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茅ヶ崎・寒川 スポーツ

公開日:2025.08.22

茅ヶ崎市在住 内田岬希さん
全日本一輪車で4連覇
弟・侑希さんは総合4位

  • (右)「相棒」の一輪車と優勝トロフィーを前にする岬希さん=6月(左)総合4位となった弟の侑希さん=提供

 静岡県で6月に行われた全日本一輪車競技大会のトラックレース部門で、東海大学2年の内田岬希さん(20・茅ヶ崎市十間坂)が総合優勝を果たし、4年連続で男子全日本チャンピオンに輝いた。弟でアレセイア湘南高校2年の侑希さん(17)は総合で4位に入賞した。

 岬希さんは予選で出場した400mレース、100mスプリント、片足走行50m、タイヤ乗り30mの全種目を突破するなど順調に決勝に進んだ。ただ、父親で監督の重之さんに「普段の走りと違う」と指摘され、岬希さんは「その言葉をくみ取れなかった」という。

 迎えた決勝で重之さんの不安は現実となり、岬希さんは最初の競技の400mレースで落車してしまう。それでも猛然と追い上げ4位に食い込むと、「100m、片足で勝てば優勝のチャンスはまだある」と気持ちを切り替えた。それが奏功し、100mスプリントでは12秒12をマーク。自身が持つ世界記録を更新した。片足走行50mでは7秒24を叩き出し、ともに自身が持つ日本記録を更新。4年連続の総合優勝につなげた。「ハイレベルで厳しい戦いだった。タイム更新には驚いたが、冬場の体力強化が良い結果を生んだ」と笑顔を見せた。

 今後は11月に行われるハーフマラソンに向けて調整を進めていく岬希さん。「全日本を振り返って、他の選手に負けないようにしっかりトレーニングをしていきたい」と意気込みを示した。

「兄の連覇止めるのは自分」

 昨年と同じ総合4位だった侑希さん。ただ、昨年優勝したタイヤ乗りは小学校からのライバルである長田篤昌選手に敗れ2位に。「悔しかった。来年は絶対に優勝したい」と雪辱を誓った。今大会については「準備不足だった」と振り返り、「兄の連覇を止めるのは自分だと思っている。そのためにトレーニングに励みたい」と力を込めた。

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