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鶴見区 教育

公開日:2025.10.16

不登校児童らに無料健診を
区内NPOが市に要望書提出

  • 市の担当者に要望書を手渡す青島理事長(左)

 佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人フリースペースたんぽぽ(青島美千代理事長)が10月9日、不登校の児童・生徒が学校外でも無料で健康診断を受けられるよう求める要望書を横浜市に提出した。

 不登校の児童生徒は全国で30万人超、横浜市内でも約1万人を数える。その多くが学校での健診を受診できておらず、病気などが見つかりにくい環境にある。また、学校外で受診する場合は費用が保護者負担になっているという。

 この問題に対しては横浜市会でも昨年取り上げられ、市は実態調査を実施。そして、横浜市医師会らの協力を得て、今年度に市内の小中学校4校で試験的に学校外での健診を行った。また、国では総務省による全国市区町村の教育委員会などに対して実態調査が10月から行われている。川崎市でも独自の環境整備が進められている。

 今回の要望は、横浜市で子どもたちが希望すれば学校外でも健診を無料で受診できる制度をつくること、制度設計に際しては当事者や保護者の声を聞くことなどを求めている。要望書を受け取った市の担当者は「横浜市としては来年度に向けて、実施規模や方法について横浜市医師会、歯科医師会と検討している」と説明。同法人の青島理事長は「取組みが少しずつ進んでいることを知れて良かった。早期に改善されることを願っています」と語った。

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