茅ヶ崎・寒川版【9月19日(金)号】
体験会に参加する白井選手(左)と内野選手

寒川町 ストリート競技 初の祭典 中央公園にトップ選手集う

 寒川町は10月4日(土)、さむかわ中央公園で「ストリートスポーツフェス」を初開催する。スケートボードなどストリートスポーツを町の新たなシンボルとして定着させ、地域活性化や青少年育成につなげるのが狙いだ。

 ストリートスポーツを活用したまちづくりを推進しようと企画された同フェス。町がこうしたイベントを開催するのは今回が初めてだ。

 当日は、プロスケートボーダーの白井空良さんをはじめ、世界大会で12回の優勝経験を持つBMXフラットランドのプロ選手内野洋平さんら、寒川町在住やゆかりのトップ選手たちが集結する。

 イベントは2部構成で、第1部は午前10時から正午まで、第2部は午後1時30分から3時30分まで競技の体験会を実施する。また各部終了後に参加選手によるデモンストレーションや「お楽しみイベント」なども予定されている。参加無料で申し込みは不要。「駐車場が混雑するため公共交通機関をご利用ください」と担当者。

フェス開催の背景

 同町では、20代前半の在住者の転出超過が進み「若者に選び続けてもらえるまちづくり」が課題となっている。

 こうしたなか、2019年にスケートボードやBMXの専用施設である「THE PARK SAMUKAWA」が同町倉見にオープン。同年、世界大会「ARK LEAGUE」も開催された。

 これをきっかけに、白井さんをはじめとしたトップ選手が充実した練習環境を求めて、活動拠点を寒川に置くように。町の知名度向上にもつながったことから、ストリートスポーツを活用した地域活性化を進める方針を決めた。

 現在は28年1月のオープンを目指して、練習や大会・イベントが開催できる「寒川町ストリートスポーツパーク」を同町一之宮に整備する計画も進んでいる。

 フェスの詳細は同町のホームページから。(問)同町スポーツ課【電話】0467・74・1111
松林ケアセンターで行われた移動販売

買い物支援へ移動販売 茅ヶ崎市とスギ薬局が連携

 茅ヶ崎市とドラッグストア「スギ薬局」を展開するスギホールディングス(株)は9月8日から、公共施設などで移動販売を開始した。高齢者をはじめ外出が困難で日常の買い物に不便を感じている市民の支援が目的で、市は「今後も民間事業者などとの連携を進めたい」とする。

 この事業は市と同社が昨年9月に締結した協定に基づくもの。市が公共施設などと調整し、専用の車が停車できる場所を確保し、同社が移動販売を行う。

 現在、「スギ薬局」を全国に約1800店舗展開する同社。移動販売は本社がある愛知県をはじめ群馬県や埼玉県などで行っているが、神奈川県内では初という。

 当面は老人憩の家しおさい南湖、松林ケアセンター、小出コミュニティセンターの3カ所を会場に月2回程度、各30分ほど行う予定。また同社が独自に民間の高齢者福祉施設などと交渉し、開催する場所を拡大していくという。

 販売品目は、パンやおにぎり、乳製品、加工食品、菓子、健康食品、調味料のほか、食器用・衣料用洗剤、歯ブラシ、トイレットペーパーなど。

 9月15日に移動販売が行われた松林ケアセンターでは、近隣住民ら20人ほどが訪れた。

 事前に配布されたチラシを見て訪れたという女性は「近くにスーパーマーケットがないうえ、最近足を痛めて自転車に乗ることも難しいので、移動販売はありがたい。肉や魚など生鮮食料品も扱ってもらえたら」とし、別の女性は「来てみたら知り合いがいて、井戸端会議ができこともうれしい」と笑顔を見せた。同社担当者は「早く地域の特徴を把握し、商品も充実させていきたい」と話した。

 今後の開催は、しおさい南湖が9月19日(金)午前10時から、松林ケアセンターが9月24日(水)午後2時から、小出コミュニティセンターが10月7日(火)午前11時から。以降は市のウェブサイト(https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/1018062/1065008.html)でも発信していくという。

 市高齢福祉課は「移動販売を促進することで、高齢者をはじめとした日常の買物に困難を抱える市民への支援を充実させたい。今後も地域ニーズの収集や移動販売車の停留所の拡大、事業者との連携を進めていく」としている。

フィットネスイベント「マッスルビーチ湘南」を企画・開催する アンドリアッチ カウアンさん 藤沢市在住 35歳

フィットネスで地域を元気に

 ○…「フィットネスやスポーツの楽しさを知ってほしい」。カルペソールスポーツパーク(茅ヶ崎市堤)で9月27日、マッスルビーチ湘南と題したイベントを初開催する。さてはマッチョな人たちが集まるのでは…と思いきや、自然の中でのブートキャンプやヨガ体験、お笑いライブにキッチンカーなど、多彩な催しを予定する。「子どもから高齢者まで世代を超えて参加できるので、お祭り感覚で足を運んでもらえたら」と笑う。

 ○…ブラジルで生まれ7歳で来日した。フィットネスとの出合いは20歳の頃。10代からモデル活動をしており、シェイプアップや身体づくりが目的だったが「やっているうちにどんどん前向きになれることに気づいた」。20代半ばでトレーナーに転身。同じ頃、自然や気候の良さにひかれて湘南に移住し、茅ヶ崎市浜竹でジムを経営するほか、イベントの企画を手がけてきた。

 ○…ある日、知人から相談を持ちかけられる。「家業を継ぐために故郷の愛媛県に戻ったが、なんだか地域に元気がない。フィットネスでまちを盛り上げられないか」。そこで2023年、新居浜市で初の「マッスルビーチ」を開催した。最初は20人ほどだった参加者は3年目を迎えた今年、数百人を数えるほどに。「もともとつながりが強い地域だったので、評判が広がるのは早かった。フィットネスの新しい可能性を感じ『自分がやりたかったのはこれだ』と思った」

 ○…地元・湘南に「逆輸入」する形で開かれる今回のマッスルビーチでは、愛媛県の物産の販売なども行われる。「湘南と愛媛、新たな地域のつながりを生み出せたらうれしい。もっともっと人を、地域を、そして日本そのものを健康で元気にしていきたい」

ダイヤモンド富士=提供

富士山頂に輝く秋の夕日 寒川町で9月27日まで

 寒川町内に点在する富士山ビューポイントで9月27日(土)まで、夕暮れの「ダイヤモンド富士」を見ることができる。

 ダイヤモンド富士とは、太陽が富士山の山頂に重なり、ダイヤモンドのように輝いて見える現象のことで、同町では毎年秋分の日と春分の日の前後で楽しめる。

 ビューポイントは「田端スポーツ公園付近」から始まり、秋分の日の9月23日(火)は寒川神社付近、最終日は「倉見スポーツ公園」付近と、順次北へ移る。

 また、今季はダイヤモンド富士にちなんだ特別メニューが町内飲食店で提供され、期間中に注文すると、観光協会オリジナルラッキーグッズが抽選で50人に当たる。

 詳細は下記の関連リンクから確認を。問い合わせは同町観光協会【電話】0467・75・9051へ。

東横イン×茅ヶ崎エフエム 特別対談を放送 20日 「地域創生」などテーマに

 茅ヶ崎エフエム(エボラジ/89・2MHz)は9月20日(土)、同局の番組「エボシC調レディオ」(午前11時から午後1時)内で東横インの黒田麻衣子社長と同局の中西正樹社長による特別対談を放送する。放送は11時10分から40分を予定。

両社長が未来を展望 

 今回の対談は新ラジオ番組「東横イン出発日和」(午前7時50分から8時の毎朝放送)が10月5日(日)から始まるのに先立って行われるもので、テーマは「地域創生」「地域密着型ビジネス」「地域の魅力発信」。東横インがこれまで取り組んできた地域創生の事例や、茅ヶ崎エフエムが地域密着型メディアとして誕生した理由などについて両社長が語り、未来を展望する。同局の担当者は「番組を通じて、茅ヶ崎から全国へ地域の魅力を発信していく。オリジナルのアプリから視聴してもらえれば」と話す。

 東横インは日本全国や海外に340以上の店舗を展開し、「地域雇用や観光振興に力を入れてきた」とする。茅ヶ崎エフエムは「地域の役に立つラジオ局」を目指し、2023年に「東横INN茅ヶ崎市役所」の1階に併設するスペースに開局。地域情報はもとより、茅ヶ崎・寒川エリアの防災情報の発信などで地域貢献に努めている。
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優勝を果たした寒川エースのメンバー=提供

スポーツ少年団 種目別大会 寒川エースが3連覇 決勝は劇的サヨナラ勝ち

 寒川町を拠点に活動する少年野球チーム「寒川エース」が8月3日、寒川青少年広場で開催された寒川町スポーツ少年団種目別交流大会の決勝で勝利し優勝を果たした。

 5月から始まった同大会には13チームが出場。1、2回戦を順調に勝ち上がった同チームは、8月2日の準決勝で強豪の西小磯ベースボールクラブと対戦した。

 試合は初回、2回とチームの主軸である6年生の豊島慎乃輔さんと内山禮智さんの活躍で得点を挙げ、投げてはエースの中津川友翔さんが安定したピッチングで相手の強力打線を抑え、5対2で勝利した。

 翌日の決勝では矢畑イーグルスと対戦。この日も中津川さんの2ランホームランなどで初回に3点を先制。しかし、守備のミスから逆転を許したまま最終回に突入した。すると前の回にミスがあった豊島さんが「絶対に自分が打つ」と宣言通りにホームランを放ち同点に。続く中津川さんがチャンスを作ると、相手のミスも絡みサヨナラ勝ちを収め、大会3連覇を果たした。

 主将の内山さんは今大会を振り返り、「自分のプレーに納得いかないところもあったけれど、仲間のバッティングでチームに勢いが付き勝利できた。本当にうれしい」と語った。

目標は県ベスト4

 今のチームの強みは、キャッチャーの内山さんを中心とした守備の固さと、6年生2人を中心にバントや盗塁を絡めた多彩な攻撃だ。

 これから始まる新たな大会では、県大会でのベスト4を目指し、日々練習に励んでいる。
準備を重ねる実行委員会メンバー

あなたが決める『キッチンカーNo.1グランプリ』 グルメ約100店が集結 今年も茅ヶ崎中央公園で10月12日

 昨年、大盛況に幕を閉じた、『キッチンカーNo.1グランプリinちがさき』が今年も開催される。第2回となる今回は、10月12日(日)、第一カッターきいろ公園(中央公園)で午前10時〜午後3時。雨天決行・荒天中止。入場無料。

 約80台のキッチンカーが県内外から集結し、栄えあるチャンピオンを決する。なお今回の投票は、日本初という募金による投票を実施。100円を1票として、各キッチンカーのエントリーメニューに投票し、重量で決める。

 キッチンカーだけでなく、テントブースでの出店も多数あり、約100店舗のメニューを楽しめる。朝採れ野菜なども購入できるほか、フードドライブも実施する。

 総合司会はDJ HAGGYさんが担い、「ちがさきプロレス」の特別試合や、アニメ『NARUTO』の曲でおなじみの「ハンサム判治」さん、本格ジャズの歌声を披露する「ちがさきJAZZクラブ」、茅ケ崎支援学校「湘南ともいきかかり」のステージ、ふわふわ遊具「キングふわふわ」、ゆるキャラなど、子どもから大人まで一日楽しめる内容が盛沢山!

 実行委員会メンバーは「グランプリをかけた熱い戦いと、最高のグルメを楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせ・詳細は特設サイトへ。

以前の流鏑馬の様子

寒川神社 荘厳なる伝統の祭典 19日、20日 流鏑馬神事など

 寒川神社で9月19日(金)・20日(土)の2日間、寒川大明神の神恩への感謝とさらなる繁栄を祈念し、年間祭典の中でもっとも重要とされる「例祭」が開催される。

 19日午後1時から例祭宵宮祭、2時から流鏑馬神事、20日午前10時から例祭。神賑行事は以下。▽9月20日まで開催中=例祭献灯、▽25日=テニス大会、▽19日・20日=献茶、献花、献句、盆栽展、水石と美石展、作品展、奉納演芸大会、祭囃子、▽20日=神輿境内巡行、子供神輿境内巡行、剣道演武、剣道大会、空手道演武、琉球古武道演武、万灯パレード、▽21日=柔道大会(剣道と柔道はシンコースポーツ寒川アリーナにて)。詳細・問い合わせは寒川神社のホームページまたは【電話】0467・75・0004へ。

復刻劇はセリフが字幕で表示され聴覚に障害のある人も楽しめる=写真は昨年

「バリア」越えるオッペケ祭 字幕付き上演などサポートも

 9月27日(土)と28日(日)に茅ヶ崎市役所前広場で開催される音貞オッペケ祭。会場では飲食ブース「食の旅」が同時開催されることが決まっており、今年のテーマ「カルチャーギャップで大失錯」にちなみ、様々な国の料理が体験できる。

 またこのイベントでは、障害のある人でも楽しめるような取り組みが行われている。その一つに、観劇サポートというものがある。きっかけは2021年のオッペケ祭に、来場した耳の不自由な人から「劇の内容をもっと知りたい」という意見が寄せられたこと。そこで翌22年から、アルバックの機材協力、サイレントミュージックMGの字幕協力を得て字幕付き復刻上演にチャレンジしてきた。

 約100年前の台本が使われていて難しい表現も多いため、障害のない人からも「より舞台の内容がわかりやすくなったという声をもらっている」と実行委員の鈴木直美さん。そのほか「車椅子の方の要望に応えて、出入りしやすい後方に席を確保した事例や視覚に障害がある方から『片方の目が見えにくいため舞台に向かって右側に座りたい』などの要望に対応したことも。気になることは相談を」と主催者。

 このように音貞オッペケ祭はどのような条件の人にも楽しんでもらえるように様々な工夫が施されている。入場は無料なので、ぜひこの機会に音貞オッペケ祭を訪れてはいかがだろうか。

(記事は講座に参加した村上璃莉さん(13)が作成し、タウンニュース社が加筆・修正しました)

昨年の復刻劇のようす=提供

オッペケ祭、開催! 茅ヶ崎市役所前広場で復刻劇

 音貞オッペケ祭〜カルチャーギャップで大失錯〜が9月27日(土)と28日(日)に茅ヶ崎市役所前広場で開催される。時間は午後3時から午後7時30分。入場無料。

 オッペケ祭は今年で、12年目。両日とも午後4時45分から、音貞が明治・大正期に演じた『英旅行』を復刻上演する。

 内容は色々な国の文化・習慣・言語の違いで大騒動につながってしまった話。昔使われていた台本をもとに演じられるため、当時の劇とほとんど変わらないのも特徴で、この日のために集まった市民が役者、劇中音楽の作・演奏を務める。応援チケット(1000円)を購入すると座って観劇できる。各日予約先着100人。

 主催者への問い合わせは【携帯電話】080・6729・8008(事務局)またはメールでotosada.oppekesai@gmail.comへ。

(この記事は講座に参加した五十嵐真輝さん(12)が作成し、タウンニュース社が加筆・修正しました)

オッペケ祭実行委員の鈴木さんに取材する参加者たち

撮って、書いて、記事掲載に挑戦 茅ヶ崎市と当社が協働事業

 茅ヶ崎市文化推進課主催の「撮って書いて掲載しよう クリエイティブ3Days」が8月21日、22日、9月13日の3日間、茅ヶ崎市立図書館で開催されました。

 タウンニュース社茅ヶ崎・寒川編集室の記者が講師となり、写真の撮り方や記事の書き方を学ぶもの。

 今回は明治・大正に活躍し茅ヶ崎にも居を構えた俳優の川上音二郎とその妻・貞奴の功績を称えることを目的に毎年行われている「音貞オッペケ祭」をテーマに、市内在住の3人の中学、高校生が取材や記事作成など記者の仕事に挑戦しました。完成した記事を2週にわたって掲載します。

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世代を超えた選手入場のようす=提供

年齢差は最大83歳 サニーワンズバレーフェス

 茅ヶ崎バレーボール協会(小栗修理事長)が主催するサニーワンズライフバレーフェステイバルが8月23日、茅ヶ崎市総合体育館で開催された。

 同大会は選手として実業団などで活躍し、長く同協会の役員も務める稲岡輝雄さん(稲岡ハウジング会長)の発案でスタート。年齢や世代を超えて選手たちが同じ場所でプレーすることで、生涯スポーツとしてのバレーボールをアピールすることをコンセプトとしている。

 今回は小学生8チーム、60歳以上、70歳以上のママさんチーム各4チームの合計16チーム約200人が参加。最年少は6歳、最年長が89歳と、実に83歳差の選手が一堂に会する、全国でも例のない大会となった。小栗理事長は「稲岡会長が目指す『バレーボールを通じて健康増進』を未来の世代にも感じてもらい、明るく楽しい茅ヶ崎のバレーボールを象徴する日となった」と話していた。

 また当日はモントリオール五輪女子バレー金メダリストの飯田高子さんも応援に駆けつけ、選手たちを激励した。

人材不足解消 経営者にヒント 10月24日 無料セミナー

 藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の事業者らを対象にした無料の「人材不足解消セミナー」が10月24日(金)、ロボット企業交流拠点ロボリンク(藤沢市藤沢559)で開催される。人手不足の解消を目指す事業者に、採用と省人化の両面からヒントを提供する。主催は湘南広域都市行政協議会。

 セミナーは2部構成。

 第1部では、ハローワーク藤沢の担当者が講師を務め、管轄エリアの労働市場の現状について解説する。効果的な求人広告の出し方など、採用に直結する実践的なノウハウも紹介する。

 第2部では神奈川県産業振興課の担当者が、ロボット導入による省人化の事例やその必要性について語る。セミナー後には、ロボリンク内の施設見学も予定されており、実際のロボット技術に触れる機会も提供される。

 業種不問。要予約。先着30人。

 詳細、申込は湘南産業振興財団HPか【電話】0466・21・3811。

長谷川書店でかみしばい劇場

 長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店6階ギャラリーで9月26日(金)、「かみしばい劇場」が開催される。午後3時から。入場無料。

 毎月第4金曜日に開催されているこのイベント。「次の絵が出てくるドキドキワクワクを、一緒に楽しみましょう」と同店。(問)0467・88・0008

茅ヶ崎で初のマッスルビーチ

 フィットネスやスポーツを通じた市民参加型イベント「マッスルビーチ湘南2025」が9月27日(土)、カルペソールスポーツパーク(茅ヶ崎市堤3260)で開催される。午前10時30分から午後4時まで。雨天時は10月18日(土)に順延。

 当日はブートキャンプやヨガが体験できるウェルネスステージのほか、ライブステージや飲食ブースなども。

 主催するアンドリアッチ・カウアンさん=人物風土記で紹介=は「年齢やスポーツ経験など関係なく、気軽に足を運んでもらえたら」と話している。前売り大人(高校生以上)1500円、子ども1000円。詳細は下記の関連リンクから。
全日本女子弓道選手権大会に出場する三澤さん

寒川町在住・三澤京子さん 44歳で始めた弓道 9度目の全国へ

 寒川町在住の三澤京子さん(69)が、9月19日から21日まで東京都で開催される弓道競技最高峰の大会「皇后盃 第58回全日本女子弓道選手権大会」に出場する。全国の舞台で活躍する三澤さんに話を聞いた。

 三澤さんは5月に開催された県大会で1位となり、関東ブロック大会に進出。的に当たったかどうかだけでなく、射の形や立ち居振る舞い、品位・風格などが総合的に評価される予選を見事通過した。その後、決勝では1手(2本の矢を射ること)を4セット繰り返し、8射7中の結果で1位となり、9度目となる全国大会への出場を決めた。

 「会場は独特の雰囲気がある。そこに飲まれず自分の力を最大限に発揮することが目標」と意気込んでいる。

興味が趣味に

 そんな三澤さんが弓道を始めたのは44歳の時。「もともと弓道の雰囲気に憧れがあった」と、町の広報紙で見つけた教室に通い始めた。

 仕事や子育ての傍ら練習に励むと、めきめきと腕をあげていった。2013年には、全国大会に初出場し4位。22年に初の日本一に輝き、寒川町に皇后盃を持ち帰った。「試合の結果だけにこだわらず、自分のペースで、自分の納得を求めて続けてきた」という。

 現在は、弓道の普及や指導に功績のある人に授与される「教士」の称号を受け、段位は7段を取得。そのほか、県弓道連盟と町弓道協会の副会長を務め、後進の育成や弓道の発展に力を入れている。「大切なのは興味を持つこと。何かを始めるのに、年齢は関係ないことを伝えたい」と笑顔で話した。

予約制の無料相談会 PC・スマホの不便解決

 南湖公民館(茅ヶ崎市南湖6の15の1)ロビーで9月24日・10月8日・29日(いずれも水曜)に、PC(パソコン)とスマートフォンの不便や疑問を解決する無料相談会が行われる。時間は【1】午前9時15分〜、【2】10時15分〜、【3】11時15分〜で予約制。定員は各時間とも先着3組(友達や夫婦での申し込みも可能)。相談時間は1組(1人)最大で45分まで。

 「シニアのPC・スマホ救急隊」として好評を博している相談会。「救急隊」を担うNPO法人パソコンボランティア湘南のメンバーが親身にサポートしてくれる。担当者は「わからないことをそのままにしないで、まずは気軽に相談に来てもらえれば」と話している。

 一般(大人)、シニア(おおむね60歳以上)が対象。自身で現在使用しているパソコン、またはスマートフォンを持参して来場を。

 希望者は同公民館【電話】0467・86・4355(受付時間は午前9時から午後5時まで)に電話、または直接窓口に申し込みを。

生涯現役を窓口で応援

 茅ヶ崎市は、退職した人や子どもの自立で落ち着いた人に向け、就労やボランティア、市民活動、趣味のサークルなど具体的な活動の場を一緒に探す、「生涯現役応援窓口」を設置している。

 活動の場への紹介実績豊富なコンシェルジュ(専門相談員)が興味や特技、希望分野などを聞き、さまざまな活動の場の情報を集約し、相談者に提供してくれる。

 開設場所は茅ヶ崎市役所分庁舎1階展示室で、毎週火曜日と木曜日(祝日・年末年始除く)の午前10時から午後3時(昼時除く)まで。

(問)市高齢福祉課【電話】0467・81・7162

介護が楽になるペップトーク 10月29日に講演会

 茅ヶ崎市家族介護教室「認知症の人が元気になる 介護が楽になるペップトーク」が10月29日(水)、茅ヶ崎市役所分庁舎5階コミュニティホールで開催される。午前10時から正午まで。

 対象は認知症の人を支援している家族や介護に関心のある人で無料。

 夫の認知症をきっかけに言葉の力を最大限に生かす「ペップトーク」を学んだおやのめぐみさんを講師に、介護者の気持ちが楽になる言葉かけについて考える。

 申し込みは10月1日(水)以降にウェブ申し込みフォームから。詳細は市高齢福祉課【電話】0467・81・7163へ。

自らデザインした補助器具を手にする柳川さん

先端技術でモノづくり楽しむ 茅ヶ崎市赤松町在住 柳川直樹さん

 茅ヶ崎市赤松町在住の柳川直樹さん(87)は、80代になってからCADソフトを使用してモノづくりを楽しんでいる。新しいことを始める時の気持ちや、続けるコツについて聞いた。

 柳川さんが取り組むのは、専用のソフトウェアを使用してコンピュータ上に3次元の立体データを作成する3Dモデリングという技術。

 きっかけは、孫からカタツムリの絵をもらったことだった。近年は3Dプリンターなどの発達で、比較的簡単に立体化ができると知っていた柳川さんは「この絵をネームプレートにしたら喜ぶのでは」と考えた。

 教えてくれる場所を探す中で知ったのが「茅ヶ崎CAD部」(木村朋道代表)だった。同団体は2020年に発足。茅ヶ崎市内のコミュニティセンターなどを拠点にCADソフト(コンピュータ上で設計図や図面を作成・編集するもの)の使い方を学んだり、3Dプリンターを活用した自助具の製作など、幅広い活動を行っている。

 柳川さんは約1年前から同団体が行っている勉強会に参加。木村代表の指導も受けながら、孫の絵を元にしたカタツムリのネームプレートを仕上げた。肝心の孫の反応は「いまいちだった」とは言うものの、「これは面白い」と本格的に取り組むことになった。

 そもそも60歳を過ぎてからパソコンを始めた柳川さん。「年齢を重ねるとどうしても行動範囲が狭くなる。その分、パソコンに頼ることが増える」と、動画視聴などを楽しんできた。

 とはいえ、全く未経験だったCADソフトの扱いには苦戦したという。「テキストを何度も読み込んだけれど、日本語が書いてあるのに意味が全く分からなかった」。

 それでも何度も何度も試行錯誤を繰り返しながら、作品の完成を目指す。最近では腕に障害がある人でも、ペットボトルのフタが簡単に開けられる補助器具のデザインに取り組んでいる。木村代表は「途中で投げ出してしまう人も多いなか、柳川さんの粘り強さには頭が下がる」と話す。

「新しい世界見たい」

 柳川さんは東京都出身。大学卒業後は商社マンとなり、得意の語学を活かして世界中を飛び回った。オーストラリアやカナダ、中国など海外での駐在経験も豊富。海外では言葉や習慣の違いなどで苦労することも多かったが、「とにかく新しい世界が見たかった」と当時を振り返る。

 今はその「新しい世界」がパソコンの中に広がっている、と感じているという。

 何かを始める時、そしてそれを続けるコツを聞くと「『できたこと』をことを考えて、『できなかったこと』にはフォーカスしないこと。もし失敗しても最終的に目指すゴールに到達すれば、それは失敗ではなくなるから。あとは好奇心、探究心を持ち続けることだね」と笑顔を見せた。

20日に光と音の「夜市」

 茅ヶ崎市役所前広場で9月20日(土)、市役所夜市が開催される。

 茅ヶ崎FMのパーソナリティやディレクターも参加するなど、DJが会場を盛り上げる。6台のキッチンカーが集結しグルメを満喫できるほか、光るグッズ販売などの縁日コーナー、無料お楽しみ大抽選会もある。夕方から午後8時まで。

 前回同様「ネオン」がテーマ。主催する同FM担当者は「残暑の夜を光と音楽、おいしい食事とともに楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 なお、午前10時〜午後5時までは、茅ヶ崎FMパーソナリティ宮治淳一さんによる企画、レコード市「MUSIC MARKET」も開催される。(問)茅ヶ崎FM(メール)contact@chigasak

i-fm.com

左から、同連盟の久米寿朗事務局長、柾木太郎市議、佐藤市長、細川理事長=提供

サーフィン 「Sリーグ」茅ヶ崎で JPSAが市長を訪問

 (一社)日本プロサーフィン連盟(JPSA)の関係者が8月14日、茅ヶ崎市の佐藤光市長を訪問した。

 茅ヶ崎市のサーフポイント「パーク」で9月26日〜28日に行われるサーフィン大会「さわかみS.LEAGUE 25―26 ロングボード第3戦 ALL JAPAN クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロ」の開催決定を受けたもの。国内トップリーグの技術を生で見られるチャンスとなる。

 同連盟の細川哲夫理事長は「サーフィンの聖地茅ヶ崎での開催は選手も気合が入る」と話し、佐藤市長は「海から茅ヶ崎を盛り上げてほしい」とエールを送った。

バイリンガル絵本クラブ 9月17日、長谷川書店ネスパ店で

 バイリンガル絵本クラブが9月17日(水)、長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店6階ギャラリーで開催される。午前10時から10時30分までの予定。

 同店が開催中の読書お楽しみ企画の一つ。インストラクターの加藤晶子さんが数冊の英語絵本を読み聞かせするほか、手遊び、歌などを楽しむ。自宅で英語絵本を楽しむコツについてのレクチャーも。

 対象は0から3歳程度(4歳以上、妊娠中の人も参加可)。入場無料。詳細は同店【電話】0467・88・0008へ。

以前の観察会のようす=提供

ビオトープを観察しよう 電源開発茅ヶ崎研究所で

 電源開発茅ヶ崎研究所(茅ヶ崎市茅ヶ崎1の9の88)で10月5日(日)、ビオトープ観察会が開催される。午前9時30分から正午まで。

 同社と茅ヶ崎市景観みどり課の共催。当日は午前9時30分に同研究所正門入口に集合した後、ビオトープ観察と専門家による解説、生物多様性に関する事例紹介、質疑応答などが予定されている。対象は小学4年生以上で先着20人。参加無料。

 長袖・長ズボン、帽子を着用し、飲み物、筆記用具、カメラなどの持参を。主催者は徒歩、または自転車での来場を呼びかけている。雨天の場合は一部プログラムを変更して実施。

 希望者は9月16日(火)以降に下のリンク先から申し込みを。30日(火)締切。

茅小で「ボンダンス」 初開催も多くの来場者

 「心のバリアフリー まちぐるみ 第1回茅ヶ崎ボンダンス」が8月23日、茅ヶ崎小学校正門付近で開催された。南駅前商店会、南本通り商店会の主催で、神奈川県、茅ヶ崎市が協力。茅ヶ崎飲食店組合も10店舗参加した。

 茅ヶ崎中央病院のスタッフをはじめ、参加した多くの団体のメンバーがヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどでイベントを盛り上げた。踊りは昔ながらの盆踊りだけでなく、新しい音楽による踊りも披露され、多くの参加者でにぎわいを見せた。

 南駅前商店会副会長の細谷一彦さんは「第1回の開催ではありましたが、第2回もより多くの方々に参加していただけるように頑張りたいと思います」と話している。

則天文字「天」墨書土器

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.35-《墨書》土器ってなんだろう

 現在、茅ヶ崎市博物館で開催している、特別展「古代高座(たかくら)」では、多くの墨書土器を展示しております。なぜ古代の人は貴重な墨を使って土器に文字や絵をかいたのでしょうか。その一例をご紹介します。

 今回紹介するのは、下寺尾官衙(しもてらおかんが)遺跡群北B遺跡から出土した「則天文字「天」墨書土器」です。則天文字とは中国唯一の女帝である則天武后が定めた文字で、在位中の西暦690年〜705年という極めて限られた期間のみ使用されました。日本の古代社会では、呪術的な文字として受容されていたと考えられます。

 この資料のように、神秘的な文字や鬼などの絵をまじないの意味を込めてかいたものもあれば、どの施設で使われていたか、何を入れる器かなどといった実用的な文字が書かれたものもあります。特に、信仰に関する墨書土器が盛んに作られたのはこの時代の特徴とも言われています。どのような意味があるのか考えながら、お気に入りの1点を探してみてください!

 9月中旬頃からはお子様や歴史初心者の方にもさらに楽しんでいただけるようなSNS風解説パネルの設置や、参加すると特製缶バッジがもらえるワークシートも実施予定です。

 詳細はホームページ等をご覧ください。ご来館をお待ちしております。