小田原・箱根・湯河原・真鶴版【8月30日(土)号】

小田原署管内 特殊詐欺発生件数が倍増 警察かたる手口増加

 小田原警察署管内で今年1月から7月までに発生した特殊詐欺の発生件数が、昨年同期比の約2倍にあたる45件に上ったことが同署のまとめで分かった。被害額は約2億8千万円で10倍近く増加。中でも警察官などをかたって現金をだまし取る「警察官かたり」の手口が目立つといい、同署では注意を呼び掛けている。

 7月までに発生した特殊詐欺は45件で、「オレオレ詐欺」が最多の28件(前年11件)だった。昨年1件だった「還付金詐欺」は7件に増加し、「架空請求詐欺」が3件、「キャッシュカード詐欺盗」が3件、「SNS投資・ロマンス詐欺」が4件。相談件数も前年同期の154件から283件と急増した。

 同署が警戒を高めているのが、警察官や金融機関の職員を装って現金をだまし取る手口だ。中でも近年は警察官かたりによる犯行が増えているという。

 警察官を名乗って「あなたの逮捕状が出ている」「捜査上に浮上している」などと連絡し、メッセージアプリのLINE電話をかけさせて警察手帳や逮捕状のようなものを見せ、相手を信じ込ませる。「疑いを晴らすためにはあなたの資金を確認する必要がある。確認が終わったら返金するので、指定の口座に振り込んでほしい」などと要求し、現金をだまし取るという。

 小田原署の刑事課署員は「普通なら詐欺だと気づくような手口でも、自分がそのような状況になると冷静な判断ができずにだまされてしまう」といい、「警察官がSNSで連絡を取ったり逮捕状などを見せたりすることは絶対にない」と注意を呼び掛ける。

被害者の低年齢化も

 近年は、SNSで知り合った異性に恋愛や投資話を持ち掛けて現金をだまし取る「ロマンス詐欺」「投資詐欺」も増えている。管内では、今年7月までに4件・約2800万円の被害があった。

 これらの詐欺は比較的若い年代が狙われることも多く、県内では20代が被害に遭うケースもあった。同課では「オレオレ詐欺は80代や90代などの高齢者がだまされるイメージがあると思うが、詐欺の手口が多様化して現役世代がターゲットになることもある」と警戒する。

「ネット送金」被害の温床に

 金融機関では高齢者の高額な取引について警察への「全件通報」に協力しているが、インターネットバンキングの普及により窓口やATMを利用せずに送金することで被害が発覚しづらく、被害額が高額になる恐れもあるという。

 同署では「自分は大丈夫と思わず、これらの詐欺が身近な犯罪だという危機感を持ってほしい」と話している。

 特殊詐欺に関する相談は小田原警察署【電話】0465・32・0110。
計画地のレイアウト案(小田原市の資料から作成)

小田原市民会館跡 芝生広場や収益施設整備 市、28年度供用へ基本計画

 小田原市民会館跡地(本町)一帯の整備を進める小田原市は、8月5日の市議会総務常任委員会で利活用に向けた基本計画案の概要を報告した。跡地周辺を基点に市街地への来訪や回遊を促し、にぎわい創出を図りたい考え。2028年度の供用開始を目指す。

 計画地は、横浜地方裁判所小田原支部の北部に位置する旧市民会館と本町臨時駐車場、市土地開発公社から取得した隣接用地を含めた約5574平方メートル。「まちのリビング」をコンセプトに掲げ、まちなかへの来訪や回遊促進につなげる。

 整備にあたっては、▽国道1号から小田原城までの軸線に配慮▽小田原駅・各商店街やかまぼこ通り方面への回遊性の創出▽小田原城や小田原三の丸ホールなどの拠点間連携によるにぎわいの創出―に留意するとした。

 市は昨年10月に策定した基本構想に基づき、計画地で試験的活用(オープントライアル)として各種イベントを実施。参加者からは「子どもが遊べる場所や植栽があり、くつろげる雰囲気がよい」「休憩や飲食ができる場所があるのがよい」といった意見が寄せられた。一方で「水場やトイレ、授乳室がなく不便」「日陰が少なく夏場の利用は厳しい」などの課題も挙がったという。

 これらの意見を踏まえ、基本計画案では整備区域を「ウェルカムゾーン」「くつろぎゾーン」「駐車場」の3エリアにゾーニングした。

 お堀端通りに面する西側のウェルカムゾーンは、キッチンカーなどが出店できるイベント広場や民間提案による収益施設を整備。会館跡地はくつろぎゾーンとして、芝生広場やウッドチップを敷いた敷地にインクルーシブ遊具を設置するほか、トイレや授乳室などの休憩スペースを設ける。国道1号に面する東側は駐車場用地として活用。計画地の北側市道は拡幅整備を行い安全な歩行空間を確保する。

事業費約11億円

 事業費は設計費と整備費で約11億円、単年度の管理運営費は約3600万円と試算。国庫補助金と地方債を活用して市の財政負担軽減を図るほか、民間収益施設からの貸付料収入を見込む。

 事業手法は、設計から運営まで一括発注する「DBO方式」と民間収益施設部分の定期借地方式を組み合わせる。指定管理期間を従来より長期化し15〜20年程度とすることで、受託事業者のノウハウを継続しながらサービスの最大化を図るとした。

 市は9月をめどに基本計画を公表する予定で、26年度に事業者の公募・選定を行う。27〜28年度に施工を行い、28年度中の供用開始を目指す。

 計画地では試験的活用の一環として毎週月曜日にキッチンカーなどのマルシェが行われているほか、10月4日(土)には小田原近郊の醸造所などによる「小田原クラフトビール祭り」が開かれる。

相模人形芝居下中座の5代目座長を務める 佐藤 光昭さん 八王子市在住 67歳

楽しさから醍醐味に触れて

 ○…小田原市の小竹地区で江戸時代から受け継がれてきた国指定重要無形民俗文化財の相模人形芝居を演じる「下中座」。日々の練習から市内外の公演に取り組む新座長は「気負いとかはないんです。もっと多くの人に知ってもらう活動を」と表情を崩す。

 ○…生まれ育ちは徳島県。高校時代にふとのぞいた阿波人形浄瑠璃の部活で「一生懸命やってるなって思って入部したのが最初です」。大学卒業後に電子情報関連の企業に就職し、関東へ。30代のころに新聞で見かけた下中座の後継者育成教室の記事に「文楽は観ていたんですが、また演じる側への興味がわいてきて」と、小さな灯が反応した。先輩の親身な指導や懇親会、箱根での合宿などを振り返り「一緒に作り上げることや同じ思いを持つコミュニティーというのが楽しくて30年以上続いています」

 ○…息子2人を育て上げ、退職後に社会福祉士の資格を取得。今は施設に勤務しながら稽古に通う悠々自適な時間。趣味を聞くと文楽鑑賞が最初に出てしまい苦笑い。「座長1年目は学ばないといけないこともあると思うので、いつかはふらっと夫婦での旅行とかも楽しみたいですね」

 ○…稽古場では老若男女関係なく冗談交じりの会話が溢れるが、練習に入ると空気が一転。3人が息を合わせて演じる人形は魂が宿っているよう。「人形を動かすと集中するので、嫌なことも忘れられるし夢心地にもなれる。それが醍醐味です」。まずは人形芝居に触れてもらおうと、地域の小中学校への出前授業も計画。「観て触ってもらえれば惹きつけられる何かがある。仲間と人形を動かして作り上げる楽しさを共有したい」。伝統文化を守ることの前に、その魅力を広く伝えようとの思いは強い。

「ハナレザル」今いずこ?

 小田原市内で8月18日から19日にかけて、群れから離れた雄のニホンザル2頭が相次いで目撃された。小田原市環境保護課ではホームページで注意を喚起していたが、19日には南足柄市に移動したとみられる。

 2頭のサルは18日午前中に城山で目撃されて以降、荻窪や久野、扇町を移動した。19日朝には府川に出没。民家の網戸を開けて屋内に侵入し、仏壇に供えられた食べ物などを奪うといった事例が数件発生したほか、菜園の作物が食い荒らされる被害も発生した。

 サルはその後、19日から22日にかけて南足柄市南東の相模沼田駅や岡本小学校、南足柄中学校、塚原のグリーンヒル地区などで目撃されている(22日現在)。

 小田原市や南足柄市には現在、群れをなして行動するサルはおらず、同課では湯河原町に生息する「T1群」から離脱した個体である可能性があると推測している。「夏は意外とサルの餌が少ない」(同課)ことから、餌を求めて人里に現れたのではないかという。

 同課では、サルを見かけても大声は出さない、目を合わせない、餌を与えないなどの防衛策を呼び掛けている。

優勝メダルを持つ矢野さん(左)と小澤さん

女子ソフト インハイ優勝 厚木王子高 小澤さん 矢野さん貢献

 今年7月に岡山県で開かれた全国高校総体ソフトボール女子で、統合前の厚木商業高校時代から数えて3年ぶり9回目の優勝を飾った県立厚木王子高校ソフトボール部。決勝の創志学園(岡山)戦まで4日間で計6試合を勝ち切ったチームでは、小田原市の小澤奏音さん、南足柄市の矢野愛里さん(ともに3年)ら県西勢の活躍もあった。

 小澤さんは投球の柱と話す速球に加え、多彩な変化球も併せ持つ万能左腕。けがの影響もあり、全国大会での登板は少なかったものの、入学当初から、その背中でチームを引っ張ってきた。

 矢野さんは身長152cmと小柄ながらも、状況に合わせた判断と堅実なプレーに優れた外野手。自分の果たすべき役割をよく理解し、チームプレーに徹することができる欠かせない存在だ。

 県予選決勝に続き、全国大会決勝でも延長タイブレークにまでもつれ込んだ大接戦をモノにした同チーム。勝因について2人は「強い気持ちはもちろんだが、チームでは『練習試合でも絶対に負けない』という意思統一がなされており、それが大事な場面でも生きたと思う」と口を揃える。監督・コーチはじめ学校やチームスタッフ、保護者らの理解と支えで「よい環境でプレーできた」とも。今後も2人は競技を続けるとし「もっとっもっと自分を高めていきたい」と話した。

丹沢湖周辺を走るランナー

丹沢湖マラソン エントリー受付中 11月30日開催

 紅葉真っ盛りの山々、美しい湖を見ながら走る「第47回丹沢湖マラソン大会」が11月30日(日)に開かれる。

 今回も10Km、特設20Km、3・3Kmの3種目で性別・年代別に24部門が用意されている。

 スポーツマッサージ、アイシング、ストレッチングのサービスが受けられるケアスペースや、フィニッシュ後の名物しし汁も大会の魅力の一つ。参加者には大会オリジナルTシャツ、完走者には記念品がある。

 現在、エントリーを受付中。参加料は10Km・特設20Kmが一般6千円、3・3Kmが一般3千円、小・中学生2千円。エントリー、大会最新情報ほか詳細は公式ホームページ(https://tanzawakomarathon.org/)。

左から田代支店長、井原さん、松本署長

小田原警察署 特殊詐欺防止に感謝状 JA下府中支店で阻止

 小田原警察署(松本光好署長)はこのほど、特殊詐欺の被害を防止したとして、かながわ西湘農業協同組合下府中支店(田代隆行支店長)に感謝状を贈呈した。

 同署によると、事件が発生したのは5月15日。高齢女性が同支店を訪れ、「息子たちとの旅行費用として50万円を引き出したい」と、ATMのガイドフォンから問い合わせがあった。窓口の営業時間外であったが、問い合わせを受け同支店の井原直美さんが対応。女性に詳細を尋ねたところ、話の内容が二転三転していたことから不審に思い、その後警察に通報。詐欺と発覚し、被害を未然に防ぐことができた。

 井原さんは当時の状況を振り返り、「女性は焦った様子で、何かあると直感した。お客さまの大切な資産なのでどうしても守りたかった」と話した。松本署長は、「支店での日ごろの指導のたまものだと思う。警察だけでは限界もある。今後も協力して詐欺被害を阻止していきたい」と感謝を述べた。

小田原市 大雨災害義援金を受付中

 今年8月上旬からの低気圧と前線に伴う大雨で被災した各地を支援するため、小田原市が義援金を受け付けている。8月19日の時点で、義援金の配分先は熊本県と鹿児島県となっている。

 受付場所は市役所本庁舎2階の福祉政策課窓口と総合案内。義援金は日本赤十字社を通じて被災県の義援金配分委員会に送金され、全額が被災した人々へ届けられる。

 受付期間は12月26日(金)まで。義援金に関する問い合わせは市福祉政策課【電話】0465・33・1861。

湯河原町が防災訓練 9月28日、町内11会場で

 湯河原町総合防災訓練が9月28日(日)、町内11会場で実施される。

 訓練実施の必要性が高い災害を想定し、中央会場は設けず、町職員と自主防災組織が区会ごとに各会場で実施する。内容は初期消火や応急救護、避難所開設、避難者名簿作成などを行う。

 当日は訓練開始の合図として、午前8時にサイレンを吹鳴し、午前8時5分に緊急速報メール等を配信する。

 訓練会場は町ホームページから確認を。問い合わせは地域政策課防災係【電話】0465・63・2111(内線234)。

競輪と地元の魅力身近に 小田原競輪場で夜イベント

 小田原競輪場で8月17日、ナイターイベント「今日は夜まで楽しまナイト」が開催された。

 同競輪場主催。スポーツとしても注目されている競輪の魅力や施設を身近に感じてもらうことを目的とした企画で、7月に続き2回目の実施。

 この日は競輪予想会のほか、「西湘プロレスIN小田原競輪場」=写真=や小田原産アンコウを使った皮唐揚げの販売など、地元の魅力を楽しめるプログラムもあった。

 主催者は「初心者向けの企画にも多くの方に参加いただき、小田原競輪場の新たな魅力を感じてもらえたのでは」と振り返った。また「11月24日にもイベントを企画しているのでご期待ください」と話している。

ワークショップの様子

体験通じSDGs学ぶ 企業らが小中学生に講座

 夏休み中の小中学生を対象としたSDGsのワークショップ「みんなでSDGsを学ぼう!」。7月25日から8月25日にかけて、おだわらイノベーションラボで開催された。

 おだわらSDGsパートナーに登録している企業や団体などが先生役を務め、日ごろの取り組みを生かして講座を実施。今年度は17者がそれぞれ講座を行った。

 8月4日には、日本新薬株式会社小田原総合製剤工場が「薬局体験&くすり実験」を実施。子どもたちは白衣を身にまとい、調剤などを体験。また実験を通し、薬の正しい飲み方を学んだ。参加した児童は「想像以上に楽しかった。きょう知ったことをみんなに教えたい」と声を弾ませた。

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車両に掲示するポスター

小田原市消防本部 コンビニ利用に理解を 職員、出動の合間などに

 救急出動などが重なり食事や水分を取ることが難しい消防職員のため、小田原市消防本部では8月22日から、出動の合間などに職員がコンビニエンスストアに立ち寄れるようにした。

 近年は出動件数の増加や活動時間の長期化により、職員が帰署できず別の現場に直行するなど食事時間やトイレ休憩を確保できないケースも増えているという。しかし同本部ではこれまで、職務中のコンビニ利用は住民感情などに配慮して控えていたという。

 日本フランチャイズチェーン協会加盟のコンビニエンスストアの協力を得て、飲料や食品の購入、トイレの利用などができるようにした。車両がコンビニの駐車場を利用する際は、災害や救急事案への対応ではないことを示すため「コンビニエンスストアを利用中です 食事や水分補給にご理解をお願いします」と書かれたポスターを車両のダッシュボードなどに提示する。

 協力するコンビニは、セブン─イレブン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ローソン。同本部では「朝に出動して夕方まで帰れず食事がとれない職員もいる中で、市民の皆さまもコンビニ利用へのご理解をいただきたい」と話している。

 同本部管内では2024年中に2万件を超える出動があった。

上級救命講習を開催 小田原市消防本部で

 上級救命講習が、9月28日(日)に小田原市消防本部で開かれる。午前9時から午後4時。

 成人の心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の取り扱いをはじめ、詳しい応急手当の方法などを学ぶ。中学生以上先着16人対象で、同本部管内に在住・在勤・在学者優先。

 申し込みは同本部に電話で予約後(平日午前9時から午後5時)、9月11日(木)午後5時までに申請書を最寄りの消防署所に持参する。受講する際は、指定期間に総務省消防庁のウェブ講習を受講する必要がある。

 問い合わせは小田原市消防本部救急課【電話】0465・49・4441。

台風で崩落した法面(24年9月)

こども遊園地の在り方検討 関係者らが懇談会

 昨年8月の台風10号による土砂崩れの影響で休園している小田原城址公園のこども遊園地について、小田原市は8月20日、現状と課題などについて話し合う懇談会を開いた。管理運営を行う市事業協会をはじめ市観光協会、小田原ガイド協会の関係者や市観光課職員らが出席した。

 こども遊園地は屏風岩西堀法面の崩落で遊器具などが被害を受け、現在は法面全体を防水シートで被覆して被害の拡大を防いでいる。法面の復旧に向け、市は今年度中に実施設計を行い来年度から工事に着手する予定。

 懇談会では、工事完了までに2年近く要することから遊器具の維持管理に支障が生じること、豆汽車は線路の状態が悪く交換する際は相当の費用がかかるほか、今後は電源修繕の必要性も生じるなどの課題を共有。出席者がそれぞれの立場から意見を交わした。

 市事業協会の岩崎一也総務課長は、「老朽化した部品調達には大変苦労している」と維持管理の難しさを語り、「延命したとしても、あと10年程度が限界ではないか」と考えを述べた。小田原ガイド協会の勝俣宏一会長は、「休園を知らず残念だったという方や、いつ再開するのかと尋ねられる方がとても多い」と話した。

 1950年に開園したこども遊園地の利用者は93年まで年間100万人を超えていたが、遊器具の撤去や動物園の縮小・閉園などに伴い減少。ここ数年は20〜30万人ほどで推移していた。遊器具の使用料収入が減る一方で管理費が膨らみ、毎年3千万円前後の赤字運営が続く。

 市観光課の杉崎恵理子課長は「遊園地がこのような事態になって寂しい」と話す一方、「地域の方からは(市内には)広場や公園が少ないという意見もある。遊園地に限らず、広い視野で子どもに対応するような施策や取り組みを考える必要も出てきていると感じる」と語った。

 小田原城址は史跡整備が進められ、2021年に市文化財課が策定した保存活用計画では、こども遊園地について遊器具の寿命を見据えて段階的に撤去を検討する方針を掲げている。

 市では出席者の意見を整理し、11月にも同様の懇談会を開く予定。

小田原市 感震ブレーカーに補助金 上限2千円

 小田原市では、地震による通電火災の抑制に有効とされる「感震ブレーカー」の設置に対する補助金の申請を受け付けている。

 感震ブレーカーは、地震の揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める装置。分電盤タイプやコンセントタイプ、簡易タイプなどがあり、電気機器からの出火や、停電復旧時に起こる火災発生を防ぐ効果が見込まれる。

 市内の戸建て住宅や賃貸住宅に居住もしくは所有している個人・団体が対象で、補助金額は上限2千円。申請期限は12月26日(金)。工事を伴う場合は11月28日(金)までで、工事前の申請が必要。予算額に達し次第終了となる。

 申請方法などの問い合わせは市防災対策課【電話】0465・33・1855。

大会に参加した選手ら(提供)

小田原球場でソフト大会 フロンティア1が主催

 フロンティア1株式会社(小田原市寿町・鈴木大介代表取締役)が8月16日、小田原球場で小学生を対象にしたソフトボール大会「第2回フロンティア1カップ」を開催した。

 この大会は地域貢献と青少年育成を目的に企画。自身も競技経験者という同社の露木利徳取締役COOは「子どもころに小田原球場でプレーしたことがあるが、その感動を今も覚えている。プロも使う球場でプレーする機会を作りたかった」と開催趣旨を話す。

 この日、神奈川県内から8チーム・約120人が参加。晴天のもと、いきいきと白球を追いかける子どもたちの姿が見られた。露木取締役COOは「スタンドから試合観戦した経験はあるが、プレーするのは初めてという子も多かった。今後も年に1回開催できれば」と話した。

 結果は以下の通り。▽1位/富水ジャガーズ(小田原市)▽2位/恩名ソフト(厚木市)▽3位/AN Winners(同)、久里浜ウイングス(横須賀市)

湯河原文学賞 「光」テーマに俳句募集

 「第24回湯河原文学賞」の俳句作品募集が、9月19日(金)(必着)まで行われている。

 主催は同実行委員会と湯河原町。文人墨客に愛された湯河原の文化を発信し、観光資源の一つとして地域活性化につなげることが目的。

 テーマは「光」。自作未発表で、有季定型の作品。湯河原町出身の俳人、黛まどかさんが選考する。最優秀賞の賞金は5万円。入選者は10月下旬までに通知、作品は町HP等で掲載される。

 一人10句まで、作品(ふりがな)、季語、季節(春・夏・秋・冬・新年)、住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業(学生の場合は学校名と学年)、電話番号を明記して専用応募フォーム(町HP内)やはがき等で応募する。詳細はHPで確認を。(問)町地域政策課企画係【電話】0465・63・2111(内線233)

 〒259―0392湯河原町中央2の2の1町地域政策課企画係内「湯河原文学賞事務局」

救急の仕事知ろう ダイナシティで9月7日

 9月9日の「救急の日」にちなみ、小田原市消防本部は9月7日(日)に「救急の日・救急医療週間 救急フェスタ」をダイナシティウエスト正面口広場で開催する。午前10時から午後3時。雨天中止。

 救急車両と記念写真が撮れるほか、親子で着られる救急服の貸し出し、救急車と資器材の展示もある。アンケートに回答した子どもには、カプセルトイがプレゼントされる。

 問い合わせは同本部救急課【電話】0465・49・4440。

万博会場でショーを披露する相州乱破衆 風魔(小田原市観光協会提供)

風魔忍者、万博に現る

 大阪・関西万博の会場で8月5日から10日間開催された「日本忍者フェスティバル」の2日目に、小田原市観光協会が組織する「相州乱破衆(そうしゅうらっぱしゅう) 風魔(ふうま)」が出演した。

 数百人の観客を前に、殺陣やアクロバティックな動きを組み合わせたショーを披露して会場を沸かせた。

 協会担当者は「当日は風魔忍者のHPのアクセスが通常の約3倍になった。国内外の人に風魔忍者をPRできたのでは」と振り返った。
優勝した田代さん(左)と大野会長

初代優勝者は田代さん 小田原市ゴルフ選手権

 小田原市ゴルフ協会(大野眞一会長)主催の「第1回小田原市ゴルフ選手権大会」が8月20日、小田原湯本カントリークラブ(箱根町湯本)で開催された。18ホール(パー71)のストロークプレー、スクラッチ集計。小田原市、市体育協会が後援。

 幅広くゴルフ愛好者を対象にしていたこれまでの「市民大会」から、県市町村対抗戦(10月)の選手選考を兼ねた上級者向け大会へと変更。同協会会員と市内在住の32人が腕を競った。

 栄えある初代優勝者は田代亜樹夫さん。4バーディーを奪うなどスコア77(OUT42・IN35)にまとめ2位と1打差で栄冠を手にした。

 大野会長は、「コースに緊張感が漂うなかハイレベルなプレーが展開され、『小田原にこんなプレーヤーがいたのか』と感心しました。選手の皆さんからも『次回はもっと盛り上げたい』との声もいただきました」と手応えを感じていた。

 上位入賞者とスコアは次の通り(敬称略、カッコ内はOUT・INのスコア)。準優勝/飯島直也78(39・39)、3位/松本好広79(44・35)、4位/小玉智武80(38・42)、5位/長田英一80(39・41)。

 県市町村対抗戦の選手選考は、今大会と昨年11月の市民ゴルフ大会の成績をもとに行われる。

市川美都江代表

「尊徳」学び、歌い、語りあう 9月14日、「讃える会」が催し

 二宮尊徳の教えを学びあう「尊徳思想継承歌謡会」が、このほど名称を「尊徳翁ご生誕を讃える会」に変更。市川美都江代表(83・小田原市栢山)が作詞作曲した『小田原讃情歌』が通信カラオケ(ジョイサウンド)で全国配信されたことを記念し、祝賀会を9月14日(日)に開催する。

 市川代表は大日本報徳社に所属。歌謡教室を主宰し、自作の曲やイベントなどで尊徳の教えを広める活動も続けている。

 会場は、活動拠点として今年リニューアルオープンした「金次郎ふる里サロン」(市内栢山)で、午後1時半〜、6時半〜の2部制。会費5千円(食事、みやげ有)。小田原の歴史文化や自然などを歌詞に織り込んだ『小田原讃情歌』をはじめ、『新二宮金次郎、尊徳物語』『星まつり音頭』など市川代表が歌唱を披露する。また参加者が好きな歌を歌うカラオケの時間もある。

 市川代表は「カラオケを通じて小田原の魅力を全国に発信したい。2市8町全体の発展にも貢献できれば」という。申し込みは市川代表【電話】080・5057・1568(9月5日(金)締切)。

勉強会の様子

箱根町 人材確保と離職防止へ 「地域の人事部」始まる

 箱根町観光協会(箱根DMO)が主管する2025年度の「箱根地域の人事部」事業が7月29日に開始。湯本富士屋ホテルで「キックオフ勉強会」が行われた。

 町内事業者に対して人材不足改善を支援する取り組みで、経済産業省の補助事業として実施している同事業。箱根DMOが中心となり、箱根町や小田原箱根商工会議所、地域の観光協会、金融機関、人材系企業と協働し、採用・育成・定着の各プロセスでサポートを行う。

 今年度は宿泊施設や土産物店、美術館など25社が参加する。また新たな取り組みとして、箱根の魅力を伝えるオンラインセミナーの開催や高校生が企業を取材し発信する広報企画の案などが示された。

 (株)リクルートジョブズリサーチセンターの宇佐川邦子さんを講師に迎えた勉強会で、出席者は統計データを基に人材確保や離職防止について理解を深めた。その後、今年度の事業スケジュールや取り組み事例の紹介、「中核人材」をテーマにした意見交換が行われた。

 箱根DMOの佐藤守専務理事は「今年度は特に経営に近い立場で活躍できる中核人材の確保をテーマにしている。皆さんと共に成果を上げて、来年度以降につなげていきたい」と話した。

おもちゃ病院真鶴で「開院」

 真鶴町民センター2階第3会議室で9月10日(水)、「おもちゃ病院」が開かれる。予約不要・午前11時30分〜正午。

 ボランティアの”お医者さん”がおもちゃを無料で修理。毎月第2水曜日(2026年2月は第1水曜日)に実施する。

 壊れた部品等も要持参、預かりが必要な際は翌月の開設日に返却、電子ゲーム機は対象外。修理できない場合もあり。

「お金」に関するクイズに挑戦する児童(提供)

地域の魅力知る出前授業 児童クラブが市内3社と

 久野小学校区放課後児童クラブで8月20日、市内企業と連携した夏休みイベントが行われた。

 これは児童クラブをはじめとした子育て支援施設を運営する(株)明日葉が地域の魅力に触れ、愛着や誇りを育む場として企画したもの。今回は「食・運動・金融」をテーマに、さがみ信用金庫と(株)湘南ベルマーレフットサルクラブ、鈴廣かまぼこ(株)と共催した。

 この日、同児童クラブを利用する児童33人が参加。さがみ信用金庫で「アスリート職員」として勤務し、食育アドバイザーの資格を持つ同フットサルクラブの堀内迪弥(みちや)選手が会場を訪れ、実技を通して体を動かす楽しさを伝えた。またクイズを交えたお金に関する授業や、鈴廣の栄養士とともに食育教室も行った。堀内選手は「今回のイベントが地元の魅力を知るきっかけになれば。将来、『子どものころにこんな話を聞いたな』と思い出してもらえたら」と話した。

出産の現場小学生が体験 医療機関を学びの場に

 小田原市城山の小田原マタニティクリニックで8月20日、小学生とその保護者を対象にした職業体験会が行われた。昨年に続き実施された同イベントに、小田原や近隣の小学生約20人が赤ちゃんの世話や手術体験を行った=写真。

 今年は看護師や助産師らが座学で仕事の説明を行ったほか、医療機器メーカーが出産のデモ人形を用意するなど内容を充実。手術室では縫合器具や電気メスを使った体験などが行われ、児童は医師の指導を受けながら、実際の医療現場の様子を学んでいった。

 メスを使った小5の女児は「どきどきした」と緊張の面持ち。様子を見ていた母親は「オペ室や赤ん坊のお世話体験など良い経験になった。いろいろ学ぶことで仕事選びのきっかけになれば」と話していた。

県立生命の星・地球博物館 恐竜の歯のレプリカ展示

 神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田499)の情報コーナーで9月6日(土)まで、実物と見間違えるほどの恐竜の歯のレプリカ製作の技術を極めた小畑朗さんのレプリカ工房と作品を紹介するミニ企画展示「匠の技―恐竜の歯のレプリカ工房―」が開かれている。

 レプリカ標本は実物と同じ形になるように樹脂や石膏で製作したもの。化石は壊れやすく取扱いが難しいため、展示や研究のために必要不可欠だという。この展示のために2年かけて製作した恐竜の歯が展示される。詳細は同館HP。

霊前で狂言を披露する大藏さん(左)

佐奈田霊社で奉納狂言 石橋山の戦いゆかりの地

 小田原市石橋の佐奈田霊社で8月23日、狂言方大蔵流の能楽師・大藏彌太郎さんらによる「奉納の御狂言」が行われた。

 同社は1180年(治承4年)、石橋山の戦いで討死した源頼朝方の武将佐奈田与一義忠を祭っている。味方からの問いかけに「たん」が絡み声が出ず、敵に討たれたという故事にちなみ、声に携わる人などが市内外から多く参詣している。

 大藏さんは狂言の演目「文蔵」の一節に石橋山の戦いが語られることから、数年前より同社を訪れていた。今回は初の試みとして、石橋山の戦いが行われたとされる日に奉納狂言を企画した。

 当日は「文蔵」の一節のほか、「痺(しびり)」「以呂波(いろは)」「寝音曲(ねおんぎょく)」を披露。本堂に集まった近隣住民や関係者約20人が迫力ある狂言の舞や謡を鑑賞し、笑い声を上げる様子も見られた。同社の佐井義空さんは「源平の武将の鎮魂になれば」と話した。

「幻のヒマワリ」を見る来館者

ポーラ美術館 ゴッホテーマに企画展 「幻のヒマワリ」も

 ポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山)が11月30日(日)まで、開館以来初となるオランダの画家ビンセント・バン・ゴッホをテーマにした展覧会「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」を開催している。午前9時から午後5時まで(入館は4時30分)。

 展示会では、ポーラ美術館が所蔵するゴッホの作品3点に加え、代表作のひとつである「ヒマワリ」の中で、第二次世界大戦により焼失した「幻のヒマワリ」(通称「芦屋のヒマワリ」)とも呼ばれる絵画を陶板で再現した作品も展示。他にも、ゴッホの作品に影響を受けた世界各国のアーティストによる作品など約120点が並ぶ。

 9月13日(土)には茨城大学の藤原貞朗教授による講演会「忘れられた戦後の『ゴッホ・ブーム』 複製画展と『日本のゴッホ』」を開催する。2時から3時30分まで(1時50分開場)で、先着60人、参加無料。

 入館料は大人2200円、大学・高校生1700円、中学生以下は無料。

夏祭りに参加した中学生

飯泉1区自治会 夏祭りに鴨中生奮闘 特設ブースで地域交流

 小田原市の飯泉八幡神社境内で先ごろ、飯泉1区自治会(加藤純一会長)による夏祭りが開催された。今回は同自治会の「いいずみキッズ」(旧子ども会)が市の「地域アクションいきいき補助金」を活用し、鴨宮中学校の生徒によるお楽しみブースを開いた。いいずみキッズの取り組みは同補助金の活用第1号となった。

 太鼓の演奏やキッチンカー、射的などでにぎわった当日。約10人の中学生は、うちわや風車づくり、めんこ遊びを主導する「鴨中ボランティアお楽しみブース」を展開。地域の小学生など100人以上と交流した。

 加藤会長は「例年、中学生は祭り当日の参加のみだったが、今回は事前の会合から参加してくれてアドバイスなどももらった。地域コミュニティーが続く仕組みになるよう継続できたらうれしい」と期待を寄せた。

発表されたロゴマーク

伝統的工芸品神奈川大会 コピー・ロゴを発表 来年11月、県内で初開催

 来年11月に神奈川県内で行われる伝統的工芸品のイベント「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」(伝統的工芸品月間国民会議全国大会神奈川大会)のキャッチコピーやロゴマークなどが8月19日に県から発表された。

 EXPOは伝統的工芸品への理解や普及を目的に、1984年から毎年開催地を変えて開催されており、県内で開かれるのは初めて。11月6日に小田原三の丸ホールで記念式典があり、7〜9日にパシフィコ横浜でメインイベントが行われる。

職人の技術・情熱を表現

 発表されたキャッチコピーは「つくる人に、物語がある。つかう人に、物語が生まれる。」で、コピーライターの佐藤潤一郎さんが考案した。職人の技術と想いが凝縮された歴史や工芸品が日本人の生活を支えてきた利便性、豊かさなどをあらゆる世代に届けられるようにとのコンセプトで考えられた。ロゴマークはグラフィックデザイナーで作家の堀内肇さんが制作した。葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」からインスピレーションを受け、工芸作家の情熱を伝え、動き出す様子を表現した。

 メインイベントでは、アニメと伝統文化を融合させた展示などを予定しているという。

祭りで地域交流 スポーツプラザ報徳で

 スポーツプラザ報徳小田原校(小田原市堀之内458)で9月15日(月)、「ホウトクまつり」が開催される。

 地域貢献の一環で、大人も子どもも楽しめる場所づくりを目的に企画された催し。アクアボール(前売りのみ・先着90人)や水上ゴザ走りといったプールを使用するゲームや、射的、わなげ、木材ワークショップなどを実施。また地域活動団体の発表やキッチンカ―の出店もある。同校

は「子どもも大人もみんなが楽しめる祭りになれば」と話している。

 午前10時から午後4時まで、プール使用のゲームは5歳以上が対象で、水着と水泳キャップを持参。前売り券は【1】あそび券5枚+菓子引換券【2】あそび券4枚+菓子引換券+ゴザ走り券【3】あそび券2枚+菓子引換券+アクアボール券の3種。各500円で、14日(日)まで販売(【3】のみ8月28日(木)〜)。当日券は1回100円で販売。問い合わせは小田原校【電話】0465・37・4600。

もう写真だけでもワクワクが止まらない!必聴&必見の公演 ©Maria Frodl

ブラス芸術の極み ここにあり!  チケット発売 8月31日 10時から ムノツィル・ブラスがやって来る

▼爆笑と感動のブラス・エンターテイメントが小田原に初上陸!▲

 オーストリア・ウィーンの居酒屋「ムノツィル・イン」で出会った7人の天才たちが生み出す、唯一無二のブラス・アンサンブル、「ムノツィル・ブラス」が2025年11月22日(土)、小田原三の丸ホール初登場!

 ムノツィル・ブラスは、トランペット3名、トロンボーン3名、チューバ1名の計7名で構成される世界的に有名な金管七重奏団。超一流の演奏テクニックと心に響く美しいハーモニー、そしてユーモアとブラックジョークがたっぷりの型破りなパフォーマンスは、まさに予測不能なエンターテインメントの宝庫。今公演は、ワルツといえばだれもが思い浮かべる、あの『美しく青きドナウ』を作曲した「ヨハン・シュトラウス2世」の生誕200年を祝い、「シュトラウス STRAU$$」と題し、ヨハン・シュトラウス2世の楽曲を中心としたプログラムをお届け。

 クラシック、ジャズ、ポップス、自作の楽曲までを自由自在に操り、言葉の壁を越えて世界の観客を魅了し続けているムノツィル・ブラス――。彼らの抱腹絶倒のコメディセンスと、息をのむような音楽性の融合をぜひお楽しみください。

公演情報

●公演日時/2025年11月22日(土)、午後2時開演(午後1時開場)

●会場/小田原三の丸ホール 大ホール

●チケット/一般5000円、18歳以下1000円(枚数限定)、未就学児入場不可

●発売日/8月31日(日)午前10時から、三の丸ホール窓口・Webほか。

”読響”三の丸ホールに初登場!チケット発売 9月13日 10時から

 2025年12月6日(土)、日本を代表するオーケストラ、読売日本交響楽団が小田原三の丸ホールに初登場! チャイコフスキーの交響曲 第6番「悲愴」とラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番、人気のロマン派の二大名曲で、実力派指揮者の海老原光が読響から豊潤なサウンドを引き出します。前半にはエネスク国際コンクールで第2位となり、今年6月にベルリンのフィルハーモニーにて、ベルリン響と共演して絶賛された石井琢磨が登場。”TAKU―音 TV たくおん”名義のYouTubeチャンネル登録者数は31万人超え、サントリーホール公演が発売3分で完売した人気若手ピアニストです。