高津小学校で6月1日、「第35回高津消防団消防大会」が開かれ、地域の消防団7隊が参加した。
当日は、震度6強の地震発生を想定し、チェーンソーなどを用いた障害物の切断や、倒壊家屋からジャッキを使用した要救助者の救出、搬送及び応急処置など、7隊それぞれで担当を分けて訓練を実施。一斉放水なども行われた。
また、会場では消防団広報ブースやカプセルトイコーナーなどが設置されたほか、防火服を着て消防車と写真撮影をするブースも用意され、多くの来場者で賑わった。
要望受け内容変更
同大会は、消防団員の消防技術の向上、士気の高揚や、地域住民への消防活動の理解と信頼を深めることを目的に例年開かれている。これまでは、小型ポンプを起動させ、火点に見立てた的をたおすまでの速さや正確さを競っていたが、隊員らの要望により、地震発生を想定した実践的訓練が実施されることになった。
高津消防団の森正一団長は、昨年発生した能登半島地震での地元消防団の活動に触れ、「地震対策は、当消防団としても喫緊の課題だと認識している。今後も、地域防災力の向上を主眼に活動に取り組んでいく」と展望を語った。
![]() 一斉放水の様子
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![]() 防火服を着て写真を撮る来場者
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