さがみはら中央区版【3月12日(木)号】
盲導犬ユーザーの手引きを体験する本村市長

【相模原市中央区】視覚障害者 「私の目」盲導犬に理解を 市長を初訪問

 「盲導犬は私の目。一緒にいるのが当たり前だと知ってほしい」――。盲導犬の育成・無償貸与等を通じて視覚障害者の福祉向上に取り組む(公財)日本盲導犬協会の職員と市内在住の盲導犬ユーザーが3月3日、本村賢太郎市長を初訪問した。盲導犬同伴を断られる「受け入れ拒否」が絶えない現状を訴え、視覚障害に対する理解と、安心して盲導犬と住み続けられるまちづくりの実現を求めた。

「受け入れ拒否」48%が経験

 盲導犬などの補助犬同伴は身体障害者補助犬法で「断ってはならない」とされており、2016年施行の障害者差別解消法でも受け入れ拒否は「不当な差別的取り扱い」だと明言されている。

 しかし、25年に認定NPO全国盲導犬施設連合会が実施した調査ではユーザー576人のうち48%の人が前年1年間に飲食店や交通機関で受け入れ拒否を経験したと回答。社会の理解にばらつきがあり、「前例がない」「他の利用客の迷惑になる」といった理由で断られるケースが後を絶たない。

 こうした状況を改善するため、同協会は数年前から自治体の首長訪問を開始。行政への働きかけを通して、市民への周知活動に力を入れている。

市内に2頭〜

 盲導犬の実働頭数は、24年度時点で神奈川県内に61頭。市内では、同協会から盲導犬の貸与を受けているユーザーが2人。同協会によると、他の団体が貸与している盲導犬を合わせても数頭程度という。

 この日は橋本在住の山岸加奈子さんと盲導犬のティカ、同協会神奈川訓練センターの福田佳代センター長らが相模原市役所を訪れた。

 山岸さんは23歳くらいの頃、視神経の委縮によって視力を失った。白杖の訓練も受けたが、ある盲導犬ユーザーの「見えていた頃と同じ速さで歩けた」という言葉をきっかけに盲導犬との生活を選択したという。「受け入れるために特別に準備していただくことは何もないし、足元に座って他の人に迷惑をかけることもない。もし断られている場面を見かけたら、声を挙げてくれたらうれしい。盲導犬も一市民として見てもらえたら」と話す。

 ユーザーへの声掛けや手引きを体験した本村市長は「知らないことがたくさんあった」と理解を深めた様子で、「今後も共生社会の理解促進に取り組んでいく」と話した。

「当事者の使命」

 山岸さんは東橋本に教室を構え、「鈴木加奈子」名義で活動するプロのトロンボーン奏者でもある。「見えなくなって一人では外を歩けず、思ったときに外出できなかった。今は自分のタイミングで出かけられ、風を感じながら歩くことができる」と盲導犬との暮らしを語る。

 「初めての店に行く時は足が重くなる時もあるが、自分が行くことでお店の人が理解してくれて他のユーザーが行けるようになれば。使命というか、あとの人のためにも当事者として伝えたい」。全国で行う演奏会でもティカとともにステージに上がり、盲導犬への理解を呼びかけている。

複合福祉施設の完成イメージ。児童クラブなど6つの機能を有する施設で、団地の空きスペースに建設される予定

【相模原市中央区】下九沢団地 複合福祉施設建設へ 地域の多世代の接点に

 高齢化が進む下九沢団地で地域の子どもと高齢者の交流を活性化し、にぎわいや多世代交流を生み出そうと、団地敷地内に複合福祉施設を建設する計画がある。1月、日本財団の助成事業に採択された。提案事業者は住民説明会を経て2027年秋ごろに着工したい考え。

 下九沢団地は中央区の西端に位置し、1971年に入居を開始。65歳以上の入居者の割合は2025年3月時点で64・5%に上り、団地の高齢化が進行している。近隣で生まれ育ち、団地の盛衰をよく知る市内在住の50代男性は「昔は団地に家族が入って子どもの声が響き渡っていたが静かになってきた」と話す。

 一方で、団地の周辺に目を向けると小学校があり、比較的若い世代の流入もある。事業を提案した社会福祉法人愛川舜寿会(愛川町)の馬場拓也理事長は、初めて下九沢団地を訪れた際に団地そばの緑地でクワガタを捕まえた子どもが高齢者と触れ合う場面を目の当たりにしたという。「下九沢団地は実は多世代がすれ違う交差点。この場所を結び目となる拠点にできたら、団地と地域の子どもたちにとって、より豊かな日常が生まれるのではないかと思った」と話す。

6機能を構想

 こうして、一級建築士事務所teco株式会社(東京都)とともに地域の子どもと高齢者向けの複合福祉施設を建設する計画を打ち出し、日本財団の「第5回みらいの福祉施設建築プロジェクト」に応募。プレゼンテーションなどを経て1月、助成事業に採択された(採択されたのは54件中2件)。

 計画は団地敷地内に小規模多機能型居宅介護、放課後等デイサービス、放課後児童クラブ、読書・ものづくり・洗濯スペースの6つの機能を有した施設を建設するもの。施設は団地の住人だけでなく、広く地域住民が使うことができる。

 子どもの居場所や人々が読者などで留まるスペースを作ることで、団地や地域に住む高齢者と他の世代の交流創出を目指す。高齢者にとってはかつての団地のようなにぎわいから活力が得られ、子どもにとっては核家族化が進む中で高齢者との貴重な接点が持てることが期待される。

 今後は1年ほどかけて設計や住民説明会などを行い、27年秋ごろに着工し、28年秋ごろに開設する方針。

かつての野球日本代表チームのシンボルマークをデザインした 髙橋直人さん 緑区二本松在住 67歳


興奮と感動を 「J」に込め

 ○…長嶋茂雄さんが監督を務めた時代、日本代表ユニフォームの胸に輝いた「JAPAN」のマーク。2001年に採用され、その後、04年のアテネ五輪まで使用された。2000点を超える応募作品の中から選ばれたという。「決まった時は驚きしかありませんでした」。日本列島、丹頂鶴を意識した『J』が、高い評価を得た。

 ○…横浜市で生まれ、小学生のとき相模原市に。麻溝台高校の一期生で現在は同窓会長も務める。「体育祭で『軍ダンス』というパフォーマンスがあるのですが、組ではなく『軍』という単位を提案したのは、実は私です」と打ち明ける。応援団の団旗のデザインも手掛けた。母親は美術の教員。素質、表現力は引き継がれていたようだ。

 ○…会社を構えグラフィックデザイナーとして活躍する。ただ、その道のりは平坦ではなかった。スキーショップ店員、リゾート開発会社の営業マンなどを経験。知人との起業も成功とは言えず。そんなとき出合ったのがMac。ネットも一般的ではない時代にいち早く取り入れ、多くの仕事の依頼を受けた。「車が買えるくらい高価だったSE30。ただ、そのパソコンが人生を変えました」。近年は内製化を進め製造にも力を入れゴルフマーカーのヒット商品も生み出している。

 ○…応募締め切り日を勘違いし、2カ月近くも早く作品を送ってしまった。そのため、事務局に作品が長く置かれることに。「だから、みなさんずっと見てくれていたみたいで。おかげで印象に残りやすかったのかもしれません」と笑う。発表の記者会見の場で代表チームに送ったエールは「興奮と感動を与えてください」。今は一人のファンとして、画面に向かいその言葉を心の中で送り続けている。

「2026 ワールドベースボールクラシック」ホームタウンヒーロー・パブリックビューイング 決勝ラウンドを相模原市庁舎などで

 相模原市は市ゆかりの出場選手へ地元からのエールを届けるため「2026ワールドベースボールクラシック」ホームタウンヒーロー・パブリックビューイングの日程を追加した。日本代表の決勝ラウンドへの進出決定を受けたもの。主催は相模原市、共催はNetflix。

 日程・開催場所は以下のとおり。▽3月15日(日)準々決勝、午前10時から、市役所本庁舎ロビー、定員100人▽3月17日(火)準決勝、午前9時から、ウェルネスさがみはら7階視聴覚室、定員100人▽3月18日(水)決勝、午前9時から、相模原市立博物館プラネタリウム、定員180人。準決勝以降は、日本が勝ち進んだ場合のみ開催する。

申し込みは3月12日(木)午前9時から専用フォーム(下記にリンクあり)にて受付開始(先着順)。対象は市内在住・在学・在勤の人。1回の申し込みで2人まで可能。1次ラウンドに申し込んだ人も決勝ラウンドの申し込みは可能。

 当日は主催者による撮影およびメディア等による取材も予定されている。通信環境により映像に乱れが生じる恐れがある。

 相模原市ゆかりの選手としては、菅野智之選手(南区出身、東海大学付属相模高等学校卒業)/森下翔太選手(東海大学付属相模高等学校卒業)/吉田正尚選手(青山学院大学卒業)がいる。

 詳しくは市スポーツ推進課【電話】042-769-9245。

親子でまち歩き 3月29日 横山

 入学シーズンを前に、親子で歩きながらまちに潜む危険を見つけたり交通ルールを学んだりするウォークラリーが3月29日(日)、横山公園(横山5の11の50)樹林広場を起点に開催される。

 午前9時30分から午後0時30分まで。対象は概ね年長から小学4年生までの子どもとその保護者。参加費は1人50円。13日(金)までに要申し込みで、定員20組。

 主催するのは、相模原で小学生主体の「交通少年団」を立ち上げようと活動する「相模原市交通少年団育成会」。学童を卒業する児童や新小学1年生など親の目を離れる時間が増える子どもたちに、犯罪や交通事故から身を守る方法を学んでもらおうとイベント開催に至った。

 コースは同広場をスタートし、交差点「横山団地入口」やダイエー上溝店跡地前を通って戻るもの(約4・6キロメートル)。無理のない距離のみの参加も可能。

 問い合せは同会の棚橋由衣会長へ【携帯電話】090・6772・5656へ。

感謝状を持つ本村市長(左)と倍賞店長。倍賞店長は「接客が好き。家電が好き」とのことで同社に就職したという

ノジマ寄贈486万円相当 iPadなど

 家電量販店大手の株式会社ノジマ(東京都港区)が今年も相模原市へ省エネ製品などを寄贈した。相模原本店(横山)の倍賞晃店長が3月2日、市役所を訪れ、本村賢太郎市長から感謝状を受け取った。

 寄贈されたのは、iPadや蓄電池など総額約486万円相当。iPadは環境学習や窓口での市民サービス向上などに活用され、蓄電池は災害時の非常用電源として配備される予定だ。

 同社の野島廣司社長は相模原市出身で、同社の1号店も市内に開設されている。

感性光る日本刺繍 市民ギャラリー

 相模原市民ギャラリー(JR相模原駅セレオ4階)にあるミニ展示コーナー「アート・スポット」で現在、作品展「ひかり、いろどる 中西彩の日本刺繍」が開催されている。観覧無料。5月10日(日)まで。

 中西さんは、伝統的な日本刺繍の素材や技法を基礎としながらも、独自の感性で表現を続ける日本刺繡作家。現在は女子美術大学染織文化資源研究所の嘱託研究員として文化財市保存修復に従事する。今回の展示では、移ろう季節や花や果物、海や月など、身近なモチーフを表現した全17点の作品を楽しむことができる。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。水曜休館。(問)同ギャラリー【電話】042・776・1262

相模原市 地元企業とマッチング 市内6社が合同説明会

 市内企業の雇用促進につなげてもらおうと相模原市が2月25日、ハローワーク相模原で「企業説明会&面接会」を開催した=写真。地元企業6社がブースを出し、求職者に向け業務内容や社内環境などの説明をした。

 この催しは、市が重点的に取り組む事業などをまとめた「相模原総合計画推進プログラム」の一環で行われ、今年で3回目となる。当日を迎えるにあたり、出展企業6社にコンサルティングの専門家が入り、求人票の書き方やホームページの掲載方法など「企業の強み」を生かせるような取り組みを行った。

 当日は25人の求職者が説明を聞きに来訪。ブースを出展した株式会社リプラス(横山台)の担当者は「地元で35年続けてきた中で、若い人の力で相模原を盛り上げたいと思い、参加した。何かのチャンスにつながれば」と話した。

完成したケーキを前に大興奮の児童たち

夢いっぱいのケーキ作り 淵野辺東小 6年生が体験

 淵野辺東小学校(東淵野辺)の6年生が2月24日、職業教育の一貫としてケーキ作りを体験した。

 「夢ケーキ」と題されたこの企画は、洋菓子店「セ・ラ・セゾン!」(矢部/清水康生代表)と保護者の協力の下で毎年行われているもの。

 同店スタッフの指導を受けながら、児童たちは各クラスで事前に考えたデザイン案を元にジャムやチョコレートなどを使ってケーキにデコレーションをした。最後にはそれぞれが作ったケーキを合わせて1つの「夢ケーキ」が完成。児童たちは試行錯誤しながら楽しそうにケーキづくりに取り組んでいた。

 参加した児童たちは「表面をテカテカにするのが難しかった」「大縄や修学旅行などの思い出を絵で表現できた」と感想を話した。

矢部駅北口の自販機(左上にカメラが付いている)

相模原市 カメラ付き自販機増設 アサヒ飲料・4警察署と協定

 相模原市はアサヒ飲料(株)(墨田区)、相模原警察署(飯塚宏司署長)、相模原南警察署(伊東速人署長)、相模原北警察署(山口富司署長)、津久井警察署(山川満署長)の5者と3月3日、防犯カメラ付き自動販売機「みまもる自販機」の設置促進をはじめとする地域安全に関する協定の締結式を行った。

 同協定は、市内の防犯カメラ設置促進や、見守り活動など地域安全の取り組みに関し、相互に連携・協力し、安全な社会の実現を図ることを目的として締結された。

 市内では既に淵野辺公園(弥栄)、矢部駅北口、相模原北公園(緑区)、鹿沼公園(鹿沼台)の4カ所に防犯カメラ付き自動販売機を設置しており、今回の協定締結により新たに淵野辺公園(2台目)、横山公園(横山)、相模原麻溝公園(南区)、相模大野中央公園(南区)の4カ所が加わる予定。設置は3月中を目途としている。

 アサヒ飲料の佐藤康彦首都圏本部長は、実現した経緯について「飲料の提供以外の自販機の価値を考えた」と話す。

 相模原警察署の飯塚署長は「市内の特殊詐欺被害が県下で最大となるなど、治安情勢は予断を許さない状況。今回の協定により、市民や子どもたちの憩いの場である公園に『見守り自販機』が設置されることは、より安全な場所づくりに繋がると確信している」と語った。

南区・相模原公園 門出の花 咲いて、春めく

 門出の季節が手招き、寒さがなお尾を引く3月。相模原公園(南区)のイベント広場付近で、桜の一種である「春めき」が見ごろを迎えている=写真(3月6日撮影)。

 「春めき」はソメイヨシノより2〜3週間ほど早く開花するのが特徴。卒業シーズンの3月中旬に満開となることから、「卒業を祝う桜」としても親しまれている。

 同園では4本を植栽。担当者によると、今週末ごろまでは開花を楽しめるという。また、4月には「せせらぎの園地区」で複数種の桜が開花予定とのこと。

 最新の開花状況は同園Instagram(@coen_sagamihara)から確認できる。

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きらぼし銀行 手形・小切手の電子化支援 セミナーで「でんさい」利用促進

 政府が手形・小切手の全面的な電子化を進める中、(株)全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)が扱う電子記録債権「でんさい」の利用を促進しようと、きらぼし銀行が3月5日、同行相模原センタービル(中央区相模原)で法人向けのセミナーを開催した=写真。市内・近隣事業所約30社が参加し、業界の取り組み状況やでんさいの利用方法について理解を深めた。

26年度末の廃止が決定

 全国の手形・小切手などの交換枚数は、ピーク時の約4億枚(1979年)から大幅に減少したものの、24年時点で1967万枚ある。

 政府が2026年度末までに「約束手形利用の廃止・小切手の全面的な電子化」を行う方針を決定し、全銀協が27年度から電子交換所における手形・小切手の交換を廃止する方針を公表したことを受け、各金融機関は紙の手形・小切手の発行や取立受付の停止を発表するなど利用廃止に向けた取り組みを行っている。

 セミナーは、地域や行政と連携し積極的にデジタル活用推進の取り組みを進める同行が、(一社)全国銀行協会、でんさいネットと連携して実施したもの。同行、全銀協、でんさいネットの職員が、政府方針を踏まえた金融業界の動向やでんさいの仕組み、利用方法などについて解説した。

事務負担軽減に

 でんさいは、手形と同様の利用方法を採用しており、全国の金融機関で利用できる。作成や管理などの事務負担軽減やコスト削減、紛失・盗難などのリスク低減につながることに加え、受取企業の資金繰りの円滑化というメリットも挙げられる。

 参加事業者からは「実際にでんさいの操作を見て、自社でもできそうで安心した」「講師の丁寧な説明があり良かった」「自身の理解で正しいか、もう一度調べたい」といった感想が聞かれた。

ボードゲームを通じてさまざまな対話が行われた

公務員職をボドゲで体験 学生が現役職員に学ぶ

 公務員を目指す学生に仕事の魅力や働きがいを知ってもらおうと、大原学園町田校で2月28日、ボードゲームを活用した勉強会「公務員ステップ学習会」が開催された。相模原市職員労働組合と相模原地方自治研究センターの共催。

 近年、志望者の減少や早期離職など、公務員職の人手不足は深刻な問題となっており、背景には「思っていた仕事とのギャップ」があるという。この勉強会では学生と現役職員がボードゲーム「公務員ステップ」を通して「対話」することで、現場の生の声を伝えようと企画された。昨年に続き2回目の開催となる今回は規模を拡大し、同校の1年生30人と相模原市の現役職員30人が参加した。

 「公務員ステップ」は元松江市職員らが開発したボードゲーム。ルールは学生と職員がペアになり、サイコロを振りコマを進めながら、「協力ポイント」を集めるというもの。マス目は「対話」や「イベント」、「クレーム対応」「災害発生」など実際の職務に沿った内容となっており、学生が職員の力を借りながら公務員を追体験できるものとなっている。

現場の声を聞く

 ゲーム中、学生から仕事のやりがいや、休暇、人事異動などについての質問が寄せられ、職員は自身の経験に基づきながら、現場視点での言葉で回答していた。

 学生からは「説明会では知ることができなかった情報を聞くことができた」「職員同士が仲良く会話していて一緒に働いてみたくなった」などの声が上がった。一方で市職員からは「学生の熱意を受け、がんばろうと思った」とコメントが寄せられた。同校の内島美雪教諭は「日々の授業では伝えきれないことばかりだった。学生が楽しんでいる様子が見られたので、ぜひ続けられれば」と話した。

点数を競う参加者

世代を超えて白熱 eスポーツで交流深める

 相模原市チームオレンジサポートセンター(清新)で2月28日、eスポーツを通して多世代交流を図るイベント「みんなのeスポ広場」が開催された。

 昨年10月に清新に移転した同センターの周知と認知症予防に効果があると言われるeスポーツを広めるために企画されたイベント。清新地区多世代eスポーツクラブが主催し、一般社団法人相模原eスポーツ協会が後援した。

 当日は園児から80歳以上の高齢者まで約80人が参加。老若男女が人気の太鼓ゲームなどで点数を競い交流を深めた。参加した小学生は「いろいろなゲームができて楽しかった」などと感想を話した。同クラブの山口秀雄代表は「小学生とその保護者、地域の高齢者が交流する機会をつくることができて良かった。次は中学生や高校生に企画や運営に参加してもらい、全世代が関わるようなイベントにできたら」と意欲を見せた。

ユソーレ相武台の外観

相武台団地 3月21日に音楽フェス 幽☆遊☆白書の馬渡さん登場

 相武台団地(南区相武台団地2の3の4)で3月21日(土)、全17組の歌や踊りなどが楽しめる音楽フェスが開催される。90年代のアニメ「幽☆遊☆白書」主題歌でお馴染みの歌手、馬渡松子さんも登場する。午前10時から午後4時まで。入場無料。

 主催は、音楽デイサービスを備えた複合施設「ユソーレ相武台」(相武台団地内)。「音楽を身近に感じてほしい」との思いでフェスを開催することになった。

 屋内外ステージでは、さまざまなジャンルの歌やオカリナ演奏、フラダンス、バルーンアートなど、子どもから大人まで盛り上がれる企画が盛りだくさん。雑貨販売やワークショップなど全18ブースが並ぶマルシェや4台のキッチンカー、看護師による無料健康相談、ギターなどの楽器体験会も予定されている。

 問い合わせはユソーレ相武台【電話】046・200・8664へ。

シンボルマークの決定を伝える全日本野球会議の報道資料=高橋さん提供

人物風土記関連記事 野球デザイン豊富に 髙橋直人さん

 野球日本代表が盛り上がる中、かつてのそのユニフォームのシンボルマークをデザインした人が、相模原にいる。緑区相原のデザイン会社「株式会社ネクサスデザイン」の代表、高橋直人さん=人物風土記で紹介=だ。

 高橋さんは知人の紹介で野球チームのマークを手がけたことをきっかけに、以後、多くの野球関係のグラフィックやグッズのデザインを担当している。「文字を立体的にしたり影をつけたりしたら気に入ってもらえて」。評判が業界内で広がり、少年チームや大学、企業、団体などからさまざまな仕事の依頼が舞い込むようになったそう。

 その中の一社であった用具メーカーの紹介で2001年、全日本野球会議による野球日本代表のシンボルマークの公募に参加することに。「『J』の形は日本列島と丹頂鶴をイメージしています。国旗をなびかせてみたのですが、当時は珍しく、その点も良かったみたいですね」。コンセプトは「より日本人的であれ、より繊細の心であれ!」。高橋さんは「ただ、残念ながらこのユニフォームで金メダルがとれなかったんです(アテネ五輪は銅)」と、しみじみ振り返った。

秀逸の句「昭和歌謡 祖母はボーカル ぼくピアノ」をイメージした、前田さんの絵

上鶴間小6年前田さん さがみっ子川柳 「載ってるね」うれしく 3度目秀逸


3度目秀逸

 小学生向けの地域情報紙「こどもタウンニュースさがみはら版」の2026年春号がこのほど、市内の公立小学校で配布された。同紙の連載企画「さがみっ子川柳」では今回、上鶴間小学校6年の前田琥太朗さんが秀逸に選ばれた。

 今回のテーマは「休みの日、何してる?」。前田さんの作品は「昭和歌謡 祖母はボーカル ぼくピアノ」。週末に祖母の家を訪れ、演奏に合わせて祖母が歌う実際のひとときを詠んだ一句で、歌うことが大好きな祖母への親しみと温かな家族の時間が表現されている。

 前田さんは2022年12月の同コーナー初回から投稿を続けており、これまで「逆上がり やればできる!と 言いきかし」(23年12月)、テーマ「がんばっていること」)、「寝ていても 心の中で お見送り」(25年6月、テーマ「お父さんに言いたいこと」)と、2度の秀逸選出となっている。

言葉で絵描く

 選者を務める市内在住の川柳作家、水野タケシさんは「琥太朗君の川柳は具体的で、パッと映像が浮かぶところが特長です。これはたぶん、絵を描くことが好きなことと関係があって、映像記憶能力が発達しているのでしょう。つまり『言葉で絵を描ける』のですね」と評価する。

 一方、前田さんは投稿を続けた3年間を振り返り、「(紙面に載ると)『載っているね』と言われるのがうれしかった」と笑顔を見せる。川柳の魅力については「日常を五七五にまとめる言葉遊び。俳句と違って季語を使わなくていいので楽」と話した。

 最近はグラフィックツールのCanvaを使った表現にも親しみ、小学生向け新聞の論調コーナーをスライド形式でまとめたり、授業で学んだ内容をテスト形式にデザインしたりと、創作活動に没頭しているという。もともと絵を描くことが得意で、ジオラマによる「まちづくり」にも熱中。この春から中学校へ進学する前田さんは「いつか、壮大なまちづくりをしてみたい」と夢を膨らませている。

音に合わせ体動かす 恩曾さん 踊る楽しさ伝える


音に合わせ体動かす

 南区麻溝台の市立市民健康文化センター(通称・けんぶん)で2月16日、緑区橋本でダンススタジオを運営する恩曽めぐみさん=写真=を講師に迎えた「体験型ダンスレッスン」が開催された。

 恩曽さんは高校時代にダンスを始め海外経験も持ち、現在は約400人の生徒を指導している。当日は初心者向けに、ストレッチから基礎動作、振り付け、踊りまでを段階的に行うプログラムが用意された。10代から高齢者まで幅広い層の市民が参加した。

 恩曽さんは「ダンスを始めるには勇気がいるもの。ただ、音に合わせて体を動かすこと自体はとても楽しい」と話し、運動の意義を改めて伝えた。指導では「カラオケで手拍子をする感覚がリズム。あの合いの手ができれば十分」「おへそから下を足だと思って動かすといい」「振り付けは暗記。脳トレになる」など、初めての参加者にも分かりやすい表現を用いながら、90分間にわたり丁寧に指導した。「これを機にダンス、踊ることが好きになってもらえたら」とも話した。

 この「けんぶん文化講座」は同センターが地元講師を招き、地域住民に健康と文化に親しんでもらうことを目的としたもので昨年度にスタート。今回で15回目となる。

スタンプラリー告知ロゴ/市提供

参加無料 「宇宙のまち」相模原市でARイベント JAXAスタンプラリー、3月31日まで開催中

 相模原市は3月6日から31日(火)まで「JAXAからの挑戦状 ARスタンプラリー」を初開催している。JAXA応援団の結成記念イベントとして企画されたもので、市内を巡りながら探査機等のAR(拡張現実)スタンプを集める体験型イベント。

スマホで気軽に参加できる

 参加者はスマートフォンの専用ページ(下記にリンクあり)にアクセス。ニックネームとパスワードを登録すれば誰でも参加できる。

 専用ページでJAXA宇宙科学研究所の研究者から2択クイズが出題されるので、参加者は正解と思われる市内の公園や公共施設などに実際に足を運ぶ。その場でスマートフォンのARカメラを起動すると、正解の場合、画面上に「はやぶさ2」や「SLIM」といった探査機の立体画像が現れる仕組みだ。

全9カ所でミッションは2種類

 ミッションは「通常ミッション」6カ所と「特別ミッション」3カ所の2種類。通常ミッションでは研究者からの2択クイズに回答し、特別ミッションではヒントを手がかりにARで配置されたロケットや探査機を探し出す。

スタンプ数に応じて景品

 集めたスタンプが3個でJAXA応援団オリジナルステッカー、9個すべて集めるとJAXA応援団特別団員証がもらえる。景品は相模原市立博物館(中央区高根)または市シティプロモーション戦略課の窓口(市役所本館3階)で31日まで引き換えが可能。

 9カ所全て集めた参加者の中から抽選で計20人に、宇宙服さがみんミニぬいぐるみやJAXA宇宙科学研究所提供のオリジナルマグカップ(いずれも非売品)が当たる(応募締切31日。当選者発表は4月中の発送をもって代える)。

「宇宙のまち」を身近に

 参加無料。同課の担当者は「今年は探査機みおの水星到着など、JAXAのさまざまなミッションが予定されている。このスタンプラリーに参加して、ぜひ『宇宙を身近に感じられるまちさがみはら』を体感してもらいたい」と話す。

JAXA応援団とは

 JAXA応援団は「JAXAをもっと応援したい」という企業・団体・個人が一体となってJAXAを応援する取組。25年10月に結成し、26年3月5日現在で、個人約3700人、企業・団体約160団体が参加している。登録すると、パブリックビューイングや宇宙関連イベントの案内、JAXAの各種プロジェクト情報などが提供される。

 問い合わせは同課【電話】042-707-7045。

J初ゴールを決めたMF田鎖勇作選手

SC相模原 百年構想リーグ 群馬に5発大勝 極寒のギオンスにファミリア響く 

 相模原市をホームタウンとするサッカーJ3・SC相模原は3月4日、相模原ギオンスタジアムでザスパ群馬(J3)と対戦し、5―0で勝利した。雪の影響で中止となった2月8日の「J2・J3百年構想リーグ」第1節の代替試合。夜開催のため気温は10度を下回り冷たい北風が吹き荒れたが、怒涛のゴールラッシュで駆け付けたサガミスタの期待に応えた。チームは2連勝でEAST―Aグループ内5位/10チーム(4日試合終了時点)に浮上した。入場者数は1605人。

勢い止まらず MC福田さん「今日はお祭りです」

 今季初勝利を挙げた1日のモンテディオ山形(J2)戦から中2日、スタメンを8枚入れ替えて臨んだ。ボールをつないでくる群馬に対し、前からのプレスがハマった。

 前半17分、ロングスローのチャンスからMF前田泰良選手のゴールで先制すると、さらに29分に相手のミスを突いてゴール前でボールを奪ったMF杉本蓮選手が冷静にキーパーをかわし追加点を奪う。向かい風をものともしない前への推進力を見せ、2―0で前半を折り返した。

 課題の一つだった後半立ち上がりも連動した守備で相手に決定機を作らせず、57分にCKの流れからMF中山陸選手のクロスにMF田鎖勇作選手が頭で合わせリードを3点に広げた。64分には再びCKから前田選手がこの日2点目のゴールを挙げ、スタジアムMCの福田悠さんが思わず「今日はお祭りです」と叫ぶ一幕も。一矢報いたい群馬も4枚替えで巻き返しを図ったが、その後も相模原の勢いは止まらず。86分、変化をつけたセットプレーからDF山内琳太郎選手のゴールが生まれ、勝利を決定付けた。最後までエナジー溢れるプレーでゴールに迫った選手たちは試合後、サガミスタと「勝利のファミリア」で喜びを分かち合った。

 シュタルフ悠紀リヒャルト監督は「掲げている『エナジーフットボール』をよりいい形で発揮できたのが勝利につながった」と総括。「最後のクオリティは課題」としながらも、「1点、2点、3点取っても緩めずに、90分出た選手たちですら最後まで貫き通したのは誇らしい。熱量とかエナジーは伝染するもの。お互いがお互いを高め合う形になってきている。若手のゴールはもちろんうれしいが、それ以上にみんながいい準備をしてくれた」と選手たちを讃えた。

 90分間選手たちを後押ししたサガミスタに対しては、感謝を伝えるとともに「これから先、すべてが今日のようにうまくいくわけではないと思うが、僕らが今示しているフットボールは示し続けていく」とし、「また足を運んでいただいて、選手たちに声援を送ってほしい。そこから跳ね返ってくるエナジーを楽しみに、通い続けてほしい。連戦ではサガミスタの声援が特に必要。また一緒に戦ってください」と呼びかけた。

 次のホーム戦は3月8日(日)の栃木SC(J3)戦。午後2時キックオフ。

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 「J2・J3百年構想リーグ」は、Jリーグの秋春制移行に伴い、本シーズン開幕(8月)までの空白期間に実施されている大会。昇降格はなく、J2・J3の全40クラブが4グループに分かれて戦う「地域リーグラウンド」と、各グループの同順位同士が対戦し最終順位を決める「プレーオフラウンド」で構成される。引き分けの場合はPKで完全決着となる。

過去記載時の様子/実行委員会提供

参加無料 相模原市庁舎で誰もが自由に「アート」を楽しめる1日 3月29日、「さがみはらSAKURA路上アート」

 絵の腕前も、世代も、障害の有無も関係なく、誰もが自由にアートを楽しむイベント「さがみはらSAKURA路上アート」が3月29日(日)、相模原市役所本館正面玄関前広場(中央区中央)で開催される。主催はさがみはらSAKURA路上アート実行委員会。

アートを通してともに笑い合う

 同実行委員会代表の金子光史さんは、このイベントを開催するきっかけとなったのが2022年秋の体験だと振り返る。金子さんが主宰するアートグループ「フェースofワンダー」が、相模大野駅前のペデストリアンデッキで路上アートを行った時のことだ。

 金子さんは「駅前を通行中の方々が子どもたちを中心にたくさん集まり、路上に座り込んで障害のある方と一緒に絵を描いたり、粘土工作したりという光景が生まれた。アートを通して共に笑い合う、それこそが共生社会推進のもう一つの姿であり、相模原市ならではの発信なのではないか」。金子さんのこうした想いを市とも共有し、2024年3月に市が共催するイベントとしてスタート。市の担当者によると昨年は約600人が入場し「お花見ついでに楽しんでいく入場者も見受けられた」とのこと。

描く、作る、見る、買う…楽しみ方は自由

 会場には美大生・アーティスト・障害のある人と一緒に絵を描く「路上アートブース」、段ボール片に自由にトッピングして作る「アートピザ作り」(ともに参加無料)、作品の展示・販売や似顔絵や粘土工作を楽しめる「作品展示・販売ブース」が登場。「楽レレ♪ピクニック」によるウクレレ演奏も楽しめる

大学・地域団体との連携も進む

 今年は女子美術大学から15名、桜美林大学のボランティアスタッフも運営を支える。市内の障がい者支援施設・事業所で構成する「あおぞらアート」も今年初めて協賛団体として加わった。

 金子さんは「春の陽射しの下で、何を描いてもOK、5分でも2時間でも自由、なんでもありの路上アートです」と魅力を語る。

 参加無料。午前10時から午後2時まで。※雨天の場合は市役所ロビーにて開催(内容が変更となる場合あり)。問合せは金子さん【電話】090-7902-1193。

出土地:田名塩田遺跡群時代:縄文時代

今月はこの逸品!考古市宝展 不思議な環状石製品(期間 3/1~3/30)

このコーナーでは、旧石器ハテナ館で行われる展示を不定期に紹介します。

縄文時代の不思議な"穴"をもつ石製品です。5千年以上前の縄文集落跡から出土したもので、富士玄武岩の川原石を両面から窪めて貫通させ、穴をあけたものです。厚さ9cmもある大きな石で、市内でも例がありません。縄文人の祭祀の道具と考えられますが、謎の石製品です。

(学芸員:中川真人さん)

考古市宝展って?

相模原市では発掘調査が行われ、考古資料も数多く出土しています。

その中から「これぞ!」という至宝の逸品を展示する企画です。