八王子 社会
公開日:2025.10.30
南大沢大橋
美大生アートで落書き防止
地域一体で美化と防犯
「全国地域安全運動」の最終日となる10月20日、南大沢大橋の橋台(南大沢1丁目433の3)壁面に地域の美化と防犯意識向上を目的に啓発ペイントが施された。南大沢警察署・防犯協会・母の会と多摩美術大学の学生ら有志、八王子市役所職員が協力し、落書き防止をアートの力で実現する共同作業となった=写真。
落書きは地域の美観を損ね、治安悪化の要因にもなることから市や警察ではこれまでも対策に取り組んできた。今回は、周囲の景観に調和するデザインを追求するため、市まちなみ景観課職員が学生と入念な打ち合わせを重ねたという。
ペイントのきっかけは、「南大沢防犯協会母の会」の加藤美惠子会長が同大美術学部生産デザイン学科の赤堀葉生さん(2年)に声をかけたこと。以前からボランティア活動に興味があった赤堀さんは「誘われてわくわくした」と振り返る。学年LINEで参加を呼びかけたところ、今井ひの華さん、吹田蒼馬さん、藪田詩音さんの3人が手を挙げた。
1人1案のデザインを持ち寄り、今井さんの案を採用。防犯協会のキャッチコピー「防犯は ひとりの目より 地域の目 みんなの目」を使い、オリジナルキャラクターを創作。遠くを見渡すような、敬礼しているようなポーズで地域を見守っている図柄となった。
作業前には同署員が草刈りや掃除などの下準備を行い、当日は警察職員、同協会・母の会、市職員、同美大生ら総勢約30人でペイントを実施。参加した同協会の伊藤房夫副会長は「地域の皆で形にできてよかった。若い人が関わってくれてうれしい。見た人に少しでも意識づけになってくれればいい」と話した。
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