高津区版【6月13日(金)号】
左から落合さん、早田さん、濱田さん

KISTEC溝の口支所職員 「化学五輪(オリンピック)」代表選手を支援 選考会臨む高校生に助言

 「神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)溝の口支所」(高津区坂戸)が開設する「光触媒ミュージアム」に刺激を受けた高校生が、7月にドバイで開催される「国際化学オリンピック」に日本代表として出場する。高校生の背中を押して学びを支えたのは、KISTECの研究員たちだった。

 「国際化学オリンピック」に出場するのは、大和市在住で三田国際科学学園高等学校(東京都世田谷区)に通う3年生の早田茂さん。全国の高校生が化学の実力を競う「化学グランプリ」で優秀な成績を収め、「オリンピック」の日本代表の一人として選抜された。

 早田さんが「オリンピック」に挑戦しようと決意したのは、2023年12月のことだった。ある日の放課後、「リンモリブデン酸アンモニウム」について調べるため、東急溝の口駅で途中下車し「かながわサイエンスパーク」(KSP)内にある県立川崎図書館を訪れた。この時、KSP内の「光触媒ミュージアム」(藤嶋昭館長)にも立ち寄ったが、休館日だった。「光触媒の『ミュージアム』に、何があるんだろう?」。化学の知識が豊富で探究心旺盛な早田さんは、日を改めることにした。

 早田さんはミュージアムを再訪すると展示を丹念に見ながら、空気清浄機や生活用品など、光触媒が幅広い用途に製品化されていることに驚き、そばにいたスタッフを質問攻めに。その様子を見たKISTEC研究員、濱田健吾さんが、早田さんに「挑戦してみては」と手渡したのが、「オリンピック」の選考を兼ねる「化学グランプリ」の要項だった。

 その帰り道には心を決めたという。「自分の実力を試したいと思った」

方向性を軌道修正

 早田さんは昨夏の「化学グランプリ」に挑戦。日ごろの学習の成果を存分に発揮し、「オリンピック」の代表選抜に進んだ。しかし選抜試験の過去の問題は非公開のため、勉強方法に迷ったという。そこで濱田さんにメールで相談を寄せ、濱田さんは上司の落合剛さんと情報を集め、「応用力が問われるはず。暗記ではなく応用を意識して」とアドバイスした。以後もたびたび二人から助言を得たといい、早田さんは「勉強の方向性を軌道修正してくれた」と感謝を述べる。

 今年3月、早田さんがKISTECを訪ねてきた。満面の笑みで「オリンピック」代表に決まったことを報告。二人も大いに喜び、祝福した。

 将来は、「光触媒」を発見したミュージアムの藤嶋館長のように、「自分の研究が新しい分野を生み出せるような研究者になりたい」という早田さん。まずは決戦の地・ドバイで金メダル獲得を目指すべく、準備を進めている。

本紙のインタビューにそれぞれ応える原議長(左)と堀添副議長

川崎市議会 新議長に原典之氏 副議長は高津区選出、堀添氏

 川崎市議会は「令和7年第2回定例議会」を6月2日に開き、新議長に自民党の原典之氏(中原区・4期)、副議長にみらい川崎の堀添健氏(高津区・5期)を選出した。慣例により、任期は2年。本紙は、原氏、堀添氏にそれぞれ今後の抱負や課題などを聞いた。

次の100年に向けて

 原氏は、議長就任にあたり「市制101年目、第45代の議長ということで、これまで44人しか経験したことがなく、その職責の重さを痛感している。与えられた職責を全うしていきたい」と決意を語る。

 昨年市制100周年を迎えた川崎市。議会としての100周年の振り返りと課題について「日々議会改革に取り組んでいる中、『開かれた議会』として録画や生中継など広く発信している。それを市民にどうキャッチしてもらうか。ラジオやSNSなどを含めて広報面で発信の仕方を変えていきたい」と話す。

 二元代表制を担う立場として力を入れたいことについて「議会の役目の一つに行政のチェックがある。行政の取り組みや職員の不祥事、情報漏洩などチェック機能の役割を果たしていきたい」と強調。今後の議会運営については「2016年に川崎市は『イクボス宣言』を行っている。議会、議長としてもワークライフバランスを大事にしていきたい。『ふれあいなくして街の発展なし』の思いを込め、次の川崎市の100年に向けて、市民に身近な議会、開かれた議会にしていきたい」と抱負を述べた。

積極的な議会活動を

 副議長に就任した堀添氏は「川崎市の意思決定機関である市議会の副議長に就任し、大変光栄であるとともに、改めて職責の重さを痛感し、身の引き締まる思い」と心境を語る。議会の課題について「人口も155万人を超え、都道府県と同等の規模になっており、各行政区も中核市並に成長してきた。行政区ごとに市民の生活環境や課題も異なってきている中、議会としても行政区を単位とした活動を強化していくことの必要性が高まっている」と話す。

 また、「公正・公平な議会運営に努めるとともに、多様な市民の声を踏まえ、熟議を通じて丁寧に合意形成をはかっていくことが重要」とし、「市民の負託に応えるとともに、開かれた場での議論によって議会の透明性を確保するために、議会として積極的に活動することが求められていると思うので、そのようなかじを取っていきたい」と今後の議会運営について意気込みを語った。

 なお、議長選では、有効投票数57のうち、自民の推薦を受けた原氏が49票を獲得し、共産推薦の宗田裕之氏は8票だった。

 副議長選では、有効投票数60票のうち、みらい推薦の堀添氏が52票を集め、共産推薦の市古次郎氏は8票だった。

今春、川崎写真師会の会長に就任した 熊谷 浩永(ひろえ)さん 溝口在勤

最高の瞬間、未来へ残す

 ○…市内の写真館4店が所属している「川崎写真師会」の会長に就任し、2カ月。「まだまだわからないことも多いが、これまでの活動をしっかり引き継ぎたい」と、実施間近となった写真供養などの行事に向けて準備を進めている。昨年度まで会長を務めた、自身の父親のような活躍を目指し、熱意を滾らせるている。

 ○…高津区で生まれ育つ。フォトグラファーとして働く両親の姿を幼い頃から見てきたため、「いつか自分もここで働くのだろうな、という直感があった」と振り返る。大学では、写真について学ぶことを検討したが、海外の政治事情に興味があったため、国際政治学専攻へ。卒業後は地域の企業に入社。結婚後は夫とともに、仙台市や水戸市でも暮らしていた。夫の都内への異動を機に実家に戻ったが、両親の体調が優れない時期が増えたため、写真館を継ぐことを決意。本格的に写真の勉強を始めた。

 ○…家族は両親と夫、3人の子どもたちと柴犬で、ペットも交えた家族写真を撮ることを毎年の行事にしている。植物好きで、家庭や仕事の合間に行う土いじりが癒し。「植物の面倒を見ていると、通りすがった人が声をかけてきて、そこから交流が生まれることもある」と笑みを浮かべる。

 ○…誰でも気軽に写真を撮れるようになった時代でも、熟練の技術やライティング、構図まで計算し、被写体の表情を引き出しながら最高の1枚を形にするフォトグラファーは不可欠な存在だと考えている。その根底にあるのは、「写真は、かけがえのない思い出を未来に残すことができる」という強い信念だ。家族の絆や成長、その時々の感情までも写し込み、単なる記録以上の価値を提供できる写真の可能性を追求していく。

地震発生を想定した訓練に取り組む隊員たち=提供写真

高津消防団消防大会 地震想定し訓練実施 防災力強化目的に

 高津小学校で6月1日、「第35回高津消防団消防大会」が開かれ、地域の消防団7隊が参加した。

 当日は、震度6強の地震発生を想定し、チェーンソーなどを用いた障害物の切断や、倒壊家屋からジャッキを使用した要救助者の救出、搬送及び応急処置など、7隊それぞれで担当を分けて訓練を実施。一斉放水なども行われた。

 また、会場では消防団広報ブースやカプセルトイコーナーなどが設置されたほか、防火服を着て消防車と写真撮影をするブースも用意され、多くの来場者で賑わった。

要望受け内容変更

 同大会は、消防団員の消防技術の向上、士気の高揚や、地域住民への消防活動の理解と信頼を深めることを目的に例年開かれている。これまでは、小型ポンプを起動させ、火点に見立てた的をたおすまでの速さや正確さを競っていたが、隊員らの要望により、地震発生を想定した実践的訓練が実施されることになった。

 高津消防団の森正一団長は、昨年発生した能登半島地震での地元消防団の活動に触れ、「地震対策は、当消防団としても喫緊の課題だと認識している。今後も、地域防災力の向上を主眼に活動に取り組んでいく」と展望を語った。

「お焚き上げ」の様子(写真は過去)

川崎写真師会 思い出託す「写真供養」 6月15日から24日まで受付

 市内の写真館で構成される「川崎写真師会」が「第6回写真供養」を実施する。

 これは、思い出の詰まった写真を捨てるのではなく、供養という形で別れを告げてもらおうと続けられている取り組みで、毎回数多くの写真が寄せられているという。

 今年は、同会会員の4店舗(左下欄参照)で、6月15日(日)から24日(火)まで写真を受け付け。高津区久地にある「養周院」で26日(木)に供養を行う。

50枚まで無料

 持ち込みを受け付けるのは、風景や人物などが映った写真などで、いわゆる「心霊写真」といった類も可能。

 1人につきA4(レターパック)サイズの写真50枚までは無料(フィルム、データは持ち込み不可、額縁とパネルは要取り外し)。追加50枚につき1000円が必要で、アルバムごと供養する場合は、1冊3000円で受け付けする。

 今年春に川崎写真師会の会長に就任した熊谷浩永さん=人物風土記で紹介=は、「大切な写真をそのまま捨ててしまうのは忍びないもの。ぜひ、供養のお手伝いをさせてもらえれば」と話し、持ち込み利用を広くPRしている。

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来場を呼び掛けるチラシ

高津市民館 「サークル祭」あすから 6月14日(土)、15日(日) 区内団体、活動成果を披露

 区内で活動している文化系活動グループが一堂に集う「サークル祭」が、あす6月14日(土)から2日間、高津市民館で行われる。主催は高津市民館サークル連絡会。参加は無料。

 「高津市民館」(溝口駅前ノクティ2丸井側)で行われるこの催し。様々な趣味を楽しむ市民が作品の展示や、日頃の練習の成果を披露する場として親しまれている。

今年で47回目

 コロナ禍の影響で一時は催しの中止、規模縮小などを余儀なくされていたこの企画。47回を数える今年は、6月14日と15日の2日間、両日とも午前10時から午後4時まで、多彩な文化活動に触れられる展示や発表が予定されている。

趣味発見の場にも

 イベントの関係者は「きっと楽しく新しい何かがみつかるはず。当日、日頃の活動成果を発表する各団体は一緒に活動する会員を募集しているので、最適な趣味を見つける機会としても役立ててもらえれば」などとコメントしている。

 プログラム内容は変更になる可能性あり。また各サークルの出演時間などについては高津市民館(【電話】044・814・7603)のスタッフに確認することができる。

JAセレサと川崎信金 新人ら協力して田植え 国際協同組合年にあわせ

 国連の定める「国際協同組合年」を記念し、JAセレサ川崎と川崎信用金庫は6月9日、新人職員らによる合同田植えイベントを麻生区黒川地区で実施した。

 今年は国連がSDGsに貢献する協同組合の振興を目的に定めた「国際協同組合年」にあたる。これを機に、JAセレサ川崎と川崎信用金庫は連携強化を目的に、双方の幹部職員や新人職員ら計約100人が協力し、JA青壮年部柿生支部が委託管理する水田で、神奈川県推奨米「はるみ」の田植えを実施した。

 新人職員らは靴下を着用のうえ水田に入り、一列に並んで苗を1本1本、手植えしていった。水田に入るのが初めての職員が多く、泥の感触に歓声を上げたり、足をとられて転んだりしながら、JA側のサポートを得ながら丁寧に植えていった。

 市内在住で田植えは初体験という川崎信用金庫の女性新人職員(22)は、「田んぼが思ったより深くて、何度か転びそうになった。自分が植えたコメを食べてみたい」と満面の笑みだった。

 JAの梶稔組合長や川崎信用金庫の堤和也理事長も、列の真ん中で若者と共に田植えを楽しんだ。堤理事長とって小学校以来の田植え体験だったといい、「とっても楽しかった」とにっこり。「しかしコメ作りの大変さはこの後。若い職員がコメ作りの大変さを知る貴重な体験をさせてもらえた」と語り、梶組合長も、「米作りは大変手間がかかるもの。そのことを学んでいただけたと思う」と満足げだった。

左から落合さん、早田さん、濱田さん

大和市の早田茂さん 「国際化学五輪」に出場 KISTEC職員が支援

 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の溝の口支所(高津区)にある光触媒ミュージアムに刺激を受けた高校生が、7月にドバイで開催される「国際化学オリンピック」に日本代表として出場する。高校生の背中を押して学びを支えたのは、KISTECの研究員たちだった。

 「国際化学オリンピック」に出場するのは、大和市在住で三田国際科学学園高等学校(東京都世田谷区)の高校3年生、早田茂さん(17)だ。全国の高校生が化学の実力を競う「化学グランプリ」で優秀な成績を収め、「オリンピック」の日本代表の一人として選抜された。

 早田さんが「オリンピック」に挑戦しようと決意したのは、2023年12月のことだった。ある日の放課後、「リンモリブデン酸アンモニウム」について調べるため、東急溝の口駅で途中下車し、かながわサイエンスパーク(KSP、高津区)内にある県立川崎図書館を訪れた。この時、KSP内の「光触媒ミュージアム」(藤嶋昭館長)にも立ち寄ったが休館日だった。「光触媒の『ミュージアム』に、何があるんだろう?」。化学の知識が豊富で探究心旺盛な早田さんは、日を改めることにした。

 早田さんはミュージアムを再訪すると展示を丹念に見ながら、空気清浄機や生活用品など、光触媒が幅広い用途に製品化されていることに驚き、そばにいたスタッフを質問攻めに。その様子を見たKISTEC研究員、濱田健吾さんが、早田さんに「挑戦してみては」と手渡したのが、「オリンピック」の選考を兼ねる「化学グランプリ」の要項だった。

 その帰り道には心を決めたという。「自分の実力を試したいと思った」

方向性を軌道修正

 早田さんは昨夏の「化学グランプリ」に挑戦。日ごろの学習の成果を存分に発揮し、「オリンピック」の代表選抜に進んだ。しかし選抜試験の過去の問題は非公開のため、勉強方法に迷ったという。そこで濱田さんにメールで相談を寄せ、濱田さんは上司の落合剛さんと情報を集め、「応用力が問われるはず。暗記ではなく応用を意識して」とアドバイスした。以後もたびたび二人から助言を得たといい、早田さんは「勉強の方向性を軌道修正してくれた」と感謝を述べる。

 今年3月、早田さんがKISTECを訪ねてきた。満面の笑みで「オリンピック」代表に決まったことを報告。二人も大いに喜び、祝福した。

 将来は、「光触媒」を発見したミュージアムの藤嶋館長のように、「自分の研究が新しい分野を生み出せるような研究者になりたい」という早田さん。まずは決戦の地・ドバイで、金メダル獲得を目指している。

川崎市役所

4月から警報発令中 水ぼうそうが市内で流行 市「手洗いなど徹底を」

 川崎市内で水痘(水ぼうそう)が流行している。患者の発生状況が警報基準値を超えたため、市は4月30日に水痘に関する「流行発生警報」を発令したが、以後も患者数は「警報レベル」で推移している。厚生労働省が2018年に水痘の警報基準を引き下げて以後、警報発令は初めて。

 市は週に一度、複数の小児科定点医療機関から感染症の発生状況の報告を受け、週ごとの患者数の平均値から流行状況を評価している。市内の水痘の患者数は今年3月から増え始め、4月下旬に急増。第17週(4月21日〜4月27日)にはこの平均値が「3・67人」となり、警報基準値の「2・0人」を超えたことから、「流行発生警報」を発令していた。

 5月半ばに「2・0人」を下回ったものの再び患者数が増え、直近の第22週(5月26日〜6月1日)も「2・08人」と、例年より高いレベルで推移している。

 水痘はウイルスによる感染症で、空気、飛まつ、接触などで感染する。定期予防接種の対象疾病でもあり、生後12カ月から36カ月までに2回の予防接種を受ける必要がある。市の担当者は「手洗いやうがいを徹底し、症状が出たら医療機関にかかってほしい」と注意を呼びかけている。

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不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.30 「川崎市フラッグフットボール指導員」について

 第30回目は、川崎市フラッグフットボール指導員をご紹介いたします。

 川崎市では、平成19年に川崎でアメリカンフットボールのワールドカップが開催された事を契機に「アメリカンフットボールを活用したまちづくり」を推進し、その一環として、フラッグフットボールの普及に取り組んでいます。

 今年度も市内の小・中学校、高校とお声が掛かった学校に川崎市フラッグフットボール指導員が体育の授業に講師として派遣され、多くの子ども達にフラッグフットボールの魅力を「やさしく わかりやすく」をモットーに指導しています。

 SELFも当初から関わらせてもらい、指導員としても参加しています。指導員のメンバーは、元アメリカンフットボールプレーヤーのレジェンドや、川崎市教職員OB、フラッグフットボールをこよなく愛するメンバーで構成されております(何かと経験豊富なメンバーです!)。指導員メンバーのすごいところは、体育がちょっと苦手という子ども達も、授業後は「楽しかった!またやりたい!」とフラッグフットボールを通じて、体育を好きにする魔法をかけれる事です。指導員の皆様!これからも学校教育の学習に結びつく取組を続けてください!もちろんSELFも協力します。

不定期連載 市民健康の森だより 第188回 「ホタル観賞会」実施しました

 今年も無事にホタル観賞会を実施できました。5月30日から6月1日の予定でタウンニュースさんにも鑑賞会日程を5月30日号に掲載して頂けましたが、30日は生憎の雨、残念ながら中止としました。今年は5月23日から飛翔が観察されていました。察知している区民もいて鑑賞会前の28日に30人ほど、29日にも50人ほどの皆さんがホタル観賞を楽しまれました。

今年は日本最大級のポータルサイトの取材も

 31日土曜日は午後3時ころまで小雨模様でしたが夕方からは雨はあがり鑑賞会実施、会員20名程が集まり準備をして来場者をお迎えし、550人程の来場者をお迎え出来ました。6月1日は好天となり約1200人の来場者でした。昨年の土曜日は2千人を超える来場者でしたので土曜日の雨模様は残念でした。日曜日には日本最大級の某ポータルサイトの取材が入り、6月2日には『川崎市にホタルが?"光ってる、飛んでる!"丹精込めた小さな灯りが舞う森を守ろう!』と題して、鑑賞会に留まらず私たちの活動までで紹介して頂けました。

 毎年のことですが、鑑賞会の準備、運営には会員が大活躍してくれます。事前準備でふれあいの森で作っていた竹チップをホタルの沢の前に張ったネットの前に1メートルほどの幅で撒きました。雨で下がぬかるんだにもかかわらず竹チップの上は滑らずにいい感じで機能していました。会員だけでなくレンジャーズプロジェクトに協力頂いた竹ランタンもいい雰囲気を作っていました。鑑賞会当日に来てくれた会員は「受付と来場者カウント」「自転車整理」「橘出張所でのお世話」と役割分担し、活躍して頂けました。

 今年、素晴らしかったのはホタルが沢山飛んでくれたことです。実はホタル部会では今回のホタルの羽化に不安を持っていました。沢の水の量が減り幼虫生育環境の劣化が心配でした。そこで4月上旬には蛹になる直前の終齢幼虫を購入、追加放流していました。これが奏功したようです。鑑賞会当日は今までにないほど沢山のホタルが飛んでくれて、沢の上だけでなく広場上空でも飛翔していました。あちこちで来場者の歓声を聴くことが出来ました。

特典のオリジナルトートバッグ

GO!GO!!フロンターレ

中元に特別なギフトを

 サッカーJ1・川崎フロンターレは、オフィシャルパートナーのサントリーと、オリジナルの中元向けキャンペーンを実施している。

 「ザ・プレミアム・モルツ」と「ザ・プレミアム・モルツ〈ジャパニーズエール〉香るエール」のギフトセットが登場。限定30セットには、同クラブのロゴなどが入ったオリジナルトートバッグが付いてくる嬉しい特典も。

 また、商品はオリジナルの包装紙でラッピング。お酒好きのファンには、たまらない一品だ。自宅で試合観戦をする際のお供にしよう。

 ほかにも、夏のギフトにぴったりなビールやウイスキーを多数用意。今春に限定発売された「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム リミテッドエディション#18」など、特別な一杯が入ったセットも選択することができる。

 同クラブ担当者は「日頃の感謝を込めて、大切な人への贈り物にぜひご検討ください」と呼び掛けている。詳細・購入は同クラブウェブサイトから販売サイトにアクセス。送料無料。

画像はいずれも川崎フロンターレ