厚木・愛川・清川版【3月21日(金)号】
大会に向けて意気込む岩佐さん

愛川東中岩佐さん 中学最後の全国、有終誓う 「スポ少」剣道大会出場

 愛川東中学校3年生の岩佐果林さんが、3月28日から30日に大分県で開催される第47回全国スポーツ少年団剣道交流大会に県代表として出場する。先日卒業式を迎えた岩佐さんにとって、中学生活最後の大舞台。「つかんだチャンスを逃さず、後悔しないよう頑張りたい」と闘志を燃やしている。

 この全国大会は各地のスポーツ少年団で腕を磨く剣士が集う大会で、都道府県の予選を勝ち抜いた団体と個人がチームを組んで出場する。

 岩佐さんは昨年12月の県予選で、30人が出場した中学生女子の部を制した。「日ごろの稽古で心がけていることを出せれば、優勝できる自信があった」と振り返り、決勝では相手選手の小手を気迫の面で押し返して先制し、2本目も鮮やかな返し胴が決まり優勝。念願だった県代表の座をつかんだ。

 全国出場は今回で3度目で、最高戦績はベスト8。今大会ではこの記録を上回る結果を目指す。

空手と迷い剣道へ

 幼いころは「仮面ライダー」に夢中だったという岩佐さん。小学2年生のとき、空手と迷い剣道の道へ進んだ。「おばあちゃんと散歩をしている時に近所の剣道場から声や足音が聞こえてきて、練習する先輩たちの姿がかっこよかった」と、剣道との出会いを振り返る。

 初めて出場した大会では「声を出せず、ただ足を動かしているだけで終わてしまった」とほろ苦い経験を味わったが、折れることなく稽古を続けた。中学時代は2つの道場と部活動で剣道漬けの日々を送り、2年生の全国中学校体育大会予選で3位に入賞したことが自信につながった。

相手の動き読む

 3年生で臨んだ昨年の全中予選でも全国にあと一歩届かなかったが、それだけに今大会にかける意気込みは強い。「稽古では誰よりも素振りの動作を意識している」といい、「今では相手の技を予測しながら戦えるようになってきた」と、強豪にもひるまず挑む。

 岩佐さんを指導する愛川剣道教室の渡部亮一さんは、「平日は道場での稽古、土日は部活動の遠征と、毎日を剣道にささげてきた。おかげで全国でも活躍できる実力が付いたと思う。大会では思い切り試合を楽しんでほしい」と愛弟子にエールを送った。

 4月からは剣道強豪校として知られる東海大相模に進学し、更なる成長を目指す岩佐さん。「高校でも大学でも剣道を続けて、全国レベルの選手になれたら」と、夢に向かって竹刀を振り続けるつもりだ。

佐後教育長(中央)を囲む鳶尾小・林中PTA関係者

鳶尾小林中 PTA活動で大臣表彰 「小さな積み重ね」が成果に

 優れたPTA活動をたたえる2024年度優良PTA文部科学大臣表彰の受賞式がこのほど開かれ、厚木市の鳶尾小学校PTA(保護者と先生の会)と林中学校PTAが表彰を受けた。3月13日に両校関係者が厚木市役所を訪問し、佐後佳親教育長に受賞を報告した。

 表彰はPTAの健全な育成や発展に資することを目的に、優秀な実績を上げたPTAを表彰するため1955年に創設されたもの。23年度の活動を対象にした今回の表彰には、全国から112校、県内から9校が選ばれた。

 市役所での報告には、鳶尾小PTAの横澤亮平会長と山田由香副会長、永桶千秋校長、林中学校PTAの小林茜、佐藤裕美子両副会長、広瀬清美校長が出席。佐後教育長に受賞を報告した。

 鳶尾小は市内最大の校地面積を有し、学校支援として周辺自治会の協力を得て草むしり活動を実施。100人ほどの参加があり大きな成果を上げたことが評価された。

 横澤会長は「本年度だけでなく長年の実績があったからこそ。これからもできる形で継続し、子ども達に小学校でしかできない経験をプレゼントしたい」と話した。

 林中は、PTA活動をより効果的にするために会員の意見を取り入れただけでなく、コロナ禍で使えなかった予算に関しても生徒からのアイデアを取り入れて成果につなげた。

 小林副会長は「一人一人が思いを込めて活動してくれ、小さな積み重ねが評価された。人と人とのつながりを大切にして、子ども達にできることをしていきたい」とあいさつした。

 佐後教育長は「市内から2校が表彰を受けたことは光栄。PTAの在り方が問われている今、子ども達を中心に大人が集まってくれることで、子ども達が笑顔になってくれている。その活動に感謝しています」と両PTAの活動をたたえた。

本厚木駅南口のギャラリー悠で、3月27日から4月1日まで油彩画展を開く 森裏 秀行さん 愛川町半原在住 72歳

日常を慈しみ美に触れる

 ○…愛川町にひっそりと暮らす画家が、厚木で初の油彩画展を開く。これまで町の文化会館で個展を開いてきたが、「より多くの人に」と厚木にあるギャラリー悠での開催を決めた。発表の場や油絵画家が減少する中、「小さなギャラリーは貴重だから、自分の作品で少しでも油絵の魅力が伝われば」と創作活動を続ける。

 ○…兵庫県に生まれ、絵筆を握ったのは中学3年生の時。画材店が主催した写生大会で初めて油絵の具を手にした。その魅力に引き込まれ、デザイン科のある高校に進学、絵描きを目指し上京するも挫折した。職業を転々とする中で絵から遠ざかった時期もあったが、「絵を描くことは心の拠り所」と公募展に作品を出し続けた。30代で結婚し、40歳手前で妻の出身地である愛川町へ移住した。

 ○…創作の源泉は日々の生活の中にある。以前は山に登り風景を描いていたが、最近は近所を散歩しながら心引かれる風景を探す。モチーフは夕暮れや月夜の風景、道端に咲く花など、どこにでもありそうなものばかり。「特別な場所へ行くのではなく、日常の中で見つけていきたい」。写実的な表現でありながら詩情を漂わせる作品を通して、日常の中で見過ごしてしまいそうな身近にある美を伝える。

 ○…絵画制作の傍ら、読書や音楽鑑賞も嗜む。愛読書は詩集や哲学書、音楽はクラシックを好み、「読書から絵のインスピレーションを得ることも多い」。お気に入りのエリック・サティなどの楽曲を自作スピーカーで聴くなど文化・芸術の趣味には事欠かない。油彩画展に向け「絵を描くことはその場にしかない空気感や風、気温など、さまざまな感覚を捉えること。その感覚を皆さんと共有できれば」

険しいコースを乗り越える=写真提供・クロスミッション

厚木市飯山の採石工場で 難関のオフロード大会

 人の森(株)華厳工場(厚木市飯山)で3月9日、全日本ハードエンデューロ選手権R-1クロスミッション・ケゴンハードエンデューロが開催され、151人が完走を目指した。

 オフロードバイクの大会で、同社採石工場の敷地に大きな岩や人が登るのも難しい急坂などを含む約8Kmのコースを設定。「インターナショナルクラス」では3時間をかけてライダーたちが難関に挑戦した。

 会場にはキッチンカーなどが並び、450人の来場者で賑わったほか、世界一過酷なラリーと言われるダカールラリーの競技車両による走行体験も行われた。

ティータイムコンサート 3月22日 TN(タウンニュース)ホール

 タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口1分)で、3月22日(土)に「ティータイムコンサート」が開かれる。

 「ウィーンとパリの薫風」と題し、全国各地で演奏活動を展開しているバイオリニストの甲斐摩耶さんと、フランス在住のピアニスト山本亜希子さんが出演。予定曲目は「ヴァイオリンソナタ第3番ト短調D408」(F.シューベルト)、「から騒ぎより4つの小品 作品11」(E.W.コルンゴルト)「ヴァイオリンソナタ第1番イ長調作品13」(G.フォーレ)ほか。

 午後2時開演(午後1時30分開場)。観覧料2500円。予約制(当日予約も可)・当日払い。自由席。未就学児は入場不可。会場は150席のサロン感覚のホールで、ゆったりと音楽に浸れる。

 問い合わせ、予約はコンサート事務局【電話】0463・81・1211へ。

書籍を寄贈した菊子さん(中央)と息子の一平さん(左)

中央図書館に本を寄贈 市内農園経営者 菊子さん

 厚木市などで農園と農学校を運営する菊子晃平さんが3月13日、厚木市立中央図書館に書籍3冊を寄贈した。

 寄贈されたのは、菊子さんの農学校での活動が紹介された一般社団法人農山漁村文化協会発行の「みんなの有機農業技術大事典」(全2巻)と、菊子さんが昨年6月に幻冬舎から出版した「儲かる農業への挑戦”アグリルネッサンス”週末は皆で畑へ」の計3冊。「みんなの有機農業技術大事典」は、同協会が農業雑誌「月刊 現代農業」で農家と共に100年歩んできた集大成とも言える専門書。菊子さんによる著書では、60歳で有機農業に取り組むようになった菊子さんの農業哲学などが綴られている。

 菊子さんと息子の一平さんから書籍を受け取った市市民交流部の見上知司部長は「貴重な書籍をご寄贈いただき、大変感謝しています」と述べ、中央図書館の小林宏至館長は「有機農業に関するイベントなどでも展示活用したい」と語った。

学位記を受け取る学生ら

社会に貢献できる人材に 湘北短大で卒業式

 湘北短期大学(厚木市温水)で3月14日に卒業式が行われ、総合ビジネス・情報学科と保育学科、生活プロデュース学科で学んだ301人の門出を祝った。

 高橋洋学長は、ソニーの創業者で同短大を創立した故・井深大氏の建学の精神である「社会で役立つ人材育成」に触れ、「皆さんは2年間の中で、立派にこのミッションを果たした。社会の役に立ちたいという思いを持ち、正々堂々と振る舞ってもらいたい」とエールを送り、一人一人に学位記を手渡した。

 式典の中では、学業や課外活動などで優れた成果を修めた生徒などの表彰も行われた。答辞を務めた総合ビジネス・情報学科の及川友佳さんは、「授業では新たな知識を得る喜びを知り、課題や委員会に追われながらも仲間と励まし合い、共に成長してきた。それぞれの道を歩み始める中で困難に直面することもあるかもしれないが、努力する姿勢や経験を生かし、社会に貢献できる人材になれるよう日々精進したい」と力強く語った。

高校生が歌声披露 あつぎ高校合唱祭

 厚木市の県立高校合唱部による「第10回あつぎ高校合唱祭」が、3月26日(水)に厚木市文化会館小ホールで行われる。午後2時30分開演(開場2時15分)。入場無料。

 出演は厚木西高校合唱部(地球星歌/いのちの歌/Chessboard)、厚木王子高校合唱部(雨のあと/翼をください/風になる/じゃあね)、厚木高校音楽部(明るさ/Replay/Vocalise/風のうた)の3校。被災地復興を願った「群青」の合同演奏もある。

(問)厚木合唱連盟の飯塚さん【電話】080・3467・8163

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ウィッツひばり球場

ひばり球場無料開放デー 3月30日、イベントも

 淵野辺公園のウィッツひばり球場(相模原市中央区弥栄)が3月30日(日)、無料で開放される。野球人口の増加を目指し、相模原市まち・みどり公社、ミズノ、東海体育指導からなる運営共同事業体がウィッツひばり球場として初めて開催するもの。

 無料開放中は基本的に球場内で自由にキャッチボールやベースランニングなどを楽しめるほか、内野ノック体験やベースランニングのタイム計測などの無料イベントにも参加できる。

 午前9時から正午まで。雨天中止。軟式ボール、グローブは各自持参。バットの持ち込みと使用、硬式ボールの使用は禁止。

 問い合わせは同公園管理事務所【電話】042・753・6930。

講演する平井さん

厚木ライオンズ 薬物乱用に注意喚起 厚木王子高校で会員講話

 厚木ライオンズクラブが3月17日、薬物乱用防止教室を厚木王子高校で開催し、同校の1年生約360人が薬物の危険性について学んだ。

 当日は同クラブ会員の平井貴章さんが講師を務め、薬物乱用の危険性を啓発するビデオ上映に加え、違法薬物の種類や誘惑の手口、誘われた際の対処法などを説明した。

 平井さんは「薬物の誘惑は身近なところに潜んでいる。一度でも手を出してしまうと、人生を台無しにしてしまう。大切なのは、誘惑に負けない強い意志を持つこと、そして周囲の大人に相談すること」と呼び掛けた。

 質疑応答の時間では、生徒から「実際に薬物を使用している人を見たことがあるか」といった質問が寄せられ、平井さんは自身の経験を述べた。薬物乱用の実態について詳細に語る姿勢に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていた。

厚木市長賞「灯篭に願いを込めて」

厚木市 届け、私の1枚 広報写真コンに223点

 厚木市広報写真コンクールの表彰式が3月15日に市役所本庁舎で開かれ、市長賞などの受賞者8人に、山口貴裕市長から賞状と記念品が手渡された。

 コンクールは、写真を通じて地域への愛着を育み、厚木の魅力発信につなげようと毎年開催され、今年で52回目。「大好き!届け!私の一枚」をテーマに、118人から市内の自然やイベント、日常などを切り取った223点の作品が寄せられた。審査は山口市長や有識者が務めた。

 最優秀にあたる厚木市長賞を受賞したのは、鈴木美咲さん(戸室)の「灯篭に願いを込めて」。夏の風物詩「鮎まつり」の夕暮れに開かれたイベントで、浴衣姿の子どもたちが夜空に舞い上がる灯篭を見上げる姿を写した。

 授賞式で山口市長は「どの写真もあつぎ愛があふれ、皆さんの思いが込められた素晴らしい作品。今後も、写真を通じて多くの方々に市の魅力を発信していただきたい」とあいさつし、一人一人に賞状を手渡した。市長賞の鈴木さんは「自分の写真が評価されうれしい。7年前に県外から厚木に引っ越し、このまちの暮らしが気に入っているので、今後も魅力あふれる一瞬を写真に収めたい」と喜びを語った。

 全入賞作品は市ホームページに掲載、3月24日(月)から本厚木駅前東口地下道に展示される。

 入選結果は以下(敬称略)。▽厚木市長賞/鈴木美咲▽神奈川新聞社賞/奥野悟史▽市制70周年記念賞/町野正樹▽魅力にぎわい賞/斎藤文夫▽輝いている人物賞/内野秀明▽入選/藤間翔、佐藤若菜、林奈保子、小峯雄大

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大会に出場した選手と関係者ら

厚木ボンファイア勢活躍 トランポリン全国大会

 厚木市内で活動するトランポリンクラブチーム「厚木ボンファイア」の佐藤歩実さんと楠本響也さん、崎浜寧王さんが、3月1日・2日に静岡県磐田市で開催された第11回全日本タンブリング・ダブルミニトランポリン競技年齢別選手権大会で優勝を果たした。

 オープン女子の部に出場した佐藤さんは、予選から決勝1・決勝2まで安定した演技で2位以下を突き放して優勝。けがの影響で練習機会に恵まれなかったというが、「目標としていた点数を取り優勝できてよかった」と笑顔。6月の世界選手権選考会に向け、「今大会の結果を弾みに、これからも頑張っていきたい」と抱負を語った。

 崎浜さんは、15―16歳男子の部で出場2選手による一騎打ちを制した。

 楠本さんは11―12歳男子の部にチームメートの家本蒼空さんと出場。予選を2位、決勝1を3位で通過し、決勝2で逆転し優勝した。「試技順が最後だったので緊張した。優勝できてうれしかったけれど、点数の差がぎりぎりだった」と振り返り、「次はもう少し点数を取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

厚木でアウトドア満喫 中央公園などでイベント

 市街地の利便性と豊かな自然が融合した厚木の魅力を感じてもらうアウトドアイベント「オールモストエイプリル」が、3月29日(土)・30日(日)に厚木中央公園と七沢エリアなどで開かれる。各日午前10時から午後5時。(一社)厚木大学主催、厚木市など後援。

 中央公園にはアウトドアブランドやアウトドアショップが出店して物販やワークショップを行うほか、キッチンカーによる飲食、クラフトビールの販売もある。ボルダリングや積み木段ボール、電動バイク、トランポリンなど、無料のキッズエリアも充実。七沢エリアにある飲食店などでは、イベント期間に合わせて来店者向けの特典が用意される。

 七沢森林公園から白山までの巡礼峠(約5・5Km)を歩く親子限定イベントも両日実施(【1】午前9時〜11時、【2】11時30分〜午後1時30分)。プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんがガイドを務める。

 中央公園と七沢エリア間を無料のシャトルバスが運行し、同日に飯山で開催される「あつぎ飯山桜まつり」にもアクセスできる。イベント詳細はホームページ(「オールモストエイプリル」で検索)で確認を。

奨励金を受け取った参加者ら

愛川町 全国出場者などに奨励金 スポーツ・文化の意識高揚

 スポーツや文化芸能関係の全国大会などに出場する愛川町民や団体に、出場経費の一部を助成する奨励金交付式が3月13日、町役場で行われた。

 対象者は、新体操の「コスモスカップ全国大会」に出場した仲村海月さん(田代小6年)、今年の箱根駅伝で8区を走った神奈川大学3年生の西坂昴也さん、「全国スポーツ少年団剣道交流大会」(3月28日〜)に県代表として出場する岩佐果林さん(愛川東中3年)。文化芸能分野では、相模原中等教育学校のクラシックギター部として「全国ギター合奏コンクール」に出場した茅のどかさん、ハワイで行われるフラダンス大会「フラ・オニエ」の日本予選大会に出場した平川暖乃さん(愛川東中1年)が交付を受けた。

 仲村さんは「大会では緊張したけど踊ってみると楽しかった」と話し、西坂さんは「来年は箱根を走る最後のチャンス。シード権が取れるよう頑張りたい」と意気込んだ。中学1年生でクラシックギターを始めた茅さんは、「部活が40期の節目を迎えるので、伝統を守りつつも新しいことに挑戦してギターを楽しみたい」と抱負を語り、平川さんは「今度は違うジャンルの曲でリベンジしたい」と力を込めた。

 全国大会を控えた岩佐さんは「せっかくつかんだチャンスなので、後悔のないように思い切って試合をしたい」と活躍を誓った。

 5人に奨励金を手渡した佐藤照明教育長は、「皆さんの今後の活躍に期待したい」とエールを送った。

講演を行う荻田さん

将来の成長へ誓い新た 愛川町で「十四歳立志式」

 愛川町で学ぶ中学2年生が将来について考え、目標を持つきっかけにしてもらおうと、3月13日に「愛川町十四歳立志式」が町文化会館で行われた。

 立志式は、かつて武士や貴族の男子が数え年で15歳になると成人に達したことを示す「元服」にちなみ、町が毎年開催している。今年で57回目を数える伝統の行事で、町によると県内で同様の行事を実施している自治体は他にないという。

 式には町内3中学校の2年生316人が参加。佐藤照明教育長や大泉哲郎中学校長会会長、小野澤豊町長からの祝辞に耳を傾けた。その後、「わたしたちの誓い」と題した各校の生徒による発表動画を視聴し、生徒は真剣な面持ちで自分たちの誓いを振り返った。

 第2部では、愛川町出身・在住で、2018年に日本人初の無補給単独歩行で南極点に到達した北極冒険家の荻田泰永さんが講演。クイズを交えながら自身の冒険談を語り、個性のあり方や今を大切に生きる考え方を生徒たちへ伝えた。

 愛川東中学校の生徒は「荻田さんの講演を聞いて、自分の思っていることや行動に自信を持っていいんだと思え、色々なことに挑戦しないともったいないと感じた」と振り返った。

山口貴裕市長からトロフィーを受け取る吉田さん

厚木市 37人が日々の成果を熱演 青少年音楽コンクール

 第42回厚木青少年音楽コンクールが3月8日、厚木市文化会館小ホールで開かれ、動画審査の予選を通過した37人で本選が行われた。

 同コンクールは、地域の文化活動の一環として、厚木市と神奈川県内の音楽文化の普及向上を図り、青少年育成活動につなげるために開催されているもの。

 当日はバイオリニストの臼井麻実さんらが審査員を務め、出場者たちは3種類のグレードに分かれ、演奏を披露した。審査終了後には2019年度に市長賞を受賞した原田怜さんによる模範演奏、その後各賞が発表された。受賞者と部門は以下(敬称略)。

▽市長賞
吉田彩乃/ピアノ

▽教育長賞
平塚怜/ピアノ
熊澤湊音/ピアノ

▽厚木市音楽協会会長賞
太田菜々/ピアノ
海老江栞音/ピアノ
小林るか/ピアノ

▽読売新聞社賞
高橋和航/声楽
小松新/ピアノ
吉村友偉/ピアノ

▽神奈川新聞社賞
北澤怜実/バイオリン
三好佑梨/ピアノ
前田悠希/声楽
講演する下田屋さん(右奥)

「持続可能な食」考える 厚木の飲食店でセミナー

 外食産業における「持続可能な食」について考えるセミナーが、3月10日に厚木市旭町のイタリアンレストラン「フィーコディンディア本厚木店」で行われた。日本サステイナブル・レストラン協会が主催したもので、有機栽培に取り組む農家や飲食店関係者などが参加した。

 同協会は、英国の本部が取り組むサステナブルなフードサービス実現のための啓発活動を日本国内で展開。格付けやキャンペーンを通して、食の持続可能性を推進している。

 第1部では、同協会代表理事の下田屋毅さんが生産者と消費者、レストランが支える持続可能なフードシステムについて講演。飲食店による食材調達行動が気候変動や森林破壊、生物多様性の損失など地球規模での課題を助長していると警鐘を鳴らし、自然と共生する社会の実現を目指す「ネイチャーポジティブ(自然再興)」に向けた行動変容を呼びかけた。

 第2部では、厚木市などで有機農業に取り組む厚木自然栽培農学校学長の菊子晃平さんと、同協会に加盟するフィーコディンディアオーナーシェフの横井拓広さんによる持続可能な食の実践に向けた事例紹介、菊子さんが栽培したサツマイモを使ったパスタの試食会などが行われた。

運動通して健康維持 保健福祉センターで講座

 厚木市保健福祉センター(中町1の4の1)で5月14日(水)と29日(木)の2日間、「健康運動指導士による運動講座」が開催される。時間は両日ともに午前9時30分からと、10時45分からの2回(各回45分)。

 健康運動指導士から正しい歩き方をはじめ、腰痛・膝痛予防のための運動、おなか回りをすっきりさせる体操など、いつまでも健康で過ごすための運動を座学と実技で学ぶことができる。

 参加無料。対象は市内在住で要介護認定をされていない18歳以上の人。定員は80人で、応募者多数の場合は抽選。

 参加希望者は、4月10日(木)までに厚木市健康医療課へ電話で申し込む。

 問い合わせ・申し込みは市健康医療課【電話】046・225・2201へ。

グループワークの様子

清川村 戦時中の生活を知る 緑中で遺族会が講話

 清川村遺族会の山口静男会長と下嶋壽男副会長が3月4日、村立緑中学校(本間隆司校長)で2年生12人を対象に、戦時中の清川村の生活をテーマにした講話を行った。

 今年度から清川村の中学生の修学旅行先が広島県となることを受け、平和学習の一環として生徒たちに身近な戦争の悲惨さを知り、平和な社会の実現を目指す意識を高めてもらおうと実施した。

 2人は、戦時中の村の様子や人々の暮らし、戦争がもたらした影響などを伝えた。生徒たちは真剣な表情で耳を傾け、その後のグループワークでは山口会長、下嶋副会長に積極的に質問する姿も見られた。

 山口会長は「生徒たちの質問は素晴らしく、平和への思いが伝わってきた」と語り、次世代への継承に手応えを感じている様子だった。

講演する名越さん

「朝時間」見直し心を健康に 精神科医名越さん講演

 精神科医の名越康文さんによる福祉講演会が、このほど愛川町文化会館で行われた。

 福祉の啓発を目的として町社会福祉協議会が毎年開催しているもので、町ボランティア連絡協議会が共催した。今年はテレビなどでも活躍する名越さんが「自分を支える心の技法」と題した講演を行い、174人が参加した。

 名越さんは「現代の国民病」ともいわれるうつ病などを例に挙げ、心の不調を解消するための体調管理について説明。十分な睡眠や朝の過ごし方を見直すことの重要性を伝えた。朝の過ごし方について、「陽の光を15分以上浴びる」「散歩などの運動をする」「朝食をとる」という3つのポイントを紹介する名越さんの話に、参加者は熱心に耳を傾けた。

 参加者からは「心の健康は日常生活の小さな習慣から築かれるものだと再認識できた」といった感想が聞かれた。

シンボルツリーの前に立つ青木店長(右)と金子さん(左)

マルイファミリー海老名 店舗で丹沢の間伐材活用 森林資源の循環に貢献

 マルイファミリー海老名(青木亮太店長)の2階エントランスに、丹沢産の間伐材を使用したシンボルツリーが設置され、訪れる買い物客を温かく迎え入れている。

 間伐材とは、森林の健全な育成を促す「間伐」作業で伐採された木材を指す。間伐は、残された木々の光合成を促進し、森林保全に不可欠な作業の一つでもある。水源地の保全にも重要な役割を果たし、間伐材の活用は中山間地域の林業や製材業の活性化にもつながる。こうした背景から、国や県などが間伐材の活用を推進している。

 マルイファミリー海老名では、市街地にありながら田園風景が残り、東丹沢や大山を一望できる地域の特性を生かした店舗改修を進めている。「ウェルカムゾーン」と名付けられた2階エントランスの改修は、その象徴とも言える。

 高さ3・5m、幅1・5mのシンボルツリーには、丹沢産のヒノキの間伐材が使用されている。幹の部分に設置されたモニターでは、林業に関する1分ほどの映像が放映されている。また、フロア中央の柱の上部にはヒノキとスギの意匠が施され、間伐材のベンチも設置されるなど、間伐材に直接触れることができる空間も設けられた。

 今回の改修で間伐材を使用したことで、東京・大阪間を往復する自動車が排出する量と同じ二酸化炭素(約0・8トン)の排出を木の中に固定化できたことになる。

 店舗の改修を手がけた丸井店舗事業本部(東京都中野区)の金子研一さんは、「海老名から見える丹沢の景観を店舗づくりに生かせないかと考えた。林業に関係する方々との連携も深まり、大変勉強になった」と語る。

 青木店長は、「2002年開業の当店は『街と人を元気にする未来創造パーク』を目指している。今後も体験型施設への改修を進め、お店に来ていただける取り組みを充実させたい」と話している。

 同店では県が展開する「かながわ木づかいエコ認証制度」の申請も進め、今後も間伐材を活用した取り組みを検討している。

市内で生産されるブランド豚を手渡した

厚木市畜産会 今後もより良質な豚肉を 市にブランド豚贈呈

 厚木市畜産会養豚部会(佐藤秀市部会長)は3月11日、厚木市役所を訪問し、山口貴裕市長に豚肉を贈呈した。

 豚肉の消費拡大PRと共に、日ごろの農業政策や豚肉生産の振興に対する礼として行われたもの。当日は佐藤部会長、臼井欽一副部会長、小原光貴副部会長が、「かながわ夢ポーク」「あつぎ豚」「依知のえどや豚」のブランド豚を手渡した。

 佐藤部会長は「日ごろから畜産会へご支援いただきありがとうございます。今後もより良質でおいしい豚肉が生産できるよう努力していきたい」と述べ、山口市長は「市内保育所の給食で提供し、厚木の豚のおいしさを子どもたちにも届けたい」と感謝した。

 贈呈された豚肉は、市立保育所4園(相川保育所、小鮎保育所、玉川保育所、南毛利保育所)の給食で園児に提供される予定。

3月26日 認知症理解深めるカフェ 厚木市中町 おおぞら高校

 厚木市中町にある通信制・単位制高校おおぞら高校厚木キャンパスでは、認知症への理解を深める交流イベント「つながるカフェ」を3月26日(水)に同キャンパス(中町4の9の17)で開催する。時間は午前10時から正午まで。

 同校が「クエストカップ2025ソーシャルチェンジ部門」で特別賞を受賞したプロジェクトの実践に取り組むもの。イベントでは認知症の人を支える家族と高校生が交流し、相互理解を深めることを目指す。

 参加対象は認知症の人を支える家族、高校生。参加無料。

 問い合わせは同校【電話】046・295・0160へ。

「きよかわ自然薯」を生産する山口さん

昭和100年企画 昭和の特産品「清川かっぱ」 清川村 山口静雄さん

 私は清川村で生まれ育ち、村議会議員、村長、清川村自然薯育成会会長を歴任し、現在は清川村遺族会の会長を務めています。私の人生は、清川村の歴史と深く結びついています。

 昭和は、太平洋戦争の深い爪痕が残る時代でした。清川村も例外ではなく、愛川町の中津飛行場(相模陸軍飛行場)に近かったため、頭上をB29爆撃機が飛び交い、近くの山に日本の戦闘機が墜落する光景も目の当たりにしました。また学校への登下校中には、子どもだろうが、大人だろうが容赦なく狙って撃ってくる爆撃機を避けて通学路に設けられた防空壕に避難しました。

 清川村の主要産業は、かつては薪や炭の生産でしたが、石油や天然ガスへの燃料革命により大きな転換期を迎えました。昭和30年代後半には「余蒔きゅうり」の栽培が盛んになり、「清川かっぱ」として東京や横浜の市場に出荷されていました。

 その後、国の山村振興事業によりキュウリ畑は茶畑へと変わり、清川茶が特産品となりました。近年では茶畑を減らし、自然薯栽培に力を入れ、新たな特産品としてふるさと納税の返礼品や道の駅で販売しています。

 清川村の産業は時代とともに変化してきました。私は過去の経験を活かし、現在の課題に取り組み、未来へと繋げていくことが大切だと感じています。

歯磨き粉を手渡す永山支配人(左)

子ども用歯磨き粉を寄付 本厚木ミロード

 (株)小田急SCディベロップメント・本厚木ミロードは3月11日、子育て支援の一環として子ども用歯磨き粉308個を厚木市に寄付した。

 同社が運営する商業施設9カ所で不要品を回収し、パートナー企業で査定・買い取りした金額をもとに施設のある7自治体に寄贈したもの。

 当日は同社の永山崇支配人らが山口貴裕市長に歯磨き粉を手渡した。「今後もより一層、市の発展に貢献していきたい」と永山支配人。山口市長は「これからもイベントや文化芸術の発信など幅広くお力添えいただきたい」と話した。

園児に花をプレゼントする部会員ら

地場産の花で卒園お祝い 厚木市園芸協会部会員ら

 厚木市園芸協会花き温室部会が3月12日、市内4カ所の保育所で卒園児にバラやカーネーションをプレゼントした。

 厚木市内で生産される花きの消費拡大を目指して初めて実施したもので、部会の関係者らが相川と小鮎、玉川、南毛利保育所を訪問。相川保育所を訪れた大貫亘部会長と杉山幹夫副部会長、内田博夫さんが鮮やかに色づいた花を手渡すと、園児らは笑顔で受け取っていた。

 市内ではカーネーションやバラをはじめ、シクラメン、パンジーなどの鉢花が栽培され、直売所での販売などを通して地場消費の推進に取り組む。資材の高騰に加え、夏から秋にかけて続く高温や記録的な少雨などの影響で厳しい栽培環境が続いているというが、消費者ニーズに応えようと品質と鮮度にこだわった花を提供している。

 大貫部会長は「卒園する子どもたちが喜んでくれて良かった。花に親しむきっかけにつながればうれしい。これからも市内産の花の魅力を知ってもらえるように活動を広げていきたい」と話した。

土にまみれながら作業をするメンバー

法人会青年部 花で心に癒しを ペチュニアを植栽

 公益社団法人厚木法人会青年部(井上大輔部長)が3月15日、市内中町のあつぎ大通り沿い(中央公園西側交差点から本厚木駅北口まで)の花壇で、今年度3回目の花植え活動を行った。

 この花植え活動は、団体・企業が道路の里親として市道の美化活動を行う「厚木市市民協働事業・道路里親制度」を利用して行われているもので、今年で15年目。

 当日は青年部メンバーら19人が集まり、ペチュニア1184ポットを道路沿いにある花壇に植えていった。井上部長は「年々手際も良くなり、短い時間で完成できるようになった。市民の皆さまの癒しに少しでも貢献できるよう、今後も花植え事業を続けていきたい」と話した。

4月20日 ポールを使って散策 七沢森林公園

 県立七沢森林公園で4月20日(日)、ノルディックウォーキング体験教室が開催される。時間は午前10時から午後12時30分まで。雨天中止。

 日本ノルディックウォーキング協会認定の指導者が講師を務め、ポールを使って公園内を散策する。

 対象は小学生以上。参加費300円、レンタルポール100円。参加希望者は直接会場へ(5人以上は事前申し込みが必要)。持ち物は飲料、タオル、雨具、歩きやすい靴など。

 問い合わせは同公園管理事務所【電話】046・247・9870へ。

斜面染め上げ ミツマタ可憐 七沢森林公園で見ごろ

 県立七沢森林公園で、ミツマタの花が見ごろを迎えている=写真・3月14日撮影。

 園内にある「さくらの園」にミツマタが群生しており、毎年3月中旬ごろから可憐な黄色い花を咲かせる。満開になると、斜面を黄色く染め上げた幻想的な光景が楽しめる。

 ミツマタはジンチョウゲ科の低木で、三つまたに分かれた枝の先に黄色い花をつける姿が名前の由来。強靭な樹皮は古くから紙の原料として重宝され、丈夫で破れにくく手触りも良いことから、現在も日本の紙幣に使われている。

 愛犬と訪れた夫婦は、「黄色い花がかわいらしい」と斜面を見上げていた。同所はサクラの名所としても人気で、年によってはミツマタとサクラの花を同時に楽しむこともできる。

セストシューターを体験する参加者

スポーツなじみDAYで注目 厚木発祥ニュースポーツ

 厚木市の荻野運動公園体育館と多目的広場で3月15日、モルックやボッチャ、バウンスボールなど多彩なニュースポーツが体験できる「スポーツなじみDAY」が開催され、多くの参加者でにぎわった。

 注目を集めたのは今年2月に正式ルールが確定したばかりの厚木市発祥のニュースポーツ「セストシューター」。セストボールのゴールをコート中央に設置し、4人一組でシューターとディフェンダーに分かれて得点を競うもので、戦略性と運動量が求められる。

 セストシューターは、2017年から厚木市スポーツ推進委員連絡協議会(三橋徳行会長)が中心となり、ゲーム内容やルールの検討を重ねてきた。三橋会長は「性別に関係なく、少しハードなスポーツ。ようやく正式ルールが定まったので、今後はセストシューターを積極的に普及させていきたい」と意気込みを語った。

厚木ライオンズ 薬物乱用に注意喚起 厚木王子高校で会員講話

 厚木ライオンズクラブが3月17日、薬物乱用防止教室を厚木王子高校で開催し、同校の1年生約360人が薬物の危険性について学んだ。

 当日は同クラブ会員の平井貴章さんが講師を務め、薬物乱用の危険性を啓発するビデオ上映に加え、違法薬物の種類や誘惑の手口、誘われた際の対処法などを説明した。

 平井さんは「薬物の誘惑は身近なところに潜んでいる。一度でも手を出してしまうと、人生を台無しにしてしまう。大切なのは、誘惑に負けない強い意志を持つこと、そして周囲の大人に相談すること」と呼び掛けた。

 質疑応答の時間では、生徒から「実際に薬物を使用している人を見たことがあるか」といった質問が寄せられ、平井さんは自身の経験を述べた。薬物乱用の実態について詳細に語る姿勢に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていた。

山口市長と懇談する對馬理事長と尾島副理事長

厚木市資源再生センター 30周年記念し市に100万円

 協同組合厚木市資源再生センター(飯山南)が3月11日、厚木市政の推進に役立ててもらおうと100万円を寄付した。

 同センターは、家庭から排出された資源物などを収集運搬し、リサイクルするために中間処理を行いごみの減量化や資源物の資源化に取り組んでいる。今年1月に創立30年を迎えたことを受け、市への寄付を決めたという。

 当日は、對馬修理事長と尾島洋副理事長が厚木市役所を訪問し、山口貴裕市長に目録を手渡した。

 對馬理事長は「市をはじめとしたさまざまな方からの支援があって30周年を迎えることができた。周年を記念したこの寄付金を有効に使ってもらえるとうれしい」とあいさつ。山口市長は「市の資源再生事業に長年尽力してもらい感謝している。これからも一緒にごみ減量や資源化に取り組んでいきたい。頂いた寄付金は市民のために使わせていただく」と謝辞を述べた。

認知症マフの効能知って 厚木の地下道で展示会

 厚木市戸室にある特別養護老人ホームきみどりの職員らで組織されるオリーブマフ健求会が、3月21日(金)から4月16日(水)まで、認知症マフの展示会「ぬくもりをつなぐ オリーブマフ」を厚木バスセンター西側地下道のあつぎロードギャラリーで開催する。

 認知症マフとは、カラフルにデザインされたイギリス発祥のニット製品。障害のある人や認知症の人に向けて触覚や視覚などの感覚を用いたケアに活用されているもので、同ホームでも導入されている。

(問)同会・大和田さん【電話】046・204・6961