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公開日:2026.03.12

下九沢団地
複合福祉施設建設へ
地域の多世代の接点に

  • 複合福祉施設の完成イメージ。児童クラブなど6つの機能を有する施設で、団地の空きスペースに建設される予定

    複合福祉施設の完成イメージ。児童クラブなど6つの機能を有する施設で、団地の空きスペースに建設される予定

 高齢化が進む下九沢団地で地域の子どもと高齢者の交流を活性化し、にぎわいや多世代交流を生み出そうと、団地敷地内に複合福祉施設を建設する計画がある。1月、日本財団の助成事業に採択された。提案事業者は住民説明会を経て2027年秋ごろに着工したい考え。

 下九沢団地は中央区の西端に位置し、1971年に入居を開始。65歳以上の入居者の割合は2025年3月時点で64・5%に上り、団地の高齢化が進行している。近隣で生まれ育ち、団地の盛衰をよく知る市内在住の50代男性は「昔は団地に家族が入って子どもの声が響き渡っていたが静かになってきた」と話す。

 一方で、団地の周辺に目を向けると小学校があり、比較的若い世代の流入もある。事業を提案した社会福祉法人愛川舜寿会(愛川町)の馬場拓也理事長は、初めて下九沢団地を訪れた際に団地そばの緑地でクワガタを捕まえた子どもが高齢者と触れ合う場面を目の当たりにしたという。「下九沢団地は実は多世代がすれ違う交差点。この場所を結び目となる拠点にできたら、団地と地域の子どもたちにとって、より豊かな日常が生まれるのではないかと思った」と話す。

6機能を構想

 こうして、一級建築士事務所teco株式会社(東京都)とともに地域の子どもと高齢者向けの複合福祉施設を建設する計画を打ち出し、日本財団の「第5回みらいの福祉施設建築プロジェクト」に応募。プレゼンテーションなどを経て1月、助成事業に採択された(採択されたのは54件中2件)。

 計画は団地敷地内に小規模多機能型居宅介護、放課後等デイサービス、放課後児童クラブ、読書・ものづくり・洗濯スペースの6つの機能を有した施設を建設するもの。施設は団地の住人だけでなく、広く地域住民が使うことができる。

 子どもの居場所や人々が読者などで留まるスペースを作ることで、団地や地域に住む高齢者と他の世代の交流創出を目指す。高齢者にとってはかつての団地のようなにぎわいから活力が得られ、子どもにとっては核家族化が進む中で高齢者との貴重な接点が持てることが期待される。

 今後は1年ほどかけて設計や住民説明会などを行い、27年秋ごろに着工し、28年秋ごろに開設する方針。

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