会長を歴任している。

 小山氏は「経済人や地域活動の経験・人脈を活かし、377万人都市の先頭に立って横浜を育てていきたい」とし、「横浜市民ファーストで市民の命を守る」として市民債を活用して防災拠点を兼ねた自校方式の給食室を公立小中学校に作ることなどを政策に挙げた。

横浜(上)と横浜清陵の部員ら(ともに1月24日の出場決定時)

センバツ高校野球 横浜は市立和歌山、横浜清陵は広島商業と対戦 組み合わせ決定、3月18日開幕

 横浜市内から横浜高校=金沢区=と県立横浜清陵高校=南区=が出場する「第97回選抜高校野球大会」(3月18日から甲子園球場)の組み合わせが3月7日に決まった。

 6年ぶり17回目の出場となる横浜は、大会2日目の第2試合で市立和歌山と、「21世紀枠」で初出場となる横浜清陵は4日目の第1試合で広島商業とそれぞれ対戦する。広島商業は横浜が優勝した昨年11月の明治神宮野球大会で準優勝している。

 大会が順調に進めば、横浜は19日、横浜清陵は21日に初戦を迎える。

各地の名物が販売される(横浜市提供)

東北・北関東の特産品が勢ぞろい 横浜市庁舎で3月13日・14日

 横浜市と再生可能エネルギーの創出や利用拡大などを目的とした連携協定を締結している東北・北関東の自治体の名産品などを販売する交流物産展が3月13日(木)、14日(金)に横浜市役所1階アトリウムで行われる。

 市は脱炭素社会の実現に向け、これまでに再エネ資源を豊富に有する17市町村と協定を締結。現地で発電された再生可能エネルギーを市内の事業者が購入している。

 昨年に続いて今年も交流物産展を開催し、青森、岩手、秋田、福島、茨城の12市町村が参加。神栖市の野菜、岩手くずまきワインなどの特産品が一堂に会する。

 13日は午後1時から6時、14日は午前10時から午後5時まで。詳細は脱炭素・GREEN×EXPO推進局カーボンニュートラル事業推進課【電話】045・671・2636へ。

親子でスポーツ体験 忙しい世代にプロが指導

 横浜市は、子育てや仕事で忙しく、スポーツに取り組めない市民を対象に、子育て世代向けのスポーツプログラムを3月20日(木)、ららぽーと横浜=池辺町=のセントラルガーデンKiLaLaとフードコート横スペースで行う。午前11時から午後4時。参加無料。

 プログラムでは、スポーツクラブのインストラクターが、保護者にピラティスを、子どもにキッズダンスを指導する。時間は午前11時、午後1時、2時、3時の4回で各回30分。対象は市内在住の親子(保護者1人と小学生1、2人)。保護者と託児サービスを受ける未就学児での参加も可。キッズダンスのみの参加は不可。託児サービスは無料で、定員10人(生後6カ月から未就学児まで)。雨天時はピラティスと託児サービスのみ。

 申込みは横浜市電子申請・届出システムから。申し込み多数の場合は抽選。締め切りは3月9日(日)午後11時30分まで。

除幕式に参加した6年1組の児童と関係者たち

すみれが丘小 「夢の噴水」が復活 修理が完了し、除幕式

 すみれが丘小学校(栗原信一校長)で3月6日、校内にある噴水の修理が完了し、披露目の除幕式が執り行われた。

 同校を象徴する「すみれ」をかたどった噴水は、老朽化でポンプなどが故障し、水が出ない状態だった。同校が今年9月に創立50周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として、噴水の整備が企画された。

 修理は元PTA会長でリフォーム業を営む有限会社プロシーズ=緑区=代表の菅地孝樹さんが修繕を行い、6年1組の児童らがすみれの花の色塗りや噴水前に取り付ける看板の製作を行った。

 除幕式には、6年1組の児童や栗原校長、菅地さん、現PTA会長の齋田龍さんらが参列したほか、除幕の瞬間を一目見ようと地域住民も駆け付けた。幕が下り、噴水が現れ、すみれの花から水が噴き上げると児童らは「出た」と喜びの声を上げた。

 栗原校長は「校歌には『ふきあげよう夢の噴水』という歌詞が入っており、噴水はすみれが丘小のシンボル。生まれ変わった噴水が、学校に来る人たちの心を温めてくれると思う」と目尻を下げた。

展示されている児童の作品

市会議事堂に児童の絵 「未来のまち」などテーマに

 横浜市会は市会議事堂に市内の児童が描いた絵画を3月25日まで展示している。より多くの市民に市会への関心を持ってもらうのが狙い。

 展示されている全55作品を描いたのは、議事堂見学や本会議を傍聴するために来庁した市内の小学生。「大人になった自分」「未来のまち」をテーマに自由な発想で描いている。展示された作品は、5月中旬に始まる第2回市会定例会のポスターにも掲載される予定。

 展示場所は市会議事堂3階受付前。 開庁時間は平日午前8時45分から午後5時15分(土日祝日は休み)。開庁時間外でもガラス越しに見学できる。問い合わせは横浜市会議会局【電話】045-671-3040。

表彰状と記念品を受け取ったセコムの職員

セコム都筑支社が受賞 安全運転、事故防止に評価

 セコム株式会社都筑支社=茅ケ崎中央=が3月3日、都筑警察署で「優秀安全運転事業所」として表彰を受けた。

 同表彰は、自動車安全運転センター神奈川県事務所が、安全運転や交通事故防止に努め、運転記録証明書の分析結果で一定の成果を上げた事業所に贈るもの。県内1200の対象事業所のうち、10社が受賞。区内は同社のみだった。

 同社の堤龍一郎次長は「表彰を受ける機会はめったにないので、社員みんなで喜んでいる。今後は、更に意識づけを強化していきたい」と力強く話した。

作成したチラシを手にする下水道河川局の職員

「水辺愛護会」をもっと知って 横浜市がチラシ作成

 水辺の清掃活動などを行うボランティア団体「水辺愛護会」の制度を知ってもらおうと、横浜市はチラシを作成し、3月から駅などで配架を始めた。水辺愛護会は現在、市内に99団体あるが、会員の高齢化などで活動継続が難しいという課題を抱えており、市は「まずは制度を知ってもらいたい」としている。

 水辺愛護会制度は市民が水辺とふれあい、親しめるようにと市が1997年に創設。現在は市が維持・管理する水辺施設がない中区、西区、南区の3区を除く15区で99団体が活動。自治会町内会や商店会、学校、企業などに所属するメンバーが河川や水路、せせらぎ緑道などで清掃や除草活動を行う。団体の特色に合わせ、花壇づくりや生き物調査、小学校の学習に協力する団体もある。清掃や除草活動には水辺の規模や回数に応じて市から補助金が交付される。

高齢化・担い手不足課題

 制度を所管する市下水道河川局によると、団体の中には会員が高齢化し、活動の担い手が不足しているところも多いという。新たな会員や団体を発掘しようと、市は制度を知らせるA4判のチラシを作成し、駅などに配架した。また、今年度から水辺愛護会の活動を支援する専門職員を配置。市内公園の約9割に設けられている「公園愛護会」と同様に、愛護会が整備されていない水辺にも活動を広げられるように取り組んでいる。

 同局は「まずは水辺愛護会について知ってもらい、多くの河川に活動が広がれば」と話す。水辺愛護会に関する問い合わせは同局【電話】045・671・4215。

 

 

 

神奈川県 6〜29歳向け掲示板を運用 子ども・若者の声を反映へ、意見募集中

 神奈川県は、子どもや若者の意見を施策に反映させることを目的に、6歳から29歳までを対象にしたオンラインプラットホーム「みらい☆キャンバス」((https://mirai-canvas.liqlid.jp/)を運営している。

 「みらい☆キャンバス」では、掲示板、意見箱、WEBアンケート、オンラインワークショップの4つの手法から、ユーザーが好きな方法を選んで自分の意見を発信することができる。寄せられた意見は「こどもまんなか社会」の実現に向けて様々な施策を考えるための参考にするという。

 ニックネームを登録するだけで簡単に利用できるといい、現在もさまざまなテーマでアンケートや意見募集が実施されている。県は「日頃考えていることや、神奈川県の未来について、自由に意見を発信してほしい」と呼びかけている。

悠然と泳ぐこいのぼり

こいのぼりの寄付募る センター南、春まつり

 毎年、春に開催されている「センター南の春まつり〜みんなのこいみんなこい〜」では、会場のすきっぷ広場に多くのこいのぼりが飾られる。主催者のセンター南商業地区振興会(金子進会長)は現在、家庭に眠るこいのぼりの寄贈を呼びかけている。

 「飾っているこいのぼりは年月を重ねて劣化し、数が減ってしまった。特に4m以上の大きなこいのぼりが不足している。ぜひ協力を」と金子会長。寄付・問い合わせは【電話】045・943・5257へ。

 今年のこいのぼりの展示は4月26日から5月6日の11日間の予定。

〜医療・介護の視点から〜 災害に備える ■横浜高齢者グループホーム連絡会

 都筑区医師会地域多職種連携協議会によるコラム「災害に備える〜医療・介護の視点から〜」。第6回は横浜高齢者グループホーム連絡会から、会の取り組みと災害時の認知症者への対応や支援方法、事前の準備などの紹介です。

 横浜高齢者グループホーム連絡会は、市内の認知症グループホームが任意で加入している組織で、定期的に研修や情報交換の機会をもち、連携を図っています。グループホームでは災害に応じた被害を想定し、必要となる備蓄品の準備など対策を講じています。

 認知症の方の特性として、生活環境が大きく変化するとうまく適応できずに混乱し、症状が急激に悪化することがあります。大規模災害が発生し、普段の生活が送れなくなると、それまで一人でできていたことができなくなり、介助が必要になることがあります。

 避難生活を余儀なくされたりした場合には、より一層大きな変化が予想されます。災害への準備をする際にはこうしたことも想定し、普段は利用していなくても、必要になるかもしれないという発想で、福祉用具なども見ておくことをお勧めします。