戻る

八王子 社会

公開日:2025.10.30

矢島染物店 「居場所」に再生
市の孤独・孤立対策で

 西放射線ユーロードにある旧矢島染物店(中町8の4)で10月21日、市民のための「居場所」づくりが始動。官民共創の孤独・孤立対策として、関係者らによるキックオフセレモニーが行われた=写真。

 これは、八王子市が進める第4期地域福祉計画の一環。引きこもりや独居老人など、孤独・孤立状態にある市民の心身状態や生活環境の悪化を予防することを目的としている。今後は、同所を会場にワークショップやeスポーツ・脳健康測定会などを開催し、さまざまな主体と連携して住民交流やコミュニティ創出の支援を行う。

 八王子市はこのプロジェクトに先立ち、NTT東日本(株)東京西支店(伊藤弘造支店長)と(株)まちづくり八王子(鈴木一弘代表取締役)との協定を今年5月15日に締結。NTT東日本は、eスポーツイベントの運営ノウハウを活用し、高齢者向けのゲーム体験会などを担う。またまちづくり八王子は、居場所の環境整備や、SNSを活用した活動の周知やイベントの告知などを担う。

 同所は1872(明治5)年に創業した矢島染物店。直近は5代目の矢島国彦さん(85)と栄子さん(79)夫妻が切り盛りしていたが、2023年で閉店した。市から今回の話を受け「街の役に立てるなら」と快諾した。

 11月以降に施設内の改修を行い、26年3月までを目処に本格オープンする予定だ。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

八王子 ローカルニュースの新着記事

八王子 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS