さがみはら南区版【8月21日(木)号】
100羽以上の文鳥を間近で見ることができる

麻溝公園 「文鳥パラダイス」で話題 グッズ完売、県外から来訪も

 相模原麻溝公園内にあるふれあい動物広場(麻溝台)の一角、ウォークインバードゲージが愛好家たちの間で「文鳥パラダイス」と称されている。100羽以上の文鳥が放鳥されているゲージ内に入り直に鑑賞でき、県外から来訪も多い。4月に販売したオリジナルグッズは1日で完売し、現在第4弾を企画。担当者は文鳥ブームに期待を寄せている。

 同広場はポニーの乗馬体験やうさぎやモルモットと触れ合えるコーナーなどがあり、家族連れが多く訪れている。

 同広場で文鳥の飼育を担当するのは公益財団法人ハーモニィセンターの宮坂空翔さん。文鳥人気に気が付いたのは昨年12月、同広場のSNSで「日向ぼっこをする文鳥」の写真を投稿したときだ。ポニーやモルモットなどの投稿へのリアクションは100程度だったが、文鳥の写真には4000近くのリアクションがついた。「投稿をもっと増やしてほしい」というコメントもあったという。宮坂さんは「反響に驚いた。大阪府や栃木県など遠方から来るほど文鳥人気があることを知った」と話す。

 ゲージに入り100羽以上の文鳥を間近で見られるのが珍しいという。家族連れやカメラを持った文鳥マニアたちで賑わっている。東京都から訪れた女性は「自宅で文鳥を飼うほど好き。『文鳥公園』と検索したら出てきた。たくさんいてかわいかった」と話した。

全てオリジナル

 文鳥人気を受けて宮坂さんはグッズ製作に取りかかった。スタッフがイラストを描き、アクリルキーホルダーや缶マグネットを30〜40セット製作。4月のイベントで販売すると1日で完売した。特にアクリルキーホルダーが人気で、5月と6月にも販売されたが、既に完売している。

 9月6日(土)、7日(日)に同広場で行われるイベントではシールやカレンダーなど第3弾となる文鳥グッズを販売する。10月にも第4弾が企画されており、今後も展開される予定だ。宮坂さんは「文鳥が評価してもらえて嬉しい」と話した。

相模原市学力調査 全国平均超え多数 「書くこと」重視 一定の成果

 小学6年生と中学3年生(義務教育学校の当該学年含む)を対象に国が4月14日〜17日に実施した「全国学力・学習状況調査」の結果が7月31日に公表された。相模原市の平均正答率は小学生の算数を除いて小中学生ともに全国平均を上回っており、特に国語については2020年から市が進めてきた「書くこと」を重視する取り組みの成果が見られた。

 同調査は子どもの学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題の検証・改善を目的に、文部科学省が07年から毎年実施しているもの。

 相模原市では、小中学生ともに国語の正答率が全国平均を上回る結果となった。昨年度は小学生の国語が全国平均より0・7ポイント低かった。市教育委員会の担当者は、今回の結果には市が進めている「3つのじ」などの取り組みが起因していると推測する。

 「3つのじ」とは、問題を解く際に「時間」(回答時間)、「字数」(指定字数)、「条件」(指導内容や各学年の実態に応じて設定される回答条件)を意識づけるための合言葉。相模原市では国語の「書くこと」の区分の正答率が全国平均を下回る傾向が続いていたことから、自分の考えを分かりやすく整理して書く力をつけるため、市が20年から実施している。その取り組みが功を奏してか、「書くこと」の分野では今回2年連続で全国平均を上回る結果となった。担当者は「課題を見据え、集中して呼びかけたことによって結果に反映されたのではないか」と分析している。

 一方で、小学生の算数は全国平均を1・0ポイント下回っており、図形やグラフの読み取りで課題が見られた。担当者はこれを受け「子どもたちと対話を進め、理解度を図りながら授業をしていく」と方針を話した。

主体的な学習を

 同時に実施された「児童生徒質問調査」では、授業への取り組みや学習習慣に関する質問も問われた。授業内での発表で「自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫して発表していたか」という質問では、肯定的に回答した中学生の割合が全国平均より9・6ポイント高い結果となった。

 これに対し担当者は「総合的な学習の時間を多く確保しているため、調べ学習などアウトプット中心の授業が活発にできている」と見解を示した。

 授業外での1日当たりの勉強時間を答える質問では、中学生は全国平均を上回っているものの、小学生はやや下回っており、学習習慣のコーディネートが課題として挙げられた。市は引き続き、主体的な学習を進め学習習慣を定着化させていく方針。

さがみはらロボットビジネス協議会の会長を務める 藤本 恵介さん 中央区在住 53歳

相模原をロボットのまちに

 ○…ロボットを軸にしたビジネス支援やロボット推進のため、2014年に設立された同協議会。現在は約60社が加盟する。今年4月に会長に就任。「労働人口が減少する中でそれを補填(ほてん)する一つがロボット。開発する企業、活用する企業の両方が相模原にはある。それをビジネスに導いていくのが私の使命」と話す。「みんながハッピーになる仕組みを作りたい」と力を込める。

 ○…学生時代から車が大好きで、自動車関連の企業に就職。30代で独立し、エンジンやレーシングカーの設計などに携わってきた。その後、世間でサービスロボットが普及すると、そちらにも重点を置くように。自社では企業の少人数化、省力化の手段の1つとしてロボットの導入を提案している。「AIと結びつくことでロボットの可能性はさらに広がる」と期待に胸を膨らませる。

 ○…横浜市で生まれ、相模原市で育った。上溝小、上溝南中と進み大学は工学部へ。学生時代はガソリンスタンドのオープンスタッフとしてアルバイトに熱中。会社に意見できるまでになると仕事の楽しさを知り、「自分の会社を作ろう」とぼんやり描くように。32歳で独立、35歳で法人化と描いた通りの道を進んできた。座右の銘は「意志あるところに道は開ける」。振り返るとまさにその通りの半生だ。

 ○…協議会は6月に市と総合建設会社の戸田建設と協定を締結。市役所でエレベーターを活用したロボットの実証実験の準備を進める。「とても良い話ができている」と手応えを口にする。時代もロボットも進化が著しい中で、「会も常に変化し地域に恩恵のある活動がしたい」と意気込む。そして思い描く。「それができて人や企業が集まってきた時、相模原がロボットのまちになる」

すずらん保育園(上)とエンゼルハウス保育園(下)の保育の様子

相模原市、休日保育を全市で展開 リフレッシュ目的でも利用可能に

 相模原市は、2024年からエンゼルハウス保育園(緑区橋本)で先行して実施していた「さがみはら休日一時保育」を、今年4月にりとせ相模大野保育園(南区相模大野)、7月にすずらん保育園(中央区鹿沼台)で開始した。市内全3区に休日の預かり場所が整備された。

 この事業は利用理由を保護者の就労等に限定せず、リフレッシュ目的でも利用できることが特徴で、全国的にも珍しい取り組みとなっている。

市民アンケートで必要性を確認

 市保育課の担当者によると、この事業は2022年7月25日から8月5日にかけて市が実施した「少子化対策に向けたアンケート」の結果を基に市が実施を進めてきたもの。「子育てで苦労していることは?」という問いに対し、最も多かったのは「教育や保育にかかる費用負担」で、次いで「仕事と家庭の両立」、「自分の時間が持てない」、「保育所等の預け先の確保」と続いた。

 「この時点で休日利用できる保育園は一つもなかった(担当者)」ため、市は休日保育事業の開始を決定。実現にあたって複数回の説明会を開催し、駅から800m以内などの利便性も考慮して公募で決定した。

人材確保の壁

 市内初の休日保育を開始したエンゼルハウス保育園の加藤倫代園長は、保護者との事前面談や市の説明会で「保護者の切実なニーズを感じた」と振り返る。ただ、「休日に保育士を確保するためには従来の勤務体系を見直さなければならず」、人材確保が最大の壁だったと話した。すずらん保育園の青木庸江代表も「平日の人材確保も難しい中で、最初は無理だと思い、引き受ける気はなかった」という。

 それでも休日の受け入れに踏み切ったのは「この少子化時代にこの取組はやるべき」と先代代表が背中を押したからだと青木代表は語る。加藤園長も「親の就労スタイルが多様化する時代に保育もこのままではいけない。安心して子育てできる環境を用意してあげたい」との思いから何度も職員会議を重ね、実現に漕ぎつけたという。

「ありがたい」

 リフレッシュ目的で何度か利用している保護者からは、感謝の声が聞かれた。石川あいさんは「下の子が生まれてから上の子と話ができていない」と危機感を感じていた時に休日保育を知り、エンゼルハウス保育園を月1〜3回ペースで利用しているという。「上の子と動物園やアスレチックに行ったり、パパと二人で男同士のバーベキューに行ってもらったり」と大満足だと話す。

 安達百合香さんも上の子たちへのケアを目的にすずらん保育園で4回、休日保育を利用。「先生たちは優しくて安心して預けられた」と話し、「仕事ではないのに預けるなんてと後ろめたさを感じてしまうかもしれないけど、一歩踏み出してほしい」と子育て中の人へメッセージを送る。

 市の担当者は「今後園や利用者の意見を受け、より良い体制を構築したい」と述べ、「子育てしたいまち 相模原」の実現を目指すとしている。

 問い合わせは同課【電話】042・769・8340。

森常さんと文江さん、増本さんが写る家族写真

優しくされた日本人もいる 相武台在住 増本敏康さん

 「戦後生まれで戦争は知らない。ただ、両親は戦後台湾から引き揚げた後も向こうの人と交流を続けていたことを伝えたい」―。

 相武台在住の増本敏康さん(79)の父・森常さん(享年87)と母・文江さん(享年94)は戦時中、日本統治下だった台湾東部にある鹿野村(現・台東県鹿野郷)で暮らしていた。当時、台湾総督府により花蓮、台東一帯で大規模な移民政策が行われ移民村が建設されていた。鹿野村もそのひとつだった。

 森常さんは佐賀県相知村(現・唐津市相知町)に1913年に生まれた。長崎県佐世保で理容師養成学校に通っていたが、衛生兵として招集され鹿野村へ渡った。

 母・文江さんは鹿野村で1923年に生まれた。「母の実家は高田市(現・新潟県上越市)にある。祖父が大工で集団移住したと聞いている」と増本さんは話す。鹿野村は台東製糖株式会社がサトウキビ生産の担い手として移民を募集しており、特に新潟県からの移民が多かったという。

 文江さんは役場に勤めていた。「当時の暮らしの様子は聞いたことがない。ただ頭は良かったんじゃないか」と振り返る。病院経営者の紹介により、森常さんと文江さんは結婚。終戦後、移植者は帰国させられた。森常さんと文江さんも同様に佐賀県に戻った。

 翌年、1946年に増本さんが誕生。「馬小屋で生まれたと聞いている。引き揚げてすぐは貧しく厄介者扱いだったんだと思う」と推測する。

 増本さんは両親の鹿野村での暮らしについて話は「知らない」という。だが、引き揚げ後も鹿野郷との交流を続ける二人を見ていた。

 森常さん、文江さん夫婦は同地へ観光に訪れ、また逆に台湾の知人を招き、文江さんが案内していたこともある。「母から頼まれて来日した友人を成田や銀座に車で送ったこともある」という。

郷長から感謝状

 2007年、文江さんは鹿野郷の郷長から感謝状が贈られた。同地の郷土史をまとめる際、文江さんが資料を提供したことに対してだという。

 「引き揚げ者は現地に対してひどい扱いを受けたり、またひどい行いをしたと報道されているのを見る。でも、戦後も交流を続け、優しくされた日本人もいる。そのことを伝えたい思った」

(左から)樹山優葉さん、坂井友奏さん、行田佐和子さん、平本心愛さん、佐藤栞さん、三浦莉菜さん、中濱歩未さん、樹山優莉さん

中学女子野球 ハイド戦士、全国へ挑む 市内から8人が県選抜に

 全国大会に出場する県選抜チーム「神奈川やまゆりクラブ」に、市内の女子軟式野球チーム「相模原ハイドレンジャーズ」(田野倉利男代表兼監督)の8選手が選出された。京都府内できょう8月21日から行われる「全日本中学女子軟式野球大会」に出場する。選抜メンバーは総勢23人。仲間と共に、日本一を目指す。

 ハイドレンジャーズから選出されたのは、3年生の行田佐和子さん(東海大学付属相模高等学校中等部)、佐藤栞さん(麻溝台中)、平本心愛さん(田名中)、樹山優葉さん(由野台中)、樹山優莉さん(由野台中)、三浦莉菜さん(大沢中)と、2年生の中濱歩未さん(中央中)、坂井友奏さん(上溝南中)。平本さんと行田さんは3年連続での県代表選出となった。

 大会はトーナメント形式で行われ、全国から49チームが出場する。

 3年生にとっては中学最後の全国大会となる。ハイドレンジャーズでは副キャプテンを務めるキャッチャーの行田さんは「同い年もいっぱいいて、上手い人がいっぱいいる。最後の年なのでベスト4とかではなく優勝を狙いたい」と力を込める。

 昨年に続いてメンバー入りした佐藤さんはパワーヒッター。ピッチャー、サードとしても、「精一杯がんばりたい」と意気込みを語った。

「優勝旗を神奈川に」

 県代表の副主将で、普段はチームのキャプテンとして選手をまとめている平本さんは「選抜とは思えないくらい仲がいいし、皆上手い。優勝を狙えるメンバーが揃っている」と話す。最後の大会に向け「引っ張らなきゃいけないという気持ちもあるし、悔いなくやりたい。優勝旗を神奈川に持ち帰り、監督を胴上げしたい」と自信を見せた。

 ハイドレンジャーズは2023年3月に相模原市内初の女子軟式野球チームとして発足した。現在は29人の選手が所属している。

西駅前演舞場でコラボした「壱粋」と「硫黄島島千鳥」。最後は観客も一緒に踊った

東林間 「踊らにゃ損々」 阿波踊りに12万超え

 全国から41連が集まる夏の風物詩、「第34回東林間サマーわぁ!ニバル」が東林間駅前通りなどで8月2日と3日に行われ、2日間で12万5000人が訪れた。

 開会式では主催する同実行委員会の田中武委員長は「心配されていた台風もそれて、皆様のおかげで無事に開催することができた」と安堵の表情で挨拶。南区制15周年を記念し加藤宏美区長が鉦を鳴らすと、東林間地元連6連が「ヤットサー」「ヤットヤット」と威勢のいい掛け声に合わせて、阿波踊りを披露した。祭りが始まると、東林間駅前通りに設置した8の演舞場で、各連が熱気あふれる踊りを繰り広げ、訪れた観客を魅了していた。

勝坂公園で土笛づくり 9月14日

 「勝坂を学ぼう『土笛づくり』」が9月14日(日)、史跡勝坂遺跡公園管理棟(磯部)で行われる。

 縄文時代の土笛を作りながら文化に触れる。午前9時30分から正午まで。対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)。参加費用は100円。定員20人(先着順)。申し込みは9月10日(水)までに市文化財課【電話】042・769・8371。

感謝状を手にする畠山さん(左)と伊東署長

イオン銀行相模原店 投資詐欺防ぎ表彰 送金先に違和感

 SNSを通じて投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」を未然に防いだとして7月17日、相模原南警察署(伊東速人署長)はイオン銀行イオン相模原店の店長、畠山直美さんに感謝状を手渡した。同署によると3000万円の被害を未然に防いだという。

 SNS型投資詐欺とは、「投資をすれば利益が得られる」と煽り金銭をだまし取る手口。インターネット上に表示される「絶対に儲かる」などの煽り文句の広告をタップすると、SNSグループに招待され犯人側と接触する。犯人は有名投資家などを語り、運用サポートを持ち掛けて振込を指示してくる。

 同署によると南区内で昨年発生したSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害総額は3700万円に上る。

 畠山さんは6月9日、証券口座の開設などで相談に訪れた男性に対応し、会話から詐欺を疑った。日ごろから同店を利用している男性が「いつもと違う個人名義への送金」に違和感を感じたという。男性に対し、「LINEで指示されていないか」など積極的に声をかけ警察へ通報。詐欺が発覚した。

 畠山さんは「スタッフ全員がお客様の資産を守るストッパーだと改めて認識した。お客様との会話で疑問に思うことはしっかり質問をし、コミュニケーションをとることが大事だと感じた」と語った。

 伊東署長は畠山さんに感謝を伝え、「投資で『必ず儲かる』という話は絶対にない。騙されないでほしい」と強く呼びかけた。

文京みどりの公園の伐採した樹木

台風前に倒木対策 公園の危険木を伐採

 相模原市は倒木の恐れがある危険木の伐採を8月9日、文京みどりの公園(文京)で行った。

 これは文京中央自治会からの要望を受け、市職員が現地調査を実施。危険と判断したため行われた。

 今回伐採したのは園内にあるクロマツ5本。10〜15mほどの高木で、傾いている樹木もあったという。同自治会の山形文明会長は「砂場の近くに生えているものもあり、最近市内で倒木事故もあり危機感があった。地域住民の憩いの場として安全対策がなされてよかった」と安堵する。

 相模原市によると2025年度の南区内公園緑地の危険木の伐採本数は56本(7月8日時点)。年に5回程、民間委託なども含めて点検を行っているという。市担当者は「伐採は職員の調査で判断するが、危険を感じている樹木があれば連絡を」と呼び掛けている。

花火を楽しむ入居者と学生=主催者提供

夏休みに地域貢献 学生82人がボランティア

 相模原市社会福祉協議会ボランティアセンターやさがみはら市民活動サポートセンターなどで構成される支援団体、相模ボラディアが主催する市内在住・在校の学生を対象とした「夏休みボランティアチャレンジ!」が8月22日まで行われている。

 学生が地域で活動する団体や施設への関心を深めることを目的とし、今年は中学生から大学生まで82人が参加した。

 8月7日にシルバータウン相模原特別養護老人ホーム(大野台)を訪れた女子高校生(3年)2人は、同所の入居者に向けた施設内の花火イベントを手伝った。 

 入居者は花火が上がるたびに拍手をしていた。同所の職員によれば「普段あまり笑顔を見せない人も笑っていて、楽しそうだった」と話した。参加した生徒は「車いすを押すのが難しくて最初は緊張した。花火は入居者さんも自分もとても楽しめて良かった」とやりがいを語った。

 23日(土)には「まとめの会」が行われ、活動を振り返る。
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入場無料 相模原で戦争体験を語り継ぐ講演会 8月30日 シベリア抑留や被爆の経験者が登壇

 相模原市は戦後80年事業として8月30日(土)に講演会「戦争体験・記憶の継承」を開催する。会場はあじさい会館(中央区富士見)で入場無料。

 市は核兵器廃絶平和都市宣言を行った翌年の1985年から毎年11月に「市民平和のつどい」を開催している。今年は戦後80年にあたる年なので終戦記念日のある8月に実施されることとなった。

 講演者はシベリア抑留体験者の西倉勝さん(南区在住・100歳)と相模原原爆被災者の会会長の丸山進さん。西倉さんは平和祈念展示資料館(東京都新宿区)で語り部として活動するほか、映画『ラーゲリより愛を込めて』にはアドバイザーとして関わった。丸山さんが会長を務める被災者の会はノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の構成団体。自身の被爆体験などを各地で講演する、平和のための活動に取り組んでいる。

 講演会は第1部(午後2時から2時55分)に西倉さん、第2部(午後3時5分から4時)に丸山さんが登壇する。

 市の担当者は「戦争体験者が少なくなっていく今、若い方や子育て中の方などに参加してもらい、貴重な肉声による経験談を次世代につないでほしい」と話す。

 定員280人(申込順)。8月27日(水)まで市コールセンター【電話】042・770・7777で申込受付。問い合わせは市国際課【電話】042・707・1569。

篠崎さんの作品「あの凧を越えろ!」

大凧写真コン 「勢いと情熱」収めて最優秀 相武台在住 篠崎さん

 5月に開催された「相模の大凧まつり」の写真コンテストの表彰式が8月5日、相模の大凧センター(新戸)で行われた。

 同コンテストは相模の大凧文化保存会(八木亨会長)が主催し、同会のメンバーらが審査員を務めている。「凧揚げ」と「まつり風景」の2部門があり、今年の応募総数は36点だった。

撮り続けて20年 

 「凧揚げ」部門で最優秀賞を受賞したのは、篠崎功さん(相武台在住)の作品「あの凧を越えろ!」。篠崎さんは毎年自転車で会場に駆けつけ、20年間写真を撮り続けている。篠崎さんは「大凧が揚がるときの勢いや情熱が作品に出るといいなと思いシャッターを切っている。見る人が凧が揚がったときは嬉しく、揚がらないときは寂しさを覚える。そうした場を毎年作る皆さんに感謝いたします」と思いを口にした。

 まつり部門で最優秀賞を受賞したのは吉澤公将さん(緑区在住)の「皆のノリがいい阿波おどり」。吉澤さんは「自信がなかったので『まさか』と驚いた。これからも元気に大凧を撮り続け自己研鑽していきたい」と喜びを語った。

 主催する同会副会長を務める西山和秀さんは「作品を見ると、全体的に風が弱かった今年の祭りの様子がよく表れている」と感想を話した。

 

相模女子大 赤ちゃんが受けるテレビの影響 8月23日 シンポジウム

 赤ちゃんとメディアをテーマとしたシンポジウム「テレビと学び〜子どもはテレビから何を学ぶ?」が8月23日(土)、相模女子大学(文京)で開催される。日本赤ちゃん学会主催、相模女子大学学芸学部子ども教育学科共催。

 識者を招きデジタルメディアの関わりが子どもの学習に及ぼす影響を考察する。東京大学の開一夫氏が座長を務め、テレビ東京「シナぷしゅ」の統括プロデューサー・飯田佳奈子氏、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の主任研究員・奥村優子氏らが登壇。メディアが乳児にもたらす可能性と課題、乳児の数理解に関する研究成果について話す。

 午前10時30分から11時30分。参加無料。要事前申し込み(先着順)。申し込みはウェブサイトの申し込みフォームから。

古墳時代の切子玉 8月30日まで

 「考古市宝展」が旧石器ハテナ館(中央区)で開催されている。8月30日(土)まで。

 古墳時代の磯部横穴墓や谷原古墳から出土した水晶の切子玉が展示されている。

 午前9時から午後6時。入館無料。問い合わせは同所【電話】042・777・6371。