平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.09.19
「公民館に泊まったよ」
八幡小児童が防災学ぶ
平塚市立八幡公民館で9月6日から7日にかけて、八幡小学校の1年生から6年生の児童37人が「一泊防災」と題したイベントに参加した。
災害時、避難所生活を送ることになった場合に備えることが目的で、ダンボールベッドの組み立てや非常食作りのほか、心肺蘇生法・AED操作、起震車、放水体験などを行った。
平塚市の地区公民館25館が4月1日付けで「指定緊急避難場所」として指定されたことを受け、主催した同公民館の矢後大輔主事は「風水害が起きて、家にいると危険だと感じたら公民館を利用してください」と呼び掛けた。指定を受けてからは、各公民館に毛布や水、非常食が追加されたという。
夕食で食べるご飯は、ライフラインが寸断された時にも使える釜で調理。児童らは「火事になりそうで怖い」と言いながらも、真剣な表情で大人が作業する様子を見守っていた。
参加した同小2年の加藤憲太郎さんは「去年参加した時は、起震車で震度6を体験したけど大丈夫だった。今年は震度7で怖かった」と感想を話し、同館の原田茂館長は「災害時の備えとして、子ども達にこうした体験をしてもらうことは大事。地域の大人が30人以上来て協力してくれたことにも感謝」と話した。
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