鶴見区 人物風土記
公開日:2025.10.16
10月から運用開始した生麦第2救急隊の隊長を務める
宗像 晶さん
鶴見中央在勤 57歳
1分1秒でも早く現場へ
○…「1分、1秒でも早く救急需要に応えたい」。生麦消防出張所で2隊目となる救急隊の隊長として、熱い思いを語る。救急需要の増加に伴い出場件数も増え、朝一番で出場して夜まで出張所に戻れないことも珍しくない。大変な職務だが、「市民の皆さんが安心して過ごせるように全力で対応するだけです」と柔らかく語る。
○…福島県出身。兄が千葉県で消防士を務めていて、高校生の頃からよく話を聞いていた。その活躍を聞くうちに背中を押され、消防の道へ。地元では募集が限られ、高校卒業後に上京して横浜市消防局に入局した。最初は消防士を務め、「火災現場で火に囲まれて怖かった時もあります」と振り返る。そして救急隊員として様々な現場で活動する中で、転機となったのは11年前に取得した救急救命士の国家資格。薬剤投与や医師の指示下での器具を使用した気道確保など、救急隊員以上の処置が可能な救急救命士。「より多くの命を救うことができれば」とさらに思いを強くし、「救命士としてはまだまだ若手ですが、日頃から勉強を続けて確実な対応ができるように」と強い責任感で語る。
○…24時間勤務の当直を終え、自宅に帰ると夏から飼い始めた保護猫が癒しの存在だとか。「一緒に暮らし始めてから優しくなった気がします。妻と相談して増やそうかな」と笑顔を見せる。
○…一刻を争いつつも適切な処置が不可欠な救急の現場。「何が起こるか分からない現場で完璧なマニュアルはない」と話すが、隊長として大切にするのが隊員や傷病者とのコミュニケーション。「傷病者も安心できるし、ここを確実にやることが隊長としてのやりがいです」。地域住民の命を守るため、今日も現場に駆けつける。
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