平塚・大磯・二宮・中井版【9月19日(金)号】

1市3町 熱中症搬送は112人 住居での発生も

 気象庁は9月1日、今年6月から8月の全国の平均気温は平年より2・36度高く、統計を取り始めた1898年以降で最高だったと発表した。平塚市、大磯町、二宮町、中井町1市3町の8月31日時点での熱中症による搬送者数は合計112人で、昨年の同時期より平塚市は3人、大磯町は4人増加した。

 各消防本部によると、1市3町の救急搬送者数は、平塚市が81人、大磯町が16人、二宮町が12人、中井町が3人だった。平塚市消防本部消防救急課によると、「6月17日ごろから搬送者の数が継続的に増加した」という。8月31日までに搬送された81人のうち、年齢別では65歳以上が42人で最も多く、18歳〜64歳が19人、7歳〜17歳が16人、6歳以下が4人だった。

室内も注意

 平塚市の発生場所を見てみると、住居が最も多い27人となっている。熱中症は炎天下の屋外で活動中に発生するイメージが強いが、閉め切った屋内でも発生する。

 同課では「特に高齢者は室内でも熱中症になる場合があります。蒸し暑いと感じたら、水分補給をしてください。睡眠中も油断できません」と注意を呼び掛けている。

 大磯町では同日までに搬送された16人のうち、65歳以上と18歳〜64歳がともに6人だった。二宮町は、搬送された12人のうち、10人が65歳以上だった。また半数の6人が、住居での発生となった。中井町の搬送者数は、昨年同時期よりも8人少ない3人で、65歳以上は2人だった。

熱中症のサイン

 熱中症はめまいやだるさ、頭痛といった初期症状から始まる。意識がぼんやりする、けいれん、まっすぐ歩けない、38度以上の体温などの症状がある場合は、重度な熱中症を疑い、涼しい場所へ移動させることが必要。また、衣服をゆるめて首筋や脇の下など太い血管が通る部分を冷やす、意識があればスポーツドリンクなどを少量ずつ飲ませる(自力で飲めない場合は無理に飲ませない)などの応急処置を行う。

相談窓口

 熱中症が疑われ、救急車を呼ぶべきか迷う場合は、救急安心センター「#7119」に電話をすれば、看護師等の専門家が相談に応じてくれるという。同課では「意識がない、呼びかけに応じない、けいれんが止まらないなど、緊急性が高い場合は、迷わず119番に通報してほしい」と話している。
西小磯ベースボールクラブのユニホームで池田町長を訪問した高野さん

大磯小の高野さん ベイジュニアに選出 「プロ目指す」

 西小磯ベースボールクラブ(山崎由基監督)に所属する高野正義さん(大磯小学校6年)が、横浜DeNAベイスターズジュニアのメンバーに選出された。8月23日に同ジュニアホームページにて発表された。高野さんは、12月26日(金)〜29日(月)に明治神宮野球場や横浜スタジアムなどで実施予定の「NPBジュニアトーナメントKONAMI CUP 2025」に出場する。

 横浜DeNAベイスターズジュニアとは、日本野球機構とプロ野球12球団が連携し、子どもたちが「プロ野球への夢」という目標をより身近に持てるようにと、2005年に創設されたチーム。選手と同じように各球団のユニフォームを着用し、プロ野球が行われている球場で12球団のジュニアチームがトーナメントを戦う。現在、ベイスターズジュニアでは20年に現役を引退した元プロ野球選手の松井飛雄馬監督のもと、ベイスターズOBがコーチを務めている。

強みは肩の強さ目指すは正捕手

 所属するクラブでは主将の高野さん。約170cmの体格と肩の強さで、正捕手としてもチームを牽引している。山崎監督は、「試合前の守備練習などで、キャッチャーからセカンドに一球ビシッと投げると、その日は相手が盗塁を仕掛けてこないくらい、いい球を投げます」と太鼓判を押す。

 東京都や長野県など、全国から小学生がセレクションを受けたといい、過去最多の1013人の受験者のうち、スイングスピードや球速、ボール回しなどを行う3回の実技セレクションを経て、16人が選出された。すでに練習はスタートしており、高野さんを含む2人が、正捕手の座をかけて切磋琢磨している。

 12月のトーナメントまで約3カ月、休日を中心に横浜市内でベイスターズジュニアのメンバーと練習しているという高野さん。「自分よりうまい人たちと一緒に野球がやりたくて選抜試験を受けた。練習でも、すごいなぁと思うことばかり。でも絶対にレギュラーを取ります。将来はプロ野球選手になりたい」と笑顔で意気込んだ。

 9月4日には池田東一郎町長を訪問。「大磯からプロ野球選手として羽ばたいてもらえたらうれしい」と激励した。

「ひらつかオレンジフェス」の実行委員長を務める 落合 洋司さん 平塚市在勤 53歳

音楽で認知症と街つなぐ

 ○…音楽を通じた「認知症への理解と支え合い」を形に。昨年の第1回は副実行委員長として携わり、実行委員長を引き継いだ今年。準備に奔走し、当日は認知症当事者と家族、医療福祉関係者を中心に結成した「ウクレレオーケストラ」の指揮者も務める。医師を迎えた講演会のほか、中学生の吹奏楽演奏や大学生の音楽療法発表も。出演者たちへ当日に向けて「認知症サポーター養成講座」を受けてもらうなど、若年層への周知啓発を欠かさず行ってきた。

 ○…20代から40代半ばまで「新堀ギター音楽院」の平塚教室などでギター講師を務めた。その中で、慰問演奏で病院を訪問。「無言だった車いすの方たちが演奏を聴いて歌を歌い出す姿に、音楽の力を感じた」。当時音楽療法の知識はなかったが実感があった。時を同じくして、コミュニティFMのラジオ番組で医師と対談し意気投合。「認知症は薬で完全には治らないからこそ、地域で支えていくことが大切。そこで当事者と家族のみならず世代を超えて楽しめるものは」と考え、共に「音楽」に焦点を当てることにした。

 ○…そして20年7月、平塚市を拠点に医療、介護従事者と「一般社団法人日本音楽医療福祉協会」を設立。「音楽でつながる地域社会」を広めようと代表理事を務め、当事者や家族の交流の場「オレンジカフェ」を開催。病院での音楽療法なども行っている。

 ○…寒川町で暮らす。共に歩んできたフルート奏者の妻はフェスにも出演予定。「フェスはあくまできっかけ。例えば参加後、街中で徘徊している高齢者の人を見たら、『もしかしたら認知症なのかも』と見え方が変わるはず」。住む人皆が認知症を理解し、街全体で支え合える日が来るまで活動を続けていく。

大磯町商工会青年部 海沿いに壁画を描こう 下絵を募集中

 大磯町商工会青年部が毎年取り組んでいる海岸の景観向上のための壁画事業が10月19日(日)、実施される。同青年部では、「大磯の冬」をテーマにした壁画の下絵を10月2日(木)まで募集している。

 応募資格は大磯町内在住・在勤・在学、または大磯町に興味のある16歳以上。個人、団体は問わない。壁画を描く場所は西湘バイパス橋脚下トンネルを予定。大きさは縦横1・5m、作画数は5点。下絵はA3以内に納め、正方形の比率に縮小する。青年部による審査後、合否が通知される。

 下絵の応募は同事務局(〒255―0003大磯町大磯927の12)に郵送または持参する。(問)同商工会【電話】0463・61・0871

撤去され柱だけ残っている歩道橋

中井町 井ノ口小前の歩道橋撤去 歩道整備にめど

 1969年度末に設置されて以来、50年以上にわたり町民に使用されてきた中井町の井ノ口小学校前の歩道橋が、9月中にも完全に撤去される。同校児童の通学路としても長年利用されてきたが、老朽化と耐震性の不足などの理由から、撤去が決定した。

 2012年度の調査でコンクリートの剥離や鉄筋の露出が確認され、16年には建設当時の規格では耐震性が不十分であることが判明。歩道橋から門扉もなく防犯上の課題も指摘されていた。近隣にある井ノ口公民館前の交差点の歩道の整備が今年度中にめどがたったことから撤去が決まり、すでに柱のみが残っている状態となっている。

通学路の安全対策

 歩道橋の撤去に伴い、町は松田警察署に校門から15mほど南寄りにある横断歩道を校門前に移し、信号機を設置することを要望。しかし校門に直結した横断歩道は飛び出しの危険性などから見通しは立っていない。そのため、地元ボランティアの子ども安全パトロール員や中井町交通指導隊の協力で9月から登下校時に、横断歩道に交通誘導員が配置されている。

 同校の津川由夏校長は「今後も子どもたちの登下校に皆様の見守りをお願いします」と話した。

知足寺の大数珠(提供写真)

地域史研究細井さん 大数珠に見る 昔の二宮 10月4日 ゲンコミで講座も

 二宮町二宮在住で、地域史を研究している細井守さん(68)が10月4日(土)、県営なのはなハイツコミュニティルーム(百合が丘3の6)でゲンコミ生涯学習連続講座「百万遍念仏の大数珠(知足寺)調査から見えてきた江戸末の二宮〈序論〉」を実施する。午前10時〜正午。参加費500円で定員40人。元気なコミュニティ協議会生涯学習部会主催。

 奉納されている大数珠は全長約28m、直径5〜7cmの木製の楕円形の数珠が1273個連なっている。知足寺が毎年10月に行う「百万遍念仏講」の際、使用されるもので信徒が念仏を唱えながら大数珠を回すという。

 細井さんは一昨年の春、毎朝5時に鐘を鳴らす同寺に興味を持ち参拝。「とてもいい雰囲気のお寺で、本堂をお参りさせてもらった時に大数珠を見つけ、珍しいと思った」と話す。二宮町の学芸員と共に、数珠一つ一つに彫刻されている文字について調べ始めた。

 大数珠が奉納されたのは安政4(1857)年。中里村(二宮)の水嶋半左門が世話人となり、寄進者は二宮はもちろん、大磯や厚木の商人、平塚の須賀や小田原の早川の漁業関係者、品川の水茶屋にまで及ぶ。近隣になるほど個人での寄進が多く、中には1人で9つの数珠を奉納した人も。小田原などは「念仏講中」といった団体名が刻まれている。

 「安政は大地震やペリー来航などがあった時代。社会不安から、お寺ではなく信徒が奉納を発案したのでは」と細井さん。寄進者の名前や在住地から、村や町の制度が整う前の地域構成がわかるといい、「タイムカプセルを開けたような気分。地域の歴史の『登場人物』が詳細にわかるのはロマンがある。じっくり調べていきたい」と話していた。

発会式の参加者ら

湘南龍馬会が発会 地域貢献や外国人誘致に

 坂本龍馬の自らを忘れ他を利する精神(自忘他利)を次世代に伝えることを目的とした市民団体「湘南龍馬会(土濃塚達也会長)」の発会式が、8月23日に大磯町の六所神社で行われた。同会は全国にある「龍馬社中」の一つで、県内では7つ目の団体となる。

 龍馬社中の知人からの声かけをきっかけに、県内の経営者など15人によって設立された。

 式当日は、全国龍馬社中代表から認定書が授与され、土濃塚会長は「同じ志を持つ仲間と共に、地域の未来を創るための組織。人々が困った時に頼ってもらえるような組織にしたい」と抱負を述べた。

 同会は今後、児童養護施設での祭りの開催や、外国人観光客を湘南地域へ誘致するインバウンド事業などを計画している。

電信兵として台湾に出征した西山さん

「日本のためなら怖くない」 二宮町在住 西山伊三郎さん

 二宮町二宮在住の西山伊三郎さん(95)は、生まれ育った二宮町から遠く離れた台湾の地で戦争を体験。15歳にして、海軍や本土からの情報を台湾の司令部に電報などを使い伝達する「電信兵」を務めていた。

 二宮尋常高等小学校に通っていた14歳の時、志願して少年兵に選ばれた。「当時は町の人たちから、英雄だと言われた」と振り返る。電信学校で無線のやり取りを学び、15歳で台湾の海岸防衛の任務についた。少年兵を志願した時も、電信兵として戦地にいた時も、「日本のためなら怖くない」と自身を鼓舞した。

何度も死を意識

 台湾では地下2階にある電信室で24時間交代で働いた。細長い無線機で味方から連絡を受け、軍の作戦やアメリカ軍の情報が書かれた暗号を司令部に持っていく役割を、夜間と日中の交代制で担った。

 地下での任務中爆撃の振動を感じるとアメリカ軍の来襲に身構え、天井に空いた穴からは攻撃を受けた土煙がもうもうと舞っていたという。

 台湾に向かう船では、アメリカの戦艦から砲撃され、激しく揺れる甲板にしがみついた。伝染病のマラリアにかかったことも。「何回も死にそうになった」と振り返る。

終戦後も任務遂行

 台湾の地で終戦を知ると、「なんとも言えない。悲しい思いだった」と語る。電信兵は終戦後も情報伝達係として現地に残り、「台湾から日本に戻ったのは最後だった」と46年4月まで任務を全うした。

 帰国して感じたのは、アメリカと日本の機械や産業の進歩の差だった。「荷物を運ぶのにも日本はまだトロッコを使っているところがあったが、アメリカは整備された車などを使っていた。これでは勝てない」と愕然とした。しかし、それが「日本を立て直そう」という生きがいに変わり、戻った二宮町で農業に就いた後、守山乳業や、横浜ゴムに勤務したほか二宮町議を務めるなど地域貢献に尽力した。

 「第二次世界大戦で終わりかと思ったのに、まだ世界で戦争が続いているのは悲しい」と憂慮する。「戦争を体験して、自分の家庭があることの大切さがわかったし、それを守るために必死に仕事を頑張った」と、愛する家族に捧げてきた人生を振り返った。

現在、3分咲きのコスモス(9月15日撮影)

馬入のお花畑 濃淡鮮やかな秋桜 見頃は10月上旬

 四季折々の花がたのしめる「イシックス馬入のお花畑」(相模川河川敷)で、ピンクや白、赤紫のコスモスが咲き始め、秋の訪れを告げている。

 5800平方メートルの敷地内に植えられたコスモス。6月下旬に種がまかれたコスモスは、8月下旬から開花が始まり、徐々に花の数が増え、現在3分咲き程度(9月15日時点)。

 担当の市みどり公園・水辺課によると、今年は酷暑に加え、雨が少なかったことも影響し、3つある畑のうちの1つは、状況が芳しくないという。「見頃は10月上旬ごろになるのでは」と同課。例年、10月下旬に実施しているコスモスの摘み取りは、生育状況によって、今後行うか決定するという。

 昨年同様、同敷地内には、ボランティア団体「馬入花畑の会」が育成管理をしているコスモス「イエローキャンパス」も植えられているほか、百日草も咲き続けている。

釜の様子を見守る参加者

「公民館に泊まったよ」 八幡小児童が防災学ぶ

 平塚市立八幡公民館で9月6日から7日にかけて、八幡小学校の1年生から6年生の児童37人が「一泊防災」と題したイベントに参加した。

 災害時、避難所生活を送ることになった場合に備えることが目的で、ダンボールベッドの組み立てや非常食作りのほか、心肺蘇生法・AED操作、起震車、放水体験などを行った。

 平塚市の地区公民館25館が4月1日付けで「指定緊急避難場所」として指定されたことを受け、主催した同公民館の矢後大輔主事は「風水害が起きて、家にいると危険だと感じたら公民館を利用してください」と呼び掛けた。指定を受けてからは、各公民館に毛布や水、非常食が追加されたという。

 夕食で食べるご飯は、ライフラインが寸断された時にも使える釜で調理。児童らは「火事になりそうで怖い」と言いながらも、真剣な表情で大人が作業する様子を見守っていた。

 参加した同小2年の加藤憲太郎さんは「去年参加した時は、起震車で震度6を体験したけど大丈夫だった。今年は震度7で怖かった」と感想を話し、同館の原田茂館長は「災害時の備えとして、子ども達にこうした体験をしてもらうことは大事。地域の大人が30人以上来て協力してくれたことにも感謝」と話した。

(左から)山田氏、杉原氏、小林氏

ヤマダホームズ スマートハウスを推進 異業種3者が議論

 ヤマダホームズアークスクエア湘南平塚展示場(平塚市黒部丘)で9月5日、公開パネルディスカッションが開かれた。

 (株)ヤマダデンキの山田和広社長、(株)ヤマダホームズの杉原訓関東支社長、(株)LIXILの小林智常務役員の3者が異業種連携し、環境負荷の低いスマートハウスを推進することについて議論を交わした。

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作品を持つ高園さん

嬉々クリエイティブ高園さん・村田さん 国際展で入賞 9月30日まで作品展示

 平塚でダイバーシティを実現しようと活動する福祉施設・アトリエ「嬉々‼CREATIVE」(明石町)の高園洋介さん(23)=茅ヶ崎市在住=と村田美幸さん(45)=平塚市在住=が8月21日〜24日にせんだいメディアテーク(宮城県)で開催された「Art to you!障がい者芸術世界展IN SENDAI 2025」でそれぞれ参議院議長賞と企業賞の山一地所賞を受賞した。9月30日(火)まで、同アトリエのギャラリーで作品を展示中。

好きなもの詰め込み

 高園さんは、大好きだというファストフードやゲーム、文字などを、絵の具や色えんぴつ、油性ペンを使って画用紙いっぱいに描き込む作風で創作を続けている。

 受賞について「うれしかった」と笑顔を見せ、「次の作品は考え中です」と話していた。

亡き双子の姉へ

 村田さんは小さい頃に亡くなった双子の姉・奈月さんに贈るおかずや洋服をフェルトで制作。右半身に麻痺があり、左手のみを使い縫っている。「心の中ではいつも一緒。奈月の分までがんばりたい」と話していた。

 同展は、障害のある作家によるアート作品を通じて社会とつながりを創出することを目的に毎年開催されている公募展。今年は1375点の応募作品の中から143点が入選し、展示された。

不登校支援の相談会 9月20日 スポーツ交流も

 不登校やひきこもり改善支援を行うNPO法人ぜんしん(柳川涼司理事長)が9月20日(土)、平塚市青少年会館(浅間町12の41)で進路相談会やレクリエーションを開催する。参加無料。

 対象は不登校やひきこもり状態にある若者やその保護者。当日はゲーム対戦やバドミントン、卓球が楽しめるほか、元当事者の親と相談や意見交換を行うことができる。

 柳川理事長は「平塚市の(株)三興さんからスポーツ飲料などを提供いただく。みなさんに良い汗を流しほしい」と話した。

 午前10時から午後5時。事前申し込み制。

(問)柳川理事長【電話】0463・23・1177

締結式の様子(同会提供)

中南信金 行政書士と協定締結 補助金申請サポートなど

 大磯に本店を構える中南信用金庫(大藤勉理事長)と神奈川県行政書士会(本間潤子会長)が9月8日、「地域社会の発展に寄与するための包括的連携」に関する協定を締結した。

 両者は、地域の中小企業などが国や地方自治体の補助金申請をする際、協力してサポートする他、行政書士による相談会を実施する。

平塚の絶景を写真で 10月2日から展覧会

 一般社団法人平塚市観光協会(福澤正人会長)が主催する「第56回湘南ひらつか観光風景写真コンクール」の入賞作品が、10月2日(木)〜7日(火)まで、ひらつか市民プラザ(紅谷町18の8)で展示される。

 同コンクールには502点の応募があり、32点が入賞した。結果は以下の通り(敬称略)▽推薦/織茂快(横浜市)『最後はみんなで!』=写真▽特選春/有賀雄一郎(川崎市)『超特急ダイヤ富士』▽特選夏/高津弘人(伊勢原市)『必見です!平塚の音楽花火』▽特選秋/上杉幸一(平塚市)『大きな銀杏の木』▽特選冬/滝田さおり(平塚市)『恋人たちの時間』など

 入賞作品は、観光パンフレットやポスター、観光協会ホームページ、観光カレンダーなどに使用される。

8月に初めて開催されたときの様子。多世代交流を図る場面も見られた(提供写真)

花水地区 多世代交流の場誕生 第3金曜に「にこにこ食堂」

 「誰でも来られる地域の居場所」をコンセプトに8月から始まった「花水にこにこ食堂」。主催の花水地域食堂(小笠原千恵美代表)では、「シニアも子どももいっしょに食べましょう」と呼びかける。

 同食堂は花水地区の有志らが集まり、「多世代交流の場を花水地区に作りたい」との思いから、2年程前に活動を開始。昨年は子どもたちに遊び場と軽食を提供する「おやつ広場」を実施した。回を重ねるごとに参加者が増え、「子どもたちに安心安全の居場所を提供してくれて助かる」との声が寄せられたという。

 8月22日に開催した同食堂には、子ども9人、大人18人の合わせて27人が参加。赤ちゃん連れの親子と高齢者がテーブルを囲んだり、独居高齢者が誘い合って食べに来る姿などがあった。小笠原代表は「月に一度でも保護者に楽をさせてあげたい。温かいご飯を子どもたちに食べさせてあげられたら」と力を込める。

 同食堂は毎月第3金曜日に花水公民館で開催。次回は9月19日。午後4時30分受付開始、6時30分終了。定員は50人。事前受付20人(開催日の1週間前から申込開始)。当日受付30人(当日4時30分から定員になるまで)。参加費は幼児〜中学生100円、大人200円。

 申し込み・問い合わせは花水福祉村【電話】0463・21・3401、【メール】hana-fkm@mb.scn-net.ne.jp。
昨年の様子(提供:実行委員会)

フェスで認知症理解を 9月20日 平塚市中央公民館

 平塚市の行政、医療、福祉の分野が互いに連携し、認知症月間に合わせて9月20日(土)、「ひらつかオレンジフェス」を開催する。午前11時から午後4時30分。会場は平塚市中央公民館。入場無料。平塚市、ひらつかオレンジフェス実行委員会(落合洋司実行委員長)、(一社)日本音楽医療福祉協会の共催。

 イベントを通して、認知症本人が活動する姿を発信し、来場者に認知症に対する正しい知識を身につけてもらうことで、認知症支援の輪を広げ、「認知症になっても暮らしやすい社会」の実現を目指す。

 フェスでは、東京慈恵会医科大学名誉教授で医師の繁田雅弘氏の講演会「認知症とどう向き合うか 予防から最新治療まで」を実施。大ホールで午後1時から2時。入場自由。申し込み不要。

 大ホールでは、午前11時10分〜フラダンス、11時40分〜コグニサイズ、午後0時10分〜マーチングバンド、2時30分〜吹奏楽、3時10分〜フルートとピアノの演奏会、3時30分〜大学生による音楽療法、4時5分〜ウクレレオーケストラが出演。

 ロビーでは、認知症の相談コーナーや、ウクレレの体験・展示ブースなども実施。

 問い合わせは日本音楽医療福祉協会【電話】050・3696・4976。

平塚市 パラスポーツとニュースポーツを体験しよう 10月19日 サン・ライフアリーナ

 「第8回ひらつかパラスポーツフェスタ」が10月19日(日)、ひらつかサン・ライフアリーナ(平塚市中堂246の1)で開催される。午前9時50分〜午後3時(9時30分開場)。参加無料。主催はひらつかパラスポーツフェスタ実行委員会。

 当日は神奈川デフフットボールクラブの選手を講師として招き、デフサッカー教室を開催するほか、車いすバスケットボールやボッチャ、モルックなどパラスポーツ・ニュースポーツ体験会などが行われる。その他、「第13回ひらつかボッチャ競技大会」も同時開催(参加希望者は事前申し込みが必要)。ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」の展示即売会も(11時〜2時/正面入口横)。

 運動しやすい服装、室内履きを持参のこと。小学生以下は保護者同伴で来場を。手話通訳・要約筆記あり。主催者は「障がいの有無に関わらず、どなたでも楽しめるイベントです」と話す。

 問い合わせは平塚市スポーツ課【電話】0463・31・3060。

木彫り作品150点ずらり 9月16日から21日平塚市の花菜ガーデンで

 彫刻団体「木遊会(山田匠琳代表)」が作品展「第13回木遊会とその仲間達展〜木遊会50年のあゆみ〜」を9月16日(火)から21日(日)まで平塚市の花菜ガーデン内「四季ギャラリー」で開催する。午前9時〜午後5時(21日は2時)まで。

 山田さんと、同会員による円空一刀彫と木彫など150点ほどが展示される。

 山田さんは「去年から流行ってきている円空展を、ぜひ見にきてください」と話す。

(問)木遊会事務局【携帯電話】080・9881・5675

細井美術油絵教室展に50点 平塚市美術館市民アートギャラリーで9月17日から

 平塚市美術館(西八幡1の3の3)の市民アートギャラリーB室で9月17日(水)〜21日(日)、細井美術油絵教室展を開催する。午前9時30分〜午後4時50分(初日は午後1時から、最終日は4時まで)。

 講師を務める細井その子さんのほか、教室に通う10人の作品約50点が並ぶ。

 問い合わせは平塚市美術館【電話】0463・35・2111。

「自分に腹立たしい」という思いを言葉にできる、吉田舜選手。ミスはあったが、発言だけでなくスーパーセーブも見せている。この残留争いに重要なピースとなりそうだ

ベルマガ通信 選手の思いは伝わるか J1第29節vs鹿島アントラーズ9月13日 アウェー 湘南 0-3 鹿島

 5月の東京ヴェルディ戦を最後に約4カ月勝ちなし。J1残留に向けての警報が鳴りまくりの中、開幕戦で撃破した鹿島アントラーズとアウェーでの対戦。

 結果が出ないことから、メンバーは固まらず、複数失点も続いています。このもどかしい現状を、どうサポーターに伝えていくか。ベルマガはこの夏から、試合後の監督や選手コメントをほぼそのまま発信するように努めています。既存メディアにはできないこと、サポーター目線で選手を身近に感じられる手段を、試行錯誤しています。

 そんな加工無しの素のコメントから新たに出現した注目選手が、GKの吉田舜選手です。7月に浦和レッズから期限付き移籍で加入し、先週のルヴァンカップで初出場を掴みました。試合後コメントのハッキリした物言い、自身に向かい合う姿勢、一気にサポーターの心も掴んだ感があります。

 試合は前半はスコアレスながら、上位の鹿島に対し一進一退の展開。後半は注目の吉田選手が「全て自分のせい」と言うミスから失点を重ね、0-3の大差での敗戦。しかし試合後、山口智監督も各選手もこれまでにない明るい声のトーンがありました。手応えが残留への道筋となることを願ってやみません。

(ベルマガ編集長 有坂玲)