さがみはら緑区版【3月5日(木)号】
駅の自由通路に設置されている銀河鉄道999をモチーフにしたポスター

「駅メロ」思い出話募集 淵野辺 廃止伴い「記憶に」

 JR横浜線の淵野辺駅で親しまれてきた発車メロディー「銀河鉄道999」が、3月13日をもって廃止される。乗務員のワンマン化に伴う業務見直しの一環という。これを受け、この「ご当地駅メロ」にまつわる思い出やメッセージが募集された。寄せられた声は今後公表される予定で、担当者は「多くの人の記憶に長く残る取り組みにしたい」と話す。

まち象徴「999」

 淵野辺駅がJAXA宇宙科学研究所相模原キャンパス(中央区由野台)の最寄り駅であることなどから、淵野辺は「宇宙に一番近い街」と謳われている。その象徴的な取り組みとして2014年、宇宙を題材にした人気アニメ「銀河鉄道999」の主題歌(ゴダイゴ)が発車メロディー、ご当地駅メロとして導入された。

 以来、長年にわたり利用者に親しまれてきたが、今回JR東日本の方針により廃止が決定。それを受け、大野北まちづくりセンターと市交通政策課が、駅メロにまつわる思い出話、メッセージ募集を企画した。同センターの担当者は「地域から惜しむ声が多く寄せられたことがきっかけです。駅利用者それぞれの思いを集め、形として残したい」と企画の意図を語る。

「日本一」「フルに感動」パネル化し展示

 募集は2月9日にウェブで開始され、「日本一かっこいい駅メロ」、「帰宅時の癒やし」、「フルで流れた時はうれしかった」、「街への誇りを感じる」などのメッセージが集まった。募集は3月2日に受け付けを終了。寄せられたこれらのメッセージはパネルにして、後日、公共施設などで展示する予定。

 ご当地駅メロについては、JR東日本が昨年から「統一化」を進めており、県内でも南武線などで廃止になったことが話題に。今回は横浜線が対象となった。

ビジョンを説明する高野理事長

【相模原市緑区】相模原協同病院 在宅医療連携を強化へ 多職種一体で「役割果たす」

 相模原協同病院(橋本台)を運営するJA神奈川県厚生連の高野靖悟代表理事理事長が2月25日、同院で基調講演を行い、在宅医療や人生の終焉までを見据えた新たな地域連携について構想を打ち出した。高野理事長は「これからは地域に出てチームワークの中にいる病院にならないといけない」と改めて地域連携の重要性を強調した。

 「地域に寄り添う連携の会」と題して行われた会には、相模原協同病院、さがみリハビリテーション病院、一般社団法人誠創会(あさがおクリニック)、株式会社アインファーマシーズ(アイン薬局)、株式会社永田屋の関係者ら約60人が集まった。講演が始まると高野理事長がマイクを握りあいさつ。2026年度の診療報酬改定により、病状が安定した患者の外部の空床待ちが起こる可能性を示唆し、「救急応需の低下やベッド回転率の鈍化につながる」と危機感を吐露。「急性期医療が在宅医療に踏み出し、連携していかなければならない」と力を込めた。

 訪問診療、訪問看護と連携し機能を強化していくメリットとして、「患者の在院日数が短くなり、それにより満床で断ることもなくなる。常に救急患者を増やすのが病院の使命。そして重症患者を診ないといけない。今もたくさんの救急車を受けている。地域医療支援病院としての役割を果たしていく」と説明した。

チームワーク強調

 さらに、高野理事長は、「包括期病院とはこれまでも連携してきた。それだけでは患者は滞ってしまう」とし、在宅の主治医、薬剤師、歯科医師、管理栄養士、訪問看護師、ケアマネジャー、管理栄養士などとの連携の重要性を説いた。「訪問診療の現場では家の手すりを付けてほしいという注文だってある。そういうところまで手を差し伸べるような連携をつくりたい。『ゆりかごから墓場まで』ではないが、一気通貫で見るのがこれからの医療」とした。

 そして、「リハビリから在宅への流れ」「最期をどういうふうにして迎えるか」といった問題にも触れ、「それぞれが一体となってやりたい」と意欲を示した。

 講演後には、スムーズな連携を実現させるためのクラウドシステムの紹介なども行われ、参加者は意見を交わした。高野理事長は「我々は最高の急性期病院を目指す。いよいよ『家にいても診てくれる』という時代になってきている。全てを病院の中で完結させようとするのではなく、外に出てチームワークの中の病院にならなくていけない。そして、相模原市の医療・介護関係者が連携し、安心安全で誰一人取り残さないまちを目指す」と話した。

津久井やまゆり園を拠点とする地域交流イベントに取り組む 谷口 賢史(たかし)さん 千木良在住 23歳


地域との距離 縮めたい

 ○…「やまゆり園と地域をつなげたい」と、園利用者と地域住民が1年掛けて大豆栽培に取り組むプロジェクトを実施。園内のコミュニティガーデンで一緒に栽培し交流することで、つながりを再構築していった。イベント前と比較して、「大豆の様子を地域の人が見に来てくれたり、施設と地域との距離は近くなった気がする。地域に関わる人が増えたのはうれしい」と話す。

 ○…生まれも育ちも千木良。津久井やまゆり園は思い出の場所だった。「昔はグラウンドで花火を上げるんです。それが楽しいし、すごい近くて」と今でも脳裏に焼き付いている。園の利用者が地域に出て来ることもあり、「行き来は多かったと思います」と懐かしむ。しかし、10年前の事件で状況は一変。さらにコロナ禍が追い打ちを掛け、「園と地域は疎遠になってしまった」と振り返る。

 ○…中学の時はボランティアで園に足を運ぶなど、当時から福祉に興味があった。高校は福祉科に進み介護福祉士の資格を取得。大学では地域福祉のゼミに入った。津久井在来大豆を使った農福連携を模索し、3年時に大学そばの福祉施設と一緒に農作業に挑戦。手応えを得ると、それをやまゆり園に持ち掛けた。「園長も昔の地域とのつながりを知っていて快諾してくれた。受け入れてもらえてうれしかったですね」と笑顔を見せる。

 ○…大豆栽培は地域の懇意にしている住民に教えてもらった。神奈川県の提案実現プロジェクトにも選ばれ、事業は県と共に進めた。提案時は大学4年だったが、今年度はやまゆり園の職員としてイベントに携わった。「事件は忘れてはいけないことだけど、園を農福連携のイメージにできたら。これからもこの取り組みは続けていきたい」

TABATAの田畑社長(右)とGRANDILLの田畑社長

地域、子どもたちのために  相模原 TABATAとGRANDILL 野球大会支援

 相模原市学童野球春季大会が3月21日(土)からおよそ1カ月間、市内各会場で開催される(相模原市学童野球協会主催)。大会には多くの市内企業が協力しており2026年度は株式会社TABATA(中央区田名)と株式会社GRANDILL(緑区二本松)が冠スポンサーとして協賛する。

 室内装飾会社TABATAの田畑佐稔(さとし)社長は少年時代から野球に親しみ、高校まで競技を続けたほか、その後は少年野球チームでコーチを務めた経験を持つ。そうした中で大会関係者との接点があり、今回協賛の打診を受けたという。「会社も40年を迎え、これからは地域貢献をしていきたい」と考えていた矢先の提案だったことから、快く引き受けた。「大会に出場する子どもたちの中から、将来メジャーリーガーが誕生してくれたら」と夢を語る。

 一方、リフォーム会社GRANDILLの田畑大社長も、起業から10年が経つ中で「子どもたちのためなら」と協賛する。自身も小中学生時代に野球経験があり、現在は小学生の甥の応援に力が入る。「野球を通じて地域が盛り上がれば」と今大会への期待を口にする。

 同協会によると、近年の物価高の影響で大会参加費のみでの運営は「非常に厳しい状態」だという。企業からの協賛金は運営費のほか、トロフィーの購入費などに充てられる。檀上英二理事長は「好成績に対するご褒美があることで、選手たちはより高いモチベーションで野球に取り組んでくれています」と話す。開会式は3月14日(土)に行われる。

市民ギャラリー 人や物の形に着目

 相模原市民ギャラリー(JR相模原駅セレオ4階)で収蔵美術品展「うつしとる姿形」が3月22日(日)まで開催されている。午前10時から午後6時まで(最終入場5時50分)。

 さまざまな技法を用いて表現された人や物の形に着目した展示会。入場無料。水曜休館。

 (問)同ギャラリー【電話】042・776・1262

やまゆり園の体育館で行われた交流イベント

利用者と地域が交流 やまゆり園で農福連携P(プロジェクト)

 津久井やまゆり園で2月9日、交流イベントが開催され、これまで育ててきた津久井在来大豆で作ったスイーツやハーブティーなどを利用者や地域住民らが味わった。

 この取り組みは、県が若者目線の事業を募集、実現する「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」の一環。同園に勤務する谷口賢史さん=人物風土記で紹介=が大学生の時に県に提案した。谷口さんは、やまゆり園事件やコロナ禍などで園と地域が疎遠になっていた状況に、「つながりを再構築したい」と企画。地域を代表する農産物である津久井在来大豆の栽培を通して園と地域の距離を縮めるための事業を行ってきた。

 今年度は5月から畑づくりを始め、6月に種まきを行うと、その後は手入れを続け今冬に収穫した。今回は大豆をきな粉にしてパンナコッタにまぶし、同じく育ててきたレモングラスのハーブティーとともに実食した。事業を通して利用者と地域住民が触れ合う姿を見て谷口さんは「事件を機に園が地域から離れてしまったように感じていて、自分にできることはないかと事業を進めてきた。両者の距離感が近付いたようでやって良かったと思う」と感想を話した。

3月13日締め切り 自転車「青切符」への疑問・不安を大募集

 道路交通法改正により、交通違反に対して反則金を納付する「青切符(交通反則通告制度)」が4月1日から自転車にも適用されます。

 私たちの生活に便利な自転車が大きな転換期を迎えようとしていますが、「どのような行為が対象になるの?」「子どもや高齢者は?」「車道を走るのは怖い」など、戸惑いや不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

 そこでタウンニュースでは、新制度に関する皆様の「疑問・不安」を大募集します。お寄せいただいた声の中から特に多かったものなどについて、4月1日(水)発行の『自転車安全運転&相模原市民桜まつり特別号』にて紹介する予定です。

 ご応募いただいた方の中から抽選で5名様に「サクマドロップス 藤野ゆず味=写真」をプレゼントします(公益社団法人相模原市観光協会提供)。

 応募締め切りは3月13日(金)。抽選発表は発送をもって代えさせていただきます。個人情報はプレゼントの発送とご連絡にのみ使用いたします。

被災地支援の販売会 3月8日 チューリッヒ(城山)

 福祉と環境を考えるボランティアグループ「青い鳥」が3月8日(日)、午前10時〜午後3時まで、ブティック・チューリッヒ(城山1の4の27)で被災地支援チャリティー販売会を開催する。

 東日本大震災から15年の節目での開催。布ぞうりやポーチ、手袋、小物などを販売。売上金を復興支援のために寄付する。さらに、相模原市のまちのコイン「すもー」と連携して、被災地へのメッセージなども募集する。前川好子代表は「皆さんの経験や想い、伝えたいことが詰まったメッセージが届いています。このメッセージは、いわき市・大船渡市のNPO法人に届けます」と話す。

 問い合わせは同団体【携帯電話】090・7009・9061。

優秀選手に選ばれた朝哉さん(右)と易暁さん

ハンドボール 兄弟で県の優秀選手に 松川朝哉さん(18)・易暁(いとき)さん(15)

 二本松在住の松川朝哉さん(18)、易暁さん(15)がそろって神奈川県ハンドボール協会による今年度の優秀選手賞に選ばれた。2月23日には横浜市で表彰式が行われた。

 中学3年以来、2度目の受賞となった朝哉さんは「高校1年から試合に出続けてきて、高校の集大成のような賞で素直にうれしい」と話す。初めての受賞となった易暁さんは「表彰は周りから評価されたということなので、メダルをもらえて自信につながる」と喜んだ。

 朝哉さんは現在、横浜創学館高校の3年。小1でドッジボールを始め、相原中ではハンドボール部に入部し主将として関東大会に出場した。さらに、神奈川県選抜にも選ばれ全国大会に出場するなど実績を積んできた。高校でも主将を務め、県2位に貢献。試合では司令塔としてゲームを組み立ててきた。4月からは順天堂大学に進学し、さらに高みを目指す。朝哉さんは「大学では全国の優れたプレーヤーが集まるので、しっかりと体づくりをして良いプレーしていきたい」と意気込む。

 一方の易暁さんは兄・朝哉さんの影響を受け小3でドッジボールを始め、相原中でハンドボール部に入部。中2からは川崎生田アンドバルジュニアユースで練習を重ねてきた。チームでは県優勝、全国大会を経験。その活躍もあって県選抜の一員として関東、全国大会にも出場した。主に右サイドを持ち場とし、積極的にゴールを狙う。中学卒業後は兄と同じ横浜創学館高校への進学が決まっている。易暁さんは「自分は左利きなので右利きにはできないプレーを最大限にやっていきたい。高校でも表彰してもらえるようにがんばりたい」と活躍を誓った。

 二人の活躍に父の順一さんは「今回の兄弟受賞を含め、ハンドボールにもっと興味を持っていただけたら。相模原市でハンドボールが広まり、強い選手の育成や活躍のきっかけになればうれしい」と話した。

生バンドで「ハワイアン」 3月9日 ソレイユさがみ

 春の陽気とともに、懐かしのメロディで心身をリフレッシュさせるひとときを―。

 相模原市立男女共同参画推進センター(橋本6の2の1シティ・プラザはしもと内/ソレイユさがみ)で3月9日(月)、「ハワイアンと昭和歌謡を楽しもう」と題したコンサートが行われる。

 テーマは「楽しく歌って健やか人生」。第一部では『ナカプエオ』などのハワイアンソング、第二部では『上を向いて歩こう』『酒よ』といった昭和歌謡を披露する。

 演奏するのは相模原市を中心に活動する中島昌夫&ブルーエース。メンバー全員が20年以上のキャリアを持ち、福祉施設や老人ホームなどでの演奏活動も精力的に行っている。同センターでは「生バンドによるハワイアンと昭和歌謡を皆で楽しみます。初めての方もぜひご参加を」と呼び掛ける。

 参加無料。定員50人。2歳〜未就学児の保育あり(予約制)。申し込み、問い合わせは同センター【電話】042・775・1775。

生徒と講師の山下さん(後列中央)

アトリエMEGU 4年連続で団体最高賞 全日本学生美術展

 下九沢の絵画教室・アトリエMEGUが2月に開かれた「第70回全日本学生美術展」で、団体部門の最高賞にあたる全日本学生美術会賞に4年連続で選ばれた。

 同展は、幼稚園児から大学生までを対象とした歴史ある公募展。今回は全国から7227点、320団体が応募した。同教室は個人最高賞の「推奨」が2点、次ぐ「特選」に9点、「佳作」に29点と計40作品が入賞する好成績を収めた。

 作品が推奨に選ばれた長島和奏さんは「いつもどおりに描けた。一番良い賞でうれしい」と笑顔。坂口貫さんは「失敗だと思ったのに絵の才能があるのかも」とおどけていた。講師の山下愛絵さんは「今年は良い作品が多かったのですが全体的に応募数も少なく難しいかなと思っていました。みんなに『頑張ったね』と言いたいです」と喜びを語った。

 同教室の受賞者は次のとおり(敬称略)。

【推奨】[クレパス・水彩]▽長島和奏(小1)、坂口貫(小6)【特選】[クレパス・水彩]▽かとうゆずき(年中)▽おおくぼたくみ(年長)、おがたゆいな(同)、おおすぎかなん(同)、今熊麻楠(小1)、赤羽結太(小2)、佐瀬菜々花(同)、古谷尊(小4)、上遠野想(中2)【佳作】[クレパス・水彩]▽あおしまらな(年中)、みむらあおし(年長)、きしじゅんや(同)、やまきゆうり(同)、長島和奏(小1)、今熊麻楠(同)、中出琴鈴(同)、倉村亘(小2)、岩切芽衣(同)、山本大智(同)、青島英那(小3)、藤井柚杏(同)、坂口菫(小4)、池田聖愛(同)、齋藤羽南(同)、赤羽紬(同)、金森美裕(小5)、伊藤凛(同)、石村結(同)、二戸明希(同)、井出誠二(同)、加藤凜(小6)、北村実千花(同)、坂口創佑(中1)、石牟礼明(同)、瀨山浩野(中3)、吉田蓮(高2)

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
社員と家族のように触れ合う桒本さん(右)

SDGs推進企業紹介 安全・安心・愛情がモットー 原宿 ㈱サンエー総建

 SDGsの理念に基づき、環境配慮や地域貢献に尽力する「さがみはらSDGs推進企業」に認証された、原宿に本社を構える(株)サンエー総建。代表取締役の桒本純司さんに話を聞いた。

社名に込められた思い

 高校新卒者の雇用機会創出や社員の生活サポート、リノベーション事業準備などの取組みが「未来へつなぐ」プランだと市に認められた。桒本さんは「まだまだ準備段階。新しいことに挑戦し、より働きやすい環境を目指す」と意気込む。

 桒本さんは防水職人として18歳から働き始め、25歳で独立。主に防水工事を行う(株)純平企画を立ち上げた。その後、2013年に高崎工業と合併しサンエー総建を設立。建築・土木一式工事などを請け負う。「思いは全て社名に込められている」と桒本さんは説く。サンエーとは「3A」のことで、「安全・安心・愛情」の頭文字を指す。「お客さま、従業員、関わる全てに愛情をもって接すること」が同社のモットーになっている。

 今年4月、同社で初めて高校新卒の新入社員が入社する。「この業界は経験者の採用が多い。でも、地域の若い人を育てていくことも大切。毎年採用できると良いんですが」と思いを語る。また同社は特別休暇の導入や人間ドック検診補助、社員旅行、社内のジムスペースなど、社員へのサポートが厚い。桒本さんは「会社は現状維持で良い。会社を大きくするよりも、社員が安心で働きやすい環境をつくる方が重要」と目を細めた。

つぼみがほころびはじめたカタクリ(2月27日撮影)

カタクリ、つぼみ色付く 城山かたくり 山野草の里

 かながわの花の名所100選にも選ばれている「城山かたくり 山野草の里」(川尻4307)で春を告げる花の一つ、ニホンカタクリの花のつぼみがうっすらと色付き、ほころび始めた。

 関東有数の群生地として知られる同所。山林に自生する約30万株のカタクリは春先に可憐な花を咲かせ、訪れる人を魅了している。

 花守人の小林一章さんによると「ニホンカタクリの今年の見頃はお彼岸頃かな」とのこと。同園には、さまざまな山野草や花木があり、3月上旬まではフクジュソウやイチゲ類、セツブンソウ、ユキワリソウなどが見頃だという。

 同園は3月7日(土)から4月19日(日)まで開園。入園時間は午前9時から日没まで。入園料500円(小学生以下無料)。期間中は弁当や団子、土産品なども販売される。無料駐車場があり、アリオ橋本店前から直通バスも運行される。詳細は同園のホームページ(https://www.katakurinosato.com/)で。

 問い合わせは、小林さん【電話】042・782・4246。

3〜5月号の表紙

文化芸術情報を一冊に 県内イベントを紹介

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の3月〜5月号をこのほど発行した。

 文化芸術の魅力で人を引き付け、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取り組みを推進している県が発行する冊子。毎号、県内にある文化施設の公演や展示情報などをエリアごとにカレンダー形式で紹介している。

 今号は県が共生共創事業として取り組んでいる「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」のプロジェクトリーダーで、プロダンサーの安藤洋子さんを特集しているほか、チケットが当たるプレゼント企画も実施している。

 冊子は相模原市内をはじめ、県内の各文化施設や一部の商業施設、自治体等で無料で受け取ることができる。

相模原市×市商連 街路灯管理めぐり結束 「安全確保へ、解決の道筋を」

 相模原市商店連合会(前山善憲会長)と相模原市の関連部局の職員が2月13日、にしもぐらホール(中央区相模原)で意見交換会を開いた=写真。商店街にとって長年の課題となっている「街路灯」の維持管理問題を中心に課題解決へ向けて結束を強めた。

 意見交換会には同連合会側から役員・会員ら13人、市側からは環境経済局の職員や各区地域振興課の職員ら18人が参加した。

40年経過「傾いたものも」

 商店街を照らす街路灯は、華やかさやにぎわいの演出だけでなく、夜間の防犯を担う設備として、商店街が独自に設置や維持管理を行っている。

 市内の古い街路灯は設置から40年ほどが経過し老朽化が指摘されているが、高齢化や加盟店減少が進む商店街にとっては改修費用などの負担が大きく、撤去すら難しいという声もある。

 この日、各商店街からは「錆による腐食や穴あきが激しく、強風で傾いているものもある」「1灯の修理に組合員2人分の年会費が消える計算。会費を上げれば会員減少への懸念があり、維持管理は困難」「撤去したくても1基15万円以上の費用がかかり、到底捻出できない」といった窮状が次々と吐露された。

 前山会長は「市民の安全が第一。老朽化で倒壊すれば、通行人や子どもたちに被害が及ぶ恐れがあり、命に関わる。被害が出る前に、任期中に解決の道筋をつけたい。危ないところから順次対応していく体制を市と一緒につくっていきたい」と強く訴えた。

調査で実態把握へ

 商店街の負担軽減を図るため、市は昨年、街路灯の撤去補助額を引き上げた。環境経済局の幹部職員は、加えて国の交付金を活用したLED化や高効率化への支援を検討していると述べた。

 その上で、各商店街における街路灯の老朽化具合や、防犯のために残すべき箇所の数など、商店街と連携した実態調査の実施を提案。新しい補助の仕組みを検討する意向を示した。

「全庁横断で検討」

 商店街側からは、地域防犯のため、自治会が管理し市が維持費を負担する「防犯灯」への切り替えを求める声や、メンテナンス費用に対する補助を求める意見もあった。

 同局職員は防犯灯を所管する市民局などの他部局とも協議しているとし、「切り替えも含めて全庁横断的に検討を進めたい」と方針を示した。

 意見交換ではこのほか、小規模なイベントへの柔軟な補助や、新規会員増に向けた商店街加入のメリット作りについても議論された。

 最後に商連側は「商店街は市の財産。市民が安心して暮らせる街の要素として商店街がある。維持するという視点で、できることから始めましょう」と結んだ。

「2026 ワールドベースボールクラシック」ホームタウンヒーロー・パブリックビューイング  定員各試合先着100人 相模原市庁舎で

 相模原市は「2026 ワールドベースボールクラシック」ホームタウンヒーロー・パブリックビューイングを市役所本庁舎本館ロビーで開催する。3月5日(木)から開幕する同大会へ出場する本市ゆかりの選手へエールを届けるためのもの。共催はNetflix。

 相模原市ゆかりの選手としては、菅野智之選手(南区出身、東海大学付属相模高等学校卒業)/森下翔太選手(東海大学付属相模高等学校卒業)/吉田正尚選手(青山学院大学卒業)がいる。

 日時・対戦相手は以下のとおり。▽3月6日(金)、チャイニーズ・タイペイ▽7日(土)、韓国▽8日(日)、オーストラリア▽10日(火)、チェコ。すべて午後7時から。

 参加申し込みは3月5日午前9時から専用フォーム(下記にリンクあり)にて受付開始(先着順)。条件は市内在住・在学・在勤者のみ。1回の申し込みで2人まで可能。6日〜10日の試合のうち、申し込みは1試合まで。日本が準々決勝以降に勝ち進んだ場合の開催場所や申し込み時期は市ホームページ、市公式Xで発表。

 詳しくは市スポーツ推進課【電話】042-769-9245。

登録証を手にロボットとの撮影に応える本村市長

相模原市 ロボットの記念日を制定 6月10日 共生社会実現へ

 相模原市は2月21日、アリオ橋本で記念日制定式を行い、6月10日を「さがみはらロボットフレンドリーDay」に制定すると発表した。

 この日は、語呂合わせで「ロ(6)ボット(10)」になるほか、昨年に相模原市と戸田建設株式会社、さがみはらロボットビジネス協議会でロボットに関する協定を締結した日。ロボット先進地域として市民とロボットが共存するまちの実現に向けた取り組み強化を目的に、一般社団法人日本記念日協会に登録した。

 制定式では、本村賢太郎市長が記念日の名称を発表すると会場からは大きな拍手が起こった。続けて「6月10日が多くの市民に親しまれ、ロボットと共存できる共生社会の実現を目指していきたい」と意欲を述べた。さらに、6月13日の「はやぶさの日」、神奈川県で唯一リニア中央新幹線の新駅ができることを紹介。「ロボットと宇宙を感じるまちづくりをしたい」と話し、「橋本駅を降りた時に鉄腕アトムが飛んでいるようなまちにしていきたい」などとビジョンを披露した。

 制定式後には市内企業が作ったロボットと記念撮影をするなど、技術の一端を間近で体感した本村市長は、「ロボットと共生する社会がいよいよ一歩前進した。相模原に来たら人間とロボットが一緒に生活しているような環境ができればいいと思う」と話した。

相模原市内の米穀店店主が語る市場の現状と今後 「令和の米騒動」その後

 2025年産の新米流通に伴い、一時期の品不足状況は解消に向かう一方で、店頭での販売価格は引き続き高い水準にある。相模原市内の米販売店「ちから米穀」を営む山下力代表取締役への取材と農林水産省の最新統計から、現在の米価動向を整理した。

5kg4,294円 前年同期比10%増

 農林水産省が26年2月17日に発表した「令和7(25)年産米の相対取引価格・数量(26年1月)」によると、1月の全銘柄平均価格は35,465円/玄米60kgで、12月から610円(2%)下がった。1月の相対取引数量は全銘柄合計で12.9万トンだった。

 店頭価格も高水準が続いている。農林水産省が全国約1,000店舗のスーパーのPOSデータをもとに集計した銘柄米の販売価格(26年2月2〜8日)は5kg4,294円(税込)で、前年同期と比べ約10%高くなっている。ブレンド米等を含む全体の平均販売価格も4,204円/5kg(前年同期比+9.8%)を記録しており、産地での流通価格の下落が店頭価格に波及するには至っていない。

主な要因は集荷段階での価格上昇

 山下氏によれば、米価格高騰の主な要因は生産地における集荷価格の上昇にある。24年からの在庫不足を背景に、民間業者が新米確保のため買い付けを強化し、農協(JA)も集荷価格を引き上げた。

 かつて玄米60kgあたり1万8,000円〜2万円程度とされていた集荷価格は昨春、「千葉県産銘柄などの例では追加払込を含めて3万円を超過した」(山下氏)。一時的には3万5,000円に達する局面もあり、仕入れ値は短期間で上昇したという。

 現在は農協の提示額を基準に市場価格は落ち着きつつあるが、「高値で仕入れた在庫が流通している間は、販売価格の大幅な下落は見込みにくい」と山下氏は話す。

生産コスト上昇の影響も

 山下氏は「農協による高値集荷が一段落し、国の新たな需給指数の導入検討が進めば、極端な価格上昇が抑制される可能性がある」と話す。

 一方、肥料代、機械代、運送費などの生産・流通コストが上昇しているため、「以前の価格水準に戻ることは困難」とし、今後の米価格はこうしたコスト増を反映した水準で推移していくとの見方を示した。