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さがみはら南区 社会

公開日:2025.08.20

イオン銀行相模原店
投資詐欺防ぎ表彰
送金先に違和感

  • 感謝状を手にする畠山さん(左)と伊東署長

 SNSを通じて投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」を未然に防いだとして7月17日、相模原南警察署(伊東速人署長)はイオン銀行イオン相模原店の店長、畠山直美さんに感謝状を手渡した。同署によると3000万円の被害を未然に防いだという。

 SNS型投資詐欺とは、「投資をすれば利益が得られる」と煽り金銭をだまし取る手口。インターネット上に表示される「絶対に儲かる」などの煽り文句の広告をタップすると、SNSグループに招待され犯人側と接触する。犯人は有名投資家などを語り、運用サポートを持ち掛けて振込を指示してくる。

 同署によると南区内で昨年発生したSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害総額は3700万円に上る。

 畠山さんは6月9日、証券口座の開設などで相談に訪れた男性に対応し、会話から詐欺を疑った。日ごろから同店を利用している男性が「いつもと違う個人名義への送金」に違和感を感じたという。男性に対し、「LINEで指示されていないか」など積極的に声をかけ警察へ通報。詐欺が発覚した。

 畠山さんは「スタッフ全員がお客様の資産を守るストッパーだと改めて認識した。お客様との会話で疑問に思うことはしっかり質問をし、コミュニケーションをとることが大事だと感じた」と語った。

 伊東署長は畠山さんに感謝を伝え、「投資で『必ず儲かる』という話は絶対にない。騙されないでほしい」と強く呼びかけた。

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