八王子版【10月30日(木)号】
会見で謝罪する市長と副市長

通勤手当不正受給 市職員の処分決定 管理責任者含め108人

八王子市の職員が実際には利用していない公共交通機関の利用を申請して通勤手当を不正に受給していた問題を巡り、市は10月23日、不正受給を行った職員97人と、副市長を含む管理監督責任のある管理職11人の計108人に対する処分などを発表した。

不正受給額915万円

市によれば、97人の不正受給の総額は915万4207円。期間は職員により異なり最短1カ月から最長5年6カ月で、受給額は最小4040円から最高49万1778円だった。いずれも全額が返納済み。

部長1人を停職1カ月、課長2人を含む職員10人を戒告とする懲戒処分を行ったほか、人事措置として19人に訓告、58人を厳重注意した。残り9人はすでに退職しているが、戒告相当や訓告相当、厳重注意相当とした。停職処分となった部長は自宅から最寄り駅までのバス利用を届け出ていたが、実際には徒歩で通勤し、4年1カ月間で約37万円を受給していた。市の聞き取り調査に対し「健康上の理由から歩くようになり、変更の届出をしていなかった」と弁明し、23日付で依頼退職している。

また管理監督責任として、副市長2人と部長3人、課長6人を厳重注意。植原康浩副市長は3カ月間給与の10分の3、中邑仁志副市長は1カ月間給与の10分の1を自主返納する。初宿和夫市長については「自身の責任として減給相当を判断したが、すでに公約実現のため任期中の月額報酬と退職手当の10分の3を削減していることから、その削減分に今回の事故の責任を加えるものとする」とした。

処分の判断基準については、不正受給の期間や職責を軸に、他市の例や社会に与えた影響なども考慮したという。また詐欺罪にあたるか警察に相談し、悪質なものについては刑事告発も含めて検討することも明かした。

検証と再発防止策

会見で副市長2人とともに頭を下げた初宿市長は「今回の件を非常に重く受け止めており、市民や関係者の皆様に深くお詫びする。信頼回復に努め、一日も早く正常な市政運営を取り戻していきたい」と述べた。また「調査と公表が遅れたことで、隠ぺいの疑義が生じた」ことについても陳謝した。

今後は弁護士や労働関係の専門家などでつくる第三者検討会を立ち上げて再発防止策の策定や各種手当の制度・管理体制の見直しに反映させるほか、各種手当の届出内容と実態との確認徹底、全職員を対象にした倫理研修による意識改革などに取り組み、職員の分限や懲戒手続きに関する条例の見直しについても検討する。(10月24日起稿)

東京八王子ビートレインズ Bリーグワンへ参入決定 「応援、支えに感謝」

プロバスケB3・東京八王子ビートレインズは10月21日、2026年秋から新たに始まる「B.LEAGUE ONE(=「B.革新」後の新B2)」への参入が決定したことを発表。市役所で記者会見を行った=上写真。

会見冒頭、チームを運営する(株)THTマネジメントの室舘勲会長が「市民の皆さんの応援と支えがあって達成できた。心からうれしい」とあいさつすると、初宿和夫八王子市長や八王子商工会議所の樫崎博会頭らから祝辞が述べられた。

トレインズは昨季、来秋から始まる新リーグで一つ上のカテゴリーとなる「Bリーグワン」への参入を目指し、▽ホーム戦の平均観客数1500人以上▽売上高2・5億円以上▽Bワン基準のアリーナの大きな3つの条件に挑戦し、前提条件となる債務超過2・8億円を解消し、ホーム戦の平均来場者数1711人と、年商2・75億円を達成。Bリーグネクストライセンスが発行され、Bリーグワンに仮入会での参入が決定した。今後は本ライセンス取得に向け▽平均観客数2000人▽売上高4億円▽U18 設立などを目指す。

トレインズ在籍9年目のキャプテン・大城侑朔選手は「新たな地点に立った実感があるが、あくまでスタート。今後ももっと八王子に元気を届けられるよう頑張りたい」とコメントした。

高松僚社長からは今後の課題として来場者数の更なる増加と、現在のスポンサーに大きく頼った経営状態の改善が挙げられた。具体策としてチケット・グッズなどで収入増加を見込み「環境の魅力を向上させ、会場内を楽しんで頂くことでお金を使ってもらえるよう努力したい」と話した。

本拠地のエスフォルタアリーナは現在、立ち見込みの3118席で、リーグ規約の「3000席以上の観客席数」は満たしているが、求められている「大型映像設備」の設置が完了していない。高松社長によると26年9月が締切とされているという。これを受け、初宿市長は「競技施設をさらに魅力的なものに改修しなければならない」と一定の理解を示した。

町田でホーム戦品川に1勝1敗

勢いに乗るトレインズは10月24・25日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬)でしながわシティ バスケットボールクラブと対戦。87―62、83―96と1勝1敗で、戦績は8勝2敗で15チーム中3位となった。

次戦は11月8日(土)・9日(日)、エスフォルタアリーナ八王子でヴィアティン三重と対戦。8日は午後4時30分、9日は正午にオープニング開始。2階自由席の無料招待企画も実施中。詳細はHP。

グッドデザイン賞を受賞した「銀の声」事業を考案した市シルバー人材センター職員の 野母(のも) 裕和さん 並木町在勤 39歳

高齢者に寄り添う戦略家

 ○…「ホッとした。これでより多くの人に知ってもらえる」。グッドデザイン受賞の瞬間は事業の知名度アップに思いを馳せた。今年1月、高齢者対象の製品モニターやアンケート調査などの仕事をマッチングする市シルバー人材センターの独自事業「銀の声」を立ち上げた。きっかけは耳が聞こえにくい人を集めてほしいという企業からの依頼。「高齢者であること自体に価値が生まれるのでは」と閃いた。

 ○…アイデアを練り上げたのは、八王子市が実施した「八王子未来共創プロジェクト研究」を受講したとき。新規事業を構築する人材を育成するプログラムで、一般参加者として応募し80人の中から、研究生15人に選ばれた。「授業は毎回すごく楽しかった。普段関わらない人たちと会えた」。持ち前の社交性と相まって人脈が広がっていくのを実感している。

 ○…並木町生まれ、めじろ台育ち。法政大学で合唱団サークルに所属し、当時200人ほどの団員をまとめる責任者を務め、2年留年するほどのめりこんだ。就職は大手電鉄系のグループ会社に入社し約3年間、リゾート会員権の販売営業に携わった。転勤の多さに「地元で働きたい」と同センターに転職し、転機が訪れたのは6年前。厳しい上司と関わる中で「自分だけのビジネススキルを手に入れたい」と成長への意欲が高まりプログラムへ応募した。

 ○…サウナ好きで、多い時には週2〜3回通う。「スマホを持ち込めないサウナはデジタルデトックスの場。アイデアや人生の方向性と向き合える」。明るい雰囲気の戦略家で”センターの人っぽくない”風貌も事業をアピールする作戦の一つだ。「高齢者を良く知っているという武器を活かして、たくさんのことに挑戦していきたい」
東京アプリのトップ画面

東京ポイント 楽天ペイなど交換可能に 7千ポイント付与時期「未定」

 東京都は10月20日から、都の公式アプリ(通称東京アプリ)で提供している「東京ポイント」を交換できる民間決済事業者に楽天ペイとVポイント、メルカリポイントを追加した。従来のau PAY、dポイントと合わせると5つの民間決済事業者のポイントと交換できることになる。

 「東京ポイント」は、社会的意義のある活動に参加した際に、付与されるポイント。東京ポイントは、上記5つの民間決済事業者のポイントや都立施設などの入場チケットに交換することができる。東京ポイントについては今秋、東京アプリの普及促進や都民の生活応援を目的に、マイナンバーカードによる本人確認を行った15歳以上の都民に7000ポイント(7000円相当)を付与する「つながるキャンペーン」を実施予定。現時点(10月27日起稿)ではまだ実施しておらず、時期について都デジタル企画調整課は「未定」と話している。理由を「マイナンバーカードによる認証システムの開発や、増大が予想される利用者のセキュリティ保護などに対応するため」としている。

矢島染物店 「居場所」に再生 市の孤独・孤立対策で

 西放射線ユーロードにある旧矢島染物店(中町8の4)で10月21日、市民のための「居場所」づくりが始動。官民共創の孤独・孤立対策として、関係者らによるキックオフセレモニーが行われた=写真。

 これは、八王子市が進める第4期地域福祉計画の一環。引きこもりや独居老人など、孤独・孤立状態にある市民の心身状態や生活環境の悪化を予防することを目的としている。今後は、同所を会場にワークショップやeスポーツ・脳健康測定会などを開催し、さまざまな主体と連携して住民交流やコミュニティ創出の支援を行う。

 八王子市はこのプロジェクトに先立ち、NTT東日本(株)東京西支店(伊藤弘造支店長)と(株)まちづくり八王子(鈴木一弘代表取締役)との協定を今年5月15日に締結。NTT東日本は、eスポーツイベントの運営ノウハウを活用し、高齢者向けのゲーム体験会などを担う。またまちづくり八王子は、居場所の環境整備や、SNSを活用した活動の周知やイベントの告知などを担う。

 同所は1872(明治5)年に創業した矢島染物店。直近は5代目の矢島国彦さん(85)と栄子さん(79)夫妻が切り盛りしていたが、2023年で閉店した。市から今回の話を受け「街の役に立てるなら」と快諾した。

 11月以降に施設内の改修を行い、26年3月までを目処に本格オープンする予定だ。
相模湖を背に設置された特設ステージ。公園内はいつも以上の人でにぎわいを見せた

野外バレエフェス 相模湖を背に神秘的な舞台 「劇場にはない感動があった」

 相模湖のある神奈川県立相模湖公園(神奈川県相模原市)で10月18日・19日に行われた「さがみ湖野外バレエフェスティバル」。この催しに上野町に拠点があるバレエ団「バレエ・シャンブルウエスト」に所属する逸見智彦さんと深沢祥子さんが出演した。

 同フェスティバルは2日間で2公演を実施。延べ約90人のダンサーが出演し、18日は『ジゼル 全2幕』、19日は「『白鳥の湖第2幕』を披露した。2人が出演したのは、初日に行われたロマンティックバレエの名作『ジゼル』。19日は雨により一部のイベントが中止となったが、バレエ公演には18日・約1500人、19日・約1200人が来場した(主催者発表)。

 同フェスティバルは「バレエのまち相模湖」を目指して活動する相模湖芸術・文化のまちづくり実行委員会が主催。当日はファッションショーや子どもバレエなどのステージ企画、園内では体験イベントやワークショップが行われ、キッチンカーも多数並びにぎわいを見せた。

 『ジゼル』を鑑賞した黒岩祐治神奈川県知事は、「大感激の一言。湖を背景に神秘的な雰囲気での『ジゼル』、特に後半の墓場のシーンは風景とマッチしてゾクゾクするような劇場にはない感動があった」と興奮気味に話した。

俳優・森次晃嗣さんに聞く 「ウルトラセブンは分身」 シニアに熱いメッセージ

 ウルトラマンシリーズは来年、放送開始から60周年の節目を迎える。数ある名作の中でも誉れ高いのが「ウルトラセブン」だ。主役のモロボシ・ダンを演じた俳優、森次晃嗣さん(82)=藤沢市在住=に、当時の思い出や年齢を重ねても元気に過ごす秘訣を聞いた。

 --「セブン」撮影当時の思い出は。

 「高校卒業と同時に、文字通りかばん一つで北海道から上京し、ジャズ喫茶などで住み込みで働いた。オーディションを勝ち抜いてモロボシ・ダン役を射止めたのは24歳の時。撮影には毎日始発で藤沢の自宅を出て、成城学園前のスタジオまで通った。40度の熱があっても撮影したことも。過酷なスケジュールで、よく1年やれたと思う。特に心に残っているのは、海底人が人間の海底開発に抗議して攻撃してくる『ノンマルトの使者』。実はもともと地球に住んでいたのは海底人の方で、ダンも地球人がしたことに苦悩する。ウルトラセブンは戦争もテーマに置く、社会派ドラマだった。怪獣もエレキングやキングジョーなど魅力があったから、人気があるんじゃないかな」

 --ウルトラセブン=モロボシ・ダンは、森次さんにとってどのような存在ですか。

 「もはや分身と言える存在だと思う。色んな役を演じてきたけれど、やっぱりモロボシ・ダンなんだ」

 --他のウルトラマン役を演じた俳優とも交流があるとか。

 「昨年、同じ藤沢に住む、つるの剛士さん(ウルトラマンダイナ役)から『今日暇ですか』と電話があってね。彼の自宅に行ったら高野八誠さん(『ウルトラマンガイア』ウルトラマンアグル=藤宮博也役)とか若いウルトラマンも何人かいて。お酒を飲んで、話をして、元気をもらったよ」

 --「セブン」の後も、時代劇から現代劇までさまざまな役を演じてきました。長く活躍できた秘訣は。

 「60代に入ってからは、若くはないけれどおじいちゃんでもない、難しい役どころが多くなった。でも挑戦することを大事にしていたので、もらった役は全力で取り組んできた。70代に入り、流石に体力の衰えを感じるようになって、海までの散歩を日課にしていた。振り返ると好きなことをやってこられたと思う。でも、まだまだファンのみんなに元気な所を見せていかないとね」

 --現在は藤沢で飲食店「ジョリー・シャポー」を経営されています。

 「以前は店でシャンソンを歌ったりもしていた。今はほとんど娘に任せているけれど、今も年に数回はファンミーティングを開いている。ファンの皆さんが、こんなに長くセブンを大切に思ってくれてありがたい」

 --ファンからサインを求められた際、色紙には必ず「正義」「勇気」「希望」と書くとか。

 「正義を貫くには勇気がいる。勇気があれば希望が生まれる。この言葉を生涯大事にしている」

 --最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

 「いつ何が起きるか分からないからね。若い人に力をもらって、一緒に楽しくいきいきと生きていきましょう」

東京都 働くシニアを応援 東京たま未来メッセに283人

働く意欲のあるシニアの就業を応援する「シニアしごとEXPO2025」が10月21日、東京たま未来メッセで催され、283人が参加した。主催は東京都。 会場には、履歴書なしで企業と直接面接できる「シニア就職面接会」と題したエリアに16社が出展。すかいらーくグループのレストラン「夢庵」の職業体験ブースも登場したほか、シニア雇用活用事例紹介などシニアが働く際注目すべき多彩な情報が並んだ。特設ステージではタレントの榊原郁恵さんが登壇し「第二の人生も、わたしらしく、もっと輝く。」をテーマにトークショーを行った。

会場で面接ブースを構えた八王子交通事業(株)の内田さんは「意欲ある方と出会える場になればうれしい」と話していた。
事業を考案した同センター職員の野母さん

八王子市シルバー人材センター 「銀の声」事業がGD(グッドデザイン)受賞

 来年設立50年を迎える八王子市シルバー人材センター(並木町)による独自事業「銀の声」が10月15日、2025年度グッドデザイン賞を受賞した。

 「銀の声」は、企業が実施するシニア向け商品開発のための製品モニターや、研究機関が作成するデータのためのアンケート調査に協力するなど、体力的負荷の軽い仕事を請け負う事業。耳が聞こえにくかったり、足が不自由な高齢者から「生の声」を集め、高性能スピーカーや高齢者向けモビリティ開発などに役立てるのが特徴だ。25年1月から試験的に開始し、これまでに(株)JTBや(株)ミライスピーカー、東京都健康長寿医療センター研究所などが利用。26年春ごろから本格運用する予定だ。

 80歳以上でも安心して働ける環境を提供することを目的に、職員の野母(のも)裕和さん=人物風土記で紹介=が考案した事業。野母さんは同センターが紹介できる仕事内容が清掃作業や工事現場のガードマンなどの体力的に負荷の高い内容が多いことに課題を感じていた。「(会員さんが)仕事への意欲が高くても、体力的負荷が大きいと紹介が難しかったり、年齢を理由に企業から断られてしまうこともあった」と振り返る。そんな時「高齢者であること自体に価値が生まれる仕事はないか」と考えたのが事業開始のきっかけとなった。

 同賞の審査員からは、「高齢者本人にしかわからない老いた身体や重ねた知見などに関する情報は貴重だが、一般企業の開発者が集めるのは時間やコストの面でも難しい。だからこそ、貴重な情報を掘り起こして活用するこの取り組みは、社会的な貢献度が高い」と評価された。なお、同賞には5225件がエントリーし、1619件が受賞している。

南大沢大橋 美大生アートで落書き防止 地域一体で美化と防犯

 「全国地域安全運動」の最終日となる10月20日、南大沢大橋の橋台(南大沢1丁目433の3)壁面に地域の美化と防犯意識向上を目的に啓発ペイントが施された。南大沢警察署・防犯協会・母の会と多摩美術大学の学生ら有志、八王子市役所職員が協力し、落書き防止をアートの力で実現する共同作業となった=写真。

 落書きは地域の美観を損ね、治安悪化の要因にもなることから市や警察ではこれまでも対策に取り組んできた。今回は、周囲の景観に調和するデザインを追求するため、市まちなみ景観課職員が学生と入念な打ち合わせを重ねたという。

 ペイントのきっかけは、「南大沢防犯協会母の会」の加藤美惠子会長が同大美術学部生産デザイン学科の赤堀葉生さん(2年)に声をかけたこと。以前からボランティア活動に興味があった赤堀さんは「誘われてわくわくした」と振り返る。学年LINEで参加を呼びかけたところ、今井ひの華さん、吹田蒼馬さん、藪田詩音さんの3人が手を挙げた。

 1人1案のデザインを持ち寄り、今井さんの案を採用。防犯協会のキャッチコピー「防犯は ひとりの目より 地域の目 みんなの目」を使い、オリジナルキャラクターを創作。遠くを見渡すような、敬礼しているようなポーズで地域を見守っている図柄となった。

 作業前には同署員が草刈りや掃除などの下準備を行い、当日は警察職員、同協会・母の会、市職員、同美大生ら総勢約30人でペイントを実施。参加した同協会の伊藤房夫副会長は「地域の皆で形にできてよかった。若い人が関わってくれてうれしい。見た人に少しでも意識づけになってくれればいい」と話した。
左からサッカー部の会田監督、関田部長、ファミリーマートの柏木副部長

ファミリーマート 八王子高校におむすび贈呈 サッカー部へサプライズ

 コンビニ大手の株式会社ファミリーマートが10月25日、八王子学園八王子高等学校サッカー部(部員数28人/会田起由監督)へサプライズでおむすびを贈呈した。

 部活動に励む全国の生徒たちを応援する同社の社会貢献活動「スマイルおむすびプロジェクト」の一環で、今年7月に発売された大谷翔平選手パッケージ商品「大きなおむすび僕の梅おかか」の売上の一部を活用している。部活動に打ち込む子どもたちにおむすびを差し入れ応援しようと募集を行い、全国から寄せられた多数の応募の中から17校を選定、その1校に保護者が応募していた同校サッカー部があった。

大谷選手からメッセージも

 25日の練習中に呼び集められた部員たちは、突然の発表にびっくり。大谷翔平選手から届いた、夢を追う生徒たちへの力強いエールを会田監督が代読した。続いて同社東京第3リージョンの柏木明副部長が「週6日練習し、普段はマネージャーの作るおむすびを食べていると聞いている。今日は我々のおむすびを味わっていただければ」と部員たちへおむすび約50個を手渡した。満面の笑みを見せておむすびをほおばった部員たち。同部の関田蕗部長は「本当に驚いた。この運を今後の試合につなげて勝利をつかみたい」と感謝を述べた。
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締結式で協定のイメージボードを手にする各代表

八王子市 3者で脱炭素推進 連携協定を締結

 2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指す連携協定の締結式が10月1日に八王子市役所で開かれ、八王子市の初宿和夫市長と八王子商工会議所の細谷幸男専務理事、一般社団法人八王子GX推進機構の平塚利男代表理事が協定書を交わした。協働で地域の脱炭素に対する意識醸成やレジリエンス強化を図る。

 22年にゼロカーボンシティ宣言を表明した八王子市。協定には、その実現のために市内の事業者や公共施設への再生可能エネルギーの普及、防災・停電対応機能といったレジリエンス強化に3者が連携して取り組むことなどが記載された。

 締結式で平塚代表理事は「『GX(グリーントランスフォーメーション)で八王子を安心で安全な街に、そして豊かに』を掲げている。3者で力を合わせ、市民にわかりやすい形で普及に努め、その取り組みをGX推奨モデルとして全国へ展開していきたい」と語り、細谷専務理事も「セミナーなどを通じて会員事業所に導入方法や助成金の存在などを広めていく」と協力を誓った。

 初宿市長は「環境普及啓発を備えた協定は初めて。皆様のお力添えをいただきながらGXを推進し、八王子を次のステージに進めていければ」と期待を寄せた。
「トワニーヒル高尾館ヶ丘」まちびらきセレモニーのテープカット

館町で「まちびらき」 大規模分譲地がお披露目

 館町に新たな分譲地「トワニーヒル高尾館ヶ丘」が誕生し、10月18日にまちびらきイベントが催された。

 同所は館ヶ丘団地4街区の跡地に造成された、全99区画の大規模分譲地。一般財団法人住宅生産振興財団のコーディネートのもと、ハウスメーカー7社(大和ハウス工業(株)、(株)スウェーデンハウス、ミサワホーム(株)、積水ハウス(株)、東京セキスイハイム(株)、三井ホーム(株)、住友林業(株))が3年かけて共同で開発を進めてきた。この日は関係者によるテープカットなどのセレモニーと、一般来場者に向けたモデルハウスの公開やキッチンカーの出店、こども縁日が催され、家族連れなどで賑わいをみせた。

 同財団の竹内孝幸部長によれば、同所は景観協定やまちなみガイドラインを定めて無電柱化や館町周辺の自然と調和した統一感のある街並みづくりが行われており、アプリを使って集会所を予約したり住民が情報共有をすることもできるという。竹内部長は「住民同士が交流し、長く住んでいただければという思いから『トワニー』(=とわに)と名付けた。住んで良かったと思える街にしていきたい」と展望を語った。

ご馳走をえきまえテラスで  11月1・2日、食フェス

 JR八王子駅北口近くのえきまえテラス(旭町13の18)を会場に11月1日(土)・2日(日)の2日間、八王子フードフェスティバルが提供する「えきまえフードテラス」が開催される。午前10時から午後4時まで。主催は同実行委員会。

 1日は「石油王のカレー」や「キッチンロッコ」などが出展する洋食ブースと、「うなぎ志乃ざき」や「けいの家」などの和食ブースが登場。2日は「チャイナキッチン家楽」などの中華ブースと、タイやモロッコ料理を楽しめる多国籍ブースが登場。両日ともパンやスイーツ、植物などを販売するマルシェも行われ、2日間で市内飲食店を中心に約30店舗が食欲の秋を刺激する。

 また特別企画として、参加店の味を少しずつ楽しめる「お好みプレート」を実施。プレートを購入すると(ご飯なし300円/ご飯付き500円)、参加飲食店各店で200円から400円のプレート用メニューを楽しめる。問い合わせは同事務局【電話】042・623・6311。

全国特別支援学校フットサル大会 日本ライオンズ主催で自立性育む競技開催

 東京都調布市にある京王アリーナTOKYOで11月1日(土)午前9時から、「第4回 全国特別支援学校フットサル大会」が行われる。

 全国12の地区大会を勝ち抜いた特別支援学校が頂点を目指す同大会。奉仕活動に励む全国のライオンズクラブで組織される(公財)日本ライオンズ(小野寺眞悟理事長)主催で、スポーツ庁などと連携して開催しており、今回は近隣クラブが運営に携わっている。

 日頃の成果披露に加え社会性や就労意欲の向上も目的の同大会。主体性を促すため、監督やコーチは試合中の指示が禁止されるなどユニークな規定も見どころ。大会は観戦自由。詳細は日本ライオンズHPで確認を。

フェスタかたかご

 社会福祉法人由木かたくりの会(炭谷晃男理事長)主催の「フェスタかたかご」が、11月8日(土)に由木かたくりの会(堀之内1236の8)の事業所で開催される。午前11時から午後3時まで。入場無料。

 今回で11回目となるっ同フェスタでは、豚汁、やきそば、ジュースなどの模擬店や、ザ・レイボーズによるパフォーマンスショーなどのステージイベント、先着100人のお楽しみ抽選会などさまざまな催しを企画している。

 小雨決行、荒天中止。駐車場には限りがあるため公共交通機関での来場を。問い合わせは同法人本部【電話】042・674・0520。

設計案を模型やパネルで観賞できる

斬新な設計案ずらり展示 船森公園トイレコンペ作品展

 船森公園(明神町)のトイレ整備に向けて市が今夏初めて実施した設計コンペの応募作品パネル展が、10月31日(金)まで市役所本庁舎1階ロビーで開催されている。

 設計コンペには市内外から158件の設計案が寄せられ、審査の結果、市内在住の建築士・廣戸海渡さんの作品「めぐり つつむ レストコモンズ」が最優秀設計案に選出された。

 パネル展では最優秀設計案や優秀設計案、入賞作品、佳作に選ばれた作品のパネルや模型を展示。作品の特徴や応募者の設計意図、評価員による講評などを見ることができる。

 なお展示内容は、10月2日から10日まで八王子駅南口総合事務所の多目的スペースに展示されていたものと同じ。

 午前8時30分から午後5時まで。予約不要、入場無料。
前回の講演会

認知症に理解深めて 講演会やVR体験

 認知症への理解を深め、認知症がある人が自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指す「認知症シンポジウムeまちサミット」が、11月1日(土)に東町の市生涯学習センター(クリエイトホール)で開催される。午前10時から午後4時まで。

 認知症当事者が笑顔で暮らす工夫や家族・介護者が怒りの気持ちとやさしく向き合うためのヒントなどが聞ける講演会、小学4〜6年生対象の認知症VR体験、情報交換や相談ができる認知症カフェ・ブースのほか、竹笛やストラップを作るワークショップも。一部事前申込みが必要なプログラムもある。詳細は申込みフォーム(https://logoform.jp/form/iapr/1193869)、または市高齢者福祉課【電話】042・620・7244へ。