さがみはら中央区版【10月23日(木)号】
専用のゴーグルを被り手にしたコントローラーで消火する(上)・ゴーグル内には実際の現場に火の手が上がった映像が映し出され(下)、仮想の消火器で火を消す

相模原市消防局 初期消火体験にMR 地域の訓練などに導入

 相模原市消防局が10月から全国の消防機関に先駆けてMR(複合現実)技術を備えた消火体験機材を導入した。専用のゴーグルを付けると現場が映し出され、そこに仮想の火災が発生。投影された映像内に仮想設置された消火器を使い消火するまでの流れを疑似体験できる。今後、事業所や自治会などが企画する防災訓練などで運用する考え。

 近年、災害や火災の現場で「初期消火」の重要性が改めて指摘されている。市消防局によると、昨年1年間の火災件数153件のうち33件で市民が初期消火を試みたという。MR体験機材を導入することで初期消火に対する市民意識を高め、被害を最小限に抑えたいという狙いがある。

 市は昨年度、消防イベントなどでこの機材を使用した啓発活動を6回実施。この時実施したアンケート調査で「個人宅に消火器を設置している」と答えた人は3割にも満たなかった。しかし、MR体験後の「もしもの時に消火器は重要だと思いましたか?」との質問には全員が「はい」と回答。「自宅に消火器を設置したいと思うか?」という問いには93%の人が「はい」と回答したという。こうした市民の反応なども加味し市は「有用」と判断。4セットを導入した。

 MR体験機材は、専用のゴーグルを装着することで映し出された現場に火の手が上がり、目の前に火災が発生するというもの。「いつもいる場所」が「火災現場」に一変する。出火場所や延焼範囲、消火器の設置場所、消火剤の量などを事前に設定することができ、難易度を訓練対象者により変えることができる。

 これまでは水を的にめがけて放水する「水消火器」が訓練の主流だったが、MR体験機材では「火」が燃え上がるにつれて煙が立ち込めるなど、より現実的な火災現場を再現。体験後には消火活動が5項目で評価され、点数化される。

 消防局関係者は「ゲーム的な要素も踏まえた装置で防災教育の入り口。初期消火の必要性を認識していただき、消火器がどこにあるか、いざという時には自ら行動できる市民が増えれば」と話している。

県内小中体育館の空調設置率 全国平均を下回る 本紙調査 今年度末までに2割超に

 近年の猛暑日の増加による児童、生徒の活動環境の悪化、災害時の避難場所の機能強化の観点から急務となっている公立小中学校の体育館等の空調設置。本紙は設置状況について県内の各自治体にアンケート調査を実施した。今年度末までに設置率が21・9%になる見込みである一方で、依然として全国平均を下回ることが分かった。

全国平均は22・7%

 文科省では学校体育館の空調設置に国の支援制度を周知するなど導入を推進している。

 県内小中学校の普通教室の設置率が99・9%に対して、文科省が今年6月に発表した「公立学校の体育館等(小学校は体育館、中学校は体育館・武道場)における空調(冷房)設備の設置状況調査」(2025年5月1日現在)によると、体育館等の設置率は14・6%で全国平均の22・7%を下回っている。県内の自治体別に見ると、設置率100%は神奈川県を含む34自治体のうち綾瀬市、寒川町、大磯町、大井町。一方で0%が17自治体あり、27の自治体で50%を下回っている。

 本紙アンケートによると、今年度中に空調設備の設置を行う(もしくは行った)と回答したのは12自治体で、来年度以降に設置を予定していると答えたのは16自治体。すでに設置完了の4自治体を除き、23の自治体で検討が進んでいる。「今のところ設置の予定はない」と答えた自治体でも、具体的な予定はないが、おおむね設置に向けて「検討している」と回答した。今年度末までに設置率が100%となるのは神奈川県、茅ヶ崎市、海老名市の3自治体の見込み。

 また、設置予定がないと答えた自治体の中には、「気化式冷風機を導入して空調対策を行っている」と回答した自治体もあった。

相模原市では

 相模原市は昨年度までに12棟で設置済み(設置率9・2%)。今年度は10棟の設置を予定しており、これを合わせると設置率は16・8%になる見込み。今後の設置について市学校施設課によると、さらに来年度以降に79棟で冷房の設置を予定しており、順次設置を進めていくという。

 なお、アンケートは9月に神奈川県を含む県内34の市町村に送付。文科省の資料を示した上で、「今年度、来年度以降の空調設備の設置予定」などについて聞いた。

相模原市自治会連合会の事務局員を20年以上務める 秋山 真弓さん 富士見在住 63歳

「いなきゃ困る」を力に

 ○…「若手だった市の職員が部長とかになっちゃって、久しぶりに会うと『年取ったね、お互い』なんて話すの」と、年月の重みを語る。関係者によると、歴代の事務局員の中ではおそらく最長。各地区の要望を取りまとめて市に届けるなど、市域全体に関わる自治連活動を日々サポートしている。21年勤めた今思うことは「加入が進まないし退会が多い。心地よく暮らすには自治会の存在が大きいのに」。

 ○…30年ほど前、家族4人で横浜から相模原に移り住んだ。「横浜線で下る車窓の風景がのどかになっていくのを見て『あぁ、私どこに行っちゃうんだろう』と思った」。不慣れな土地、パートナーは日中仕事、姑と初の共同生活という状況になり、地域で友達を作ろうと思い立った。公民館に行き子育てサークルを創設。活動が発展するうちに市から声を掛けられ、自治連事務局で働くことになった。

 ○…「地域とつながらないと孤立しちゃう。病院や買い物のことなど地区の情報は地区の人に聞くしかない」。自治会は人とつながり快適に暮らすうえで重要だと力説する。生まれたばかりの子どもを横浜で育てていたときも近隣住民からのサポートに助けられた。「その経験があるから自分も孤立している人を助けたい。普通にフルタイムで働いたほうが経済的にはいいかもしれないけど、その選択はない」

 ○…「秋山さんがいてくれないと困る」「ありがとう」と周囲から言われるたび自分の存在価値を感じ、仕事への意欲が湧く。「人から相談を受けるのは嫌いじゃない」と苦笑する。「最近孫から『グランマは将来何になりたいの』って聞かれてね。そっか、将来かぁって。今は、これから何しようかなって考えてる」と目を輝かせた。

少年野球サンダースJBC 市秋季大会の頂点に 春・夏の雪辱果たす

 光が丘地区を拠点に活動する少年野球クラブチーム「サンダースJBC」が、9月から10月にかけて市内で行われた「J:COM旗争奪第44回相模原市学童野球秋季大会」で優勝し、61チームの頂点に立った=写真。主将の嶋崎勇翔さん(宮上小6年)は「準々決勝以降は厳しい戦いが続いたが、粘り強い守備とバッティングで優勝できた」と熱戦を振り返る。

 サンダースは今年の市大会で、春、夏とも二本松スターズ(緑区)に敗れ、優勝を逃していた。雪辱を果たす機会が訪れたのは、序盤3試合で33得点と順調に勝ち進んで迎えた準決勝。因縁の相手に序盤リードされるも中盤に逆転。終盤は1点差まで詰め寄られたが逃げ切り、5―4で勝利した。

 同じ光が丘地区の相模ブルーバッズと戦った決勝ではエースの美濃部奏眞さん(上溝小6年)が好投。嶋崎さんも2安打と活躍し、安定した試合運びで優勝を飾った。成井啓明監督は「良いチームワークで楽しみながら集中して試合に臨めていた。悔しさを跳ね飛ばす結果を出してくれた」と選手たちを讃える。

6年生の絆光る

 チームの中心である6年生は、2年前に全国ティーボール選手権大会で初優勝を勝ち取ったメンバー。今大会も心を一つに試合に臨んだ。全試合で先発出場した美濃部さんが大会MVPに選ばれたほか、副主将の木戸瑛志さん(田名北小6年)も決勝で盗塁を刺すなど勝利に貢献。体調不良で春、夏の大会に出場できなかった中村真来士(まきし)さん(新磯小6年)が帰ってきたこともチームの士気を高めた。中村さんは「出場できず悔しかったので、優勝できてよかった」とはにかむ。

 次戦は11月、J:COMCUP学童軟式野球大会に相模原市代表として出場する。「優勝すれば11年ぶり」。「ヒットを1本でも多く打ってチームに貢献できるようにしたい」と田口太陽さん(光が丘小6年)。嶋崎さんは「守備のミスを減らし、勝負強いバッティングができるよう1カ月練習をがんばりたい」と意気込みを語った。

【写真上】パスを投じるQBカート・パランデック選手(#6)【同下】激しいタックルで相手の攻撃を封じる守備陣

社会人アメフトノジマ相模原ライズ 年に1度の地元ゲーム ギオンスタジアムで10月26日

 アメリカンフットボールの日本社会人Xリーグの上位リーグ「X1スーパー」で戦うノジマ相模原ライズが10月26日(日)、年に一度のホームタウンゲームとして相模原ギオンスタジアム(南区)で秋季リーグ戦第5節を戦う。ここまで3勝1分で暫定3位に付けるライズにとって大事な一戦で相対するのはオール三菱ライオンズ。悲願の日本一へ向けファンの声援が背中を押す。試合は正午開始。

地元ファンの声が背を押す

 日本一決定戦として毎年1月3日に催される「ライスボウル」へと続く秋のリーグ戦。春の大会「パールボウル」で準優勝したライズは悲願の日本一を目指し秋シーズンに突入した。

 注目の選手は、昨シーズンチームに加わったワイドレシーバーのテイ・カニンガム選手。本場アメリカの名門大学出身のアスリートは、走力に加え、相手との空中戦に競り勝つジャンプ力、堅実な捕球力を備え、昨季はリーグ最優秀新人選手に選出された。今シーズンも好調を維持しチームの攻撃をけん引している。

強豪撃破

 ライズはここまで4戦を戦ってきた。ハイライトは第2節の富士通フロンティアーズとの一戦。昨季のライスボウルで敗れたものの、それまで3連覇してきたレジェンドチームに対しライズは真っ向勝負を挑んだ。

劇的な幕切れ残り48秒逆転TD

 前半3本のタッチダウン(TD)を許したが、後半開始早々にライズのTDパスがヒットし4点差に。逆転への期待を胸に迎えた最終クォーターだったが、早々に富士通に得点を許しその差は11点に広がった。

 追い上げたものの王者に力の差を見せつけられ、「ここまでか」と諦めてしまいそうな展開だが、ここからライズが奮起する。ゲームをひっくり返すには残りわずかな時間。2本のTDが必要なこの局面でパス攻撃が炸裂する。  

 試合終了まで残り4分にTDパスを決め5点差にまで追い上げる。さらに残り48秒にパス攻撃でTDを奪い逆転。2021年11月を最後にレギュラーシーズンでは負け知らずだった強豪富士通から貴重な白星を得た。

終了間際に痛恨

 アウェイ戦となった10月13日の第4節はエレコム神戸ファイニーズと対戦。ゲームは相手に先制を許したものの、前半終了間際にパスが決まりライズの7点リードで折り返した。

 後半に入り打ち合いだった展開が一転。守り合いの様相で終盤を迎える。点差は前半終了時のまま7点。残り2分を切り相手のパスが決まり同点に追いつかれた。残り6秒でサヨナラ勝ちを狙ったがブロックされ引き分けで試合終了。手中にあった白星を逃した。

(写真は過去営業時)

銀河アリーナ 今季の営業を開始 各種スケート教室も

 銀河アリーナ(弥栄3の1の6/淵野辺公園内)のアイススケート場が10月20日、今季の営業を開始した。営業期間は2026年5月6日(水)まで。一般利用は午前8時30分〜午後7時45分。

 一般利用の来場者を対象に指導員が無料で簡単な助言を行う「ワンポイントレッスン」など、各種教室も実施。初心者も気軽にアイススケートを楽しむことができる。レベル別で指導を受けられる「早朝スケート教室」や5歳〜中学生対象の「ジュニアスケート教室」のほか、11月からは抽選申し込み制の「幼児スケート教室」や「カーリング教室」もある。

 利用料金は大人1200円(65歳以上600円・19歳未満900円)、市内在住・在学の小中学生と未就学児は無料。貸靴代は大人500円、中学生以下300円。手袋必須。(問)同アリーナ【電話】042・776・5311

授業を行うミスターTKこと高橋さん

営業職の魅力伝える ミスターTKが職業講話

 相模原出身マジシャン「ミスターTK」の名で知られ、保険代理店の営業を本業とする高橋和也さんが9月29日、町田市立小山中学校で職業講話を行った。ネガティブなイメージがある営業職の魅力やさまざまなことに挑戦する面白さなど、地域の経済人だからこそ伝えられる話をした。

 講話は町田商工会議所が毎年行っているもので、相模原市外にも活動の幅を広げている高橋さんが講師の一人を担当した。今でこそマジシャンや営業マンとして活躍しているが、小中学校時代は人前が苦手だったというエピソードを紹介したあと、営業人生25年の中で得たことを語った。

 「相手の話を聞くのが9割。自分は意外としゃべらない」「断られるのはプロセスの中で当たり前。心理戦略の一つ」など、一般に持たれているイメージを覆す話に生徒からは「営業の仕事も楽しそうだなと思った」という感想が寄せられていた。R-1グランプリやSASUKEなどに挑戦した話も披露し、「チャレンジしたほうがいい。やったもん勝ち」と語った。

 高橋さんは講話後、「親や学校からは聞く機会のない話を地域の社長たちが出向いてしたほうがいい。社会に出ると今よりもっともっと楽しくなるよって、希望が持てるような話をしたかった」と振り返った。

コハナの調教をする宮崎さん(右)、新明さん(中央)、加藤さん

相原高校養牛部 「乳牛五輪」県代表に 25日から 北海道で大会

 県立相原高等学校(緑区橋本台/平塚専一校長)の養牛部が、10月25日(土)から北海道で行われる「ホルスタイン」の美しさ等を競う全国大会に出場する。5年に一度開催される大会で、同校は神奈川県代表として上位を狙う。

美しさ、資質競う

 日本で家畜として飼われている牛は、乳を搾る「乳牛」と食肉となる「肉牛」に分けられる。乳牛の多くが「白黒」でおなじみのホルスタイン種。同校が出場する第16回全日本ホルスタイン共進会は、一般社団法人日本ホルスタイン登録協会が主催し、「乳牛が健康で長持ちするために必要な体型の改良度合い」を審査する。業界では「乳牛のオリンピック」とも言われている。

25人20頭飼育

 同校養牛部は20年ほど前に発足。現在25人の部員がおり、乳牛・肉牛合わせて20頭を学校敷地内の牛舎で飼育している。

 9月に神奈川県予選があり、同部が育てた「アイハラアミュレットコハナ」が代表の1頭に選ばれた。コハナは生後19カ月(10月時点)で、体重はおよそ500キログラム。大会に向け、同部では2カ月ほど前からコハナの体型を整えるため、筋力強化やマッサージを続けてきた。

部門1位目指す

 共進会は高校生だけでなく一般の酪農家も出品し、日本中から選ばれたホルスタインがその美しさや資質を競い合う。合計出品頭数は400で、高校は23校(頭)が出場する。同校からは4人の部員が参加。副部長で大会ではリードを担当する宮崎若菜さん(3年)は「コハナをきれいに見せられるよう頑張りたい。部門で1位を目指したい」と意気込む。新明澪奈さん(3年)は「貴重な体験になると思う。しっかりサポートしたい」とし、加藤陽奈子さん(2年)は「良いコンディションで出場できるようコハナをケアしたい」と話した。

支援呼び掛けも

 担当教諭は「全国出場は近隣の農家や卒業生の皆さまのおかげです。日頃からの支えに感謝申し上げます」と話した。現在、クラウドファンディング(学校応援オンラインコミュニティ『エールズ』)を通じて支援を呼び掛けている。

 なお、共進会は2020年度は新型コロナウィルス感染症の影響で中止となったため、今回は15年以来10年ぶりの開催となる。25日と26日(日)、北海道勇払郡安平町で行われる。

淵野辺 繋がり広がる独自の世界 10周年迎えた古本屋カフェ

「好き勝手やっていたら、いろいろなつながりができていた」――。淵野辺にある古本屋カフェ「サニーデイリング」が10月10日、開店10周年を迎えた。全国的に書店が減少する中、本好きや近隣住民に限らず毎日さまざまな人が訪れる同店。店主の岩崎翔さん=写真=は「あっという間だった。店の雰囲気も全然違った」と開店当時を懐かしむ。

自由な発想で

「10年改装し続けた。3カ月に1回くらい、気になるところが出てくるんです」。木材の温かみが感じられる店内は、席が細かく仕切られ秘密基地のような雰囲気。しかし2015年の開店当時は「中が丸見え」のガラス張りに蛍光灯が輝き「図書館」のような店構えだった。「近所の学生さんから、スケルトンハウスって言われていたらしい」。客や近くの店の店主など周囲の人の意見を取り入れつつ、自身の「こうしたい」を反映させていった結果、今の姿に。自由な配置で店内を仕切る本棚や家具は岩崎さんがDIYしたものだ。

「何してもいい」

子育て世代が多い一方で企業や大学も立地する土地柄、客層は世代を問わない。利用客の過ごし方も多種多様で、「飲み物を楽しみつつ気に入った本を読む」以外に、近所の人が家に置けなくなった本を持ってきたり、学生が空き時間に遊びにきたり。「留学生の間でも口コミで知られているみたい。何しても何も言わない店、と言われているらしい(笑)」

客同士が仲良くなることも多く、店を通してできたつながりが発展し、グッズ作りやサークル活動も進んでいるという。

変化の先に夢描く

「マンションが増えて子どもも増えて、店も入れ替わりが激しい」。まちの変化を見守りつつ、今一番興味があるのは『本』と話す岩崎さん。「電子書籍の普及で本のあり方が変わった。仕掛け絵本が売れていて、読書が体験になってきている一方で、小説投稿サイトもあったり。何でもやっていい時代」

自身も常連客らと小説を作るサークルを結成。「いつか出版社を作りたい」と語る。「店を通してつながりができて、みんなで何でもできる。好き勝手やっていいと思う。大人は遊ばないと心が疲れちゃうからね」
毎年、苗を少しずつ植え足し、現在は約150種のバラが芳醇な香りを放つローズガーデン。SC相模原のクラブマスコット「ガミティ」のふわふわ遊具も登場

約150種 (株)オハラ バラ園を一般公開 10月25日・26日

 今年10月1日に創立90年を迎えた光学ガラスメーカー、(株)オハラ(中央区小山1の15の30)は10月25日(土)、26日(日)、敷地内にあるバラ園を一般公開する。午前10時から午後3時まで。

 バラを育てることが趣味だった2代目社長の秋田忠義氏が地域還元などを目的に作ったのがローズガーデン。その思いが脈々と受け継がれてきた。毎年、苗を少しずつ植え足し、現在は約150種のバラが咲き、一般公開している。

 同社担当者は「おかげさまでこの10月に当社は創立90周年を迎えました。ローズガーデンの一般公開を通して地域のみなさまへ感謝をお伝えするとともに、今年もバラの芳醇な香りや花色の美しさをぜひお楽しみいただけると幸いです」としている。

 地元サッカークラブSC相模原と同社が取り組む子育て応援企画としてキッズパークも開催。ふわふわ遊具やサッカーゴルフ、プリズム万華鏡づくりが楽しめる。

 公共交通機関での来場を呼び掛けているが、台数に制限はあるものの駐車場の用意もある。入口は西門(小山公園側)で左折入場のみ可能(正門は歩行者専用のため車両の入場・通行は禁止)。会場内への持ち込み飲食、ペット同伴は不可。(問)同社【電話】042・772・2101(代表)。

市自治連 民生委員の現状など訴え 年度内に市長から回答

 相模原市自治会連合会(大木惠会長)が10月9日、民生委員の活動費増額など、安全・安心なまちづくりに向けた政策要望を本村賢太郎市長に対して行った。年度内に回答があるという。

 同連合会は毎年、各地区の自治会連合会から集めた要望をもとに、市全体に関わるものを抽出して市に届けている。今年は3つの要望事項を取りまとめた。

 1点目に挙げたのは民生委員・児童委員(以下、民生委員)の活動費の増額。民生委員は高齢者や子育て世帯の見守りなどを行う存在で、活動費が一般委員で年に10万4千円支給されている。同連合会によると委員の活動費は長年据え置かれており、物価高騰などを鑑みると増額が必要だという。また同連合会は、業務量の増加や成り手確保の難しさなども訴えた。

 要望の2点目は都市計画道路の見直し。相模原市内には数十年にわたり整備されていない都市計画道路が多数あり、その間に区域内に建設される建物には一定の制限がかけられている。同連合会は社会構造や周辺環境の変化を踏まえ、廃止を含めた見直しを要望した。

 3点目は防犯灯事業に関する要望。現在市が採用している「ESCO事業(省エネルギー改修による光熱費などの削減分により改修費用を賄う方法)」が2026年度で終了することから、今後の事業の方向性を早急に示すよう求めた。

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清泉の郷の庭園(写真提供=同施設)

上溝で秋の庭と食を堪能 10月26日、清泉の郷

 秋の庭園やさつまいもスイーツを楽しむことができるイベント「さとのオータムフェア」が10月26日(日)、介護老人保健施設「清泉の郷」(上溝1132の1)で開催される。午前9時30分から正午まで。同施設が地域住民に秋を楽しんでほしいとの思いから入場無料で企画した。

 色づき始めたコキアやススキなどが植えられた庭園の散歩や、同施設利用者たちが庭園で育てたさつまいものスイーツ、コースターなどの小物作り、ボッチャ対抗戦(全て無料)を楽しめるほか、日頃の介護に関する悩みを相談することができる。庭園は車椅子の利用者などを意識したバリアフリー設計になっている。

 小物作りとボッチャは電話で要予約。問い合わせ・予約は同施設【電話】042・730・5150へ。

屋内消火栓(2号)の部で最優秀賞を受賞した「特別養護老人ホーム よもぎの里愛の丘」

緊張感あふれる放水 自衛消防隊 消火競技会

 市消防局と市防災協会共催の「自衛消防隊消火競技会」が10月10日、国民生活センター(弥栄)で開催された。

 自衛消防隊は、大規模な建物や事業所に設置が義務付けられている、従業員で構成される自主的な消防組織。同競技会は同隊が日頃の訓練成果を発表するもので、隊員の初期消火技術の向上と士気の高揚を図るとともに、自衛消防体制の強化を目的としている。

 42回目となる今年は市内各地から13チームが参加。競技は「屋内消火栓(1号)の部」「屋内消火栓(2号)の部」の2部門に分かれて行われた。各部門の最優秀賞チームは以下の通り。

■屋内消火栓(1号)の部/小田急電鉄(株) 大野総合車両所

■屋内消火栓(2号)の部/特別養護老人ホーム よもぎの里愛の丘

メモを取りながら佐藤会長の話を聞く児童

大野北小 地元の魅力を深堀り 商店会が特別授業

 市立大野北小学校(淵野辺)の6年生約150人が10月15日、総合的な学習の時間に「にこにこ星ふちのべ商店会」の佐藤幸一会長らを招き、大野北地区の催しや歴史について学んだ。

 同校の6年生は今年度、総合学習のテーマに「地域の魅力発信」を掲げ学習に取り組んでいる。今回の授業では同商店会による大野北地区での取り組みについて学びを深めようと、佐藤会長のほか、福原信広副会長、役員を務める飯島沙織さんの3人に話を聞いた。地域の賑わいづくりや大野北地区の歴史、ホームタウンアスリートとの関わりなど、地域連携のさまざまな活動についての話に児童はメモを取りながら熱心に耳を傾けた。

 年内に180回目を迎える同商店会の恒例イベント「にこにこバザール」の運営について児童に説明した佐藤会長は「これからも住み続けたいと思える大野北地区を作っていきたい。皆さんもぜひ参加してください」とイベント開催に込めた思いを話した。

 6年生を担当する曽根勇樹教諭は今回の取り組みについて「学校の外で活躍する人に話を聞くことで地元をもっと知ることができ、今後の魅力発信に向けても良い機会になった」と話した。

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仲間と調理を楽しむ向井さん(右)

親しさ際立つ文化祭 地元塾G(グループ)の通信制高校で

 相模原駅南口に本部を構え学習塾を運営する「MSG武蔵グループ」(諏訪間茂代表)が10月18日、登校型通信制高校「武蔵MSG高等学院MSG相模原校」で文化祭「輝望祭」を開催した。同校の生徒たちを中心に、塾生や保護者、地域住民などがアットホームなお祭りの雰囲気を楽しんだ。

 メインはポテトやたこ焼きの模擬店。中庭に屋台が設置され、生徒も教員も入り混じって調理を行った。同校に通う向井慈瑛さん(3年生)は、受験生の頃に文化祭に訪れて同校への入学を決めたという。「学校の魅力である仲の良さが感じられる一日」と向井さん。後輩たちの様子を見るために久しぶりに顔を出したというOB・OGも多く、卒業生による進路に関するスピーチなども実施された。

 「MSG武蔵グループ」は来年3月に創立50周年を迎える。同校は2012年に開校し、現在4つの通信制高校と連携している。諏訪間代表は、塾を運営する中で「誰もが高校3年間で自分にとって価値のあるものを見つけてほしい」という思いから通信制高校の開校に至ったと語る。「相模原駅で長年にわたり市内の子どもたちを支えてこられたことを誇りに思う」

約80人が参加した講座

薬物乱用防止 担い手養成 ライオンズクラブが講座

 神奈川県や山梨県などで奉仕活動を行うライオンズクラブ(LC)によるライオンズクラブ国際協会330―B地区は10月8日、横浜市中区で薬物乱用防止教育認定講師養成講座を開いた。

 LCは各地の小中学校などで薬物乱用防止教室を実施しており、講座は教室で指導する講師を養成するため毎年開かれている。今回は、新たに講師を目指す人や資格更新の時期を迎えた講師ら約80人が参加した。

 参加者は、公益財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」や神奈川県警の担当者から、薬物乱用が心身に与える影響や取り締まりの現状について説明を受けた。

 同地区薬物乱用防止委員会の立山和也委員長は「薬物使用の低年齢化が進んでおり、小中学生のうちに薬物の恐ろしさを教えたい」と強調。県内の一部地域で教室が開催できていない現状にも触れ、「活動を広げていきたい」と抱負を語った。

日本画家の藤井さん会場には桜や紅葉葵、百合などを描いた作品が並ぶ

きらめく季節の草花 31日まで 千代田で日本画展

 並木在住の日本画家・藤井初江さんの日本画展が現在、社会福祉法人悠朋会「千代田7丁目センター」(千代田7の12の13/相生三丁目バス停徒歩1分)1階で開催されている。身近な植物を丁寧に描いた繊細な作品の数々を楽しむことができる。入場無料。10月31日(金)まで。

 上溝で生まれ育ち、武蔵野美術学園で絵画を学んだ藤井さんは、30歳の頃に日本画の世界へ。以来約40年にわたり制作を続けており、現在は永森一郎さんに師事している。

 藤井さんの作品に描かれるのは、ほとんどが身近な草花。「夏草が好きで、夏にはヒルガオやツユクサをたくさん描きました。惹かれたもの、感動したもの。対象から受けた思いをどこまで作品で表現できるか。描いているときが一番楽しいです」。城山かたくりの里や小松コスモス園など、市内の花の名所へ出かけることもあるという。

作品は無償で譲渡

 今回の展示作品は、藤井さんの希望により展示後に無償で持ち帰ることができる(先着順/額付き)。「気に入ったものがあったらぜひ持ち帰って楽しんでもらえたら」

 土日休。午前9時〜午後5時。問い合わせはヘルパーステーション千代田【電話】042・704・0261。

俳優・森次晃嗣さんに聞く 「ウルトラセブンは分身」 シニアに熱いメッセージ

 ウルトラマンシリーズは来年、放送開始から60周年の節目を迎える。数ある名作の中でも誉れ高いのが「ウルトラセブン」だ。主役のモロボシ・ダンを演じた俳優、森次晃嗣さん(82)=藤沢市在住=に、当時の思い出や年齢を重ねても元気に過ごす秘訣を聞いた。

 --「セブン」撮影当時の思い出は。

 「高校卒業と同時に、文字通りかばん一つで北海道から上京し、ジャズ喫茶などで住み込みで働いた。オーディションを勝ち抜いてモロボシ・ダン役を射止めたのは24歳の時。撮影には毎日始発で藤沢の自宅を出て、成城学園前のスタジオまで通った。40度の熱があっても撮影したことも。過酷なスケジュールで、よく1年やれたと思う。特に心に残っているのは、海底人が人間の海底開発に抗議して攻撃してくる『ノンマルトの使者』。実はもともと地球に住んでいたのは海底人の方で、ダンも地球人がしたことに苦悩する。ウルトラセブンは戦争もテーマに置く、社会派ドラマだった。怪獣もエレキングやキングジョーなど魅力があったから、人気があるんじゃないかな」

 --ウルトラセブン=モロボシ・ダンは、森次さんにとってどのような存在ですか。

 「もはや分身と言える存在だと思う。色んな役を演じてきたけれど、やっぱりモロボシ・ダンなんだ」

 --他のウルトラマン役を演じた俳優とも交流があるとか。

 「昨年、同じ藤沢に住む、つるの剛士さん(ウルトラマンダイナ役)から『今日暇ですか』と電話があってね。彼の自宅に行ったら高野八誠さん(『ウルトラマンガイア』ウルトラマンアグル=藤宮博也役)とか若いウルトラマンも何人かいて。お酒を飲んで、話をして、元気をもらったよ」

 --「セブン」の後も、時代劇から現代劇までさまざまな役を演じてきました。長く活躍できた秘訣は。

 「60代に入ってからは、若くはないけれどおじいちゃんでもない、難しい役どころが多くなった。でも挑戦することを大事にしていたので、もらった役は全力で取り組んできた。70代に入り、流石に体力の衰えを感じるようになって、海までの散歩を日課にしていた。振り返ると好きなことをやってこられたと思う。でも、まだまだファンのみんなに元気な所を見せていかないとね」

 --現在は藤沢で飲食店「ジョリー・シャポー」を経営されています。

 「以前は店でシャンソンを歌ったりもしていた。今はほとんど娘に任せているけれど、今も年に数回はファンミーティングを開いている。ファンの皆さんが、こんなに長くセブンを大切に思ってくれてありがたい」

 --ファンからサインを求められた際、色紙には必ず「正義」「勇気」「希望」と書くとか。

 「正義を貫くには勇気がいる。勇気があれば希望が生まれる。この言葉を生涯大事にしている」

 --最後に読者にメッセージをお願いします。

 「いつ何が起きるか分からないからね。若い人に力をもらって、一緒に楽しくいきいきと生きていきましょう」

快く取材に応じる新堀会長

音楽を心の糧にして 新堀ギター音楽院創業者・新堀寛己会長(91)

 「心の糧になる音楽を教える教室を作りたいと思った」。そう語るのは今年で創業68年の「新堀ギター音楽院」創業者・新堀寛己会長。91歳を迎えた現在も指揮者として現役でオーケストラを先導し、各地でコンサートを行いながら、新教室の候補地なども自ら赴いて選定する。

 情熱の原点は「疎開先で敵機が来ない間にガラクタで合奏した」少年時代の思い出。戦後、焼け野原となった東京に戻ると退廃的な曲であふれていた。「あの時のように楽しい音楽をみんなで演奏したい」。そんな思いから教室を立ち上げ、複数人で幅広い音楽を楽しめる場という意味を込めて「音楽院」とした。

 新堀会長の思いは、教室作りにも表れている。個室ではなく広いスタジオでレッスンをする形式を採ったのは「良い音楽を共有したい」と考えたのがきっかけ。多くの人が一度は目にしたことがある看板は、テアトル東京で観た「シネマスコープ」のダイナミックなロゴを参考に作ったという。新堀会長は「明るく元気な教室の雰囲気を一番伝えてくれる」と看板への愛を話す。

 10月12日に相模原教室を開校。リニア中央新幹線の開通予定地に近く、「全国学校ギター合奏コンクール2025」最優秀賞の相模原中等教育学校(南区)や10月19日に行われた「全日本ギターコンクール」で銅賞・指揮優秀賞を受賞した上溝中があるなど、ギター合奏が盛んな地域であることから、今回の開校を決めたという。「相模原の中心にビルを構えることで、相模原をギターのまちにしたい」。熱く語る姿は、91歳になった今も衰えぬ音楽への情熱を物語っていた。

委嘱状を手にする田村園長(左)と中島常務理事

赤い羽根共同募金 14代目PR大使就任 ミナミコアリクイの「ムム」

 10月1日から始まった第79回赤い羽根共同募金運動のPR大使に、野毛山動物園=横浜市西区=のミナミコアリクイ「ムム」が就任した。10日に委嘱状伝達式が行われ、神奈川県共同募金会の中島孝夫常務理事から、同園の田村理恵園長に委嘱状が手渡された。

 2012年から同園の動物たちがPR大使を務め14代目。任期は来年3月末まで。23年6月6日に同園で生まれたムムは2歳のメス。ミナミコアリクイは、木の上から周囲を見渡す習性があることから、地域の小さな声も聞き逃さず支援の輪を広げていきたいという思いで選ばれた。

 田村園長は「動物たちが長くPR大使を続けてこられ光栄に思う。発見や学びの場でもある動物園にぜひ足を運んでもらえれば」と話した。

 期間中は、同園の管理事務所で、1回500円以上の寄付でコラボピンバッジがもらえる。なくなり次第終了。

八景島で遊んで学ぼう 小学生親子25組を招待

 小学生を対象にした「ディスカバリーチャンネル・アニマルプラネットPresents 横浜・八景島シーパラダイス 1日限りのスペシャル体験」が11月29日(土)に開催される。ディスカバリー・ジャパン(株)主催、湘南ケーブルネットワーク(株)と横浜・八景島シーパラダイスの協力のもと、小学生と保護者25組50人を招待する。

 当日は八景島を周遊する「Paradise CruiseII」乗船(午後2時〜2時30分)、海の環境を体感する「東京湾ワンダーウォッチャーズ」(2時50分〜3時30分)を予定。ワンデーパス付きで自由時間は島内で過ごす。

 参加対象は小学1〜6年生とその保護者(1組2人)。希望者は湘南ケーブルネットワーク(株)のホームページ内の専用バナーからイベント特設サイトにアクセスし応募する。11月9日(日)締切。当選者には11月中旬までに当選メールが届く。

(問)横浜・八景島シーパラダイス「ディスカバリーキッズデー」事務局【電話】090・3044・2575(10時〜18時受付)
大空を舞う大凧(2025年開催時)=新磯まちづくりセンター提供

相模の大凧まつり 2026年の題字を募集 11月30日まで

 天保年間(1830年頃)を起原とし、相模原市に受け継がれる「相模の大凧まつり」の「題字」が公募されている。

 このまつりの象徴である大凧は、「相模の大凧文化保存会」によって続けられており、特に新戸会場の八間凧は、14・5メートル四方、約950kgで、毎年揚げられているものとしては日本一の大きさを誇る。

 募集しているのは漢字二文字。対象は市内在住・在勤・在学の人。受付は11月30日(日)まで。専用フォーム(下記にリンクあり)または同まつり実行委員会(新磯まちづくりセンター内)へ。入選者の氏名・市区町村字名を公表する場合がある。

 市の担当者は2025年の題字の「喜翔」が大谷翔平選手の活躍ぶりに影響されたとし「その一年を表すものが選ばれやすい」という。

 まつり開催を支援するためのクラウドファンディング型ふるさと納税も12月14日(日)まで実施されている。詳しくは「ふるさとチョイス」内専用ページ(下記にリンクあり)で確認できる。

 問い合わせは新磯まちづくりセンター【電話】046・251・5242。

記念給食を食べる生徒(写真上)、記念給食(写真下)

区制15周年 地元食材ふんだんに 市内中学に記念給食

 相模原市は政令市移行に伴い3つの区が誕生してから15周年を迎えたことを記念して10月15日、デリバリー給食を導入している中学校25校で記念給食を提供した。

 この日の献立は豚カツ津久井みそソースや小松菜のゆずポン酢あえ、さくら&葉っぱしんじょ、各区をイメージしたイラストがパッケージに印刷された手巻きのりなど。それぞれのメニューには市内産の食材7品が使われ、相模原を味わう一食となった。市学校給食課の担当者は「一回の献立でこれだけの市内産食材を使うのは珍しい」と話した。

中央区長 15歳と

 この日は市内3区の区長が各区内の学校を訪れ、生徒と一緒に記念給食を食べた。中央区の高野弘明区長は上溝中学校を訪問。区制が始まった2010年度生まれの3年3組の生徒と食事を共にした。3年生の伊藤明男さんは「彩りがよくおいしい。のりのパッケージに相模原らしさがあってよかった」と話した。

 実食中は生徒が区長に質問するなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。高野区長は「歓迎されて嬉しかった。区役所への興味が見られて日々の思いが伝わっていることを感じた」と話した。

実際に作る置物

参加者募集 呉服店で干支小物 淵野辺の「つるや」11月3日

 来年の干支は「午」。つるや呉服店(淵野辺3の19の13)で11月3日(祝・月)、恒例イベントの「干支の置き物づくり」が開催される。スタッフのアドバイスを受けながら、午の置物を完成させることができる。時間は午前9時30分から正午まで。参加費は2千円(材料費)。問い合わせは同店【電話】042・752・2011。

相模原公園で秋の祭典 10月25・26日に開催

  相模原公園(南区)で10月25日(土)、26日(日)に「オータムフラワーフェスティバル2025」が開催される。入場無料。両日ともに午前10時から午後3時まで。2日間を通して市民によるパフォーマンスや体験教室などが実施され、市内人気店の模擬店・キッチンカーも出店する。

 25日は総菜パンや酒饅頭などの販売が行われるほか、子どもから高齢者までを対象とした「3033体力測定会」や、樹木病虫害相談、自然観察会などが予定されている。鼓笛バンドによるパレードも開催。

 26日は「上溝まつり囃子」やフラメンコ・ギターの公演、ツリークライミング、高所作業車、七宝焼などの体験企画が盛りだくさん。

 問い合わせは同園管理事務所【電話】042・778・1653へ。