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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2025.09.19

「バリア」越えるオッペケ祭
字幕付き上演などサポートも

  • 復刻劇はセリフが字幕で表示され聴覚に障害のある人も楽しめる=写真は昨年

 9月27日(土)と28日(日)に茅ヶ崎市役所前広場で開催される音貞オッペケ祭。会場では飲食ブース「食の旅」が同時開催されることが決まっており、今年のテーマ「カルチャーギャップで大失錯」にちなみ、様々な国の料理が体験できる。

 またこのイベントでは、障害のある人でも楽しめるような取り組みが行われている。その一つに、観劇サポートというものがある。きっかけは2021年のオッペケ祭に、来場した耳の不自由な人から「劇の内容をもっと知りたい」という意見が寄せられたこと。そこで翌22年から、アルバックの機材協力、サイレントミュージックMGの字幕協力を得て字幕付き復刻上演にチャレンジしてきた。

 約100年前の台本が使われていて難しい表現も多いため、障害のない人からも「より舞台の内容がわかりやすくなったという声をもらっている」と実行委員の鈴木直美さん。そのほか「車椅子の方の要望に応えて、出入りしやすい後方に席を確保した事例や視覚に障害がある方から『片方の目が見えにくいため舞台に向かって右側に座りたい』などの要望に対応したことも。気になることは相談を」と主催者。

 このように音貞オッペケ祭はどのような条件の人にも楽しんでもらえるように様々な工夫が施されている。入場は無料なので、ぜひこの機会に音貞オッペケ祭を訪れてはいかがだろうか。

(記事は講座に参加した村上璃莉さん(13)が作成し、タウンニュース社が加筆・修正しました)

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