茅ヶ崎・寒川版【8月22日(金)号】
(上)左から平子さん、根本さん、長橋さん、小松さん(下)練習に励む4人=8月、茅ヶ崎市立西浜中学校

茅ヶ崎市消防本部 救助技術競う全国大会へ 2種目で出場 「上位狙う」

 厚木市で7月18日に開催された消防救助技術関東地区指導会「水上の部」で、茅ヶ崎市消防本部の隊員が個人・団体種目で優れた成績を収めた。この結果を受け、8月30日(土)に兵庫県三木市で行われる全国消防救助技術大会に出場する。

 関東地区指導会は1都9県(関東地方および長野県、山梨県、静岡県)の各消防本部の代表消防職員が日頃の訓練で鍛えた救助技術の成果を発表するもの。

 隊員同士が知識・技術を競い、学ぶことを通じて複雑多様化する災害現場に即応できる高度な救助技術、体力・精神力を養うことなどを目的に開催されている。訓練の開始から要救助者を救出するまでの所要時間や、減点方式による採点によって「安全・確実・迅速」という3つの観点で評価される。

 市消防本部から全国大会に出場するのは、「水上の部」で団体種目「溺者救助」に小和田警備第一課海岸出張所隊員の平子将人さん、根本広大さん、長橋祐大さんと、個人種目「複合検索」に同第二課鶴嶺出張所隊員の小松真也さんの4人。

 「溺者救助」は3人1組(溺者含む)で実施。救助者と補助者の2人が協力して小型浮環(うきわ)にロープを結着後、補助者からプールに投げ込まれた浮環を救助者が25m先の溺者がいる地点まで搬送し、浮環に溺者をつかまらせ、補助者がロープをたぐり寄せて救助する。

 救助者が飛び込みながら浮環とロープを正確につかむこと、また、溺者が補助者にけん引される際に足を開閉して水流をつくることで救助者が早く泳げるようにするといったコンビネーションが試されるという。

 大会を前に、「練習場とは違う会場でも練習どおり再現すること」と課題を挙げた救助者の根本さん。「平常心で臨み、上位を狙いたい」と意気込む。

 「複合検索」は、マスク、スノーケル、フィンを着装し、スノーケリングで障害物(救命浮環)をすり抜けながら水中に沈められたリングをつかみ、引き揚げる訓練。

 出場する小松さんは昨年の関東地区指導会でリングをつかみ損ねてしまうミスを経験した。練習会場と大会会場の水深の違いで起こったもので、今年はより確実性を上げるため、リングをしっかり見ながらつかむように心掛けたことが好結果につながったという。

 小松さんは「一緒に訓練している同僚、上司のサポートに感謝の思いを持って、上位入賞を目指したい」と意気込みを話した。
岸田劉生『白樺 十週年記念号』第10年4月号表紙、木版多色・紙、1919年、茅ヶ崎市美術館蔵

茅ヶ崎市美術館 「白樺」が広げた西洋美術 9月2日から企画展

 茅ヶ崎市美術館は9月2日(火)から、企画展「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」を開催する。会期は11月9日(日)まで。

 同展は明治から大正にかけて刊行され、西洋美術を紹介するメディアの役割も果たしていた雑誌『白樺』に焦点を当てるもの。

 洋画家で同誌の表紙を多く手掛けた岸田劉生の装幀版画のうち、同館が所蔵する作品をはじめ、創刊者の1人で、自らも美術に強い関心を寄せていた小説家・武者小路実篤の貴重な油彩画のスケッチブックなどを展示する。また、「白樺派」の詩や小説作品、当時主催した西洋美術展の資料や同時代に出版された美術・文芸雑誌なども紹介し、近代日本における西洋美術受容の側面を探る。

 開館時間は午前10時から午後5時(入館4時30分)まで。月曜休館(9月15日、10月13日、11月3日は開館し翌日が休館)。観覧料は一般800円、大学生600円、市内在住65歳以上は400円で、高校生以下の人、障害のある人とその介護者は無料。

 関連イベントとして、手製本やしおり制作のワークショップ、講演会も予定されている。

 詳細は同館のウェブサイトまたは【電話】0467・88・1177へ。

アフリカ太鼓チーム「おとのわ工房」の代表を務める 柴田 健二さん 寒川町内在住 47歳

「ジャンベ」の魅力伝える

 ○…西アフリカが起源の太鼓「ジャンベ」。その魅力を伝えようと寒川町を中心に活動する「おとのわ工房」の代表を務める。8月23日(土)には一之宮小学校で開催される盆踊りで、演奏の体験やショーを開催する。現在の会員は約10人。「仲間を増やしたい」と積極的にイベントをまわっては、出演の交渉をしているという。「年齢制限はありません。興味があれば、まずはお祭りにきて、一緒に楽しんでもらえれば」

 ○…ジャンベとの出会いは35歳の時。「知り合いに誘われて行った」というアフリカン音楽のコンサートで虜になった。「他の楽器よりも出す音が少ないのに、無限に楽しませてくれた。感動して、思わず涙を流してしまった」という。次の日にはすぐに練習場所を探し、あっという間に熱中していった。生まれ育った大和市では祭りやイベントに何度も参加し、仲間とともに地域を盛り上げてきたという。

 ○…「楽譜が読めなくても、音楽経験がなくても、簡単なリズムからすぐに楽しむことができる。老若男女が親しめるところも良い」とその魅力を語る。「もっと子どもたちに広めていきたい。いずれは部活動にしたいと思っている」と夢見る。

 ○…妻と息子の3人家族。妻との出会いもジャンベがきっかけ。「イベントに出演したり、ともに練習していくなかで仲良くなった。妻のほうが断然うまいんだけどね」とにこり。2019年に寒川町へ移ると、仕事や子育ての傍らで、ともにアフリカ太鼓の普及に勤しんできた。「2人でやるから、太鼓は自宅に10個以上あるんだよ」と話す。家庭はいつでも太鼓とともにあるというが、「息子は今、サッカーに夢中なんだよね」と笑顔を見せた。

全国JOC夏季水泳 林水泳教室から25人出場 若手の国内最大級の大会

 第48回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が8月24日(日)まで、滋賀県で行われる。茅ヶ崎市内のスイミングスクール・林水泳教室からは25人が出場する。出場選手は次の通り(敬称略)/自…自由形・平…平泳ぎ・背…背泳ぎ・バ…バタフライ・リ…フリーリレー・メ…メドレーリレー・個メ…個人メドレー

▽奥山翼/高1/100平・200平・200個メ▽大貫海来/中3/400リ・400メ▽木山誠大/中3/100バ・400リ・400メ▽升田比呂/中3/200自・100背・200個メ・400個メ・400リ・400メ▽金田琉輝/中2/100平・400リ・400メ▽八幡晟/中2/100バ・200バ・200個メ・400個メ▽桑野想士/中2/200背▽梅原湊太/中1/50平▽遠山仁/小6/50平▽河合漣/小5/50背▽窪沢杏南/高2/400メ▽小林美波/高2/50自・100自・400メ▽久保田天来/高2/100バ・400メ▽◎平林茅夏/中3/400リレーのみ▽中津井莉空/中2/100平・200平▽福田樹里/中2/100平▽武田美海/中1/50背・200メ▽平林茅乃/中1/200メ▽熊切梨乃/小6/50バ・100バ・200メ▽安嶋胡実/小5/50バ・100バ・200メ▽関朱莉/小5/50背・50バ・200メ・200リ▽木村海音/小5/200メ・200リ▽片山理奈/小5/200メ▽澤田花/小5/200メ・200リ▽今井心結/小4/200リ

寒川神社 相模薪能 終戦の日に祈りを込めて

 寒川神社(利根康教宮司)境内の特設能舞台で8月15日、平和を祈念する神事能「相模薪能」が行われた。今年で56回目を迎えるこの催しは、1970年から毎年終戦の日に開催されている。

 当日は、戦没者を追悼する一連の神事が執り行われた後、半能「井筒」(観世流)=写真=や狂言「宗八」(和泉流)、能「融」(観世流)が披露され、約1000人の観客を魅了していた。

現在は趣味の俳句や「天声人語」を楽しむ毎日

恩賜の菓子を抱いて眠った夜 寒川町在住 石原美枝子さん

 空襲が激化した第二次世界大戦末期、国民学校(小学校)に通う3年生から6年生の児童らの多くは親元を離れ、空襲の被害が少ない場所に避難していた。寒川町在住の石原美枝子さん(92)もそうした一人だった。

 軍港のある横須賀で生まれ育った石原さんは、5年生だった1944年の夏に学童疎開を経験した。それ以前にも祖母のもとへ縁故疎開をしたことがあるというが「食糧難だったからね。やっぱり居づらくて」。

 横須賀駅で見送りの家族と別れ、2つ下の妹とともに「荷物のように詰め込まれて」列車に乗せられた。子どもも大人も皆、涙を流していた。「先生が家族から子どもたちを引きはがして電車に乗せるんだ。そうでもしないと離れられないからね」。こうして厚木市にある妙純寺へと疎開した。

 約70人の子どもたちとともに、寺の本堂にぎゅうぎゅうに敷き詰められた布団で眠り、少ないご飯を食べる日々。「親が会いに来てくれるんじゃないかと、寺の外が見渡せる階段に座ってひたすら待ちわびていた」と石原さん。寂しく、つらい疎開生活も「(戦争に)勝つまでは」と、ただ耐えるしかなかったという。

忘れられない夜

 その年の秋、石原さんにとって忘れられない出来事が起こる。

 その日、寺には天皇陛下から賜った「恩賜の菓子」が、子どもたち一人ひとりに配られた。「クッキーだったかおまんじゅうだったか、もう覚えてはいないのだけれど、ただただ本当にうれしかった」。空腹で今すぐにでも食べたい気持ちと、もったいなくて食べられない気持ちの間で葛藤し、胸に抱きしめて布団に入った石原さん。夜も更けたが「眠れるはずもなかった」という。

 すると、一人の男の子が突然ぽつりと歌い出した。「オンシノオカシヲイタダイテーアスニークホウトオモホタニーコンヤノウチニタベチャッターアアーハラガヘッター」。その歌に、すすり泣く声が次々と重なり、やがて大勢の子どもたちが号泣し始めた。「菓子をもらえた喜び、親元を離れ過ごす寂しさ、そして何より空腹。これまで耐えてきたさまざまな感情があふれた瞬間だった」と話す石原さんの目にも涙が浮かぶ。

 あれから80年、石原さんは寒川町の倉見で過ごしている。窓から見える相模線の単線を見るたびに、学童疎開で乗り込んだ列車を思い出し、その当時の記憶をたどる。「今は、白いご飯が食べられたり、家族と一緒に過ごしたりするときに、『平和』を強く感じるの」とほほ笑んだ。

戦争体験談を募集

 タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室では、戦後80年に合わせた企画として、戦争体験談をお話いただける方を募集しています。情報提供は茅ヶ崎・寒川編集室【電話】0463・25・0700または氏名(ふりがな)、年齢、住所、連絡先、お話ができる内容の要旨を明記の上【メール】chigasaki@townnews.co.jpまで。

激しい大食い対決を見せる参加者(写真上)、優勝した4人と長谷川社長(左)

プレンティーズ アイス大食い盛況 炎天下の中、し烈な戦い

 茅ヶ崎市東海岸北のアイスクリーム店「プレンティーズ茅ヶ崎本店」で7月26日、アイス大食い大会が行われた。

 5分間で食べた同店のカップアイスの量を競い合う恒例のイベント。男性部門は石原漣さんが11個と2口、女性部門は村崎佑夏さんが9個と1口、小学校高学年部門は城野獅温さんが6個と2口、同低学年部門は依田虎ノ助さんが3・9個を食べて優勝した。

 大会を終え、長谷川裕社長は「今回、猛暑の影響で小学生のキャンセルが多かったため、参加者は少なめだったが、男性部門では小学生の頃に優勝経験のある人が、9年ぶりに参加するなど回を重ねるごとにドラマがあった。この暑さの中で参加者も応援団も体調面のこともあるので、来年以降の開催時期を検討したい」と話した。

山本社長(右)と山川施設長

白十字会に寄付 「子どものために役立てて」

 不動産仲介などを行う株式会社フドケン(香川/山本栄一社長)が8月15日、茅ヶ崎市富士見町の児童養護施設白十字会林間学校(山川信人施設長)に、10万円を寄付した。同社からの寄付は3回目。

 同施設では、DVなどの事情で親と一緒に暮らすことができない子どもらを保護しており、現在3歳から18歳の子どもらが共同生活している。「貧困から親がメンタルをやられ、DVにつながるケースもある。それでも子どもたちは心の傷を抱えながらも元気にしている」など、山川施設長は現状について説明した。

 寄付金を手渡した山本社長は「わずかではあるが、継続して続けていくことが大事。未来を担う地域の宝である子どもたちが、元気にすくすくと育ってほしい」とし、山川施設長は「遊具の購入や奮闘する卒業生の支援など、ありがたく子どもたちのために使わせていただく」と話した。

 同社ではこれまで、市内の児童養護施設や茅ヶ崎市の子ども未来応援基金、海岸保全団体などにも寄付を行っている。

世界的ハーモニカ奏者が演奏 寒川で8月23日(土) 当日券も販売

 寒川町出身で世界的クロマティックハーモニカ奏者・竹内直子さん=写真=のコンサートが8月23日(土)、寒川町民センターで開催される。世界ハーモニカフェスティバルで1位の経験を持ち、国際的に活躍する竹内さんが成田為三の「浜辺の歌」やA.ピアソラの「リベルタンゴ」といった名曲の数々を披露する。ピアノ演奏は石井滋子さん。

 午後0時30分開場、1時開演。前売券2000円/当日券2500円。前売り券販売店は、寒川町観光協会、巴屋、シマノ洋品店、カフェパパ&ママ、割烹北国、美容室ローラ、アトリエ森のきもち、ピッツェリア・ヴェルデ、町民センター、寒川町内各公民館、エコライフゆたか(JR茅ケ崎駅南口徒歩3分)、ギャラリー木の実(芹沢)など。未就学児不可。(問)事務局・杉山さん【携帯電話】080・3082・1057

レジンアートの作品と大森さん

脊髄梗塞との闘病 冊子に 茅ヶ崎市中島在住 大森崇さん

 茅ヶ崎市中島在住の大森崇さん(53)がこのほど、脊髄梗塞の闘病についてまとめた小冊子『私は突然歩けなくなりました。』を出版した。

 昨年末、入浴中にひどい痛みと共に体が動かなくなったという大森さん。しかし検査しても原因はなかなか分からなかった。帰宅したものの再び痛みに襲われ、数回にわたって救急車を呼ぶことになったという。

 さまざまな病院にかかり、ようやく判明した病名が「脊髄梗塞」だった。「2017年に大動脈解離B型を発症したり、椎間板ヘルニアを患っていたこともあり、原因がなかなか分からなかった」と振り返る。

「死にたい」痛みと戦う日々

 脊髄梗塞は、脊髄に栄養を運ぶ血管が詰まり、脊髄の一部が壊死する病気。下肢の麻痺や膀胱直腸障害、背部痛などが症状に現れる。

 大森さんの場合は、全身を激しい痛みと麻痺が襲った。「ただ白い天井を眺めることしかできず『死にたい』ということばかり考えていた」と振り返る。

 5カ月の入院生活を経て現在は退院し、自宅でリハビリを続けながら療養している。胸から下は麻痺し車いすの生活になったが、胸から上の機能は残った。常時痛みがあるため薬で和らげている状態という。

情報を発信

 10万人に1〜2人がかかるといわれる脊髄梗塞だが、法律に基づいて医療費助成の対象となる難病指定の対象となっていない。国の補助や支援はなく、専門医もいない状況だという。

 孤独な日々の中で一筋の光となったのが、同じ病気に苦しむ仲間の存在だった。インターネット上で「脊髄梗塞の仲間たちの闘病記『幸せな人生の歩き方』」というサイトを発見。サイトを運営する川尻陽子さんや、2024年に脊髄梗塞を発症した「体操のお兄さん」こと佐藤弘道さんらと交流や情報交換を続け、難病指定に向けた国への働き掛けにも参加している。

 「誰もがなりうる病気。もっと社会に知ってもらいたい」と考えた大森さんは、入院中のメモ書きや資料をまとめた小冊子『私は突然歩けなくなりました。』を制作した。もともとデザイナーとして働いていたこともあり「撮りためていた写真なども入れて、内容が固くならないように仕上げた」という。

 instagram(@takashi_omori_)でも情報を発信中。「この病気がもっと社会福祉の中で取り上げられ議論されるようになれば」と思いを語った。

 「希望する人には冊子を無料で進呈したい」と大森さん(自宅に直接取りに行ける人に限る)。問い合わせは大森さん【携帯電話】090・3918・5294へ。

ブランチ夏まつり

 ブランチ茅ヶ崎夏祭りが8月23日(土)・24日(日)に開催される。

 浜見平自治会夏祭り実行委員会による盆踊り大会は、しろやま公園特設会場で23日午後6時30分〜、7時30分〜、24日6時〜、7時〜に開催。ブランチマルシェ(23日のみ)はブランチ茅ヶ崎2の2階特設会場で午前11時〜午後4時。キッチンカーが大集合するキッチンカーフェスは両日とも1階屋外広場で午前11時〜午後6時。ほかにも施設内各所でさまざまなイベントが開催される予定。(問)同施設管理事務所【電話】0467・81・5130

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昨年も好評だった同イベント

24日は「ル・ニコの夏祭り」 飲食など露店多数

 フレンチレストラン「ル・ニコ・ア・オーミナミ」(茅ヶ崎市柳島2の9の17)が8月24日(日)、同店を会場に夏祭りを開催する。時間は正午から午後8時まで。来場無料、雨天決行。

 地域への日頃の感謝を込めて行っているもので今年で3回目を迎える。当日は子どもから大人まで楽しめるよう、「昭和のノスタルジーを感じさせる」さまざまな露店が並ぶ。店内にはフードコートが設けられ、地元飲食店による多彩なジャンルの料理をドリンクとともにリーズナブルな価格で味わえる。

 また、夜には盆踊りも開催される予定。当日は駐車場スペースも会場となるため、同店では公共交通機関での来場を呼び掛けている。祭りでの会計は全て現金のみ(カード・電子決済は不可)。

 詳細は同店【電話】0467・88・0373。

聖地で吹こうサザンの名曲

 事前に指定された吹奏楽曲を当日顔を合わせたメンバーで演奏する「1日ブラバンデー」が9月7日(日)、うみかぜテラス(茅ヶ崎市中海岸3の3の9)で開催される。午後2時から5時まで。

 長谷川楽器店が主催、ヤマハミュージックジャパンの協力で行われるもの。当日はJベスト(エロティカ・セブン、勝手にシンドバッド)、いとしのエリー、宝島を演奏。主催者は「2023年にライブが行われた茅ヶ崎球場のそばで、サザンの名曲を演奏しませんか」と呼びかける。左の二次元コードからアカウント登録のうえ申し込みを。3300円。詳細は長谷川楽器店【電話】0467・85・1725へ。

茅ヶ崎美術研究会 文化会館で人物画展

 茅ヶ崎美術研究会(藤村均代表)による「第30回人物画展」が8月26日(火)から31日(日)まで、茅ヶ崎市民文化会館展示室B、Cで開催される。午前10時(初日午後1時)から午後6時(最終日4時)まで。入場無料。

 総勢30人ほどの個性が光るさまざまな人物画を楽しめる。

(問)藤村代表【電話】0467・86・8494

(右)「相棒」の一輪車と優勝トロフィーを前にする岬希さん=6月(左)総合4位となった弟の侑希さん=提供

茅ヶ崎市在住 内田岬希さん 全日本一輪車で4連覇 弟・侑希さんは総合4位

 静岡県で6月に行われた全日本一輪車競技大会のトラックレース部門で、東海大学2年の内田岬希さん(20・茅ヶ崎市十間坂)が総合優勝を果たし、4年連続で男子全日本チャンピオンに輝いた。弟でアレセイア湘南高校2年の侑希さん(17)は総合で4位に入賞した。

 岬希さんは予選で出場した400mレース、100mスプリント、片足走行50m、タイヤ乗り30mの全種目を突破するなど順調に決勝に進んだ。ただ、父親で監督の重之さんに「普段の走りと違う」と指摘され、岬希さんは「その言葉をくみ取れなかった」という。

 迎えた決勝で重之さんの不安は現実となり、岬希さんは最初の競技の400mレースで落車してしまう。それでも猛然と追い上げ4位に食い込むと、「100m、片足で勝てば優勝のチャンスはまだある」と気持ちを切り替えた。それが奏功し、100mスプリントでは12秒12をマーク。自身が持つ世界記録を更新した。片足走行50mでは7秒24を叩き出し、ともに自身が持つ日本記録を更新。4年連続の総合優勝につなげた。「ハイレベルで厳しい戦いだった。タイム更新には驚いたが、冬場の体力強化が良い結果を生んだ」と笑顔を見せた。

 今後は11月に行われるハーフマラソンに向けて調整を進めていく岬希さん。「全日本を振り返って、他の選手に負けないようにしっかりトレーニングをしていきたい」と意気込みを示した。

「兄の連覇止めるのは自分」

 昨年と同じ総合4位だった侑希さん。ただ、昨年優勝したタイヤ乗りは小学校からのライバルである長田篤昌選手に敗れ2位に。「悔しかった。来年は絶対に優勝したい」と雪辱を誓った。今大会については「準備不足だった」と振り返り、「兄の連覇を止めるのは自分だと思っている。そのためにトレーニングに励みたい」と力を込めた。

不動産3社×タウンニュース 不動産を無料で査定 締切迫る、9月5日まで

 本紙8月1日号で掲載した夏の特別企画「不動産の無料一括査定」。九眞エステート、(株)フドケン、東急リバブル茅ヶ崎センターの3社と協力し、本紙が取り次ぎ、持ち家などの価値や評価を無料で査定できるもの。3社に一括して依頼することで、自宅の資産価値を比較できるだけでなく、各社それぞれの視点で今後の住まいや不動産全般に関する相談ができるという利点もある。応募締切は9月5日(金)。関心がある人は、当編集室へお問合せを。

茅ヶ崎・寒川ともに上昇

 国交省が今年3月に公表した令和7年の公示地価で、茅ヶ崎市・寒川町とも、住宅地、商業地双方で価格が上昇した。1平方メートルあたりの価格と変動率(%)については、茅ヶ崎市では住宅地は22万9500円で5・0%上昇、寒川町では13万700円で2・7%の上昇だった。

 また、商業地は茅ヶ崎市では40万2200円で9・7%の上昇となり、依然として上昇傾向が続いている。「茅ケ崎駅南側を中心に商店街の客足は堅調であり、駅周辺の根強い住宅需要を背景に、継続して強い上昇傾向が見られた」との総評を受けている。寒川町では22万4000円で1・8%の上昇だった。

 もし不動産の売却を考えるなら、売却目的を明確にし希望の条件や売却時期などをイメージすることが大切。「子どもも独立し、老後は小さくても快適な家で」「相続対策で家の正しい価値を知りたい」など、家族の将来設計に役立てられる。

 無料査定希望者は、タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室【電話】0463・25・0700、【FAX】0463・25・0777、【メール】chigasaki@townnews.co.jpのいずれかで問合せを。

 もしくは、専用入力フォームへの直接入力ならば、郵送などの手間なく対応が可能。

施設体験を楽しむ参加者

寒川町 子どもたちが議会体験 施設見学やクイズなど

 寒川町議会主催の「議会探検ツアー」が8月7日、同町議会議場他で開催され、小学生21人と保護者15人が参加した。

 これは、子どもたちに議会の仕組みや活動を伝えることで、興味関心をもってもらおうと昨年から始まった催し。

 当日は、町議会議員18人全員が参加。子どもたちに議会の仕組みについて説明した後、議場や図書室など普段は見ることのできない施設を見学。また最後は議会にまつわるクイズが出題され、子どもたちは実際の議員席に座り採決ボタンの操作をしながら、解答を楽しんでいた。

 参加者からは「普段入れないところに入れて新鮮だった」「クイズが楽しかった」などの感想が上がり、岸本優議長は「町に興味をもってもらうだけでなく、夏休みの思い出にしてくれたら」と話した。

インタビューにこたえる中山さん

9月13日、寒川町民センター 青島広志さんのモーツァルト・レクチャー 出演者、中山美紀さんにインタビュー

 青島広志さんのモーツァルト・レクチャー『歌って、弾いて、お話しして』が9月13日に開催される。テレビ番組『世界一受けたい授業』で人気の作曲家・青島さんはじめ、横浜出身の中山美紀さん(ソプラノ)、布施雅也さん(テノール)が出演。青島さんのモーツァルトについての楽しい解説も。出演者のひとり、中山美紀さんに公演の見どころなどを伺った。

  ◇  ◇

 モーツァルトの名案内人、青島広志さんが爆笑トークと共に、『トルコ行進曲』や『羊飼いの王様』など名曲の数々を演奏する。出演する中山さんは、「青島先生が楽しく解説してくださるので、初めて聴く方でも楽しめるはず。オペラの名シーンなどもあり、モーツァルトの面白い部分をいいとこ取りした内容になると思います」と話す。

 演奏プログラムは、青島さんが初期のモーツァルトを中心に組んだ。バロック音楽を専門とする中山さんにとって、モーツァルトは「全然、手が届かなかった存在。今回は初期の作品なので、バロックの香りも感じられます。手が届かない存在から、友達ぐらいにはなってきたかな」と笑う。

 「モーツァルトにも気楽なものもあるし、ロマンティックなものもある。『モーツァルトって人間らしいな』と感じられる、多面性をお届けできるように頑張ろうと思っております」

 ■ご存じ青島広志先生のモーツァルト・レクチャー『歌って、弾いて、お話しして』▽日時=9月13日(土)午後3時開演▽場所=寒川町民センター(JR寒川駅徒歩8分)▽料金=全席指定で一般2千円、60歳以上1千5百円、24歳以下1千円▽予約=チケットかながわ【電話】0570・015・415(10時〜18時)

姉妹都市交流市民ツアー ホノルル6日間の旅 8月31日まで申込受付中

 茅ヶ崎市では姉妹都市であるホノルル市・郡を巡る市民ツアー「茅ヶ崎発着ホノルル6日間の旅」への申し込みを受け付けている。締め切りは8月31日(日)。旅行企画はJTB神奈川西支店。

 旅行期間は12月4日(木)から9日(火)までの4泊6日。旅行代金は23万3000円(別途燃料サーチャージなどが必要)。茅ヶ崎市内在住・在勤・在学の55人(最少催行40人で申し込み多数の際は抽選)が対象となる。

 ツアー独自の利点として、茅ヶ崎市役所から羽田空港までの往復バス、全行程に添乗員、旅行初日のウェルカムランチ、2日目のホノルル市庁舎やチャイナマンズハットを巡るツアー、市民ツアーオリジナルグッズがそれぞれ付いてくる。「人気のホノルル市庁舎への訪問のほか、えぼし岩にそっくりなチャイナマンズハットを訪れて姉妹都市の魅力を感じてもらえれば」と担当者。

 希望者は下記のURL(https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/064/481/0401/Chigasaki250801.pdf )から旅行条件の詳細を確認の上、申し込みを。

茅ヶ崎交響楽団が定期演奏会 9月7日、茅ヶ崎市民文化会館大ホール

 市民オーケストラ「茅ヶ崎交響楽団」の第84回定期演奏会が9月7日(日)、茅ヶ崎市民文化会館大ホールで行われる。午後1時15分開場、2時開演。指揮に山上純司さんを迎え、「エニグマ変奏曲」(エルガー)、「交響曲第2番」(ラフマニノフ)を演奏する。

 全席自由席(未就学児の入場不可)、入場料1000円。当日券あり。チケットは同会館【電話】0467・85・1123、同楽団への問い合わせは濱田さん【電話】0467・95・3947またはメールNQ2K-HMD@asahi-net.or.jpへ。

子育てがラクになる心理学 8月20日 ブランチのまちスポで開催 申し込み不要

 「子どもに優しくしたいけれど、イラっとしてしまう」「子どもの気持ちが分からない」「何でこんなことをするのだろう…」などの疑問や悩みを解決するヒントを、学びのコンサルタントが伝える「子育てがラクになる心理学〜イラっとする前に知りたい人間のクセ〜」が開催される。ブランチ茅ヶ崎3の1階まちづくりスポット茅ヶ崎で午前10時30分から11時10分まで。誰でも参加可能。申し込み不要・参加無料。

 問い合わせは主催する湘南学びデザインの高橋研代表(メール)takahashi@shonan-manabi.comへ。

世界的ハーモニカ奏者が演奏 寒川で8月23日(土)・前売券発売中

 寒川町出身で世界的クロマティックハーモニカ奏者・竹内直子さんのコンサートが8月23日(土)、寒川町民センターで開催される。世界ハーモニカフェスティバルで1位の経験を持ち、国際的に活躍する竹内さんが成田為三の「浜辺の歌」やA.ピアソラの「リベルタンゴ」といった名曲の数々を披露する。ピアノ演奏は石井滋子さん。

 午後12時30分開場、1時開演。前売券2000円/当日券2500円。前売り券販売店は、寒川町観光協会、巴屋、シマノ洋品店、カフェパパ&ママ、割烹北国、美容室ローラ、アトリエ森のきもち、ピッツェリア・ヴェルデ、町民センター、寒川町内各公民館、エコライフゆたか(JR茅ケ崎駅南口徒歩3分)、ギャラリー木の実(芹沢)など。未就学児不可。(問)事務局・杉山さん【携帯電話】080・3082・1057

9月16日まで参加募集中 空手道選手権11月開催へ

 茅ヶ崎市空手道連盟は、11月16日(日)に茅ヶ崎市総合体育館第1体育室で開催される「第41回茅ヶ崎市空手道選手権大会」の参加者を募集している。

 対象は茅ヶ崎市内在住、在勤、在学または同連盟の加盟団体に所属する選手。

 競技は形と組手で、いずれも幼年、小・中・高、一般、壮年のクラスで行われる。当日の競技開始は午前9時。

 参加費は1人5000円。形、組手2種目の出場も可。出場希望者は、9月16日(火)までに大会実行委員の大室さんのメールdcm743k29xvv2@4dl.gmobb.jpに申し込みを。