鶴見区版【10月16日(木)号】
専用のテレビカメラを使用した調査=市提供

横浜市下水道管路 腐食やひび割れ確認 調査で対策必要0.8㎞

 横浜市は、1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて実施した下水道管路の調査結果を9月17日に発表した。優先的に調査した約50Kmのうち、約35Kmの判定、評価が完了し、約0・8Kmで対策が必要だとした。

 調査は下水道管の破損が起因とされる八潮市の事故を受け、国が全国の自治体に要請したもの。

 市内には約1万2千Kmの下水道管がある。このうち、陥没現場と下水道管の地盤が類似していたり、構造的に腐食しやすい場所にある約50Kmを優先して3月26日から調査を開始。専用のテレビカメラを用いた調査と調査員がマンホールから管路に入って行う潜行目視調査を併用した。

 結果、陥没事故につながるような劣化は確認されなかったものの、腐食やひび割れが確認された箇所があった。

 対策が必要と見込まれる約0・8Kmのうち、速やかな対策が必要とされる0・7Kmでは原則1年以内に、残りの0・1Kmでは、応急措置を実施した上で5年以内に対策の実施を進める。劣化の状況に応じた状態の監視の継続と修繕、改築を行っていく。

 また、優先実施の対象の残りの15Kmの評価の取りまとめと、内径2m以上かつ設置後30年経過した約350Kmについても2025年度内を目途に調査を実施する予定だ。

 調査にかかる13億1160万円の事業費のうち、国庫補助事業で半額の6億5580万円が国から補助される。

進む老朽化

 市は、1960年代以降、短期的で膨大な下水道整備を行ってきた。コンクリートの標準耐用年数の50年を超える下水道管は、23年度末で約1500Km(市内に布設の約13%)で、20年後の43年度末には約1万Km(同84%)になる。

 急激な老朽化を見据え、市は22年度から、臨海部など古くから下水道が整備された区域を対象としてきた下水道管の再整備を全市域に拡大した。また、再整備のスピードアップやコストの縮減のため、道路を掘削せず既設管の中に新たな管を作る管更生工法を主体に工事を進めている。

コミュニティ冷蔵庫「フリーゴ」と中西さん夫妻

【横浜市鶴見区】鶴見中央 株式会社木曽屋 市の「きら星活動賞」受賞 コミュニティ冷蔵庫の取組評価

 食品ロスを減らす優れた取組みを横浜市が表彰する「横浜市食の3Rきら星活動賞」の今年度受賞者が10月1日に発表され、鶴見中央でコミュニティ冷蔵庫「フリーゴ」を運営する(株)木曽屋が選ばれた。同社の中西美里さんは「おすそわけの精神を継ぐこの活動が、より広がる機会になれば」と喜びを語った。

 同賞は、食品廃棄物の発生抑制、再生利用、啓発等で顕著な功績を挙げている事業者等を表彰するもの。今年度は木曽屋を含む2件が選ばれた。

 木曽屋が運営するコミュニティ冷蔵庫の取組みはもともと欧州で始まったとされ、個人や飲食店などで余った食材などを入れてもらい、困っている人が自由に取り出せる、いわゆる「善意の冷蔵庫」。食品ロス削減とフードシェアを目的とし、この取組みを中西さんがテレビで見て感銘を受け、2020年に同社が管理するビルの入り口に冷蔵庫を設置した。

 冷蔵庫には近隣店舗から出た売れ残りや家庭で食べきれない未開封の食品のほか、日用品なども寄せられる。毎日冷蔵庫の様子を確認する中西さんによると、ほとんどの食品はその日のうちに持ち出され、取り残しの廃棄も出ていないという。

ノートで利用者の交流も

 フリーゴの特徴の1つが、冷蔵庫脇に添えられたノート。入れた品目や持ち出した食品などの記載のほか、受け取った人からの感謝の言葉などが綴られている。食品を入れた人からは「自分の入れた物が無くなっていく度に嬉しい気持ちになる」「地域で手軽に寄付できて嬉しい」などの声が寄せられているという。中西さんは「『今日はもらったから明日は何か入れてみよう』という、地域全体で食品などをシェアする好循環が生まれている」と話し、「フリーゴは昔からの『おすそわけ』の精神を継いでいる。今後も地域に愛され、今回の受賞によって横浜市からこの取組みを発信できることがとても嬉しく、光栄です」と喜びを語った。

10月に運用開始した生麦第2救急隊の隊長を務める 宗像 晶さん 鶴見中央在勤 57歳

1分1秒でも早く現場へ

 ○…「1分、1秒でも早く救急需要に応えたい」。生麦消防出張所で2隊目となる救急隊の隊長として、熱い思いを語る。救急需要の増加に伴い出場件数も増え、朝一番で出場して夜まで出張所に戻れないことも珍しくない。大変な職務だが、「市民の皆さんが安心して過ごせるように全力で対応するだけです」と柔らかく語る。

 ○…福島県出身。兄が千葉県で消防士を務めていて、高校生の頃からよく話を聞いていた。その活躍を聞くうちに背中を押され、消防の道へ。地元では募集が限られ、高校卒業後に上京して横浜市消防局に入局した。最初は消防士を務め、「火災現場で火に囲まれて怖かった時もあります」と振り返る。そして救急隊員として様々な現場で活動する中で、転機となったのは11年前に取得した救急救命士の国家資格。薬剤投与や医師の指示下での器具を使用した気道確保など、救急隊員以上の処置が可能な救急救命士。「より多くの命を救うことができれば」とさらに思いを強くし、「救命士としてはまだまだ若手ですが、日頃から勉強を続けて確実な対応ができるように」と強い責任感で語る。

 ○…24時間勤務の当直を終え、自宅に帰ると夏から飼い始めた保護猫が癒しの存在だとか。「一緒に暮らし始めてから優しくなった気がします。妻と相談して増やそうかな」と笑顔を見せる。

 ○…一刻を争いつつも適切な処置が不可欠な救急の現場。「何が起こるか分からない現場で完璧なマニュアルはない」と話すが、隊長として大切にするのが隊員や傷病者とのコミュニケーション。「傷病者も安心できるし、ここを確実にやることが隊長としてのやりがいです」。地域住民の命を守るため、今日も現場に駆けつける。

訓練成果を披露する隊員ら

自衛消防隊が訓練会 日頃の研鑽を発表

 鶴見区自衛消防隊消防操法技術訓練会が10月2日、大本山總持寺の大駐車場で行われた。

 各事業所で従業員らが初期消火などを担う自衛消防隊。この訓練会は各隊が日頃の訓練の成果を3部門で競った。

 5チームが出場した小型ポンプ操法の部では、JFEエンジニアリング(株)が最優秀に、2チーム出場の屋内消火栓I(女性)の部はAGC(株)AGC横浜テクニカルセンター、9チーム出場の屋内消火栓II(男女混成及び男性)の部では森永製菓(株)鶴見工場がそれぞれ最優秀に選ばれた。

 後日行われた表彰式では、区自衛消防組織連絡協議会の藤原義寿会長から上位チームに賞状が贈られた。藤原会長は「どのチームも素晴らしい操法を披露してくれた。最優秀のチームは市大会でも素晴らしい成績を残して欲しい」と激励した。

壁画制作に挑戦する児童たち

下野谷小 卒業制作で校舎に記憶残す 児童たちが匂いを形で表現

 市立下野谷小学校(栗田高広校長)で10月3日、6年生の児童たちが校舎の壁に創立99年記念として絵を描いた。

 児童たちの卒業記念としても取り組んだ壁画作成。制作には、小野町周辺でアートによるまちのにぎわい創出を目指す「鶴見パブリックアートプロジェクト」と協力。同プロジェクトのアーティスト、井上尚子さんを講師に迎え、「記憶のかたち」というテーマで壁画を制作した。

 制作にあたり、児童たちはまず自分たちが過ごしてきた校舎を巡り、音楽室の楽器や教室の机などの”匂い”を様々な形や色で表現することに挑戦。当日は6年生61人が参加し、校舎の学校開放玄関から給食室に続く壁に丸や三角だけでなく、幾何学的な模様などを描きカラフルに表現した。児童たちからは「形を考えるのが難しかったけれど、記念に残る絵を描けて嬉しかった」などの感想が聞かれた。井上さんは「子どもたちが卒業後に学校を訪れ、描いた絵を見ることで当時の匂いの記憶が蘇るような体験になれば」と話した。

 栗田校長は「地域の皆さんの協力で、子どもたちの記憶に残る素晴らしい体験をさせていただいた。大切に残していきたい」と喜びを語った。

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集まれ!駅前ハロウィーン
10月25日
集まれ!駅前ハロウィーン
ルフロン前と銀柳街
秋を存分に楽しむイベント「川崎駅前フェス 川崎百鬼夜行ハロウィンパーティー」が10月25日(土)、川崎ルフロン前と銀柳街で開催される。主催はNPO法人カワサキミ... (続きを読む)

終活から日々の充実へ 区役所で無料講演会

 人生を前向きに生きていくための道しるべとして「終活」を学ぶ講演会が11月7日、鶴見区役所で開かれる。鶴見区高齢・障害支援課、区社会福祉協議会の主催。

 当日は、終活カウンセラー協会認定終活講師の薩野京子さんが講演。終活の意義やはじめどき、エンディングノートの書き方や付き合い方などを分かりやすく解説してくれる。区担当者は「毎日をより豊かに、自分らしく過ごすヒントを見つけませんか」と参加を呼びかけている。

 午後2時から4時まで。会場は区役所6階会議室。参加無料、定員50人。申込締切は10月31日。

 申込み・問合せは区高齢・障害支援課【電話】045・510・1773。

重症度判断の実技に取り組む参加者たち=提供

トリアージの大切さ学ぶ 鶴見医師歯科医師会が講演会

 災害時のトリアージの大切さを学ぶ「第3回鶴見区災害対策トリアージ講演会」が10月1日、鶴見医師歯科医師会館で行われた。

 この講演会は同会が主催し、区内の地域防災拠点運営委員や医療関係者に参加を呼び掛けた。

 トリアージは、災害時など多数の傷病者が発生した際に緊急・重症度に応じて治療の優先順位を決めること。地域防災拠点の運営委員にも参加してもらうことで、災害時の避難所となる同拠点で医師らが迅速にトリアージを行えるよう、知識を身につけてもらう目的で行われた。

 当日は約40人が参加。救急救命士で日本体育大学の鈴木健介教授が講師を務め、トリアージの基礎から分かりやすく解説。呼吸回数や意識の有無等で緊急・重症度を判断する方法やトリアージタッグの赤・黄・緑・黒色のもぎり方などを学んだ。また、実技として2人1組で呼吸回数を数える方法なども体験した。

 主催した鶴見医師歯科医師会の徳岡敏一理事は「災害時を考えると地域住民の方々と医療関係者の連携は不可欠。今後も定期的に開催していきたい」と語った。

ペットの災害対策学ぶ 山下公園 19日にフェス

 ペットの災害対策などを学べる「動物愛護フェスタよこはま2025」が10月19日、山下公園おまつり広場=中区山下町279=で開催される。動物愛護フェスタよこはま実行委員会と横浜市医療局の共催。

 当日は、ペットと災害時の避難体験ができる「わんちゃんと一緒に体験コーナー」(午前10時30分から午後2時)のほか、日本補助犬協会による補助犬デモンストレーション(2時から2時30分)、日本動物福祉協会横浜支部による「わんニャンお悩み相談室」、横浜ペット霊園協会によるペット葬儀の生前相談などさまざまな面で学びを深められる。またステージも設けられ、地元中学校の吹奏楽部による演奏やマーチングのほか、ドッグダンスも楽しめる。午前10時から午後3時。天候により中止、縮小の可能性あり。当日の開催可否などの問合せは市コールセンター【電話】045・664・2525(当日午前8時から)。

市の担当者に要望書を手渡す青島理事長(左)

不登校児童らに無料健診を 区内NPOが市に要望書提出

 佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人フリースペースたんぽぽ(青島美千代理事長)が10月9日、不登校の児童・生徒が学校外でも無料で健康診断を受けられるよう求める要望書を横浜市に提出した。

 不登校の児童生徒は全国で30万人超、横浜市内でも約1万人を数える。その多くが学校での健診を受診できておらず、病気などが見つかりにくい環境にある。また、学校外で受診する場合は費用が保護者負担になっているという。

 この問題に対しては横浜市会でも昨年取り上げられ、市は実態調査を実施。そして、横浜市医師会らの協力を得て、今年度に市内の小中学校4校で試験的に学校外での健診を行った。また、国では総務省による全国市区町村の教育委員会などに対して実態調査が10月から行われている。川崎市でも独自の環境整備が進められている。

 今回の要望は、横浜市で子どもたちが希望すれば学校外でも健診を無料で受診できる制度をつくること、制度設計に際しては当事者や保護者の声を聞くことなどを求めている。要望書を受け取った市の担当者は「横浜市としては来年度に向けて、実施規模や方法について横浜市医師会、歯科医師会と検討している」と説明。同法人の青島理事長は「取組みが少しずつ進んでいることを知れて良かった。早期に改善されることを願っています」と語った。

新たに発足した救急隊の隊員たち

鶴見消防署 生麦出張所に新たな救急隊 増え続ける救急需要に対応

 鶴見消防署生麦出張所に2隊目となる新たな救急隊が配置され、10月1日から運用が始まった。

 これは、横浜市で2024年中の救急出場件数が25万6481件と過去最多を記録し、鶴見区内でも増加が予想される救急需要に対応するためのもの。今回は鶴見区だけでなく、保土ケ谷区と青葉区でも増隊された。

 鶴見区内ではこれまで7隊の救急隊が配置されていて、これで8隊が運用されることになる。

発隊式で意識高める

 運用開始初日の10月1日には、同出張所で発隊式が行われた。雨天のため地域関係者を招くことはできなかったが、同署の阿部英弥署長が隊員たちに訓示を行い、隊員たちが出動前の最終確認などを行った。

 同隊の隊長を務める宗像晶さん=「人物風土記」で紹介=は「住民の皆さんに寄り添って、迅速に最善の救急活動を行い、住み良いまちづくりに貢献することができれば」と力強く語った。

 区内での今年1月から10月9日までの出場件数は1万3764件となっている。阿部署長は「住民の皆さまには緊急時は臆せず速やかに通報していただきたい。これから冬場にかけて出場件数も増え、救急隊の更なる活躍が必要になる。地域住民の安全を守れるよう署員一丸となって活動していきたい」と話した。

演奏会のチラシ

パリ薫る名曲、室内楽で 10月26日、上大岡で演奏会

 一般社団法人横浜音楽文化協会は「第7回ピアノライブコンサート 黄金の秋に贈る〜19・20世紀パリのピアノと室内楽〜」を10月26日、上大岡駅直結の港南区民文化センターひまわりの郷ホールで開く。午後2時開演(1時30分開場)。全席自由3500円。

 今回は、パリのサロンで活躍したショパンや、近代フランスを代表するフォーレ、ドビュッシーの楽曲をピアノと室内楽で届ける。チケットの申し込みは、ひまわりの郷【電話】045・848・0800へ。

読者プレゼント

 このコンサートに読者10組20人を招待。希望者は、件名に「ピアノライブコンサートプレゼント」と明記し、本文に【1】代表者氏名【2】電話番号【3】メールアドレス【4】同行者氏名を記入の上、Eメールで応募。宛先は【メール】5pianolive@gmail.com。10月20日必着。応募は2人1組。当選者には21日に同協会から連絡がある。

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体験型で楽しく防犯学ぶ 小中高生対象 参加者募集

 小中高生が楽しみながら防犯を学ぶ講座「こども防犯アドベンチャー」が11月3日、鶴見中央地域ケアプラザで開かれる。区内の防犯ボランティア団体「ブルーウェーブパトロール」と鶴見警察署が共催。

 当日は現職の警察官がスマホやSNSの危険性、不審者を見抜くコツなどを伝授。また、子どもたちが参加できる防犯寸劇も企画されている。主催者は「防犯の話を聞くだけでなく、参加して一緒に考える機会にしてもらえたら」と呼び掛ける。午前10時30分から11時30分。保護者同伴も可。

 定員20人。参加無料。申込は電話で受付中。問い合わせは梶朋広さん【携帯電話】090・8314・0318。

ステッカーを手にする黒川会長

江ヶ崎町内会 防犯ステッカーで地域守る 市の補助金を活用

 いわゆる「闇バイト」による凶悪事件などが広域で発生して市民の不安が広がる中、江ヶ崎町内会(黒川治宣会長)が玄関や窓などに貼付する「防犯ステッカー」3500枚をこのほど作成し、町内会加入の全世帯に配布している。

 作成にあたっては、横浜市が11月30日まで申請を受け付けている「地域の防犯力向上緊急補助金」を活用。タウンニュース社がデザインなどを請け負った。

 ステッカーは縦8cm×横8cmで、町内会名と共に「不審者警戒中」「見つけ次第、110番通報します」の文字がデザインされている。同町内会では日頃から区内の事件事故情報を共有するなど防犯意識の向上に努めているが、今回のステッカーを各家庭の玄関や門扉に貼ることで、「地域全体で防犯に取り組んでいる強い姿勢が伝われば、一層の犯罪抑止に繋がるのでは」と作成を決めた。

 黒川会長は「誰もが住みやすい地域であることが大切。今後も防犯の取組みを進め、未来ある子どもたち、親御さんが安心して暮らせるまちを町内会で作っていきたい」と笑顔で語った。

 横浜市の補助金に関する問い合わせは、防犯緊急補助金受付センター【電話】045・550・5125。防犯ステッカー作成の問合せはタウンニュース社【電話】045・913・4141。

歌って健康になろう 上寺尾小コミハで講座

 上寺尾小学校コミュニティハウスで11月22日、講座「歌って健康」が開かれる。

 「お腹から声を出して、楽しく歌って心も体もリフレッシュ」がテーマ。講師は市内在住のジャズボーカリスト、高橋明子さんが務める。

 午前10時から11時30分まで。参加費300円。一般対象で定員30人。申込みは10月26日10時から同館窓口(電話は午後1時から)。(問)同館【電話】045・585・3770

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色づく大花壇※9月26日撮影

里山ガーデン(旭区) 100品種15万本の大花壇 19日まで公開

 里山ガーデン=旭区=を花々が彩る「秋の里山ガーデンフェスタ」が10月19日まで開かれている。午前9時30分〜午後4時。入場無料。

 フェスタは横浜市と(公財)横浜市緑の協会の主催で、春と秋に行われている。

 今秋のテーマは「夕焼け色の丘」。市内最大級という約1万平方メートルの大花壇では、コスモスやサルビア、ジニア(百日草)など約100品種15万本の花々を楽しめる。

 期間中は軽食やスイーツなどのキッチンカーも出店。「GREEN×EXPO 2027」のフォトスポットなども用意されている。

 9月26日に近隣から訪れていた2人は、「何度も来場している。毎回、凝った作りの花壇を観ることが楽しみ」「初めて来ました。花がきれいで写真映えしますね」とそれぞれ楽しんでいた。

 里山ガーデンは、よこはま動物園ズーラシアに隣接。相鉄線の鶴ケ峰駅と三ツ境駅、JR横浜線・市営地下鉄の中山駅から「よこはま動物園」行きバス終点下車。里山ガーデン正面入口までは徒歩15分、または無料シャトルバス。

 問い合わせはガーデンネックレス横浜2025事務局【電話】050・5548・8686。

陶藝倶樂部が支援バザー 収益をホスピスに全額寄付

 鶴見区内で活動する横濱陶藝倶樂部が、会員の作った作品を販売して金沢区にあるこどもホスピスの支援に充てるバザーを10月30日から11月2日まで行う。

 支援先は「横浜こどもホスピス うみとそらのおうち」。重い病気を抱えて入退院を繰り返す子どもたちとその家族が一緒に過ごせる施設で、認定NPO法人が運営している。

 同倶樂部代表の山本秀夫さんが同ホスピスを訪れた際に、「親子の明るい姿に元気づけられた。施設のことを多くの人に知って欲しい」とバザーを企画し、2年前から定期的に行っている。

 今回のバザーは同部工房=市場富士見町8の7=で開かれ、約30人の会員が作った作品を1点100円〜5000円ほどで販売。収益の全額を同法人に寄付する。

 販売は午前10時から午後5時まで。問い合わせは同倶樂部【電話】045・521・4864。

馬場4丁目公園でお祭り 10月19日に

 地域の交流とにぎわいづくりを目的とした「馬場4丁目公園フェスティバル」が10月19日、同園で開かれる。

 周辺4つの自治会町内会と寺尾商和会が協力。それぞれがブースを開き、カレーやソーセージ、各店自慢の菓子やパンなどを販売する。午前10時から午後1時まで。雨天中止。

西洋美術における抜歯 鶴大図書館で企画展

 鶴見大学図書館で企画展示「歯科と美術 第1回西洋美術における抜歯」が10月24日から11月29日まで開かれる。

 様々な美術作品の中に描かれ、独特の存在感を放ってきた歯科医療の様子。今回は17〜19世紀のヨーロッパの絵画や版画を中心とした作品を通して、当時の人々が歯科医療をどのように受け止めていたのかを探る。

 詳細問い合わせは同大【電話】045・580・8274。

参道はこのにぎわい(写真は過去)

總持寺で「夢ひろば」 祭り 10月26日に

 大本山總持寺の参道や境内を会場に10月26日、「第11回つるみ夢ひろばin總持寺」が開催される。時間は午前10時から午後3時まで。

 このイベントは、同寺と区民などからなる実行委員会が企画し、能登半島地震と輪島市にある總持寺祖院の復興支援も目的としている。

 毎年、参道を埋め尽くすほどの人でにぎわう祭り。当日は参道両側を門前バザールと題し、鶴見みやげや能登の物産販売、多国籍料理のほか、地域活動団体の紹介ブースなど約50の模擬店が並ぶ。

 鶴見大学記念館記念ホールでは、地元小学生らによるダンスや中学・高校吹奏楽の演奏、鶴見邦楽連盟による邦楽演舞など幅広いパフォーマンスが。また、總持寺僧侶が仏教音楽「声明」を披露する。

 キッズコーナーではむかしあそびや二ツ池の生き物展示など。三松閣の「文化ゾーン」では、区茶華道協会による華展や立礼茶席、能登半島・總持寺祖院復興支援パネル展、郷土史展などが開かれる。その他にもスタンプラリーやはしご車、起震車体験、戦後80年万灯供養会なども。

 25日・26日には隣接の鶴見大学で学園祭「紫雲祭」も行われる。

 雨天決行・荒天中止。入場無料。駐車場なし。問合せは鶴見区文化協会【電話】045・582・0881または總持寺【電話】045・581・6295。

約80人が参加した講座

薬物乱用防止教育の担い手養成 ライオンズクラブ国際協会330-B地区が講座

 神奈川県や山梨県などで奉仕活動を行うライオンズクラブ(LC)で構成されるライオンズクラブ国際協会330―B地区は10月8日、中区で「薬物乱用防止教育認定講師養成講座」を開いた。

 LCは各地の小中学校などで薬物乱用防止教室を実施しており、講座は教室で指導する講師を養成するため毎年開かれている。今回は、新たに講師を目指す人や資格更新の時期を迎えた講師ら約80人が参加した。

 参加者は、公益財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」や神奈川県警の担当者から、薬物乱用が心身に与える影響や取り締まりの現状について説明を受けた。

 同地区薬物乱用防止委員会の立山和也委員長は「薬物使用の低年齢化が進んでおり、小中学生のうちに薬物の恐ろしさをしっかり教えたい」と強調。県内の一部地域で教室が開催できていない現状にも触れ、「活動をさらに広げていきたい」と抱負を語った。

児童盗撮で逮捕・起訴の市立小学校教諭を懲戒免職

 横浜市教育委員会は10月10日、児童の盗撮動画をSNSで共有したり、わいせつな行為をしていたとして逮捕・起訴されている市立小学校の30代男性教諭を9日付で懲戒免職処分としたことを発表した。

 市教委によると、教諭は昨年10月に県内の施設で児童にわいせつな行為をした。さらに、今年1月には、児童の下着を撮影し、その動画をSNSで共有したほか、4月にも着替え中の児童を盗撮していた。

 市教委は今回の事件を受け、懲戒処分に関する指針を一部改正。法律や条例に違反するわいせつな行為は、被害者の年齢に関わらず、原則として懲戒免職とすることを明示した。

 下田康晴教育長は「極めて重大な不祥事。教育への信頼を著しく損なうもので深くお詫びする」とし、「性暴力は絶対に許さない。児童生徒のケアと再発防止に全力で取り組む」とコメントした。

男児盗撮の市児童相談所職員を懲戒免職

 横浜市は10月7日、市児童相談所の一時保護所で保護中の10代男児を盗撮した20代の会計年度任用職員を懲戒免職処分にしたことを発表した。

 市によると、職員は今年6月、就寝中の男児の尻をスマートフォンで撮影。被害児童からの申し出で発覚し、児童相談所が警察へ通報。その後、職員は横浜地方検察庁に書類送検されていた。

朝井リョウさん(撮影:川口宗道)

直木賞作家・朝井リョウさん招き読書イベント 12月に市中央図書館 高校生~25歳以下の参加者募集

 横浜市教育委員会などは、直木賞作家の朝井リョウさんを招き、市内の高校生から25歳までの若者を対象にしたイベントを12月19日(金)に市中央図書館=西区=で開催する。

 朝井さんは2009年に『桐島、部活やめるってよ』でデビューし、13年に『何者』で直木賞、21年に『正欲』で柴田錬三郎賞を受賞している。

 イベントは、市が「二十歳の市民を祝うつどい」(旧成人式)で配布している冊子「はたちの20冊」の特別企画 。事前に寄せられた進路や就職などの悩みに、朝井さんがおすすめの本を紹介しながら答えるほか、20歳の公募市民による「つどい」の実行委員との対談も行われる 。

 参加無料。午後7時から8時15分。定員は50人で、応募多数の場合は抽選。申し込みは市のサイトから10月31日(金)まで。

 問い合わせは市教委生涯学習文化財課【電話】045・671・3282。

定例会見に臨む山中市長

日産、マリノス筆頭株主継続に山中市長「市民の安心につながった」 スタジアム命名権は協議中

 横浜市の山中竹春市長は10月9日の定例記者会見で、サッカーJリーグの横浜F・マリノスを運営する日産自動車が筆頭株主を続ける意向を示したことについて「力強いメッセージ。市民の安心につながった」との認識を示した。

 日産がマリノス株の売却を検討しているという報道を受け、10月3日、市と横浜商工会議所、横浜市スポーツ協会が連名で日産に市内での活動継続を要望。日産は同日にホームページなどで「横浜F・マリノスの筆頭株主であり続けます」と発表していた。

 山中市長は会見で「(要望した)その日のうちに力強いメッセージがあった。市民の安心につながったのではないかと思う」と日産に感謝の意を示した。マリノスについては、「市民の愛着と誇りである大切なプロスポーツチームであり、Jリーグ発足時から横浜の象徴として活躍してきた」と述べ、今後も「市としてできることを行いたい」とした。

 一方、再検討を指示した日産スタジアムの命名権については、「日産とすでに協議を開始している」としたが、内容などについては回答を控えた。

「土木事業者・吉田寅松」65 鶴見の歴史よもやま話 鶴見出身・東洋のレセップス⁉ 文 鶴見歴史の会 齋藤美枝 ※文中敬称略

アメリカから凶作地支援

 自転車乗りで名を馳せた吉田寅松の三男、勝三は、明治十五年三月に生まれ、明治二十五年に北寺尾の寅松の生家である鶴田家の家督を相続し、鶴田姓を名乗った。

 勝三は、富士山で自転車競走をしたあと、父寅松からの資金提供をうけ、明治三十七年にアメリカに留学し、ボストン大学を卒業、さらにエール大学に入り工学を学んできた。

 勝三がエール大学に在学中の明治三十八年、日本の東北地方では冷害で大凶作・大飢饉が起こっていた。「天明以来の大飢饉」「東北三県大凶作」といわれ、被害は特に宮城県(八十七%減)・福島県(七十六%減)・岩手県(六十六%減)で甚大であった。

 このニュースはアメリカにも届いた。朝日新聞明治三十九年四月十日に「在米国日本人倶楽部の凶作地救済演芸」の記事がある。

 「東北凶作の報、米国ニューヘブン市のエール大学に伝わるや、同市在留の日本人倶楽部員は一同協議のうえ救済演芸会を組織し、中川末吉、鶴田勝三、鈴木市之助、瀬川巌、松尾武夫の諸氏率先運動し、同市貴婦人の賛同を得て三月十二、十三の両日ガレーヂ、ストリート、ホールに開演し、一千五百円の入場金を得た。演芸会は、ことごとく日本人学生の手になり、エール大学音楽部の寄付演奏あり、二三の日本人技藝家をニューヨーク市から招聘し大成功をもってその終わりを告げた。番組中日本劇は非常の喝采をもって迎えられたりと同地より通信ありたり」

浅野総一郎の三女と結婚

 鶴田勝三は、エール大学を卒業して明治四十一年に帰国し、浅野総一郎の三女幸と結婚した。

 華族女学校出身で美人の誉れ高い幸は、明治三十三年に渋沢栄一の媒酌で第一銀行の清水泰吉と結婚し、日清戦争後に夫の勤務地朝鮮で一男二女をもうけたが、泰吉が早世し、若くして未亡人になっていた。美しい未亡人幸は、容姿端麗な二つ年下のアメリカ帰りの青年、鶴田勝三と恋に落ちた。

 幸の父浅野総一郎は、留学前に自転車競技の名手として名を馳せていた勝三のプレイボーイ的な華麗な経歴を危惧し、二人の結婚に猛反対。幸は勘当されたが、法曹界の権威常松栄吉の仲立ちで許され、勝三と結婚した。

 アメリカで先進的な工業技術を学んできた勝三は、浅野総一郎が力を入れていた関東水力の経営をまかされた。その後も数度にわたりアメリカの水力発電所を視察し、最新の技術や知識を活かして、その実力を発揮した。

 昭和七年、鶴田勝三は、磐城炭鉱株式会社の技術顧問として、大正二年に坑内湧水により水没し、十八年間採掘不能で廃坑になっていた磐城炭鉱綴竪坑を再生させた。

 水没区域の溜水と湧水を排出するため、綿密に現地調査を試み、水力工事の施工に用いていたセメント注入法で出水口を閉塞し、湧水を完全に阻止し、排水も容易に完了させて、日々数百トンの出炭を可能にした。

 鶴田が採用した高圧ポンプ設備と急硬セメントによる強力施工法セメンテーションは、一八六四年(元治元年)にフランスのフォチャーが試み、その後イギリスのフランソワーなどによって使われていたが、日本では初めての試みだった。廃坑を再生させた点では、世界的な記録とも言われている。

 この工法を採用するにあたっては、水力会社や鉄道技師などに協力を求めて難工事を完成させた。鶴田勝三は、土木請負業で一代を築いた吉田寅松の人脈や生きざまを受け継ぎ、磐城炭鉱株式会社中村電氣株式會社社長、武藏水電株式會社專務取締役、鶴見埋築株式會社水力部長、昭和礦業常務、磐城炭礦常務、土木雑誌「工事畫報」社長などを歴任し、妻の幸とともに大本山總持寺の浅野家の広大な墓地の中に眠っている。